藤原直哉の記事

藤原直哉が綴る遠山郷

お気楽ロハス塾を月の半ばに遠山郷で毎月開講!

さて、今年の南信州、遠山藤原学校のテーマ、一期一会のリーダーシップ。

もうひとつの大きな柱は、ロハス塾の開講です。題して『お気楽ロハス塾』

遠山藤原学校では以前から農園を持っていて、季節の野菜や雑穀、根菜類などを栽培しています。ところが今まで月一回の遠山藤原学校研修ではなかなか農作業や農産物加工に手が回りませんでした。

そこで今年は月の半ばに農作業と農産物加工に絞った塾を開講することになりました。担当は遠山藤原学校スタッフで、自らロハスな生活をずっと続けてきた吉田裕一さんです。吉田さんのハンドルネームはユーポン、yuponです。どうぞよろしくお願いいたします。

以下にその要綱があります。

ただし、3月、4月は遠山郷はまだ寒くて十分に農作物が収穫できないので、この2か月は吉田さんの自宅がある長野県北安曇郡池田町での開催となります。また6月も吉田さんの自宅の近くの田んぼで田植え。さらに天気や諸事情が許せば4月上旬の日曜日は春スキー、8月は南アルプスの主峰、聖岳登山を予定しています。さらに当社スタッフ岩本寛の英語塾も適宜開催します。

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消費税率も上がることですし、ここは自力で良いものを畑から作れる実力がまちがいなく身を助けます。どうぞこちらにもみなさん多数お出かけください。

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(おわり)

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「一期一会」のお庭づくり

今年は、遠山藤原学校研修中に3時間ほどで作れるお庭を、みなさんに作っていただきます。指導するのは造園業が専門の遠山郷スタッフ、久志公洋さんです。

まず完成したお庭の見本は下の写真のようになります。大きさがわかるようにコーヒー缶を置いてあります。

これが一期一会の箱庭、題して『松竹梅』です。

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先ほどと同じように輪郭と色を強調してみます。ここには型とゆらぎが輪郭と色の両方に入っています。

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では一期一会の箱庭、『松竹梅』の作り方をご紹介します。

まず2×4の木材を1本用意します。

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そしてお好みの寸法に切断して、ビス止めして箱を作ります。
それからそれだけでは味気ないので、ガスバーナーで焦げ目をつけます。

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こんな感じに仕上がります。

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焦げ目をつけたら、箱の底にビニールを張りつけ土がこぼれないようにします。ビニールはビス止めです。

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次にいよいよ作庭です。客土を入れ築山を作ります。使用したのは軽量な市販の培養土です。これで築山を作り、石をのせて岩を組みます。石は遠山郷で各自拾っていただきます。

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ここでの基本は石組みの中心はお庭のど真ん中に来ないようにすることです。

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石組みができたら、植栽です。遠山郷で各自みつけた小枝などを切ってきます。

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植栽といっても枝を土にさすだけです。

今回のテーマは『松竹梅』ですから、松・梅・竹を石組みにバランスよく配置します。

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植栽の次はいよいよ仕上げ作業です。

まず、苔を調達します。付近の側溝の脇などでよく見かけます。

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ゴミ等を掃除して、霧吹きなどで水分を与えると生き返ります。

こうして少しずつ割って貼付けていきます。

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こんな感じです。どうです?側溝の脇にあったときはあんなに汚かったのに、奇麗でしょう!

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次はいよいよ総仕上げの砂利敷きです。今回はたまたま在庫で持ち合わせていた赤色の玉砂利を使用しました。

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最後は霧吹きで水をかけて奇麗にして完成です。

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一期一会の箱庭、『松竹梅』

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いかがでしたでしょうか。研修では同じものを作るのではなくて、季節に合わせ、それぞれにイメージをもって専門家の指導のもとに作庭していただきます。

こうして、決してふたつとない自分だけの庭を、自然の中から自分で作ることができれば、それは自分自身にとっても大きな前進になります。型とゆらぎです。

詳しい日程等は本ブログ等で順次公開していきますので、どうぞこの機会に南信州遠山郷で一期一会のリーダーシップを勉強されてください。

(つづく)

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遠山郷から日本が変わる、一期一会のリーダーシップ (5) とりあえずのまとめ

さて、こうしてみてくると、自然の奥深さがよくわかります。ここまでの考察を整理すると以下のようになります。

1、自然には型がある
2、型に合ったものは違和感がない
3、自然にはゆらぎがある
4、ゆらぎは懐かしい、美しい、命を感じる
5、型とゆらぎが合わさった現実は決して繰り返しのない一期一会である

すなわち人はまず型を学び、何度も何度も型を繰り返す。ところがそれは単なる規則の繰り返しではなくて、ゆらぎが入ることで毎回毎回が一期一会であり、そこに生命の源を感じる瞬間がやってくる。だから人はどんなに単調な人生に見えても、死ぬまで一期一会の幸福を得ることができる。

どうでしょうか。そういう精神と戦略に則って自分と人をリードしていくのが一期一会のリーダーシップです。これが再生後の日本を運営する最も重要なリーダーシップであり、これこそまさに健康と持続可能性の高い生活そのものと言っても過言ではありません。

莫大なエネルギーを使う今の生活から見れば、健康で持続可能性の高い生活は単調でつまらないように見えるかもしれません。しかしそれが本当はまったく反対なのです。むしろ今の生活のほうがゆらぎなくて単調で生命を感じず、人工的で不自然な規則性に満ちていて汚いのです。だから、やはり続かないのです。

そしてこの5つに加えてもうひとつ大変大事なことがあります。それは、遠山郷でお話しします。

実際に今年の研修では遠山郷で座学のほかに、一期一会を実感していただく体験を行います。それはお茶会への参加であったり、里山や廃村の散策、あるいは専門家の指導による「一期一会のお庭づくり」など、まだまだいろいろとメニューをそろえるつもりです。

では、「一期一会のお庭づくり」とはどんなものか、次にご紹介しましょう。

(つづく)

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遠山郷から日本が変わる、一期一会のリーダーシップ (4) 型とゆらぎ

しかしゆらぎが大切だからと言って、木や石で作れば何でもよいというわけではありません。

たとえば下の写真を見てください。木で作られた建物です。何か不自然ですね。やはり景観にはデザイン、型があって、型からあまりはずれたものはたとえゆらぎがあっても美しいとは思えません。景観に型は大切です。見て美しいかどうかは人が実際にどう思うかですから、葛飾北斎の富嶽三十六景や歌川広重の東海道五十三次のように、多くの人が見て違和感のない景観がよいと思います。

おそらくディズニーランドもまず最初に芸術家が絵を描いて、それに合わせて建物を建てていったのでしょうから、都市計画も最初に芸術家が絵を描いて、それに合わせて建物や道を作ったほうがよいのではないでしょうか。

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しかし、たとえどんなに不自然なものでもずっと朽ちていって、ほとんど土にかえりそうになるぐらいまでいくと、それまでゴミに見えていたものが自然の一部のように見えてきます。下の写真は遠山郷の廃村跡に残っていた廃車です。

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よく山のなかの廃線跡や廃村跡を探訪する人がいますが、こういう面白さなのでしょう。

下の写真は遠山郷に残っていた旧秋葉街道と、沿道の石垣です。今から60年ぐらい前までは、このあたりも多くの人や馬が通り、たくさんの家があって、人々がにぎやかに生活していました。

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自然は偉大なもので、人がどんなに不自然なことをしても、やがて自然に戻してしまうのです。そして不自然な型は消滅し、土や石は残ります。

一方、下の写真の左側のお家。確かに木造の風情のありそうな建物ですが、散らかっていて、美しさがないですね。

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ゆらぎは大変微妙なもので、人工的で不自然な規則性が色濃く残っていると、そこにゆらぎが入るとかえって汚く見えます。ごみの埋め立て地の光景がそうですし、片付けの悪い、掃除の行き届いていない景観がそうです。

ですからやはり景観には「お手入れ」が常に必要です。

またゆらぎのある光景と、ない光景の混在にも注意が必要です。下の写真はお寺の参道の階段です。上のほうが手で石を積んだ昔の階段、下のほうが現代に作り直したコンクリートの階段です。また手すりは石の階段のところにステンレス製がついています。

景観を考えていろいろ工夫することは可能でしょう。

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それからもう一度、上の旧秋葉街道の写真を見てください。道は曲がっていますね。多くの昔の道は曲線から構成されていて、直線が長くどこまでも続くことはまずありません。

実は自然もそうで、たとえば水は流れ下るときに自然に曲がり、自然にムラができます。整然とまっすぐ上から下に落ちてこないのです。このことは不思議ですらあります。

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ですから景観においても効率だけを考えた直線や、一定の曲率の曲線を多用すると不自然になってきます。むしろ逆転の発想で自然のアップダウンや山谷を生かしたインフラのほうが「豊か」ではないでしょうか。

(つづく)

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遠山郷から日本が変わる、一期一会のリーダーシップ (3) 遷宮に学ぶ知恵

さらにゆらぎは教室のなかにもあります。

下の写真は遠山藤原学校で講義をする時に使わせていただいている旧木沢小学校2階の教室です。とても趣があり、長くいても疲れない部屋です。

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この写真もまた画像ソフトで輪郭と色の変化を強調してみます。輪郭にも色にもゆらぎがたくさんあります。

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一方これは、東京大学教養学部(駒場)にある昔ながらの教室です。

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輪郭と色の変化を強調してみると、ゆらぎは少なそうです。果たしてどちらの教室のほうが学生にとって心地よいでしょうか。

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何か生命感の高い生活、勉強、仕事をしようというときに、今のような効率一点張りで、景観としても規則性ばかりでゆらぎがない空間というのは、これからの時代にはかえって「貧しい」ことかもしれません。

たとえば次のつり橋の写真を見てください。遠山郷にかかる、あるつり橋です。踏板が木でだいぶゆらいでいて、風情はありますが、ちょっと危なそうでもあります。

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一方、これは遠山郷の市街地です。立派な舗装道路です。安全そうですが風情はありません。

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さて、どちらがよいのでしょうか。風情はあるけれど危なそうな道、風情はないけれど安全な道。

実はこれは二律背反ではないのです。風情はあるけれど安全な道は作れるのです。すなわち、つり橋の踏板を、新しい板に交換すればよいのです。木は新品でもアスファルトに比べればゆらぎがあって風情がありますし、時間が経つと急速に色が変わっていき、風情が増します。そして強度に問題が出るぐらいまで劣化してきたら、新しい木に交換すればよいのです。

下の写真もそうです。遠山郷の熊野神社です。風情のある木の鳥居です。でも何となく倒れそうな予感がします。そうしたら、二度と倒れないようにということでコンクリや金属の鳥居にするのではなくて、また木の鳥居を建て直せばよいのです。

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お宮も老朽化が進んだら、また木のお宮に建て替えればよいのです。

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遠山郷にも鉄で鳥居を作ったお宮があります。ところが錆びてくると帰って風情がなくなりますし、もっと錆びると突然折れて倒れる可能性があります。

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錆びる鳥居を作るくらいなら、もう少し張り込んで、石の鳥居にしたほうが風情があるかもしれません(静岡県浜松市水窪の山住神社)。

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こうしてみてくると、伊勢神宮や出雲大社で定期的に遷宮をするというのは大変意味のあることだということがわかります。お宮が新調された時は新鮮な美しさがある。一方建て替え間際には成熟した美しさがある。そして建て替えることによって材木の需要が生まれて森林整備が職業として成り立つようになり、職人の技も継承され、人々は常にゆらぎのある心地よい空間に安全に住むことができる。

もし、旧木沢小学校の老朽化が進んだらどうすればよいのか、また木で立派な学校を建てればよいのです。それが、これからの時代の「豊かさ」ではないでしょうか。

(つづく)

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遠山郷から日本が変わる、一期一会のリーダーシップ (2) ゆらぎのある景観・ない景観

織機の音のように、規則性があるのにゆらぎがあるというのは、自然界でよく見られることです。

たとえば下の紅葉した木。これは遠山郷で撮影したもみじの写真です。

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この写真を画像ソフトで処理して輪郭と色の変化を強調させてみます。

すると輪郭は複雑であり、色もたくさんの中間色があることがわかります。もみじの葉と木はどこでも同じように思えるので、ひとつのもみじの形を作って、それをコピーしてつなぐと、恐らくまったく趣が出ないでしょう。どこを見てもふたつとないゆらぎが入っていると思われるからでです。

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あるいは遠山郷にある旧木沢小学校の校舎。

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これも同じように輪郭と色の変化を際立たせてみます。すると輪郭は単純な直線で組み立てられているのではなくて微妙に曲がっていて、また色もたくさんの中間色があることがわかります。

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一方、大都会の高層ビルの写真を見てみます。

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同じように輪郭と色を強調するとどうでしょう。規則性が強くみられる反面、ゆらぎがほとんどないことがわかります。むしろゆらぎがあるのは空の色で、大都会で空を眺めるとホッとするというのも理由がありそうです。

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あるいは大きな橋です。

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これも輪郭と色の変化を強調してみます。するとはやはり橋そのものにはゆらぎはなく、あるのは空のゆらぎです。

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こうしてみてくると、田舎の景観は大都会の景観と比べてゆらぎが多そうです。そしてこのゆらぎの多さが、実は人の気持ちにとても良い働きをして、だから田舎の景観を見るとホッとするということがあるのではないでしょうか。

でもしかし、田舎、大都会と言ってもその基本は規則性の周りにゆらぎがあるかないかです。ですから本当は大都会でもゆらぎのある景観を作ることは大いに可能なはずです。

しかしそれはおそらくコンクリートや鉄でできた今のような構造物を並べることでは無理だと思われ、都市計画や都市を作る材料をゆらぎのある世界と素材に抜本的に直す必要があります。

(つづく)

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遠山郷から日本が変わる、一期一会のリーダーシップ (1) 一期一会を体感する

2014年の遠山藤原学校は、「遠山郷から日本が変わる」という根本理念のもと、

『一期一会のリーダーシップ、「ゆらぎ」から始まる新しい人生・新しい社会』

と題したテーマで開催します。

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さて、何が始まったのかとお思いかもしれませんが(笑)、一期一会という言葉はご存知だと思います。この言葉そのものは幕末に大老を務めた彦根藩の井伊直弼が自著のなかで使った言葉で、一生に二度とない出会いを大切にする、という意味です。

ちょっと話は変わりますが、織機って知っていますか?布を織る機械です。私が子供のころは地方に行くとよく織機があって、その音が実に心地よくて、よく立ち止まってその音を道端で聞いていました。

今はユーチューブにいろいろな織機の音がアップされています。ここもそのひとつです。

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実にいい音ですね。最初の1分ほど、音だけ録音させていただくとこのようになります。1分聴いてみてください。

次に、ちょっとこの音を加工させていただいて、次のような音にしてみました。これをまた1分聴いてみてください。

どちらが良いでしょうか。私が聴くと、最初の音は自然ですが、2番目の音は何か耳にしっくりこないというか、ちょっといらいら感が募るような音です。

実は2番目の音は、1番目の音の最初の5秒ほどを録音して、それを繰り返し何度も再生させているだけなのです。

織機ですから機械が回転運動、往復運動をしています。したがって音も周期的になるはずだから、同じ音を繰り返せば十分ではないかと考えてしまいます。

ところが違うのです。同じような繰り返しの音に見えても、実はその音の波形をよく見ると、1回のカシャンごとに結構波形が違うのです。下の写真はステレオで録音した音の時系列での波形と、下はそれを周波数領域で表したものです。

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そしてこれが最初の5秒間の音の繰り返しです。周波数領域での波形もとてもよく似ていますが、実際に聴いたときの感じ方はだいぶ違います。

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すなわち、世の中には単調に繰り返されているようにしか見えないものがありますが、実は自然は偉大で、どんなに繰り返しがあるように見えても、同じものは決してふたつとないのです。

我々はデジタル時代に慣らされて、何でもコピー・ペイスト(複写・貼り付け)で物事を済ます癖があります。しかしこれは自然の姿とは決定的なところで違うようです。

それは見聞きした感じは一見して同じですが、長く接するとその違いがどんどん浮かび上がってきて、やがてコピー・ペイストでは堪えられなくなってしまうのです。

これも、偽物と本物の違いであり、自然はすべて、一期一会なのです。決して同じ繰り返しはふたつとないのです!

ふと気が付くと今の我々は大量生産、デジタル化のなかで、自然の一期一会を忘れてしまい、それがどこかで我々の生命力を減退させてしまっているような気がして仕方がないのです。

(つづく)

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遠山郷を舞台にしたCM

サカイ引越しセンターが、遠山郷を舞台にCMを制作し、現在放映中です。

http://www.youtube.com/watch?v=WKubmcjyxPA

このCMをご覧になった方々が全国から遠山郷にいらしています。

ちなみに、CMのなかに出てくる学校は、木沢地区にある旧木澤小学校

http://www.tohyamago.com/kankou/kizawa/index.html

曲がりくねった道は、下栗(しもぐり)地区のビューポイントからの風景

http://www.shimoguri.com/

まっすぐな橋は、国道418号線南和田の大町地区の入口にかかる天満大橋です。

http://www.tohyamago.com/kankou/tenjin_camp/index.html

なお、下栗の里への道は非常に狭い山道です。ご訪問の際は、以下のご注意をお守りください。

http://www.tohyamago.com/WP/archives/6002

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2011年、遠山郷の秋

2011年、遠山郷の秋

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中央構造線の露頭を見つけました

日本列島を東西に走る大断層、中央構造線の露頭を遠山郷でみつけました。

(勝手に)名付けて、「小道木露頭」です。小道木地区にあるからです。以下の小道木露頭の写真は、岡本誠さんからいただきました。ありがとうございます!

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断層が幾重にも走っています。一番下の薄緑色の地層が粘土質の地層です。

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上の層が堅い砂岩のような層で、下が薄緑色の粘土質の層です。この粘土質の岩は乾いているとカチカチに堅いのですが、水に浸ると柔らかくなって弾力性が出てきて、さらに水に浸ると粉になってしまいます。青崩峠で見る青い地層、とにかくボロボロ崩れてくる地層はこれだと思います。写真で見ても見事に地層が上下で違っていますでしょう。

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このように指で押すと弾力性があって、岩が粘土となってへこみます。地下水が浸っているのです。この緑色の岩を取りだして水たまりの中に入れると粉になって溶けてしまいます。

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それからこの写真は中央構造線ではなくて、静岡県浜松市天竜区水窪にある、飯田線相月駅近くで見つけた大規模な土砂崩れです。よく見ると写真右側は緑色の地層です。崩れた場所の右と左で地層が違います。左側は風化した花こう岩という感じでした。遠山郷やその周辺は地層が非常にダイナミックなのです。

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