藤原文庫の書棚から(2)
引続き藤原文庫の書棚を紹介します。
量子物理学という言葉は使われませんが、波動という言葉は90年代に経営者に一気に広がりました。形のないエネルギーの世界を第一線の経営者が感じ始めるのもこの頃からです。書棚をみると破綻したダイエーの中内功さんについて書いた本があります。こういう本を読むと、要するにどんな理論や哲学も、合う時代と合わない時代があるということがわかります。したがって合わないときには破綻しないように静かにやっていれば良いのです。それを無理して時代を自分に合わせようとするから、破綻するのです。
流通の専門家である船井幸雄さんの本や流通関係の本が並びます。80年代、90年代は流通業に巨大変化が起きたときでした。この激しい時代を潜り抜けて日本の流通業はどのように成熟したのでしょうか。また、エクセレント経営という題が見えます。エクセレントとはすばらしいという意味ですが、エクセレント企業と人々から呼ばれた会社を、当時の日本人は決してすばらしい会社とは呼びませんでした。実際にそれから10年経って、当時のエクセレント企業の多くは変質してしまいました。
浅井隆氏の破綻本がたくさん売れたのも90年代です。これを読んだ人たちは自らの破綻をいかに上手に回避できたのでしょうか。また、松下政経塾の本が並んでいます。今の世界には同塾出身者がたくさんいます。しかしその評価は未だ定まっていません。何をどう教えていたのか、とても興味深いところではあります。
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