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遠山郷から日本が変わる、一期一会のリーダーシップ (1) 一期一会を体感する

2014年の遠山藤原学校は、「遠山郷から日本が変わる」という根本理念のもと、

『一期一会のリーダーシップ、「ゆらぎ」から始まる新しい人生・新しい社会』

と題したテーマで開催します。

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さて、何が始まったのかとお思いかもしれませんが(笑)、一期一会という言葉はご存知だと思います。この言葉そのものは幕末に大老を務めた彦根藩の井伊直弼が自著のなかで使った言葉で、一生に二度とない出会いを大切にする、という意味です。

ちょっと話は変わりますが、織機って知っていますか?布を織る機械です。私が子供のころは地方に行くとよく織機があって、その音が実に心地よくて、よく立ち止まってその音を道端で聞いていました。

今はユーチューブにいろいろな織機の音がアップされています。ここもそのひとつです。

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実にいい音ですね。最初の1分ほど、音だけ録音させていただくとこのようになります。1分聴いてみてください。

次に、ちょっとこの音を加工させていただいて、次のような音にしてみました。これをまた1分聴いてみてください。

どちらが良いでしょうか。私が聴くと、最初の音は自然ですが、2番目の音は何か耳にしっくりこないというか、ちょっといらいら感が募るような音です。

実は2番目の音は、1番目の音の最初の5秒ほどを録音して、それを繰り返し何度も再生させているだけなのです。

織機ですから機械が回転運動、往復運動をしています。したがって音も周期的になるはずだから、同じ音を繰り返せば十分ではないかと考えてしまいます。

ところが違うのです。同じような繰り返しの音に見えても、実はその音の波形をよく見ると、1回のカシャンごとに結構波形が違うのです。下の写真はステレオで録音した音の時系列での波形と、下はそれを周波数領域で表したものです。

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そしてこれが最初の5秒間の音の繰り返しです。周波数領域での波形もとてもよく似ていますが、実際に聴いたときの感じ方はだいぶ違います。

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すなわち、世の中には単調に繰り返されているようにしか見えないものがありますが、実は自然は偉大で、どんなに繰り返しがあるように見えても、同じものは決してふたつとないのです。

我々はデジタル時代に慣らされて、何でもコピー・ペイスト(複写・貼り付け)で物事を済ます癖があります。しかしこれは自然の姿とは決定的なところで違うようです。

それは見聞きした感じは一見して同じですが、長く接するとその違いがどんどん浮かび上がってきて、やがてコピー・ペイストでは堪えられなくなってしまうのです。

これも、偽物と本物の違いであり、自然はすべて、一期一会なのです。決して同じ繰り返しはふたつとないのです!

ふと気が付くと今の我々は大量生産、デジタル化のなかで、自然の一期一会を忘れてしまい、それがどこかで我々の生命力を減退させてしまっているような気がして仕方がないのです。

(つづく)

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