藤原直哉の「日本と世界にひとこと」 2011年7月27日 屋根が飛んで空が見える
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コメント
原子力推進派の国民洗脳マニュアルを少し見てみたのですが、いやはやすごいですね。なんというか、ここまで大衆を馬鹿にしきっていて上から目線でこんなマニュアルを作ることができること自体、一体どういう連中が原発利権村の住人なのか、よくわかった気がします。
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/13222
以前、職人K様が、「今回の福島のことがあってもまだ原発を推進する人々の気がしれない」とおっしゃっていたのですが、まあこんな連中が中心にいるならば納得できるかなと(笑)。
で、ここからは私の独自の見方なのですが、この原発村の連中の姿(御用学者なども含む)を見ていて、なんか過去に似たような連中を見たことがあるなと思ったら、それはあのオウム真理教だったのでした(笑)。
福島原発事故直後、テレビに盛んに登場していた御用学者たちと、オウム真理教がサリンをまき散らした直後にテレビに出ていたオウムの顧問弁護士青山吉伸や上祐史浩と、目つきもしゃべり方も似ているんですね、今から思えば。
御用学者も上祐や青山も一般人にはなじみがない独特な専門用語ばかり並べて、自分たちの主張はいくらでも積極的に行うが、いざ後になってみると、 彼らの言っているのとは全く異なる現実だけが残されると、こういうわけです。原発事故も、サリンも、「メルトダウンしていない」だの「教団を陥れるための陰謀だ」だのと、さんざん現実とは異なることばかり言ってきたわけですから。
実際、事故直後の御用学者の話を聞いても、一般人にはチンプンカンプンだったでしょう。上祐や青山が自分たちに都合のいい宗教用語や法律用語を並べて積極的に自己主張しているのと、姿が重なります。要するに、御用学者もカルトも、どちらも大衆からしてみれば「わけのわからん話をしている」という風にしか映らない。それがどんなに「科学的」「宗教的」「法律的」な裏付けがあったとしても、一般人からしてみれば、常識からあまりにも外れた概念なので、「閉鎖的な連中のカルト話」にしか見えないわけです。
さらにいえば、彼らの表情が乏しかったり、目が死んでいたりする(笑)。表情もしゃべり方もよく似ております。いやはや、ここまで共通してくるとは(笑)。
結局、原発利権村というよりは、原発サティアンとでも呼ぶべき状態だったのではないかと、今から考えてみればそう思えてきます。
オウム真理教のサティアン内では「尊師」が胡坐をかいて空中を飛びまわったらしい(笑)ですが、こちらの原発サティアンでは空中を飛び交うのは一万円札です(笑)。別に特別な修行や超能力は一切必要ありません。こんな「優れた」国民洗脳マニュアルがあるんですから、これで一万円札を空中浮遊させることもできるでしょう(笑)。
そして、この「国民洗脳マニュアル」なのですが、これも何かに似ているなと思ったら、やはりオウム真理教や北朝鮮などの「閉鎖的な集団」が「マインドコントロール」の時に用いるものに酷似しているのですな(笑)。いかにして自分たちの言うことを信者や人民に刷り込ませるか。その目的のために、これでもかというくらい対象の人間性を無視して「効率的に従わせる」手法が書かれております。
http://www.youtube.com/watch?v=xtP_1HK3oAU
そして、現在こんな選民意識の強い連中がやっているのが、「原発事故の相対化」です。曰く、
「交通事故や喫煙でも死人は出るのに原発事故だけ強調して取り上げるのはナンセンスだ」
「低レベルの放射能で騒ぐのは、国民がバカだからだ。だから「正しい」放射能に関する知識を国民に与えなければいけない」
「プルトニウムは少量までなら飲める」
呆れてものも言えません。なんというか、ナチスのアイヒマン曰く、
「人間はとかく権威に弱い生き物である」
とはまさにこのことだと思います。
ミルグラム実験(通称アイヒマン実験)では、「人間は閉鎖的な環境の下では強い権威に対して盲目的になる」ことがわかっておりますが、このような「原発事故の相対化」がいかに一般常識的通念からかけ離れているのか、おそらく全くわかっていないのでしょう。いくら科学的な理屈ばかり並べても、今までのように思い通りにならない国民に対する「傲慢な憤り」みたいなものを感じます。上のマニュアルを見てもわかる通り、なまじ国民をばかにしてきた連中だから、なおのこと思い通りにならぬ国民に腹が立つのでしょう。
原発サティアンという「閉鎖的」で「権威主義的」な場所で、世間一般から隔絶された環境において、自分たちに都合のいいように政治や経済界をコントロールしてきた連中も、いざ社会にその姿がさらけ出されてみれば、哀れなまでに一般常識からかけ離れていたというわけです。
原発事故が交通事故や喫煙など比較にもならないのは、その被害の大きさやリスク、また後世への影響を考える上で、どの一点を取ってみても「社会が許容しうる範囲を超越しているもの」だからです。例えば、交通事故でも喫煙でも被害は確かにあるが、それは、自動車では個人が社会における利便性をじかに認識できるし、完全ではないにしろ、運転手は自分でコントロールできるものだという意識があるから、交通事故のことを考慮してもそれほど国民的な反発は起きない(むしろ必要不可欠とほとんどの人が納得している)。喫煙については本人が納得し、しかもそのリスクを選択できる(嗜好品としての喫煙)ものであるからです。
対する原発事故はそうではない。納得しようがするまいが、一度事故が起これば無差別に放射能の被害をこうむり、しかもその影響は1,2年でどうにかなるものでもない。それどころか、原発一基ふっ飛ぶだけで、ちょっとした国の経済なら破綻です。日本でも、もしもう1基事故が起これば確実に破滅でしょう。
また、放射能というもの自体が日常概念に上ることのないもので、自動車やたばこのように、常に日常で出てくるものであるならば人々も抵抗なく受け入れられるが、一般社会とはまるっきりかけ離れた(専門家の方以外にとってみれば、ほとんど未知と言ってもいい)ものであり、しかもそれが著しい危険性がある可能性をもつというのであれば、それに対して恐怖感を抱くのはある意味「本能的」でもあり「自然」な反応なのです。むしろ、それを「数値」だの「データ」だので論駁すれば、民衆の恐怖感を克服できると考えることの方が愚かしい。
人類が火を扱える以前、人々は火を恐れていたはずです。それを恐怖感なく使いこなせる(完全ではないにしろ)ようになるのは、それからかなりの年月を要したはずです。
それと同じだと考えればいい。放射能のことについて、我々はどれだけのことを知っているのか。まだまだ未知の部分が多いでしょう。学会でも意見が分かれていて、低レベルでも被曝は極力避けるべきだとする小出先生のような方もいれば、少しくらいなら平気だとする意見もある。はっきりした結論はまだ出ていない。これで「放射能を怖がるな」とかいう方が馬鹿げているわけです。危険から身を守ろうとするのは自然な本能でもある。これは、国民がバカだとかそういう問題ではない。むしろ国民をバカにしているから、そういう発言が出てくる。
プルトニウムが少量は飲めるだとかいうのはもう怒りを通り越して呆れるほかありません。プルトニウムは人類史上最悪の猛毒です。サリンなど比較にもなりません(それにしても思うのですが、果たしてニセ科学批判をやっている連中で、こんなインチキな理屈を並べる原発推進派を批判しているのは一体どれだけいるんでしょうか?ニセ科学批判批判でよくやり玉に挙げられるK教授などは、反原発を「ニセ科学」として徹底的に批判してきた実績(笑)がありますし、原発事故直後はあろうことか、「政府は正しい発表をしている(苦笑)」と息巻いて、流石に取り巻きにも呆れられていたようですが。こいつらの語る「正しい科学的思考」やら「懐疑的精神」なんてこのレベルのものなのでしょうね。何せ、原発の安全性に関してはほとんど「懐疑的に見てこなかった」わけですし。「科学的正当性」に胡坐をかいた、単なる科学権威主義なんでしょうな)。オウム真理教で、「尊師」が入浴した後の風呂の水を飲めば健康にいいとか言って村井元幹部が甘露水を作っているのと同じようなものです。
まあ、これで原発サティアンの連中の本性というか正体が浮き彫りになり、もはや原発推進は日本国内では無理でしょうね。今まで国民を下に見ていた連中が次第に国民から相手にされなくなるのもまた、時間の問題でしょう。
これからは「産業主体の時代」から「生活主体の時代」に切り替えていくべきですね。原発がなくなれば産業空洞化で失業者増大だの電力不足で江戸時代に逆戻りするだのとわめいている連中がいるが、ならばちょうどいい機会です。「労働とは何か」「経済とは何か」「産業とは何か」について、今一度見直してみてもいいのでは?少なくとも、アメリカや中国の惨状を見る限りにおいても、もはやこれ以上「大量消費・大量生産」の時代を継続できるとは思えませんから。
投稿: +9 | 2011年7月27日 (水) 22時08分
こんにちは
原発村は新興宗教ですか(笑
震災発生から色々な方と様々な話をしていますが+9さんの指摘は本質を突いているように思います。
高嶋博士の実験の話をすると様々な人間模様が浮かび上がります。理系の考え方の人は「信じられない」「何か誤魔化している」と言い。文系の考えの方は「そんな物なのか」「解る人がやってくれるとありがたい」そんな感じの反応です。
オウム真理教で多くの理系の信者が居て随分と不思議だという話が印象に残っています。
お勉強で優秀な理系の方は理解の範疇を越えると宗教になる。(信じるか信じないか?の2択)
目の前で起きる現象の体験が少ない為に論文を書くまでの現象をモデル化したり特異なデータを排除したりする行程が全く見えていない。
要はマークシート天才?と言う事でしょうか??
実際の現場では理論上あり得ない現象なんて山ほど出てきます。測定器の調整確認や影響を与える要因を探す方が仕事の中心といっても良いほどです。
霞ヶ関の補助金などは紙の上でしか審査しませんから何も解らない。専門家といっても御用学者でしょう。現物を突きつけられると話は違ってくるようですが。
大企業はコストダウンしか頭にないし。このままでは日本沈没ですね(笑
もう沈没してますか??
半年ほどで利権組が身動きが付かなくなり停滞の時期が来るのかな?そうなると官庁もストライキでしょう。
特別会計で100兆ほどの金は動かせるのですが利権組も必死の抵抗。
日本の予算は特別会計200兆(景気の影響は少ない)と一般会計80兆。GDPが480兆?
国民総生産の7割ほどが税金や年金・健康保険などに消える仕組みなのです。借金が1000兆と言っても年収の5年分ですから返済可能。(純債務は300兆。15ヶ月のローンですよ)
利権組の停滞を補うように今から日本らしい特産品の開発を始めないと空白期間が出来そうで。もう時期的に遅いのかな?
興銀の立ち上げと原発処理。それと平行しての新規開発(循環・低エネルギーシステム(高エネルギー利用効率))そういう視点が必要なのかな?
アメリカでは家庭菜園をすると逮捕されるそうですが、日本も同様の国にしてアジア戦争で債券市場の5京円の損出を無くそうと考えている方が居るようですが・・・(ネットのウワサですが)
そのために何をするわけでもなく居座る棺桶内閣?CIAの指示なのか??電通を経由しているのか??
実態を理解していても立場上はなせない事も多いですね。
+9さんの言われるように労働・経済・産業を見直す良い機会なのでしょう。
投稿: kazu | 2011年7月29日 (金) 03時48分
+9さんの云われることはとても善く理解できます
日本の人柄、いやお国柄なのか。過去をみてみると辰の政権は行き詰ると同じパタ-ンになっていますね。平家滅亡から今日の自民党の幽霊みたいな民主党にいたるまで、金太郎あめですな。今回の人災では大山さんのいわれるように将来ある弱者、子供達が危険な環境におかれていることが現時点で最大の問題と想います。なにをもたもたやっているのかといった憤りを感じます。
いまの国会議員らは大過なく表向き平和な時代であればなんとか格好ついていても国難の事態には麻痺してしまう。
だめだなこれは。
とはいえ藤原さんのいわれるいままで表に出ては居ないが優れた人材がいる。この人達が活躍出来る環境はどのようにすれば出来るのか。いま本気で考える必要がある。
賞味期限の切れた自民党も民主党も廃棄処分してまったく新しい形でスタ-ト出来ないかな。
投稿: 杉原大路 | 2011年7月29日 (金) 05時09分
藤原直哉の「日本と世界にひとこと」 2010年3月16日 八重垣を崩せるか
http://naoyafujiwara.cocolog-nifty.com/ipodcasting/2010/03/201016-2904.html
スサノオ像の剣折られる
http://www.47news.jp/localnews/shimane/2011/05/post_20110527225149.html
中国海軍、沖縄本島・宮古島間の公海を通過
http://www.news24.jp/articles/2011/06/09/04184183.html
沖縄観光に数次ビザ 中国人対象に7月から
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110527/plc11052718100020-n1.htm
委員は国会同意人事 人権救済機関の基本方針発表 権限強化の余地も
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110802/plc11080210120014-n1.htm
投稿: 中国人対象に7月から | 2011年8月 2日 (火) 13時14分