木沢農園 どうしましょ?
yuponです
イサムさんのブログに遠山藤原学校・木沢農園のハクサイの様子がUPされました。
おお!見事にレースになっています。
これではまともな収穫は見込めませんね。
ハクサイの右側に虫よけのにんにくが伸びてきているようですが、ちっとも虫よけになっていませんね。「コンパニオンプランツ」が虫よけになる・・・というのを過信してはいけない証拠写真ですな。これは。
夏の炎天下 大量の水をまいて きれいに雑草を取り除いて 汗だくになって植え付け
活着させるために 日よけをかけたりはずしたり 大変苦労したのに・・・(泣)
7月末に定植したキャベツも虫に食われて全滅! (既に抜いて処分済み)
・・・・・これだけを取り上げると大変悲しい結果ですね。
さて、このハクサイは8月上旬に筆者(yupon)の自宅で種まきをして、ポットで育苗したものです。7月末に定植して全滅したキャベツは6月25日に種まきして同じようにポットで育苗しました。できた苗はうちの畑に植えたり、遠山へ運んで植えたりしました。元々同じ品種の種で、播いた日も同じ、ポット育苗に使った土も同じです。
以下、筆者(yupon)の自宅の畑の状態を紹介してみます。
キャベツとハクサイ うちではこのような状態になっています。
キャベツ 10月8日現在
ハクサイ
防虫ネットを張らなくても、ほとんど虫にも食われずスクスク育っています。
殺虫剤も一切使っていません。
この違いはなんでしょう。同じように植えて一方は全滅、一方はスクスク成長。木沢農園とうちの畑と、一番大きな違いは生物相の多様さの差です。
実はうちの畑は5年間、雑草を敵として取り去らず、虫も敵として取り除くことはほとんどせず、農薬化学肥料は一切使わず、そしてなるべく耕さず・・・そして土の表面を決して裸にせずに栽培しています。だから畑はありとあらゆる雑草と作物と生き物でいっぱいです。土を一握りつかんで手のひらの上でじっくり見ると、うちの畑の土は生き物でいっぱい。目には見えませんが、きっといろんな菌も住んでいるのでしょうね。いわば醗酵状態になっていると思います。
キャベツを植えつける前は春に植えたジャガイモを夏に収穫したあと、生えてきた雑草が背丈くらいに成長していました。 まるでジャングルですね。↓ とても畑とは思えません。
この雑草を刈り倒したところ ↓
刈り倒した雑草を取り除かずにその場で土に返し、一切耕さないで特別に肥料も石灰も撒かずに、キャベツのポット育苗した苗を、積み重ねた雑草を素手で少しかきわけて穴を掘り、植え付けしました。
現在のキャベツが植わっている畑の全体像です。↓
込み合ったところはこれから菜っ葉などを収穫したりあまりにジャマな雑草は切除きますが、キャベツは充分収穫が望めます。
おわかりになりますか?
いろんな雑草、勝手に芽をだして生えてきた菜っ葉(これもおいしい)に混ざってキャベツが生えています。ギシギシもエノコログサもカヤツリグサも ありとあらゆる雑草と共にキャベツが健やかに生長しています。
別の場所を見てみましょうか。
10月8日現在です。
キャベツの足元にはハコベ・オオイヌノフグリなどの冬~春の雑草がびっしり生えていましたが、その上から(雑草は抜かず耕さずに)「エリンギ=キノコ」の廃菌床のオガクズを5cmくらいの厚みで敷き詰めました。これはいわゆる炭素循環農法の一環です。
(このキノコ菌床からは2-3週間すれば多分エリンギがキャベツの間からザクザク生えてくると思います。10月の遠山藤原学校でお土産に持っていけると思います。お楽しみに)
ここは植える前はこんな状態でした。↓
中央にあるのはインゲン豆(マンズナル)。この右下の雑草が生えているところに、8月下旬に雑草を刈り倒して、雑草は取り除かすにその場で土に返し上記と同じようにキャベツを植え付けしました。(キャベツを『植える前は4-7月に金時豆を植えて収穫し、その後8月末まで雑草が育つのを放置していた)
このようなやり方でうちの畑の野菜は育っています。(野菜用の畑は約6アール、麦・雑穀・豆用の畑が7アール、それからまだまだ駆け出しの田んぼが2アール、自給のために作っています。お米はもっと増やしたいですね。トラクターとかは開墾時に借りてきて使用しましたが、いったん畝を作ってしまったあとは基本的には耕さないので、耕運機は使わない)
いわゆる「自然農法」というやり方です。草ボウボウのように見えますが必要なタイミングで人がちょっと手をだして作物の生長を手助けします。この手の出し方に育てる人間の個性が出るわけです。
さて、木沢農園、これから先どのように育てていきましょうか?
観光農園ですから、お客様が来られた時に草ボウボウでは見栄えがしませんね。
お客様にも草取りの実習をして良い汗をかいていただいています。
一ヶ月に一回しか行けない木沢農園で、うちの畑でやっている手法を応用して、ちゃんとした収穫が得られるようになるでしょうか?また、そのやり方をお客様やスタッフの皆さんに理解していただけるでしょうか?
スタッフの加藤大喜さんの農法からも大いに学ぶものがあります。
いろんな農法を試して、木沢らしい農法の確立をめざして、これからも試行錯誤が続くと思いますがよろしくお願いします。
あ、それと藤原さんがネットラジオや講演で「木沢農園の野菜はみんな動物に食われちゃって・・・今年はネギまで食われちゃって・・・」とおっしゃってるので、木沢農園はまるでダメ=全滅~~なように思われるかたもいらっしゃるでしょうが、ちゃんと実って収穫できている野菜もあるんですよ。
11月くらいに今年の木沢農園の収穫の良し悪しについて総括した記事を書きますね。
また、うちの畑の様子、自然農や炭素循環農法についても、僕のブログyuponのロハスな日々で時々記事をUPしているので、ご覧ください。
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コメント
虫に食われるのはやはり活力が無いせいでしょうか?
うちの白菜はブログに書いたとうり落ちこぼれの残りかすみたいな苗たちでしたが根がしっかりしていたであろうものはエリ-ト軍団をはるか上回る成長ぶりです
ですが必死で葉を出そうとする成長の遅いものほど
葉がよく食われます、頼むから生きようとする者の
邪魔をしないで、いつもそう思います
農についてはまだ素人ですが毎日見てあげられないなら全滅を回避する取り組みが必要でしょうか
林 芳弘 拝
投稿: 林 芳弘 | 2010年10月 8日 (金) 18時08分
アブラナ科の葉物野菜は、それを食べる昆虫がいっぱいいます。畑が雑草が生えてなくて、作物だけだと、どうしても虫はその作物だけをたべます。うちの畑は作物と雑草とそれから勝手に生えてきた菜っ葉など、食べるものがいっぱいありますから、虫は作物に集中しないでいろんなものを食ってるんだと思います。
畑に作物だけだと、どうしてもその中の弱いやつに虫害が集中するようですね。それと土中に畜糞系の肥料が多いようだと、葉物野菜は虫害が増えるようです。多分根から吸い上げられた畜糞由来の窒素の成分に惹かれて、虫が集まるんでしょうね。
小さい貸し農園で自然農はなかなか難しいとは思いますが、ここはちょっとじっくり土を育てるために時間をかけてください。
土を手ですくって今の状態をよくみておいてください。一年・二年 たつうちに、生き物(ダニとか微生物)が格段に増えてくるのがわかると思います。
そうなれば作物も自然に収穫量が増えてきます。
葉物野菜は秋・冬が育てやすいです。関西は暖かいので冬でも小松菜とか育つと思います。まだ空いている地面があるなら小松菜とか小カブとかの種を播いてみては?
それとエンドウ豆がこれからまきどきですね。
タマネギ(苗)も植え時です。
10月の木沢農園でもタマネギを植える予定です。
タマネギ苗は400-500本調達していきますので、ちょこっと苗を持って帰って林農園でも植えてみれば?
投稿: yupon | 2010年10月 8日 (金) 18時45分
yuponさん
豆類の種まきが遅れたのが響いています
反省
計画的にやらないといけないのがよくわかりました
豆も2、3週間早ければもうすぐ跡地利用ができたと思います
市民農園は綺麗にして草一本生さない位の意気込みで
皆さんやっておられます
当然有機肥料たっぷりコ-スになります
落ち葉や竹の葉で覆われている私の陣地はかなり
浮いています
お隣のおばあちゃんがこれがゆくゆく良い肥料になるね、何処から拾って来てるんだい
そんな風に理解のある方でしたので助かっています
大谷さんにアドバイスいただいた生ごみを土にあえるのも早朝誰もいない農園でやっています、夕方は人人人になります
個人的には雑草と共存する農園を見てみたい希望は
あります
林 芳弘 拝
投稿: 林 芳弘 | 2010年10月 8日 (金) 19時29分
播きどきに的確に播くというのが、最も重要な人間の仕事です。
場所場所により気候が違いますから、その土地の特徴をつかんでください。
僕はまだ、遠山の気候の特徴をつかんでいません。
例えば、タマネギの播きどきは長野県北部では9月10日といわれています。長ネギは9月20日です。それぞれ10日ずれたらうまくいかないでしょうね。早くまくと翌年タマネギはトウ立ちが多すぎる。10日遅いと、ちゃんとした苗にならず、結果大きな玉のタマネギができない・・・それくらい微妙ですね。
わかっていても、季節に追い抜かれっぱなしになるのが百姓仕事です。めげずに続けることが一番大事。
旬(10日)というコトバの意味をかみ締めてください。
投稿: yupon | 2010年10月 8日 (金) 20時00分
長年意識され・研究され・実験されて、実績を挙げられている農法を写真入で紹介していただきありがとうございました。
感心すると言うか、色々な方法で実績を挙げられていることに驚いています。
限られた時間と場所でアレモコレモとはいかないと考えます。
10月末にはキノコ菌(?)と木屑の投入が予定されています。
この期をチャンスとして、吉田さんが実践されている農法を一層徹底して遠山の地でも取り入れたらどうでしょうか。
月一農作業には向いているのではないでしょうか。
不耕起農法は、私も初めての体験ですので興味を持っています。中途半端ではダメだと思います。
限られた遠山の地で小まめに対応されておられると想像し、実績も挙げられているイサムさんとは対象的と興味が湧きます。
他のスタッフの方の意見も聞いて方向性を決めましょう。
その場合は、色々な方が出入りしますので、農園に注意事項(守っていただく事柄)の看板が必要ではないでしょうか。
投稿: 加藤 大喜 | 2010年10月 9日 (土) 12時39分
今晩は。
藤尾です。
本日、友人を連れて遠山郷入りです。
観光農園の様子を見ました。
葉ものは全滅かと思いましたが、元気なのもありました。
次回の藤原学校までこの状態が持つかどうか。
観察をいろいろとしながら勉強です。
投稿: 藤尾 | 2010年10月 9日 (土) 17時33分
大喜さん、
まあ、それでも今年は植えたものの半分くらいは収穫があったので良しとしましょう。
少しずつ良くなるでしょう。
藤尾さん、
よく観察してくださいね。落花生もいくつか掘って収穫して湯がいて味見してください。
伏見トウガラシとかピーマンも大きくなったやつは収穫して持ち帰りください。
石庭のほうの菜っ葉、(ワイノちゃんがばら撒きした菜っ葉ぼ種)多少は伸びていますか?
投稿: yupon | 2010年10月 9日 (土) 18時30分
吉田さんへ
吉田さんは自宅の周辺で不耕起農法を実践されているのだから遠山郷までもというところでしょうか。
写真から感じた実績を毎月直接見てみたいモノだと思うのですが・・・
前回メールを送ってから、不耕起農法は苗を育ててから定植することが多いのでしょうから、そうすると吉田さんの負担が増えてしまうかなと思いつきましたが・・・(私もしないわけではありませんが、少ない経験しかありません。簡易の温室は持っているのですが・・・)
兎に角、月一農作業なのですから、その辺をどの様にクリアーするかですね。
何を栽培するか。
山の若い衆と猪様の存在にどの様に対応するか。
今年の反省をして、来期の予定をしましょうか。
今月は妹夫妻を遠山に招いていますので、10月31日は早めに「しらそび高原ホテル」に向かいます。
10月29日は木沢宿泊予定ですので、そこで話し合いましょうか。
あわてることなく、冬場にユックリでいいでしょうか。 かつての習慣でしょうか、終わると直ぐに次の計画と言うクセが残っています。
投稿: 加藤 大喜 | 2010年10月10日 (日) 13時04分
吉田さんへ
吉田さんは自宅の周辺で不耕起農法を実践されているのだから遠山郷までもというところでしょうか。
写真から感じた実績を毎月直接見てみたいモノだと思うのですが・・・
前回メールを送ってから、不耕起農法は苗を育ててから定植することが多いのでしょうから、そうすると吉田さんの負担が増えてしまうかなと思いつきましたが・・・(私もしないわけではありませんが、少ない経験しかありません。簡易の温室は持っているのですが・・・)
兎に角、月一農作業なのですから、その辺をどの様にクリアーするかですね。
何を栽培するか。
山の若い衆と猪様の存在にどの様に対応するか。
今年の反省をして、来期の予定をしましょうか。
今月は妹夫妻を遠山に招いていますので、10月31日は早めに「しらそび高原ホテル」に向かいます。
10月29日は木沢宿泊予定ですので、そこで話し合いましょうか。
あわてることなく、冬場にユックリでいいでしょうか。 かつての習慣でしょうか、終わると直ぐに次の計画と言うクセが残っています。
投稿: 加藤 大喜 | 2010年10月10日 (日) 15時04分