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2010年9月21日 (火)

藤原直哉の「21世紀はみんながリーダー」 2010年9月21日 思いと現実

思いと現実

leader100921.mp3をダウンロード

10月1日(金)にフライトシミュレーター研修を行います。1日完結です。

YouTubeの日本再生チャンネルはこちらです。

NPO法人日本再生プログラム推進フォーラムはこちらです。

小田原スローフード研修会・入門編のご案内はこちらです。

9月25・26日の遠山藤原学校のご案内です。

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コメント

こんにちは藤原様、21世紀の姿は簡単に思い浮かばないように感じます。

無理矢理21世紀の姿を描くとすると19世紀が参考になると考えています。膨大なエネルギーを自在に使える訳でもなく化学肥料なども存在していない。20世紀が資源とエネルギーをふんだんに使って思いのままに力業で制御してきた反動が21世紀に現れる。

19世紀の技術や社会制度などを20世紀で得た産物を利用して見直してみる事で21世紀の姿が浮かび上がるように思います。(特に産業分野です)

歴史を見るとエネルギーを自由に使えなくなった文明は消えているのが特徴としてあると思いますが、今のエネルギーの主力である石油は枯渇が近いようです。
http://oilpeak.exblog.jp/14040388/

石油という物が無くなるのではなくガソリン1リッターが1万円で誰が使うのか?と言う経済合理性の視点で見た場合の枯渇です。原子力も高速増殖炉の炉心に落とし物。ウランの可採掘年数は17年だそうです。放射能管理は4万年ほど必要なのかな?原子炉の解体の研究も進んでいないようですし、危険なゴミと共存する時代を目指すのか???

資源というのは手軽に利用できる技術が開発されると生まれる物でもあります。最近ではチタン。鉄よりも軽く強度があって錆びない?昔はアルミも希少金属でした。

エネルギーにしても石油利権が健在な内は表に出て来ませんが、太陽がある限り永久に使える技術が完成しているようですし、水を燃やす技術は用途をぼかして完成品を販売しています。アマチュアが自作をしているのがネットに沢山出て来ますから町工場で水を燃料にする発電機が作られる日も近いと思います。

農業については種の独占や遺伝子組み換えで利権を確保する動きに対抗して、昔の作物の種を絶やさない努力が必要なのだと感じます。自然の種を集めて冷凍保存している欲が強いか違いますね。

治山・治水の話は非常に重要ですね。後は医療や薬品でしょうか?共通項は見えているような物ですが(笑)それを国内でガラパゴス進化させる様な方向性になるのかな?

78%の合意で5年ほど行動してみると結果が出ますね。費用は1億ほども在れば十分でしょうか?

現場の科学者も霞ヶ関には辟易としているようです。
http://sites.google.com/site/profkawata/backnumber/1009

一気にビジョンを描く事は無理でも身近な事柄をコツコツと丁寧に考える事で共通点も出てくるでしょうし夢物語でもないと思います。

大事な事は自分の頭で考える事ですね。

加えて言うならNHKは信用しない事?(笑)昔から技術関連の放送で事実を曲げて脚色して仕上げる番組作りは有名ですから。技術の内容を全く理解できていない。今は温暖化詐欺の広告塔のようですね。

断て分けで、もう少し整理が付いてくると動きやすくなるのでしょう。一揆とか打ち壊しが起きると加速するのかな??

結果は解りませんが何とか成ります。(と空元気でも出さないと(笑))

デジタルとアナログの話ですが、デジタルは座学でアナログは実習と言う意味で言って居られるのかな?言葉を鵜呑みにするとトラブルが起きそうですが、今回の放送で感じた事です。

投稿: kazu | 2010年9月22日 (水) 03時48分

kazuさん、みなさん、こんにちは。いつもありがとうございます。21世紀の姿ですね。不思議に私は今から20年ぐらい前からイメージが浮かんでいまして、それを97年に出した富貴の心という本に書いたことがあります。

おっしゃるように20世紀の行きすぎをアウフヘーベンした、ある意味19世紀を改良したような部分があって、国内はとてもきれいに整然としている、緑が増えて、また汚らしい看板もなくなっているというイメージですね。さらに地産地消はあらゆるところに広がっていて、かといって鎖国しているわけでもなく、人や地域のネットワークが重層的に重なり合いながら広がっているという感じですね。

エネルギーのこともおっしゃる通りですね。いろいろ選択肢があってそれでどうしようかと悩むと言うのが今の時代ですが、昔は身近な山林しかなかったわけです。この身近な山林をどう活用してエネルギーを得ようか、衣食住をどうしようかと考えると、20世紀に開発された技術を使って格段にレベルの高いイノベーションが出てくるように思います。だから、やはり、山林を見上げて、これで食うっきゃないと途方に暮れる時が一度は来るのだと思います(笑)。

こういうことはおっしゃるように大企業に大金を出しても絶対できないですね。むしろ発想と技術に詳しい中小零細企業が得意だと思います。

デジタルぼけですか(笑)。はい、そういう意味でとらえてもらって結構です。

総合特区の話がありますね。あれもこうやって考えるとおもしろいのですよ。まず、景観をバシッと決めちゃうのです。そして与えられた必要条件のもとで、その景観を維持できる技術を考える。数学の証明問題みたいなもので、何でも自由に発想し、計算するのではなくて、ここにぴったり合わせるにはどうつじつまを合わせるかと考えるのです。そのほうがうまくいくように思います。

いずれにしろ今の政治もあと半年もたてば完全に行き詰るでしょう。そうなったら総合特区で未来の突破口を開けるしかないですね。ちょうどペルーで地下にひり進んでいるトンネルみたいなものですね。希望のトンネルと言いますか。

ありがとうございます。どうぞますますご活躍ください。

PS,検察の事件はいきなりエースの逮捕ですね。首を差し出すのは一人で済むのかどうか・・・。既に権力闘争モードだと思います。

藤原直哉 拝

投稿: 藤原直哉 | 2010年9月22日 (水) 07時37分

大阪痴犬のエース 前田恒彦氏が証拠捏造の容疑でスピード逮捕。
組織ぐるみの証拠改ざんの可能性もあります。
一体、大阪地検はどうなっているのでしょうか。
おそらく、バックに政治家が絡んでいると思いますが、その政治家にも波及すればいいと思います。

自民党時代にやりたいように操っていた検察、警察、裁判所は、コントロールできなくなったようです。
ある意味、政権交代もいいものです。
自民党時代の毒を全て出し切って欲しいと思います。

投稿: ぽっぽや | 2010年9月22日 (水) 17時11分

 老子の思想に「小国寡民」というものがあるのですが、老子が言うには、人口が多すぎたり国土が広すぎるから、様々な争い事が生じたり、社会が不安定化するんだそうです。

 まったく同感ですね。これから先進国ではだんだん人口が減少してくると思いますが、それは今までが「国が大きすぎた、人口が多すぎた」から、あるべき自然的な姿に還っていくということなのでしょう。

 藤原先生の語る世界の未来像も、あるいは現在の遠山郷の姿もこの「小国寡民」の思想がもとになっているものではないかと思いました。考えてみれば、現代は人が多すぎるし、モノも多すぎるし、都市も大きすぎるし、人の手に余る気ようながします。

 しかし、これを主張したのが中国の老子とは、なんとも皮肉な話ですねえ。尖閣諸島のことで恫喝を続ける(さっきのニュースでも日本側に対して圧力をより一層強めていると報道されておりましたが)今の中国共産党の連中にも見習ってほしいものです(笑)。あれだけ広大な領土を持っても、まだ足りないんですかねえ。まったく、中国の歴史にはこんなに素晴らしい思想家もいるというのに(大笑い)。


 

投稿: +9 | 2010年9月22日 (水) 21時06分

藤原先生

いつもありがとうございます。
八月の小田原夜話の会でははじめて
先生をみじかにしながらお話しを
おうかがいできて、とても感動いたしました。

21世紀のイメージですが、藤原先生も言われておられるように、今までの常識をはるかに超えた新技術がキーではないかと、最近確信しました。

それは、高度に政治的な情報の為、ディスインフォメーションに攪乱されていることから真実が全く知られていないUFO、宇宙人、この太陽系と地球の歴史に関係しています。

以前、原書でしか読めなかったステイーブ・M・グリア博士の

「Disclosure Project Briefing Document」

が翻訳されネットに公開された情報を詳細に理解したからです。
http://www4.ocn.ne.jp/~ds08pro/

以前このサイトでもご紹介されていました。

この情報によると、長年この地球の支配者達に封印されてきた技術を使うことができればどんなことが可能になるか、理解できます。


まず、藤原先生が以前言われていた

空飛ぶ自動車の実現

この情報によると自動車どころか、「自宅」自身がどこへでも自由に移動が可能になるでしょう。

移動するスピードがほとんど瞬間的に地球のどこへでも行けるようになる。

ゼロ・ポイントフィールド・エネルギーを使えるようになるので実質無償で無制限にエネルギーが使用できるようになる。

このようなエネルギー事情により、食料などの生活物資が実質無料に近くなることから貨幣を蓄財する意味が無くなる。

ここに出てくるゼロ・ポイントフィールド・エネルギーについては、表向きに公開されているアカデミックな世界では、理論的に絶対取り出すことができないと言われているようですが、実際にはニコラ・テスラの時代から簡単な構造の仕組みで可能だったことは間違いないようです。

このような情報は聞いた瞬間、トンデモ情報として頭から信じない人がほとんどだと思いますが、様様な情報を総合して考え、また実際にこの分野の一次情報に接している友人が語る話を聞いても府に落ちるました。

これからの数十年間で、このような太陽系文明、銀河文明ともいうべき社会への進出も含めた世界環境になることを想定して、新しい世界やルールを再設計する必要があると思います。

その為には、まず人類は大きな意識革命をする必要があるのではないでしょうか。

ほとんどの人がテレビや大新聞、週刊誌の情報を長年鵜呑みにして信じ込むことが常識になっているいまの地球世界では、この意識改革が一番の難問だと思います。

投稿: jimi | 2010年9月22日 (水) 21時42分

みなさん、こんにちは。いつもありがとうございます。

小国寡民、その通りなのです。大国も大企業もそういう感じです。やはりどこも原点回帰ですね。20世紀のように強烈なエネルギーで巨大なモノを作りあげた時代とは全然違う世の中になりつつありますね。中国はどえらいことになると思います。

jimiさん、いつも大変ありがとうございます。昔、地軸が傾いていない時は実は空飛ぶ天然の乗り物が結構あったのですが、地球の大変動で地軸が傾いて以来それがまったく使えなくなってしまったと、霊界物語に書いてあります。ずっと前に放送のコメントに書き込んだことがありますが、重力については謎だらけて、その正体がよくわらかないのです。さらに次元ももっとたくさんあるようですし、プラズマ宇宙論も今のビックバン宇宙論が限界を迎えたら見直されるのではないでしょうか。これからは我々の死生観、宇宙観が根本的に変わる可能性が大です。しかもそれは宗教家のお説教としてではなくて、科学者の科学的発見として・・・。それはまさに革命的なこことになるのではないかと思います。そうするとおっしゃるようなことがとても大切になってきます。人は自分で自分の周りに柵を作ってそこから出ようとしないところがあります。その柵を取り払うこと、それが意識革命ですね。大事なことです。

ありがとうございます。どうぞますますご活躍ください。

藤原直哉 拝

投稿: 藤原直哉 | 2010年9月22日 (水) 23時04分

こんにちは藤原先生。いつもやる気が出ないとき、この放送を聞いて慰められています。ありがとうございます。

最近、ホピの予言というのを遅ればせながら知り、プラス先生の話とリンクするものがあって、私のブログに文章を書きました。
不安と向きあう勇気を持とう

これからも、この混迷する世の中のために指針を示してください。

いつもありがとうございます。

投稿: さいき | 2010年9月23日 (木) 01時03分

さいきさん、みなさん、こんにちは。いつもありがとうございます。ブログのご紹介、ありがとうございました。本当に不安を見つめる勇気が必要ですね。それは根本的に変化の予兆なのです。変化が迫ると自然に人は不安を感じます。その不安を取り除くには的確に行動すること、その行動する勇気が何よりも大切です。大事なことだと思います。

ホピの預言も興味深いですね。週末の大破局をいかに回避するか、それが今を生きる我々の使命でしょう。どうぞ引き続きご活躍ください。

ありがとうございます。

藤原直哉 拝

投稿: 藤原直哉 | 2010年9月23日 (木) 08時01分

藤原様いつもありがとうございます。
NBERはアメリカのリセッションは去年の6月で終了と宣言!笑 しかし上手く臭い物に蓋をされていると感心します。膨大な不良債権どこにしまってあるのでしょうか?
だいぶFRBに収めてあるようですが。
中国は日本に対する制裁の意味を込めて円買いをして円高にしようとする話があるそうですが?
なんだかもやもやとした世界と世の中です。

投稿: ゲロリン | 2010年9月23日 (木) 10時14分

http://tanakanews.com/100917senkaku.htm

 日中国交回復の時に、尖閣諸島の領土問題は棚上げされていたそうで、実際には日本が実効支配していますが、外国船が領海にはいると追い出すだけでした。過去に一度だけ小泉政権時に中国船を拿捕したことがありましたが、強制送還して大きな外交問題にはなりませんでした。
 今回の中国漁船の船長を未だに拘留しているのは、中国を怒らせることを意図してやっているように感じます。日中が険悪化して、喜ぶのは人形使いの米国だけのような気がします。
 前原害相は生粋の親米ですから、ジャパンハンドラーの筋書き通りのことをしているように感じます。
 小鳩政権は、米国とある程度距離をとり、アジアの中の日本を目指す外交戦略をとりつつありましたが、菅政権には、中国に対して距離をとらせ、親米に向けさせる戦略をとりつつあります。
 駐日米軍のグアム移転が延期されるなど、沖縄の軍事的重要性が高まりつつあり、中国軍派兵を煽り、米軍頼みの世論を盛り上げようとしているのではないでしょうか。

 領土問題を周辺国に対して抱えている中国が日本の言い分を認めることはしないでしょう。強制送還して大きな外交問題にしないのが、日本にとって一番実のある対応だと思います。
 

投稿: 青紫 | 2010年9月23日 (木) 10時17分

jimi 様、こんにちは。
http://www4.ocn.ne.jp/~ds08pro/
  ↑
すごすぎ!!! びっくりしました!!!

いよいよ人類も銀河文明へ進出ですね!!!

ヤッホー!!!

私はプレデアス星に行ってみたいと思います!

鷹拝

投稿: | 2010年9月23日 (木) 10時46分

みなさん、こんにちは。いつもありがとうございます。
尖閣問題はますます盛り上がっていますね。海上保安庁は漁船が突っ込んでくるビデオを法廷で出すまで出さないつもりのようですね。やる気ですね、これは。別に米国がさせているというわけでもないでしょう。米国も責任を負いかねますからね。便乗はしても率先してやらせることはできないでしょう。でも米国はどっちの味方かと言われれば、それはバイデン副大統領が言っているように日本の味方、ということになります。でもこれで米国に借りを作ると日本も沖縄問題なんかで大変ですよ。沖縄は基地絶対反対ですからね。

それにしてもここでひとつ興味深いことは、日中ともに外交がないということですね。外交というのは双方の言い分がぶつかりあった時、まさに今のようなときにどう決着をつけるかを話し合って決めることです。ですから外交官というのは国内世論や自分の意見をどんどん開陳する人ではだめで、何を思っているのか考えているのかわからないというか、目立たない人でないとだめです。すなわち普段から意見をどんどん公言している人では外交はできないのです。外務大臣もそういう人でないと、外交問題が起きた時に大臣の持論が先に立っては外交にならないわけです。

村社会というのがありますね。あれはある意味で外交の世界でもあります。みんな常に顔を突き合わせて暮らしていますから、好き嫌いはあるし、やりたいこと、やりたくないことがあって、放っておくと常に喧嘩ばかりで村は崩壊してしまいます。そこで常にそういう問題を解決すべく両方の言い分を聞いて落とし所を決めてなだめる人がいるのです。そしてこの人の決めたことなら、ということで大体収まるのです。そして双方ともに、知らん顔してまた友好的に付き合う。しかし腹の中は別だから、相手のいないところでさんざん悪口を言う。でも顔を合わせたらニコニコ。これが村社会の処世術ですね。

国際社会も同じようなところがあります。ご存知のように第一次大戦の終結から冷戦後まで、実はその落とし所を決めて納得させるという外交が上手だったのが米国だったのです。米国は決して紛争の当事者にならない。紛争の間に入っていって和解させて自分の言うことを双方に聞かせる、それが米国外交でした。まさに外交です。ところが冷戦後、特に911テロ後は米国が紛争の片方の当事者になって、結局外交ができなくなったのです。

今の時代、みんな国も政治家も国民もいいたいことを何でも言える時代ですが、外交というものがふと気がつくと世界から消えてしまったのです。日本の外務省も価値観外交なんてことを公然と言いだしたあたりから、外交官ではなくて日米合作宣伝社みたいになってしまいました。さてさて外交なき村社会をどう平和に収めるか。今回の事件も含めて新しい21世紀の課題が明確に見えてきましたね。

今さら世界が納得する権威も見当たりませんしね・・・。歴史はどんどん前に進みます。

ありがとうございます。どうぞますますご活躍ください。

藤原直哉 拝

投稿: 藤原直哉 | 2010年9月23日 (木) 20時56分

先生、いつも放送を有難うございます。そして、めまぐるしく動いていく時事に対してのよくわかる解説も有難うございます。とても勉強になります。 また、kazuさんや、+9さんの投稿も感心しながら拝見しています。

今回の外交という点でも、最近まで感じていたことが、非常にすっきりしました。昔は、大人の知恵というか、表に出すことと、出さないことが、暗黙の了解のうちにあって、政治家の発言でも、その隠された部分を察するというか、そんなところがありましたが、今は、西洋と同じ非常にはっきりして言葉どおりのようです。
昔、田中真紀子氏が小泉首相に呼ばれて二人で秘密会談したときも、記者に聞かれて、あまりに明け透けにありのままを公表していてびっくりしたことがあります。
その時、女性だからかなと思いましたが、昔なら、意にそぐわず決裂しても結論だけで何もかも余計なことは発言しないものでした。
これからは、良い意味でも悪い意味でも、不透明な部分はどんどん明かされていく時代ですね。わざわざ明かさなくてもよい真実までもが出てきて、昔日本人の特質と言われた腹芸、何を考えているのか全く腹のうちはわからない、というようなことは、急速に消えつつあるようです。ある意味、外交などではそのようなことも必要なのではと思いますが、奥行きというのが無いように感じます。子どもが状況が分からず、何でも明け透けに発言して、側の大人がヒヤヒヤしてしまう状況に似ているような気がします。

時代がどんどん進む中で、先生のお話に、元気をもらいながら、生きてゆく指針にさせていただいています。有難うございます。

投稿: 職人K | 2010年9月23日 (木) 22時40分

 中国漁船が尖閣領海に入っても、たいていは、海保が中国漁船を領海から追い出すだけでした。中国にとって、尖閣は中国領だと主張しているので、そもそも、中国船員を日本の国内法で裁いても中国が認めないことは分かっているし外交上メリットがなかったので、拿捕して日本の法律で裁くことを避けていたと思います。

 今回は、中国船が海保の船に衝突してきたので捕まえたわけですが、日本の国内法で裁いた後の落としどころをどう考えているのか外務省に聞いてみたいものです。当然、中国の反日感情を煽ることは分かっているわけですし、対日制裁も想定して、何らかなメリットがあり、落とし所も考えてから、日本の国内法で裁くことにしようと判断したのだと思います。

 捕まった中国船長は、中国の外交官と連絡を取り、日本の取り調べでは、「尖閣は中国の領海なので違法操業ではない。意図して、海保の船にぶつかったのではない。海保の船が中国魚船にぶつかった。」と、主張しているようです。最終的には中国船長を中国に帰してお終いだと思います。日本にとって、外交的メリットはあったのでしょうか。日中の友好ムードは弱まり、中国からの観光客も激減、レアメタルの日本の割り当てもへらされるでしょうし、日本にとって、良いことは全くないと思います。

 中国の軍事区域に日本人4人が立ち入り、逮捕されたらしいです。
ひょっとして、尖閣の仕返しでしょうかね。

投稿: 青紫 | 2010年9月23日 (木) 23時23分

みなさん、こんにちは。いつもありがとうございます。いろいろな意味で若い世代がもう一度学習して作り直す段階に入っているようですね。前の世代からの教育や継承がすたれてきた。しかし現実はやはり現実としてある。ならどうするか、それを若い世代も急速に学習しつつあるのではないでしょうか。これが本当の教育だと思います。やはり混乱しているとはいえ、その混乱の中で人は育ちつつありますね。自分の体験に基づいて育っていく、実にいいことだと思います。だからこそ生活感覚というのが大切なのですね。

中国のことですが、中国にとっても今回はとんでもなく大変なことになると思います。相手は日本だけではありませんから。しかし私はそのうち何か事件が起きて、日本が中国から帰ってくる日が来ると思っていました。共産党の中国相手にこんな異常な経済ブームはいつまでも続かないと思っていました。そして中国もバブルが崩壊すれば民族感情が勃興してくるのはごく自然な流れです。希少金属もこれから中国やインドが莫大な人口を食わせていくことになったら、いくらあっても足りません。

ですから日本はこれが良い機会なのです。中国、中国と言っていないで、今までとは違うまったく新しい付加価値の高い産業を作り直せばよいのです。昔、戦争が終わって植民地を失った時もまったく同じことになって見事に立て直しました。希少金属も原油も小麦ももう世界は足りないのです。だからこそ代わりのものを日本は開発したらいいのです。そこに経済発展の原動力があります。

そして日本国内にはたくさん草ぼうぼうの工業団地が余っています。あそこに中国から工場を逆誘致すればよいのです。日系企業だけでなく、中国に出ていってひどい目にあっている他の外国企業も誘致してくれば良いのです。そこだけは総合特区の一つにして中国以上にコスト競争力の高い地域にすればよいのです。

今回の事件はひとつの流れの始まりだと思います。日本は未来を見て戦略的に対応することが大切だと思います。

ありがとうございます。どうぞますますご活躍ください。

藤原直哉 拝

投稿: 藤原直哉 | 2010年9月24日 (金) 06時39分

先生のいらっしゃる信州(遠山郷)は日本人にとっても外国人にとっても私にとっても恐らく理想郷になりうる要素満載ですよね。

新潟が隣にあるので米も美味しいし、
痩せた土地だからこそ蕎麦もある、(今が旬真っ盛りですね)
先生の良く出す醗酵の文化も信州味噌そのものですし、
あと養命酒なんてのも信州ですよね。(虚弱体質の子供時代に飲んでました・・・苦笑)
確か峰竜太さんの実家も造り酒屋でしたっけ。

熊も熊の胆なんて言う売るととっても儲かるものもあったり(あれ乾燥しても滅茶苦茶獣臭するんですよね)
茸類も(松茸はどうなんでしょう・・・結構ありそうですが)豊富。
アルプスもあるし、ちょっと動けば富山の水産物もある。
あぁそれとセイコーとかシチズンとかもスイス並みの場所にありましたっけ。

なのでまさにその地域って世界を凝縮した箱庭そのものだと思います。

日本人ほど食文化と水に恵まれた国民はそうそう見た事がありませんし、何より生き物としての基本資源が当たり前に揃っているだけでも凄いと思います。

日本に於ける神の概念も外国とは違い、
八百万で荒ぶる時の畏怖はありますが基本的に人間と同じ位置関係の付き合いです。
そこには互いに力を活かし合って働いてきた、これも藤原先生の仰る自然との調和の概念そのものではないかと思います。(御柱祭りはまさに荒ぶる神そのものですね)

思いと現実の乖離を埋めることは実はそんなに難しくは無くて、当たり前過ぎてただ単純に気付いてないだけじゃないの?と私は思います。

日本人の底力は過酷で災害も年中起きる、
むしろデメリット利用して工夫し、歴史のページに織り込んできたからこその驚異性があるのだと思っています。

私は藤原先生が何故遠山に行くのか、その真意はとっくに判ってます。
というより私にとってそっとして置きたい日本の宝のありかの1つなので先生に余り宣伝して欲しくは無いなぁと痛し痒しの感もありますが(苦笑)

例えるなら・・・
本当に美味しくて値段もそこそこのお店が行列出来ちゃうとか、思い上がって勘違いし手広くやりだして不味くなっちゃった・・・みたいになって欲しくはないそんな場所なのです。

投稿: 見学者 | 2010年9月24日 (金) 14時43分

尖閣諸島沖での衝突事件、逮捕の中国人船長を釈放へ
http://www.asahi.com/international/update/0924/TKY201009240180.html

 日本は、中国漁船の船長を日本の国内法で裁き、外交的に中国を追いつめると思いきや、中国漁船の船長を近く釈放。
 一体、外務省はどういうメリットや落とし所を想定していたのでしょうか。
 中国の経済的発展には、日本の直接投資や援助はかなり貢献していると思いますが、中国の頑なな対日制裁は度を超しています。
 それにしても、中国は安心して友好関係を築ける国でないことははっきりしました。
 後処理も中国は相当無理難題をふっかけてくると思いますが、船長を帰してしまってもいいのでしょうか。

 それにしても、日本の外務省は下手をうったような気がします。

投稿: 青紫 | 2010年9月24日 (金) 15時10分

みなさん、こんにちは。いつもありがとうございます。

遠山郷のことをあまり広めないで・・・(笑)。大変よくわかります。でも、地元の人も都会の人と会うのが大好きなのですよ。地元は地元でいろいろ課題もありますし、一緒にいろいろなことをやっていきながら、未来を作っていこうと思っています。やはり遠山郷の良さをわかる方はすごい方ばかりですよ。エネルギーが違います。昔は、一番元気のよい人が田舎を捨てて東京に行きました。今は、一番のつわものが限界集落で生きていますね。学ぶべきは限界集落に生きる人たちの世界ですね。

ひとつだけ、今よかったと思っていることがあるのです。例のパワースポットブーム。遠山郷にもパワースポットはいくつもあるのですが、幸いなことに本に紹介されませんでした。ですから洪水のように人は来ていません。ところが、伊那の分杭峠は紹介されてしまったために大混乱。これではパワーも何もありません。来た人も受け入れる人も当惑するだけです。これからは一人ひとりが自分のご縁で新しい未来や新しいパワーを身につけていくことが大切だと思っています。

中国の問題ですが、釈放するのですね。私は良いタイミングだと思います。決して公表されることはないと思いますが、日中首脳がちょうど米国にいるときに何か手打ちができたのでしょう。決して公表されることはないと思いますが、中国も何か譲歩したのでしょう。米国も最初から毅然としてましたね。日本としては今回、中国に対する態度で国論がピタッと固まった、その経験が最も価値あることだったと思います。同時にこうして釈放となりますからその憤りのエネルギーはむしろ高まっていき、中国頼みの日本経済から脱却する大きなエネルギーになっていきます。

それから今回日本が毅然として行動したことで、中国の膨張と戦っている台湾、チベット、モンゴル、あるいはインドなど周辺国、周辺民族にも元気を与えたようです。かつて日本が第二次大戦のときに植民地独立に火をつけたような感じですね。これもアジアの未来のためには大きな成果だったと思います。

領土と主権で譲歩しないことは中国だけでなく日本でも当たり前のこと。でもそれを敢えて中国の首相が国連で言うということは、これは完全に国内向けですね。俺はニューヨークの国連本部に来てますが、経済優先のために変な妥協はしてませんよ、ということを国内向けに言いたいのではないでしょうか。

また何か起きると思いますから、その時にはもっと大きく行動できると思います。政府も国民がガツンと物を言えばビビって動きますからね。ふにゃふにゃの菅政権は国民がきっちり迫ってタガをはめていけばよいのだと思います。それも今回のことでよくわかりました。とりあえず、お疲れ様でしたというところです。

なお、これから週末は遠山郷のため、コメントの書き込みがしばらくできません。ご了承ください。

ありがとうございます。どうぞますますご活躍ください。

藤原直哉 拝

投稿: 藤原直哉 | 2010年9月24日 (金) 18時04分

 表に出ない交渉は本当にあったのでしょうか?
 尖閣問題の中国船長釈放は、菅・仙石両氏による政治主導による判断で、弱腰の印象しか受けません。行き当たりばったりで、仙谷が決め、菅氏が了解したのかなという感じです。

 当初は、触らぬ神に祟りなしと思っていましたが、中国船長を拘留してしまったら、最後は判決を出して、海保の船の損害賠償くらい請求しても良さそうなものですが、逆に中国から領海を主張され損害賠償を請求される始末です。日本の対中外交には失望してしまいました。
 中国と国交回復して30年以上経ちますし、尖閣問題では何度も小競り合いをしていて、外務省もそれなりに、シュミレーションなり、対応マニュアルぐらいは検討していたと思いますが、一体どうなっているのか、外務省にも官邸にも不信感を募らずにはいられません。

 恐慌になると、普通は、関税を上げ、国内産業を保護し、雇用を守ります。現在、民主党は、経済連携協定(EPA),自由貿易協定(FTA)など、自由化を推し進めようとしています。農業なんかは戸別補償を入れるかわりに、関税撤廃の方針で、農相は動いているようです。戸別補償も国内向けの農産物であればいいですが、輸出用農産物に戸別補償というのも問題がありますし、財政逼迫の一因にもなります。それよりは、関税をかけた方が、国内産業は保護されるし、財政上も潤うメリットがあります。国外に工場を作っていて、斜陽になりつつある輸出企業に気を使っても仕方ないのではないかと思います。

 今回の尖閣問題で中国は安心して商売が出来ないことが分かったので、中国に出て行った日本企業や日本の資金を全て日本に戻せばいいのではないでしょうか。
 工場や資金が戻ってくると、日本のデフレや不況はかなり改善されると思います。

 そうなると、結果的に、一番困るのは中国だと思います。

投稿: 青紫 | 2010年9月25日 (土) 12時17分

モノゴトには裏表がある。

趣味で農業をするのは容易いが
仕事でするには品種を選び色、形、大きさを整えなければ儲からない。

趣味でITを触れるのは容易いが
仕事でするにはITの仕組みを知り
自分がその仕事をすることによって
どのように社会に役立っているかをわかっていなければ
社会にノまれてしまう。

能力の無いものは趣味で終わり
能力の有るものはそれを活かし楽しく生きるだろう。

どこに住んでいようとも良い奴は良いし、駄目な奴は駄目である

投稿: 死に神 | 2010年9月25日 (土) 13時58分

藤原様何時もありがとうございます。
さて尖閣の問題、中国はさておき国内が激震です。
しかし何故あれほど自己保身に走る内閣なのでしょうか?すべて検察が決めた事にする。
あまりにも国民を馬鹿にしているとしか思えません。
国民だって政治判断があったことは知らないわけはなく。こんな小さな人がこの国のトップとは。
分っていた事とはいえ現実にそれを見ると中国えの怒りより自国の指導者に対するそれが大きい事に気付きます。畑に水撒きに行って青い空に浮かぶ鱗雲を見て天を仰ぎました。

投稿: ゲロリン | 2010年9月25日 (土) 19時45分

みなさん、こんにちは。いつもありがとうございます。尖閣問題についてはもうひとつの番組のほうにコメントしておきました。

実は明治時代に日本が英国と付き合うようになって以来今日まで、日本には強く出ろ、そうすると必ず譲歩するという経験則が世界にはあるのです。米国も中国もその経験則通りに今まで決定的タイミングでそのように日本に迫ってきて、彼らの思いを実現させてきました。

筆者はいつも感じるのですが、やっぱり日本政府はリーダーに喧嘩の弱い人がなっていますね。よくしゃべるけど一発殴られたらそれっきりというタイプ。本当は、普段はおとなしいけれど、一発殴られたら毒蛇より恐ろしくなる人、殴られることを事前に想定しておいて、殴られたことを最大限に活用して自分に有利な状況を作れる人、こういう人でないと乱世の国家リーダーは務まりませんね。

今日は武富士が潰れたとか。どんどん世の中が変わっていきます。行きつく先のイメージをしっかり固めておかないと大変です。菅政権ではとても国会を乗り切れないでしょう。リーダーシップ溶解のなかから何が生まれてくるかですね。

ありがとうございます。どうぞますますご活躍ください。

藤原直哉 拝

投稿: 藤原直哉 | 2010年9月27日 (月) 08時40分

藤原先生 皆様
 いつも有難う御座います。世の中の動きが激しくなってきました。普通でしたら ほんと 何がなんだか分からずに居た事と思います。大きく構えることが出来ました。新聞 テレビ が 嫌になりましてパソコンに変えた事による収穫に御座います。これからもいろいろと学びたいです。それにしても 遠山郷には参加したいです。藤原先生の元気の基も納得です。本当に楽しい人生を日々勤めてゆきたいです。有難う御座います。

投稿: kamehime | 2010年9月30日 (木) 14時10分

kamehime さん、みなさん、こんにちは。いつもありがとうございます。本当に世界が動いていますね。歴史の断層をちょうど渡っているところです。トオヤマも楽しくやっておりますので、どうぞお越しください。ますますのご活躍をお祈りいたします。ありがとうございます。
藤原直哉 拝

投稿: 藤原直哉 | 2010年10月 1日 (金) 07時44分

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