藤原学校木沢分校「藤原文庫」蔵書のご紹介(6)
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社会主義が大きく衰退したのも90年代。その一方で市場原理主義が世界を覆っていきました。さらにインターネットが登場したのも90年代。そのため百科事典が家庭や企業からさっと消えてしまいました。情報は多くの人たちが共有する時代の到来です。しかしそういう時代が来て人は昔よりものを考えなくなったと思います。知性の衰退です。
船井幸雄氏の本も90年代を通じて多くの人に読まれました。また春山茂雄氏の『脳内革命』は大ベストセラーになったあと、忽然と世の中から消えてしまいました。宇野正美氏のユダヤ陰謀論にも引き続きファンがたくさんいるようです。次元アップとか本物とかいう言葉もたくさん語られた時代でした。
90年代に百花繚乱となった経営論の本です。特に収益やシェアに焦点を当てた戦略論が大流行しました。根底の発想として経営は工学であり、人は常に合理的に行動するものとの暗黙の了解があるように感じます。90年代はグローバリゼーションが広がり、とにかくスピード感ある経営が先行し、人の気持ちがすっかり取り残された時代でもありました。
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