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藤原文庫の本棚から

引続き、藤原文庫の本棚の一角を紹介します。

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世紀末の不安感を率直に示す本が並びます。恐怖であり当惑であり逃避であり。でもそうした後ろ向きの気持ちを乗り越えて、問題を積極的に解決しようとする人たちも出てきたのが90年代の末期です。侘美光彦先生の本がありますが、この先生は80年前の世界大恐慌の研究の第一人者です。それから、「国民」という概念が大きく変質している昨今、国民について研究した本もあります。

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80年代から90年代の中堅企業の管理職、経営者がよく読んだ本が並びます。この時代は力んで頑張ると量が伸びた時代でした。ですから目に見えて成果が出てきて、その意味では経営に激しいエネルギーが感じられた時代でした。一方、格差に関する本もあります。人材格差、今ではすっかり日本に定着してしまったようです。また海外で仕事をする人が増えたのもこの時代です。

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80年代から90年代の経営書には転換期とか新しいトレンドとかパラダイムという言葉がよく出てきます。巨大なバブル経済をはさんで、経営者が発想を根本的に変えないと生き残れないという危機感が広がった時代でした。実際に古くから続く企業や昔から安定した業界が次々と吹き飛んだりする様子を目の当たりにして、当惑する経営者もたくさんいました。

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