藤原直哉の「日本と世界にひとこと」 2011年6月7日 これから日本の時代が始まる
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コメント
こんにちは藤原様、産業界が強いのは過去の栄光ですか。
産業界の一番底で暮らしていると実感がもてますね。様々な要望があるのですが部分改良の話ばかりで全体のバランスを崩した新製品を出したり奇妙な現象が目立ちます。
ラジオあさいちばん
http://www.nhk.or.jp/r-asa/business.html
6月3日
の放送も他のコメンテーターとひと味違う話でした。先が見えていれば、あのような話になるのだろうな。と思いながら聞いていました。
6月2日の黒瀬直宏さんの話が産業界の幻想を統計数字を用いて詳しく解説されていましたね。
ウワサでは厳しい状況が伝わるのですが、具体的な金額まで含めた話はしないですから黒瀬さんの話は衝撃的でした。
金のない所に何を持っていっても売れない。当然の話ですが、今の日本も同じ状況ですね。
仮設住宅に入居すると配給が無くなるので抽選で選ばれても入居しない所が7割もあった。そうで・・・
ミロクの世は金の要らぬ世。だ、そうですが物々交換の金がないのが今の混乱の原因じゃないでしょうか?
釈迦に説法に成りますので金融に詳しい方が方策を話していただけると金に絡む問題は解決するのでは?と思っています。
銀行も何を考えているのか???役所の産業振興課や商工会議所の仕事まで全て引き受ければ貸出先は山ほど在ると思うのですが、サラ金を買収したり屑債権を売ってみたり「与信」と言う特権を与えられて世の中に存在している事を全く忘れているのではと思ってしまいます。
共生の話で面白い事を聞きました。
「漆」が乾くのは湿度の高い室の中ですが、何処でも良い訳ではないそうです。漆職人と話す機会が在れば聞いてみてください。共生で高品質な物を生み出す良い例です。
海外では漆塗りの物はジャパンと呼ばれているそうですが正に共生のジャパンなのです。
投稿: kazu | 2011年6月 8日 (水) 23時02分
弥勒の世のひな型となる部分は、少しずつ始まっているのでしょうね。だんだん形になってくると思いますが、その過渡期が一番苦しいと思います。
コルマン・インデックスなどを見ていても同様の見解のようです。今は不可逆的な歴史の転換点の真っただ中。いずれ、すべて形となって決着がついて来るでしょう。
精神世界系の方々の話ではいわゆる「この世」と「あの世」の区別がなくなるとされておりますが、これはおそらく人類にとって「死ぬことは何ら恐れることではない」と解釈されるようになることを意味しているのだと思います。実際、その手の本だとほとんどが死についてそのような解釈をしているようです。「あの世」「この世」という概念自体が希薄化してやがて同化していくのでしょう。
確かに生きるために向上、努力は必要ですが、一方で今の人類は「生き急ぎすぎている」ような気もします。その結果、異常気象や過剰競争で人も企業も国家も疲弊している。もう少し、自分たちのありようを見つめ直してもいい時期に来ているのではないか。そんな気がします。
「合成の誤謬」が今まさに起こっていることです。
「個々の合理的判断の総和が必ずしも社会全体の合理化につながるとは限らない(むしろ不利益の方が大きい場合もある)」ということを意味します。
これから先は「個人主体の合理主義」ではなくて「全体としての合理性の追求」の時代ですね。何も全体主義をやれと言っているのではなく、個人個人あるいは個別の組織などの自律的活動は促す一方で、それらの自由な行動が結果としては社会全体の利益につながるという形になっていくのでしょう。
投稿: +9 | 2011年6月 9日 (木) 00時30分
みなさん、こんにちは。いつもありがとうございます。こちらにまとめて書き込みさせていただきます。震災から3カ月ですが、「改心」できている人とそうでない人の落差がこの震災をきっかけに極端に広がりましたね。昔の雨宮光一郎の小説にある「歴史の断層」を渡って彼岸にたたずんでいる人もたくさんいますね。でもわたっていない人もたくさんいますね。これから時間がたてばたつほど断層で開いた裂け目はますます大きくなり、気が付いたら古い時代が切り離されていたというような状況になるでしょう。さらに今回は中途半端な学者が見事に吹き飛ばされますね。100ミリシーベルトまでは安全だとか、なんか神もびっくりするようなことを神になり変わっていうような中途半端な学者が根こそぎ追放でしょうね。経済でも30年ぐらい前から経済学はわかるけれど経済が全然わからない経済学者がたくさん出てきて、結局いろいろ政府や企業に出てきてやってみたけど全部自滅しましたね。今度はそれが物理学と医療の分野で大量に出てきそうです。物理学と医学はわかる。しかし大自然と人のことはまったくわからないという学者たちです。大本神諭にも「途中の鼻高」といって中途半端な学者が害をなすことが100年前から預言されているところです。おっしゃる通りここはすっかり世の中が変わって、まさにみろくの世になりつつあるのでしょう。震災後それを実感していているところです。
菅もまだしがみついていますが、6月中には与野党合意していくつかの法案を通さないと市民生活に実害が出てくるのです。今回はそう長引かないでしょう。問題は次ですね。次はまだ見えてきていないようです。ただ、菅さえ降りれば自民党も法案を通すようですから、とりあえず菅を下ろすということで進んでいるようです。
産業のこと、金融のこと、おっしゃる通りです。産業界も相当人事を入れ替えないと再生しないですね。結局技術も哲学も世の中も何にもわからない人たちが経営やっているわけですよ。ぜーんぶ入れ替えですね。人がいなければ小さい町工場からやり直せばいいのです。その方がよほど活力があっておもしろい製品が生み出せるはずです。
金融は大手術が必要ですよ。みずほの株価を見ても、あるいはゴールドマンが検察に呼ばれたのを見てももう今の金融システムはほとんど死んでいます。いま、金融担当大臣と財務副大臣に医者がなっていますね。医者の間では、あの二人は日本の金融システムに死亡診断書を書くのが仕事だと(大笑)。確かに確かに。東電の社債も今やジャンクですし、信用市場も崩壊です。そしておっしゃるように全然カネが回っていません。カネが回らないと未来を創る投資が始まりませんからね。金融もまずまともな人を集めるところからやらないとなりません。
やるとなったらそんなに難しいことでもなくて、最初はけちなこと言わずにどんどん人を信用してカネを出すと同時に、渋沢栄一がやったように戦略的に連関している分野にどんどん投資を広げていくことです。そして必ず出口、すなわち売り先を見つけながら投資をやっていくということです。アクティブなチームさえ作れたらそんなに難しいことではないと思っています。幸か不幸か日本だけでなく外交でも今年来年で金融システムは死亡診断書という感じですから、人を集める時期にもう入ったと思いますね。水面下でいろいろ考えているところではあります。
まだ先は長いですから元気出していきましょう。ありがとうございます。どうぞますますご活躍ください。
藤原直哉 拝
投稿: 藤原直哉 | 2011年6月 9日 (木) 08時04分