「一期一会」のお庭づくり
今年は、遠山藤原学校研修中に3時間ほどで作れるお庭を、みなさんに作っていただきます。指導するのは造園業が専門の遠山郷スタッフ、久志公洋さんです。
まず完成したお庭の見本は下の写真のようになります。大きさがわかるようにコーヒー缶を置いてあります。
これが一期一会の箱庭、題して『松竹梅』です。

先ほどと同じように輪郭と色を強調してみます。ここには型とゆらぎが輪郭と色の両方に入っています。
では一期一会の箱庭、『松竹梅』の作り方をご紹介します。
まず2×4の木材を1本用意します。
そしてお好みの寸法に切断して、ビス止めして箱を作ります。
それからそれだけでは味気ないので、
こんな感じに仕上がります。
焦げ目をつけたら、
次にいよいよ作庭です。客土を入れ築山を作ります。
ここでの基本は石組みの中心はお庭のど真ん中に来ないようにすることで
石組みができたら、植栽です。遠山郷で各自みつけた小枝などを切ってきます。
植栽といっても枝を土にさすだけです。
今回のテーマは『松竹梅』ですから、松・梅・
植栽の次はいよいよ仕上げ作業です。
まず、苔を調達します。付近の側溝の脇などでよく見かけます。
ゴミ等を掃除して、
こうして少しずつ割って貼付けていきます。
こんな感じです。どうです?
次はいよいよ総仕上げの砂利敷きです。
最後は霧吹きで水をかけて奇麗にして完成です。
一期一会の箱庭、『松竹梅』
いかがでしたでしょうか。研修では同じものを作るのではなくて、季節に合わせ、それぞれにイメージをもって専門家の指導のもとに作庭していただきます。
こうして、決してふたつとない自分だけの庭を、自然の中から自分で作ることができれば、それは自分自身にとっても大きな前進になります。型とゆらぎです。
詳しい日程等は本ブログ等で順次公開していきますので、どうぞこの機会に南信州遠山郷で一期一会のリーダーシップを勉強されてください。
(つづく)
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コメント
無法な時代に、無法な人物が、自分の無法ぶりに気づき、「恥を知る」瞬間があるとしたら、それはやはり、「この世には、深遠な美意識の世界がある」と認識した時なのでしょうか。
この世の多くの人々が、美しい町とは、美しい世界とは、美しい生き方とは、と自ら考えるような時代になると、無法も羞恥心に目覚めるかもしれません。
この箱庭作りも、幼子からお年寄りまで参加可能ですが、本気で取り組めば、いくらでも深い精神性が要求される作品にも通じていると思います。
昔の政治家は、自ら屋敷や庭園を設計したりするくらいの、東洋美の知性の持ち主も多かったと聞きます。そんな時代の呼び水に、この箱庭作りが、その一歩になるといいですね。
投稿: 佐藤 恵太 | 2014年3月11日 (火) 23時38分