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2012年2月21日 (火)

藤原直哉の「21世紀はみんながリーダー」 2012年2月22日 日本も個の力からチームの力へ

日本も個の力からチームの力へ

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コメント

 ワタミの社員の過労死・労災認定ですが、社長の発した一言が波紋を呼んでいるようですね。

>労災認定の件、大変残念です。 四年前のこと 昨日のことのように覚えています。彼女の精神的、肉体的負担を仲間皆で減らそうとしていました。労務管理 できていなかったとの認識は、ありません。ただ、彼女の死に対しては、限りなく残念に思っています。会社の存在目的の第一は、社員の幸せだからです。

 これがワタミの社長のツイッターでの発言ですが、まず一言目からして、「労災認定の件、残念です」から始まりますから、これだけでこの会社がどういうものかよくわかる気がします。これでどの口が「社員の幸せ」を語るのかと言いたいですな。

 この「被害」女性は、月140時間という考えられないような超過勤務で、26歳の若さで命を絶ちました。そもそもこれだけの過重労働をさせること自体が明らかに労働基準法違反です。もっとも、この法律はもはやザル法みたいなものですが。そして、こういう違法行為がまかり通ってしかも誰もがそのおかしさを指摘できないのが現在の社会のありようです。どう考えてもおかしいですね。

 藤原先生が常々からおっしゃっている「安心して失業できる社会」が実現しなければ、こんな事例はこれからもっと出てくるでしょう。どうかんがえても、この1件だけで済むような話ではないですからね。

 ワタミを擁護する意見には、「飲食業ならどこでもやっている」「自分に合わない仕事ならきっぱりとやめる決断をするのも自己管理」などというものもありますが、どこでもやっているから許されていいのかという話になりますし、現状を肯定しても始まりません。さらに言えば、このご時世でろくな再就職先もない状態では、やめるにやめられないでしょう。それで、労災認定が下りれば「労災認定は残念だ」ではお話になりません。

 最近は、維新の会の影響もあってか、よくベーシックインカムの話題が出てくるが、そこで語られるのが「労働からの解放」です。確かに、私は「労働」と「生活」は切り離した方がいいと思っているし、その理念としては間違っていないとは思いますが、おそらく今語られているベーシックインカムの話題を見ると、「働かないことへの礼賛」につながりかねない部分もあります。

 簡単に言ってしまえば、今の労働環境があまりにも過酷なため、その「反動」としての性質を帯びてきているから「労働からの解放」となるのでしょう。大体、「解放」という言葉自体が、「抑圧から解き放つ」という意味合いを持ちますから、今の労働環境は明らかに「抑圧的」であると言えるわけで、これではベーシックインカムの話題が「働かないことへの礼賛」につながりかねないのは当たり前です。抑圧が強ければ強い分だけ、その反動は大きいものになるでしょう。

 ベーシックインカム云々は別にしても、そろそろ労働と生活のあり方を見直すべきでしょう。生活のために労働するといったって、それで命を落としては元も子もない。死ぬために労働しているわけではないし、働くために生まれてきたわけではないのです、人間は。

 そうではなくて、個々人が無理をしなくても働ける状態を維持することこそが重要です。そうすれば、労働からの「解放」という形にはならなくなる。人々に余裕を持たせれば、日本はいくらでも再生できる。まだそれに気がつかないバカどもが多い。

 こんなことが続いていけば、日本がさらに疲弊していくのは当たり前です。貴重な若い労働力が自殺や過労死で失われる一方で、年寄りの数は増加では、社会の破綻が目に見えているようなもの。もうそろそろ次のあるべき経済の姿を模索してもいいんじゃないでしょうか。

投稿: +9 | 2012年2月24日 (金) 22時32分

こんにちは

>もうそろそろ次のあるべき経済の姿を模索してもいいんじゃないでしょうか。

自動車は減税をねだり、家電は大赤字。今はタイの洪水で仕事がありますが、一段落したら何を作りましょう??

製造業に携わっていると素朴な疑問です。

取引環境は弱みにつけ込まれ(仕事が回らないと賃金が払えない)新技術で歩留まりを大幅改善する提案を行っても製造原価を下回るような指し値をしてくる大企業。

私の場合は設計図面の代金は貰えず、高精度な加工を必要とする部分で古い付き合いの加工屋へ勝手に仕事を出したと言われ、請求書の提出を求められ加工屋へ振り込み。(消費税抜き)

消費税は私の持ち出しでした。車が買えるほどの金額ですので図面代も貰ってない中での出費は居たかったですね。

大企業を早期退職した従業員3人の会社の仕打ちです。

もう下請けは止めて、小規模零細企業が連携して80年代のメイドインジャパンを作ろう。と声を掛けていますが、現場の職人ばかりで盛り上がりには欠ける状態です。

欲しい商品や販売で協力が在れば話が進むのかな???何て思っていますが、そのうち動き出すだろうと静観している状態です。

メイドインジャパンは市場で販売されている物よりも相当高価になると思います。スペックも見劣りすると思いますが、20年の修理保証を守ろうと構想しています。

修理が出来る設計、生産、修理技術者の養成と多少の雇用確保は出来るかな?と思っていますが、何を作ればよいのか?商品企画が職人にとっては苦手なところ。

個人的には昭和20年代後半の箱形ラジオを作ってみたいなと思っています。オールトランジスタで木製ケース、乾電池は単1型2本(ACアダプタも付けるか?)

当時のデザインは小型家具の雰囲気があり音質も柔らかく1日聞いていても疲れない。

そんな物を5万円ほどで受注生産。市場はあるのか???

そんな事を思いながらも何も行動していませんが(笑

こんな発想でも次の産業になるのかな???

投稿: kazu | 2012年2月25日 (土) 02時16分

こんにちは!

ワタミの社長は奴隷会社とか軍隊会社と言われた旧佐川急便で営業してた人じゃないでしょうか。金はいくらでもやるから働け、得意先を切りたければ切れ、その代わりそれ以上の得意先を探して来い、前年の120%の売り上げを上げろ、さもなくばクビだ。という企業戦略の時代でした。東京から出る荷物の70%以上は佐川急便からでした。1位日通2-3位をヤマトと佐川が争い東京本店の社内通路にはいつもヤマトの求人案内が貼られ「去りたいものは去れ」と書かれていました。入社するとすぐに企業戦士合宿に行かされ海水浴場の砂浜で社歌、社是を叫び続け合格すれば社員になれました。夜中の2.3時でも社食は満席、10分ほどで食事を済ませてまた現場に戻る。最後の荷物がターミナルにくるのが夜中の1時、それから大阪、広島、に朝までに必ず着ける、深夜の東名、名神は新幹線みたいに走る大型トラックの集団、静岡県警は佐川だけは通さないと激怒した時代でした。集団は中央高速を抜けました。社内はいつも殺気に満ち溢れ怒鳴りあい、罵声のなかでの労働環境、営業で10年以上勤務した者など誰もいない会社でした。
昨年、若者にこの会社の話しを聴かれ昔の話を説明すると、そんなに真剣に働いてみたい!と言われ20代で心も体もボロボロになるよ、真剣という意味が違うんじゃない?と答えました。
ワタミという企業がどういう会社か想像できますね、急成長企業と言われた旧佐川急便がお手本かもしれませんね。

投稿: yama | 2012年2月25日 (土) 11時09分

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