民からの日本創造!
皆さん、こんにちは。
NSP事務局の樋口です。
先週12日(土)に、都市計画研究会新春特別勉強会を行いました。
今回の会場は、飛鳥山公園内にあるこちらで、史料館見学と合わせた勉強会です。
今回のテーマは、
『渋沢栄一の目指した日本構想と産業興し
−インフラ整備への投資は地域社会に何をもたらすか−』と題し、
公益財団法人渋沢栄一記念財団研究部長の木村昌人氏を講師にお招きして、
91年の生涯を実業家として、社会事業家として、社会における公共を追求し続けた
渋沢栄一の想いと活動を学び、どのように21世紀の今を、
これからの日本をどのように創りあげていくかを考える機会となりました。
<渋沢栄一の目指した日本構想>
1.西洋列強の植民地にされずに、独立を保ちながら、近代化を成し遂げる。
2.民が主導して、官が協調し、豊かでモラルある国を創造する。
3.論語と算盤ー合本主義と道徳経済合一説で実行する。
<渋沢栄一が30代までに学んだこと>
1.論語を中心とする中国古典ーガバナンス・人間としての生き方
2.家業を通じて体得した商業センスと実務能力ー競争の功罪
3.政治活動の失敗ーバランス感覚の重要性
4.農民から武士へー一橋家で学んだ幅広い人間関係と情報力
5.フランス体験から学んだことー社会変革の手段としての合本主義
6.明治政府大蔵省で試みたことー士魂商才で日本を創造・官の限界
1.民の企業家精神と産業おこしこそ日本創造の中心
2.インフラ整備ースムーズな社会発展の基礎・人材育成が最も重要
例)金融(銀行・株式取引所)・交通(鉄道・海運)・情報(紙幣・新聞・雑誌)
王子製紙・教育(一橋大学)・文化(帝国劇場・JTB・帝国ホテル)など
※中央と地方のバランスのとれた発展ー富岡製糸場
※フロンティア開発による地域活性化 例)秩父開発・東北・北海道開発・田園調布
※実業界の創造ーパワーバランスの変化(政・官・軍+経済界)
※モラルある競争の必要性ー独占か合本主義 <渋沢栄一から学ぶこと>
1.とにかく粘り強いーやり遂げると言ったら、ブレることなく5年・10年言い続けた。
2.人の話を聴くことが上手いー1人15分と決め、多くの人を飛鳥山に招き話を聴いた。
3.トータルヴィジョンを持つ
ー日本全体をどうするかを考えながら、個人的に優秀な人たちを集める能力を持っていた。 勉強会の後半部分では、NSPの掲げる『総合特区』の実現に向けて
都市計画研究会としての今後の方向性や動きを
講師の木村氏を交えて、参加者の皆さんと一緒に話し合いました! 渋沢栄一の目指した日本構想『豊かでモラルある国を創造する』
NSPが目指す日本再生『健康で持続可能な社会を実現する』
→いくつも共通する点があり、
今回の勉強会を通してNSPの活動もまた一歩前進することができました! ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました 次回の都市計画研究会では、
和輪環プロジェクトとの合同イベントを
4月9日(土)に開催します
※詳細が決まり次第、ご案内させていただきます。 NPO法人日本再生プログラム推進フォーラム
事務局スタッフ一同
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