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2011年4月12日 (火)

藤原直哉の「日本と世界にひとこと」 2011年4月12日 脱原発知事が誕生

脱原発知事が誕生

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緊急時局講演会 4月24日です。

遠山藤原学校のご案内、4月29日・5月1日です

毎週1回発行、ワールドレポート

毎月2回開催、新橋藤原学校

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NPO法人日本再生プログラム推進フォーラム

藤原直哉の精神世界講演録

<<革命が起きやすい状況かどうかを診断します>>

チュニジアに続いてエジプトでも「革命」。人々の鬱積したエネルギーが噴き出してきたとき、組織は短期間に大きく変化していきますね。

では人や組織に「革命」が起きる前兆、エネルギーはどうやったらわかるか。それはリーダーシップ研修で出てきた企業文化を分析してみればわかります。

本当にこれから人も組織も破壊ではなくて創造的に動いていかなければならない時代、今の自分と組織を診断して、問題は早めに直していったほうがよいと思います。

「革命」が起きそうな人や組織なのかどうか、それを企業文化の分析を通じてやろうということになりまして、添付ファイルのような形にしました。

当社の長谷川が実はこの文化の分析をやっているヒューマンシナジェスティック社の日本の拠点であるHSI社の認証コンサルタントになっていて、全部日本語で、日本のリーダーの現状を踏まえて診断いたします。状況によっては藤原もアドバイスいたします。

ということで、手作りなのでちょっと料金が高めなのですが、もしよろしければご本人、社内の方、あるいは社外のお友達などに受けていただいて、診断をしてもらってはいかがでしょうか。

ご質問などは長谷川か藤原にお寄せ下さい。

資料はこちらです。

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コメント

藤原直哉先生、こんにちは。
今日も風邪の中ご苦労様です。

響声破笛丸(キョウセイハテキガン)
をお勧めします。声がれに奏効します。

本方は、万病回春の方で、謳歌によって音を失するを治すとあり、応援団、声楽家、政治家の演説などで、声のかれたものによくきくばかりでなく、平素のどが弱くて、すぐ声のかれる傾向のある人にも功を奏します。又、感冒でのどの気持ち悪い時にも服用します。本品は細粒剤であるため溶けやすく、のどや舌にくっついたり、飛散するような不快感がありませんので、気持ちよくお服みいただけます。
http://taiseidrug.ocnk.net/product/1408

投稿: | 2011年4月12日 (火) 18時00分

先生、喉の状態ひどいですねー。
お大事に、無理しないでください。

藤原先生のノドがおかしくなると、次は金融大津波がくる・・・というジンクスがあるそうで、
もう、覚悟はできてますよー。

投稿: yupon | 2011年4月12日 (火) 19時31分

みなさん、こんにちは。いつもありがとうございます。こちらにまとめてお返事させていただきます。声のこと、お聞き苦しくてすいません。鷹さんご紹介の漢方薬は飲んでおりまして、これでもだいぶ良くなってきたほうなのです。今回はあまり長引きそうにない感じがしています。そしてyuponさんおっしゃるようにこれが何の兆候なのか・・・?ま、暫く緊張が続きます。どうぞみなさん体調にはご注意ください。今夜の7時のNHKニュースも男性アナウンサーが越えの不調で休んでいましたっけ。ありがとうございます。どうぞますますご活躍ください。
藤原直哉 拝

投稿: 藤原直哉 | 2011年4月12日 (火) 21時01分

藤原先生 いつもありがとうございます。
今年の節分の直後からずっと下痢を病んでおりました。3月11日を期して一時的に直りました。天変地異の先触れだったのかもしれません。
また、この日曜日に神社にお参りしたら下痢になりました。一昨日からでした。マグニチュード7.1の地震の前の下痢、ちょっとつらいですが、予知の一つかもしれません。
節分以来ずっと祈りの日々です。
これも神が与えた一つの試練なのですから、なされるがままに深い反省とともに受け入れるスタンスが必要なのだと思います。
私の友人曰く「トップリーダーが原発を止めると言わない限り、地震(余震)は止まない」との神示が有った、ということです。自らの地位保全にしか意識がいかない能面ビー玉はサッサと去っていくべきです。
皆様の平穏を祈念いたします。
Shu 拝

投稿: Shu | 2011年4月12日 (火) 22時27分

福島原発の半径20kmは1ヶ月以内に退去だそうですが、福島第1原発の4~6号炉、福島第2原発も廃炉ですかね。
そうであれば、いいことです。

投稿: 脱原発 | 2011年4月13日 (水) 04時12分

 以前、特別会計の道路特会がやり玉に挙げられ、無駄な道路を造っていると指摘されていた。
 実は、原子力特会というものがあり、原発を作れば作るほど、原発費や原発研究費が集まる仕組みになっている。原子力特会を止めればいいと思う。
 又、原子力発電は、他の発電に比べ、利益率を多くとれる仕組みがある。そのため、電力会社は、原発を作りたがる。
 原子力発電の寿命は本来30年である。しかし、解体する技術や捨てる場所がない。そのため、福島原発は、なんだかんだ理由をつけて40年に寿命を延ばし使っていた。東電には、原子力発電を60年も使う構想があったらしい。
原価償却が過ぎたものであれば、相当利益を上げれるという理由もあると思う。ただ、安全性はどう評価していたのか気にかかる。
 原発には様々な利権構造があるらしい。
その利権構造の犠牲になった福島の住民にはどう声をかけたらいいか分からない。
安全性が確保されていない原発は即刻廃止すべきである。

投稿: 脱原発 | 2011年4月13日 (水) 04時46分

「大丈夫?」っていうと「大丈夫」っていう
「漏れてない?」っていうと「漏れていない」っていう
「安全?」っていうと「安全」って答える
そうして、あとで怖くなって
「でも本当はちょっと漏れてる?」っていうと
「ちょっと漏れてる」っていう
こだまでしょうか?
いいえ、枝野です

 * * *

「こころ」は見えないけれど
震災利用の「下心」は透けて見える
「思い」は見えないけれど
「思い上がり」は誰にも分かる

投稿: 政府広告 | 2011年4月13日 (水) 06時39分

「曲がり屋」総理の大失政(放射能を含む汚染水の海洋投棄)

最初に一言。統一地方選挙の「票」目当てで、予算配布の優先順位を無視し、「放射能付き饅頭(子供手当て政策)」の配布を強行した民主党。国民の気持ちが選挙結果に示されている。

やはり「放射能付き饅頭」を配られた方も、被災地の惨状を目にすれば、政治の非常さをしみじみと感じたと思います。もし自分達があのような惨事に巻き込まれたらとしても、政府はすぐに手を差し延べてくれないと。又そこまで貧してはいないと。なんて後味の悪い政策なのかと。3月11日を境に大きく風景は変わった。

さて本題に入ります。今回の約1万トンの放射能を帯びた水等を海洋に投棄した事は、被災地を含む漁業関係者の生計のすべを奪った暴挙である。

誰が汚染されているかもしれない魚を買うのか?
年間累積被爆(外部+内部被爆の合計)の規制値を気にして生活をしなくてはならない東北・関東圏の住民にとって「不要な災い」を政府によって加えさせられた。
特に被災地の漁業関係者が復興しようとするさい、汚染された可能性のある魚が売れるとは考えないであろう。
政府によって復興の道筋を閉められた。非常な政治家でもここまでの仕打ちはしないと思います。

何を考えて政権運営をしているのか、理解の枠からあまりにも外れているので、外し屋総理と命名する。それも大外し屋・大曲がり屋である。

 以下、生計のすべを奪った暴挙の具体例を紹介します。

被災地からのニュース「恋し浜の養殖ホタテ貝業」の関係者の苦悩を見て。被災地再生の概要ビジョンを考えてみました。

 被災地の復興で必要なのは主に「設備への投資金額」を提供する仕組みである。

生計を立てる豊かな海、養殖に関するノウハウと経験、そこで従事する人々は残されている。
無いのは、養殖を再開する為の設備である。
今回の津波被害で投下されてきた資産(設備)が壊滅し、それを一からやり直すだけの財力がないだけである。
 設備が準備できれば、養殖ホタテ貝業により生計を立てる事は可能になる。

 財力不足を補う為に、従来の個人経営から共同事業組合への移行を模索しているシーンが放映されていました。

 戦後、傾斜生産方式にて鉄鋼・重化学工業に集中的に投資し、それを梃子にして関連波及需要を生み出したように、共同事業組合を設立し、それを梃子に波及需要を生み出す仕組みは、深刻な雇用機会の不足にも対応できる。

 復興専門金融機関を設立し、必要な設備投資額を提供することは簡単にできると思います。
融資に際して、不良資産化を防ぐ為に外部監査を義務付け、適正な会計処理が担保される仕組みを構築し、財務諸表は当然公開されるべきである。また経験豊富な経営者の派遣も必要である。

更に投下した資本の早期回収を実現する為、特別加速度減価償却により法定耐用年数の大幅な短縮も特例で用意する必要がある。

10年間の期限付きで実効税率も40%前後ではなく15%にすれば、剰余金が急速に増え、資本蓄積が進み、バランスの取れたB/Sが実現できる可能性も出てくる。
事業が軌道にのり、経営的に安全度が高まれば、それに応じて在野の金融機関からの融資も可能になり、更なる復興が促進されていく。

以上の施策は国会で法案を通せばいいだけで、貸付けられた金額の返済も法案の整備により促進されるので、財政の悪化には繋がらない。一時的に国家の負債が増えるだけである。

問題は、設備(アセット)に見合う負債を用意しても、営業利益(人件費・特別加速度減価償却費・材料費等の費用項目を売上高から差し引いた利益)が確保できる売上が可能かだけである。

復興のキーは売上の見通しだけである。

放射能を含む汚染水の海洋投棄の事案が無ければ、可能だった。
豊かな海の資源を活かして生計を立てる基本戦略に対して、その前提となる豊かな海が放射能で汚染されては。
単なる汚染だけは終わらず、汚染されたプランクトン→小魚→中型魚→大型魚と食物連鎖による汚染への影響

結果とてして死の海からどうして生計をたてるのか?

政権交代後の民主党が一貫して行っているのは、場当たりで、対立と分裂を引き起こす事ばかりである。今回の震災が、さらにそれに拍車をかけている。

野に下るべきである。

統合と整列をさせる人にバトンを渡す時期である。

―以上―


投稿: 辻 功 | 2011年4月13日 (水) 21時39分

 脱原発に関しては、こちらのホームページが参考になるかと思います。

http://www.geocities.jp/fghi6789/genpatsu.html

 政治的なイデオロギー抜きで語っているので、より客観性があると思いますよ。

投稿: +9 | 2011年4月15日 (金) 22時41分

京都大学原子炉実験所 小出裕章氏に聞く
http://www.ustream.tv/recorded/13897618
ちゃんと研究して実態をよく知っている人が反対をする。
このような人達を社会が村八分にしてきた結果がこのザマです。

経済的に合わない、そして事故になれば国土が汚染されてしまい、かつての公害どころでは済まされない状況になってしまいました。

食べ物、飲み物にしても内部被曝に対するデータは
日本では持っていないのに何故か暫定で決められ、
上がったらそれに呼応して上げると言うやり口では
国民が相手にしなくなります。

風評被害で売れないと嘆く人達ははっきり言って愚民過ぎでしょう。
国際社会でレベル7の事故ともなれば、当然輸出しても買わないのと同じです。
チェルノブイリの時、輸入食品の規制値、あれと今の暫定規制値を比較すれば明白ですよね。

松本市長の菅谷昭先生の言葉は実際にベラルーシで治療に当たってきたエキスパートの意見の方が信頼性があります。

松本市長 菅谷昭氏 2011/3/22 定例記者会見 内部被爆に関するコメント
http://www.youtube.com/watch?v=GDorB4NBnNg
http://www.youtube.com/watch?v=rmtagrqu13o

産地も偽装シールだののリパックとか、
【国内産】だけの表示だけになったりしそうです。
(米の偽装事件で実証されてますからね。)

投稿: 見学者 | 2011年4月16日 (土) 06時34分

みなさん、こんにちは。いつもありがとうございます。こちらにまとめてお返事させていただきます。いろいろと貴重な情報をありがとうございます。原発周辺の市町村ではもはや原発を容認できる状況ではありません。それは単なる気分の問題ではなく、耐震、津波の基準があまりにも現実離れしていることが暴露され、M9.0、津波15メートルに耐えられないものがたくさんあることが分かったのです。したがって日本中の原発は今後定期点検で止まったらそれっきり運転が不可能になってきます。足りない分は火力や、ガスだきのタービン発電機で埋め合わせますが、これも中東情勢を見ればわかるとおりいつまで続くかわかりません。したがって少なくとも30年ぐらいまでのエネルギー消費量で普通に暮らせるように世の中を大改造していく必要があります。

それから放射能の除染も本格的に進めなければなりません。ゼオライトも登場するようですし、微生物も出てくるでしょう。こちらもどんどん進めていかないとなりません。遅くとも5月には菅は放逐されて本格的に次の体制ができるでしょう。

慌ただしいですが色々やってまいりましょう。ありがとうございます。どうぞますますご活躍ください。

藤原直哉 拝

投稿: 藤原直哉 | 2011年4月16日 (土) 06時47分

おはようございます。いつも放送や、コメント欄を楽しみに拝見させていただいています。藤原先生ののどの具合も少しは良くなられましたでしょうか。多くの方が先生を頼りにしています。どうかお大事になさってください。良くなられることをお祈り申し上げます。

相変わらずの余震が活発ですが、今朝未明の新潟での地震は直接の余震ではないとのこと、日本列島全体が今回の地震をきっかけに動き始めてきているようで本当に心配になります。
こうなると、いつ、どこでも、明日は我が身です。福島の方々の大きな犠牲を無駄にせず、今稼働中の原発も停止してほしいと思います。がしかし、こちらでは同じ古いタイプの原発でありながら、まだその声も大きくならないようで、今回の選挙結果にはガッカリしてしまいました。原発依存でやってきた市町村は、財源や失業が困ることも確かにありますが、住む場所まで奪われることも在り得ると思うと、やはりどこかで決断しなければならないことだと思います。

時々読んでいるサイトに、
今回のレベル7の決定は、原発推進派のオバマ政権下にありながら、米国内にある石油利権が絡んだ何らかの思惑がかなり働いていたとの分析がありました。

http://tanakanews.com/

しかしながら、最後に、先生と同じ見解が書かれていましたので、貼り付けさせていただきます。

 福島事故に「7」のレッテルが貼られ、東京電力や東芝、日立は「世界最悪」の原発を作って動かしていたことになった。原発推進を支えていた東電の権威や宣伝力は失われた。日本は原発廃止の方向に動いていくだろう(まだ確定的でないが)。原発の喪失は、日本の産業コストを引き上げ、経済成長を鈍化させ、失業や貧困を増やし、アジアにおける日本の凋落と中国の台頭に拍車をかける。世界的には、米国の覇権が経済、政治(軍事)の両面で凋落している。米国という後ろ盾を失う日本は、単独で中国と対峙する意志が少ないので、弱体化を容認し、内向的、国際政治から鎖国する傾向を強めるだろう。

 これまでの、明治維新以来の日本と世界の近代の価値観では「経済成長の喪失」「国力の低下」「弱体化」「内向化」「再鎖国」は、良くないことである。しかし大震災後、日本人に見えてきていることは「無理矢理に消費して、経済成長をしていかなくても良いのではないか」「外国から弱体化とか内向的とか見られても、日本人が自分たちの社会を良いものと思っていれば、それで良いのではないか」「外国人が逃げて行きたいなら、どうぞご自由に」といったことではないか。経済成長や国際社会での地位向上こそ最善・最優先という従来の価値観から、人々がそっと背を向けている感じだ。割高な石油を輸入するより、経済成長を鈍化させても節電して生きていく方が「清貧」を好む日本人の民族性に合致している感じもする。

 世界は、このまますんなり米英覇権が崩壊して多極化していかず、混乱が続くかもしれない。その場合、日本がしばらく(数年から数十年?)世界から背を向け、世界の中で「いないふり」を続けることは、変な戦争など(日本に多い無自覚的米英傀儡の人々が、米英に引っかけられ中国と戦争させられるとか)に巻き込まれにくくなる分、良いことともいえる。日本は、社会の安定と、工芸職人的な器用さでは、世界一級である。しばらく不活性な休眠状態が続くとしても、その後でまた、何らかのダイナミックな状況が国内に出てくる可能性も大きい(曖昧で精神論風の終わり方ですみません)。

以上、同サイトより。

投稿: 職人K | 2011年4月17日 (日) 09時01分

外務省 ソーカ 原発 六本木ヒルズ 電通 読売 パチンコ 社会安全研究財団 ODA 中華街 経団連 住友化学 朝鮮総督府 伊藤博文 近衛文麿 

投稿: 日本と世界にひとこと | 2011年4月17日 (日) 15時47分

先日もありましたが、春風がまた今日から二日ほど放射能の雲を日本全土にグルっとまき散らす予報が出ております。この動画で予報しているのはヨード(ヨウ素)の分散なわけですが、報道で耳タコになっているセシウムも、核分裂で人工的にしか作れないプルトニウムのような最低の放射性物質も同様にまき散らされるものと思います。しかし、内閣のリーダーであるはずの菅首相という人もその他関係者も、いまだにノンビリ構えているようです。(ウィーン発の予報 http://www.zamg.ac.at/wetter/openair/eventwetter_za1.php)
今ちょうど季節は春ですから、こうして全国に放射能汚染がまき散らされる結果になることは予想されていたと思います。春は毎年こんな形で北風・南風が渦を巻いて日本列島を吹き荒れていますから、フクシマ事故が起きた直後からこうして全国に汚染が拡大することも予想されていたでしょう。予想してなかったとしたら、それも問題ですが。

思い出すのは、事故発生当初、冬風が吹いているので日本は助かったと武田邦彦教授(中部大)ブログが書かれていたことで、今日と同じ北風が吹いて汚染が西日本に広がった先日は西風に変わったから安全云々と書いていたことです。冬の日本では主にシベリアから北風が吹くので、武田教授はそれを「神風」と書いておられましたが、春になれば当然風も変わります。
日本付近を通る偏西風やジェット気流も、いつもシベリア方向から吹くわけではないと思いますが、こうしていつまでも神頼みが出来ると考えていた「識者」が多いので、フクシマ事故の犠牲者が増大して行くのでしょう。今回の春風で汚染物質が散乱され、また首都圏~西日本~北海道と全国に汚染が拡大するわけですが、こうした「原子力工学」者たちは東海道ベルト地帯のような人口の終結地域で放射能汚染が広がる危険は計算に入れていないようです。これは先日と同じ状況ですが、武田氏だけでなく菅内閣、原子力安全委やNISAといった官僚たちもやはり「神風」頼みを続けて来たのでしょう。そのため、穴があいた原子炉の最終処理もダラダラと先延ばしにしておけば良い、という具合に遅れに遅れて来たのでしょう。

しかし、日本の神様は(江戸後期から多少変わったようですが)「神頼み」ばかりで怠け続ける人間、知恵を働かせない人間、等々に神風を吹かせて助けたりはしません。江戸後期からは日本の神様も「都市化」したらしく、戦前には国家神道という神様になってしまい、怠け者でも戦犯でも神風で助けてくれる(?)かのような希望的思考が増えたと思いますが、そのせいか今回の核事故でもあえて怠けに走る官僚たち、政治家たち、自称専門家たちが増えたようです。
しかし、私の自宅にも昔からあるのですが、日本の民家に「コウジン(荒神)様」があったように古来日本の神様は「荒ぶる神」で、いわば「鬼」の側面も持っている神です。その日本の神が、穴あき原子炉を放置している怠け者の官僚たち、政治家たち、自称専門家たち等々を「神風」で助けたりはしないでしょう。今この危機の時に知恵を働かせ、なすべきことを真面目にやっていない日本人は、やはり「天罰」を受けることになるのではと危惧されます。首都圏だけでなく西日本や北海道も、今日から数日間は汚染物質を吸い込まないようマスクをかけて予防につとめるべきでしょうし、周囲の人にも教えて助けてあげることが大切でしょう。

週末のCNNサイト報道によると、フクシマ事故サイトに少しだけアメリカ製ロボットが入ったそうですが詳細は知りません。しかしもう事故発生から40日近い時期で、3月末に廃炉すると公式発表してから3週間も進捗がなかったことになります。これではあまりに遅すぎで、政治家も官僚も専門家も、今後ガンや白血病で死ぬ国民が出て来ることを考えると、傷害・殺人といった形の法的責任追及も免れないでしょう。
同じニュースが更に、テプコ(東電)が穴あき原子炉を最終処理出来るまであと「9ヶ月」かかるとアドバルーンを上げたことを伝え、これが5日ほど前に菅内閣がテプコに要求した作業計画だとしているようです。しかし、これも「ムダ話」の一つだと思います。
ようやく「レベル・セブン」だと「自白」したらしい菅内閣ですが、今になってもこんな風に「来年の話」をしているのでは、少なくとも日本の国では、鬼も神も笑ってしまいます。ちょうどアメリカの日系人物理学者ミチオ・カクがフクシマ事故を「時限爆弾」と評して話題になっているそうですが、ガケにツメでしがみついている状態という表現で警告しています。恐らく、そんなテプコの「来年の話」も計画倒れで失敗するのでしょうし、今後またさらに重大な放射能汚染を引き起こして終わりになるのでしょう。

あの小沢一郎も、事故から一ヵ月もたったころやっと事故の深刻さに気付いたようで、スポーツ新聞系サイトに小沢グループも動きを見せ始めたと記事がありましたが、リーダーシップ欠如の集団という点では、この人たちと菅内閣は良い勝負でしょう。小沢代議士も鳩山前首相と共同で「菅では日本がおかしくなる」と声明を準備中と言いますが、まだ声明は出て来ないようです。事故から一ヵ月たって「菅ではおかしくなる」というのもノンキな政治家たちですが、日刊ゲンダイのサイトでそんな話がありました。日本の国民にとっては(首都圏は多数の外国人もいますが)、いずれの集団もリーダーシップ・ゼロでしょうし、困った結末を招くものと危惧されます。
今も再臨界という問題は続いているようで、事故サイトの一部で勝手に「連鎖反応(核分裂)」が起きているのではともされますが、核燃料棒に水を注いでいるため連鎖反応が起きるというアメリカの専門家もいるようで、菅内閣も官僚たちもテプコも大丈夫か?と国民の目からすると心配なことばかりです。

日本の神様、少なくとも昔ながらの田舎の日本の神の場合は、怠けて神頼みするだけでは何もしてくれませんが、昔話の「笠地蔵」のように真面目で善良な人間には恵みを与えてくれる神・仏です。また、知恵を使わない者にも助けを出してくれないようですが、フクシマ事故の場合、今の菅内閣、官僚たち、原子力工学専門家たち等々は知恵を使っていないようです。そもそも、シュピーゲル記事に暴露されてしまったように、自分は何もせず「外国製ロボットはいらん」とばかりに「古新聞」を現場に渡していたそんな頭の良い(「狂った」)人たちで、この集団は今も「会議室」でダラダラ・ブラブラ・オロオロしているだけのようです。

しかし、事故は会議室で起きているのでしょうか?現場で起きているのではないでしょうか?…(別にTVドラマのさる名台詞ではありません。)これら狂った人たちにとっては「事故は会議室で起きている」のですが、実際には現場で起きているわけです。
古来、中国でも「大行を成す者は衆に諮らず」と言いますから、このひと月菅内閣が「専門家」を集めて会議室で「皆さんいかがですか?」と諮問して時間を浪費していたにもかかわらず、核事故の現場は何ら解決できずじまいだったのは当然です。大切なことは諮問することでなく、それを元にリーダーが正しい決定(いわゆる「技術的に正しい決定」)を下すことです。

いずれにしろ、テプコ側の発表した対策計画は「ムダ話」であり、「廃炉のメドがたつのは来年」などと言うのでは、今こうして春風が放射能汚染を全国にまき散らしている中で考えれば分かる通り、国民が困ります。また、ソ連のチェルノブイリ事故対策が10日程度で放射能汚染の放出を収拾させたとされる事からしても、日本の無能を世界にさらす行為でしょう。当初「レベル・ファイブ」と称してゴマカしを続けて来た結末がこうですから、それでは今後また、ミチオ・カクが警告しているようですが、地震が起きるなど幾つもトラブルが起き得るから再び収拾不能に陥るものと危惧されます。

何事にも「確立された技術」というものがあります。それを無視して、会議室でムダ話を繰り返し、「現場」には古新聞を渡したりして「問題解決」が出来るなどあり得ません。「科学者」を気取るのは結構ですが、こうして仕事をバカにしてはいけません。奇をてらった「アイディア」などは問題外です。
チェルノブイリで投入された液体窒素やアメリカ政府提供の何らかの「冷却剤」はそうした「確立された技術」なのでしょうから、それらを自ら手配するかアメリカから貸してもらい、すぐに原子炉を収拾せねばなりません。「事故は会議室で起きている」と思っているようなマッド・サイエンティストや官僚たちも、確立された技術を無視するなど許されません。会議室のムダ話で税金を浪費し「アイディア」等々を口にしても、何か作業用機材(ロボット等)を設計・テスト出来るわけもないし、当然の結果として事故は一向に解決されないまま一ヵ月以上も放置されています。
ムダ話をしていて税金から高給がもらえる「会議室」がまた幾つも乱立しているとのことなのですが、事故は会議室で起きているのではないし、菅という似非「技術者」がそんな会議を乱立させ何かを空想してみても事故は解決しないばかりか、カクも警告するように、更に拡大してしまうことになります。バカバカしい会議を乱立させ、税金と時間を浪費しつつ首相の座にしがみついてもムダなあがきですし、ただちに確立された技術を投入して問題を解決する方が菅首相の将来にとっても安全でしょう。安全なくして、科学も技術もありません。

過熱をふせぐため核燃料棒に今でも水をかけ続けている云々、とのコメントもここで見かけます。液体窒素に比べれば、水は冬でも200℃も熱いことになるので、そんな水で穴あき原子炉の「冷却」をするなど出来ない相談だと分かりそうです。生命とタンパク質にとっても窒素という物質は大切な元素ですが、今度の事故ではっきりしたようなただのポンコツに過ぎない日本製原子炉を「最終処理」するのにその窒素が役立つと分かっていながら、何と一ヵ月以上も先延ばししている日本の科学・技術は、今や世界の笑い者です。

上のスポーツ新聞系サイトは、最近ベテラン政治評論家森田実のフクシマ事故分析を伝えていて、昨年から原子炉輸出で金もうけをしようという「政策」に転換した菅内閣と前官房長官等の利己的な姿勢が民主党の公約破棄につながっていることに触れており、菅内閣の原子力に対する偏向した姿勢が原因では、と語っています。その偏向がなければ、事故直後に廃炉決定も出来ており、その後も速やかに事故の収拾が出来ただろうと森田は語っているのですが、その通りだと思います。こんな利己的な「政治屋」行為は許されることではありません。

ウィキペディアのチェルノブイリ事故解説に書かれていることなので、定説として誰でも知っているということになりますが、ソ連は比較的速やかに液体窒素を冷却剤として投入して原子炉を最終処理しました。しかし、この技術も一朝一夕に思い付いた「アイディア」ではないでしょう。詳細など知りませんが、ソ連の場合は最近まで極秘にされていた50年代の重大な核事故まであったたそうで、チェルノブイリを約10日で収拾出来た背景にはそれ相応の試行錯誤の経験があったと思います。いずれにしろ、ソ連が10日でやったことを日本が「来年までかかる」などと言う「計画」が公表されても、これでは意図的に放射線障害の犠牲者を増やすだけであり、日本国民も受け入れません。

確立された技術という点は、微生物の醗酵技術で放射性物質を浄化するのも同じく確立された物のはずです。汚染地域の放射線レベルを引き下げ住民を放射線障害から守ることが必要ですから、この技術も速やかに投入できるよう手配することが大切なのですが、「事故は会議室で起きている」と狂ったことを言っていればそれも手遅れになります。そうなれば政治家・官僚・専門家たちの法的責任追及も免れません。こうして「来年」の話をして会議でお茶を濁す…などという「事故対策」は、国民も世界中も受け入れません。
微生物で放射性物質を浄化するという技術は、どこか日本アニメの「風の谷のナウシカ」を思い出させます。ウィキペディアで「ナウシカ」を調べると、アニメには登場しない部分ながら、「バイオレメディエーションBioremediation」技術のことも出て来ます。放射能の生物的浄化という技術も、いずれバイオレメディエーションの一つとしてその記事にのるでしょうが、今すでに多くの人は確立された技術だと認めていると思います。
しかし、そんな確立された技術を投入するのでなく、にわか仕立ての乱立した「会議室」で税金を浪費しつつわけの分からない「アイディア」を妄想する…そんな狂った集団が「科学者」「技術者」と自称している国が日本の現在です。

それにしても、日本製のポンコツ原子炉を「輸出」するなどという菅内閣の「政策」は、やはり「技術者」としてろくに経験や実績のなかった菅という人の人間性の表現だったでしょう。森田実が指摘する通り、この「政策」を背後で優先したため事故はろくに収拾策が講じられず、こうして先延ばしが続いているのだと思います。そんなゴミそのもののポンコツを輸出するより、日本のアニメ文化でも輸出していた方がまだマシだったというものです。
かつて世界的に認められ好評を博して来た日本の技術が、官僚たち、「原子力工学」者たち、菅内閣の面々などがポンコツ原子炉の輸出などを優先したため、事故の結果として自動車産業すら減産を強いられ、日本の国土も世界のかなりの土地・海洋も汚染する結果を生んでしまいました。このまま放置しようというのか、それとも速やかにこの汚染を浄化し犠牲者を最小限にとどめる結果をもたらすのか、今が運命の分かれ道であり決断の時であるはずですが。

「ナウシカ」といえば「青き衣の」うんぬんという神話が登場する物語でもありますが、青き衣とは「地球」や大気・海のことでもあります。昔『ニュートン』という雑誌を読んでいた時、青い地球の写真にこう文字がのせられていたのを思い出します。「その者、青き衣をまといて、生けとし生けるものを育めり」。
その地球を大々的に汚染し続けているのが、日本の国に恥をかかせる菅政権、官僚たち、テプコ等々のやらかしたフクシマ事故のポンコツ原子炉なのですが、その顛末を考えれば、「原子力工学」は似非科学でしょう。

投稿: ミスター奇遇 | 2011年4月18日 (月) 05時16分

みなさん、こんにちは。いつもありがとうございます。こちらにまとめてお返事させていただきます。放射能と健康のこと、武田先生のご指摘が大変マトを得ているように思います。
http://takedanet.com/2011/04/post_ec43.html
いずれにしろなるべく浴びないように、という原則を変える必要はないだろうと思います。ただ、放射能が収まった後のことですが、放射能を対放射能菌が発酵させて分解するとそれは大変良い肥料になるでしょう。大変な悪人ほど改心すると立派な働きをするのと同じです。それは体内でも同じことが言えるのではないかと想像しています。まだ物語は進行中です。これで終わりというわけでもないと思います。引き続き前向き思考で考え、行動してまいりましょう。

ありがとうございます。どうぞますますご活躍ください。

藤原直哉 拝

投稿: 藤原直哉 | 2011年4月18日 (月) 07時41分

<米国債>格付け見通し「ネガティブ」に引き下げ…S&P

米国債が売られて、金利高。
株値下がり。
救済バブル崩壊。
金融恐慌最終章へ突入か?

投稿: 三杉山 | 2011年4月19日 (火) 05時34分

神 言 D
 = =N
様 葉 A

祈って心の言葉を授かる

自然の味方に成り、自然と一緒に生きたい


子どもの頃、首筋に違和感があったのはチェルノブイリのせいか? お化けが息を吹きかけてるのかと思った。 どのくらい細ーーーい針なら体を貫いても死なないのかって考えていたこともあった。  放射線を浴びていたのか?  
今はガンではない、ガンがあっても自然治癒力でなおせそう。

http://www.youtube.com/watch?v=gJEbcWLGnlA

投稿: 夢 | 2011年4月19日 (火) 16時19分

藤原先生

いつも貴重なお話ありがとうございます。

このノイズがほとんどの混沌した現代の情報空間で、いつも藤原先生ほどバランスがとれた判断をされている方はおられません。

>放射能と健康のこと、武田先生のご指摘が大変マトを得ているように思います。

この藤原先生の判断をお伺いして、とても安心いたしました。
私もまったく武田先生のご意見に納得できます。

確かに、東電、政府、官僚、大マスコミの酷い状況は理解できますが、ここで感情的になり、一気にある方向へ世論が誘導され、そのために逆に日本と世界にとって、とても有益ななにかを見失ってしまうではないかと危惧しています。

放射能であっても、安全に有益に、賢く使えば、よい面も沢山あるはずです。

いったいなにが、真実なのか、情報をもっている組織、人はすべて開示して、すべての人が、自分の頭で冷静に判断できるような情報環境にするにはどうすればいいのか?

ほんとうに重要なことは、このような場を作ることではないかと思います。

よく考えてみますと、何処の誰が悪いとか、と言っても、ごく一部の実際にこの原子発電に関して熱心に活動されてこられた先駆的な方を別にして、私を含め、危険性を知っていながら、いままで見過ごしていたことも日本人の大勢として事実だと思います。

ですから、ここは私たち日本人全体、世界人類全体の問題ととらえ、これからどのような仕組み作り、情報公開の方法等々について、政府に文句をいい、依存するのではなく、民間の草の根から、冷静な対話を全国レベルで、おこなっていくことはできないものか。

誰か悪い人を排除さえすれば、すべてが解決するとは到底思えません。

ある意味、自分が311までに、どう考え、どう行動すれば良かったのか?

すべての人が、自分の問題として、考えて反省し、これからの行動を計画しなければならないのではないでしょうか。

非常に考えにくいことではありますが、今回の地震は日本に膨大なお金を出させようとしていたある勢力が、地球深部探査線「ちきゅう」を使い、太平洋プレートに深い穴を掘り、そのなかに、911で使用した純粋水爆を仕掛け、それをHAARPの電磁エネルギー起動して、あの大地震を起こしたという情報がいたるところから出ています。

ある情報では10万人殺す予定が3万人ほどだったので、その首謀者は悔しがっているとか。。

先日、ある会に参加したときも、その参加者のほとんどが、人工地震であると認識していると言われていました。

信じたくはありませんが、もし、このことが事実だとしたらこれは普通の血の通った人間がやることとは到底思えません。

いままでの人類の歴史を考えてみますと、たしかにこのようなことを平気に行う人がいなければ、考えられないことも事実です。

地球はこのような頭の狂った人達に、確かに乗っ取られているようにも感じますが、それもある意味、ぼうっとしている一般人の頭を叩いて早く目を覚ませと言う役回りをあえて、やっているとも考えられます。
私たちすべての責任でもあると思います。

この未曾有の国難に際し、まず日本人ひとりひとりが信じ合い、助け合い、分かち合い、教え合い、誰かを責めるだけでなく、まず、自分ができるどんな小さなことでもいいから、今、行動に移すことだと思います。

日本のため、世界のため、ささやかかもしれませんが、私が、今すぐできることを実行したいと思います。

なにか、とても大それた、生意気に感じられるようでしたら、ご容赦ください。

投稿: jimi | 2011年4月22日 (金) 05時09分

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