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2010年9月 7日 (火)

藤原直哉の「日本と世界にひとこと」 2010年9月7日 社会の沸点

社会の沸点

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NPO法人日本再生プログラム推進フォーラムはこちらです。

小田原スローフード研修会・入門編のご案内はこちらです。

9月25・26日の遠山藤原学校のご案内です。

ところで、人民元と米ドルの公式為替レートのチャートを見てください。横軸は80年から現在までの時間軸で、縦軸が為替レート、数字が小さいほど(グラフが下に行くほど)元高ドル安で、大きいほど(グラフが上に行くほど)元安ドル高です。

Bfmb203

80年代初頭は1ドルが1.78元程度なのに、一時は5分の1ぐらいの元安になり、今でも3分の1ぐらいの元安です。特に90年代前半にものすごい勢いで元安ドル高が進みますね。これが日本から中国に一気に製造業が移転した最大の理由です。

すなわち元が理不尽に大幅安になったために、日本で製造して輸出するより、中国で製造して輸出するほうが大幅に有利になったのです。もしこの90年代前半にこんな元安になっていなければ、日本から一気に中国に製造業が移転してしまうことはなかったはずです。

さらに中国が巨額の黒字を稼いでいるのに今のような元安にとどまっていることはおかしくて、これは中国政府の責任であり、世界各国が以下のように中国に人民元の切り上げを真剣に迫っています。日本も海外と協調してもっと強硬に人民元の切り上げを求めたらどうでしょうか。実際に元が80年代初頭の水準まで元高ドル安になれば、製造業は音を立てて日本に戻ってきて、日本の製造業や地域経済も一気に活気づくのではないかと思いますそれは結果的に日本の中小零細企業に仕事を増やすことにもなると思います。


米国は中国に人民元切り上げを要求
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20100427-OYT1T00429.htm


中国・インドが人民元切り上げに強い要求
http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C93819584E0E0E2E2E38DE0E0E2E6E0E2E3E2E2E2E2E2E2E2;at=ALL

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コメント

社会の沸点というタイトルでしたが
私が一番共感したのは
グローバリゼーションと地域主義のくだりです。
地域で営んでいる者としては
まさに的を得た内容でした。
まだ自分の言葉として咀嚼できておりませんが
早く自分のモノにして
周囲に拡散していきたいと思います。

投稿: りっきー | 2010年9月 8日 (水) 01時24分

りっきーさん、みなさん、こんにちは。いつもありがとうございます。はい、これからは地域主義が地球全体に広がっていくと思います。ですから日本の各地域も自分たちの力で盛り上げていかないとなりません。頑張ってまいりましょう。ありがとうございます。どうぞますますご活躍ください。
藤原直哉 拝

投稿: 藤原直哉 | 2010年9月 8日 (水) 07時47分

先生、いつも放送を有難うございます。いつも楽しみに聴かせていただいています。今回のお話もなるほど、、と思いました。グローバリゼーションよりも、人間とは本来 徒党を組むもの、やはり最後は民族主義に向かうとはその通りだと思います。

近ごろ報道されている、外国人や外国資本(おもに中国)が我が国の森林や地方の土地をさかんに買っているニュースを聞くと、とても心配になってきます。
個人レベルの小規模なものは、仕方ないと思いますが、
大規模になってくると、これも民族主義の表れか、危機感を感じます。(今日の尖閣諸島付近での事件でも故意に船を巡視艇にぶつけてきた様子、その国のすることは、大体が想像出来ます。)
このようなことに対して、何か有効な手立てを政府は打っているのでしょうか? せっかくこれからは地方の時代と思って何かしようと思っても、その土地がよその国のものになっているのではどうしようもありません。

投稿: 職人K | 2010年9月 8日 (水) 12時50分

 日銀総裁の記者会見で、次のように発言しました。
「当局が為替相場を自在にコントロール出来るわけではない」
この一言がきっかけになり、円高になったようです。(逆口先介入?)
頭の良い人は困ったものです。当たり前のことをこのような場面で発言する事の意味を考えて欲しいところです。コントロールできない事は百も承知、ならば金融面で流れを遅くする手立てをその良い頭で考えて欲しいのです!?
 日銀が手にもてあます問題であっても、善処すべきです。

投稿: 天宮 | 2010年9月 9日 (木) 05時04分

みなさん、こんにちは。いつもありがとうございます。
さてさて、政治も経済も行き詰るばかりですね。政府も今まで何もやってないですからここに来て一気に危機的になってきました。ここは日本再生国民運動本部のようなものを立ち上げで、日本と世界全体を見渡した司令塔を創らないといけませんね。そして地方も基本は地産地消+特産物で生き返らないとなりません。外人の土地購入は大したことありませんよ。むしろこれから連中もカネに困って二束三文で売り払うでしょう。またちょっと法律を動かせば追い出すのも簡単です。同時に日本は不要な不動産の権利放棄を認めたらよいと思います。そうするとたくさんの土地が国に一度戻りますから、立て直しが楽になるでしょう。

日銀はどうなりますかね。日銀法を改正されて名実ともに政府印刷局になる運命ではないでしょうか。今回の総裁の発言も印刷局長にできることはないと読めば、すごくよくわかる話です。

ところで、先日、出口王仁三郎のことについてインタビューを受けました。以下その記事です。何かのご参考になればと思います。

http://www.onitama.net/modules/ot/index.php?content_id=29

ありがとうございます。どうぞますますご活躍ください。

藤原直哉 拝

投稿: 藤原直哉 | 2010年9月 9日 (木) 07時43分

 マスコミは、菅首相は好意的に、小沢氏にはネガティブに報道しています。昨日の(親小沢の)鈴木宗男の判決といい、今日の小沢ガールズとの密会といい、何か作為的な世論操作を感じます。

 森元首相の息子、木村剛氏が捕まり、清和会の勢いがそがれつつありますが、見えないところで、旧経世会との勢力争いがあるのかなと勝手に妄想しています。

 ちなみに、私は、清和会は国益を害していると思われますので、どちらかといえば、旧経世会が盛り返して欲しいと思っております。

 今後、政界大再編が起きた際には、清和会と反清和会がきっちりと別れた方がわかりやすくていいと思います。
 又、マスコミは中立公平な報道を心がけて欲しいと思います。

 ちなみに、鈴木宗男の刑が確定しましたが、宗男氏は、北方領土4島返還をかなりの可能性でまとめていたそうです。米国がそれを阻止するために宗男の不正を暴き、その返還を阻みかつ日露の親密化を阻止したのではないかという噂があります。

投稿: ガンバ宗男 | 2010年9月 9日 (木) 20時31分

先生、昨日は小田原のほうは大雨で大変だったんですね。夜、ニュースで、酒匂川の氾濫のことを知りました。たしか昔から暴れ川で、幼い日の二宮金次郎の一家離散になった原因とも聞いています。この川のほとりの荒れた土地を耕し、土手に作物を植えることによって農村振興の方法を学んでいったと聞きます。恵みと破壊をもたらす天地自然の中で、いかに生きるか、、尊徳の原点が酒匂川にあったということを、ニュースを見ながら思い出していました。 乱世と、くるくる変わる烈しい気象の中で、本当に今、二宮尊徳に学ぶ時が来ていると思います。少しずつでも、地道に、着実に進むことを考えなければならないのでしょうね。

インタビュー記事も拝見致しました。
「人間は一本の葦にすぎない。自然の中でもっとも弱いもの、、しかし考える葦である。」のパスカルを思い出しました。パスカルは幼い時から数学の才能を発揮した天才で、三角形の内角の和が180°であることや、パスカルの定理とよばれる数学的理論では、当時デカルトは、それが16歳の少年の論文であるとは信じられなかったそうです。そのあとも確率など数学的な仕事や真空での実験、圧力など、パスカルの原理など物理学でも大きな仕事を残しますが、人間の理性の限界を感じてキリスト教に救いを求め、神の存在を信じるようになったといいます。すなわち、神をもたない人間の悲劇、神とともにある人間の偉大さを論じたようですが、、
サイエンスをとことん極めた人ほど、神とともにあるようですね。
また、日本の本居宣長でも、最後は信仰とともに学問があったというか、何か共通するようなものを感じました。
先生のことをお聞きして、そのことをあらためてまた確信致しました。

私は、科学には縁遠い凡人ですが、神様というより、天という大きなものを感じています。(同じことなのでしょうが。)

今後ともご指導よろしくお願い致します。

投稿: 職人K | 2010年9月 9日 (木) 21時04分

みなさん、こんにちは。いつもありがとうございます。小田原を含め、神奈川県西部は歴史的豪雨で、大部被害が出ました。おかげさまで当社関係は大丈夫でした。本当に激しいばかりの世の中になりましたね。

政治もどういうことですかね。このタイミングで宗男と青木愛の話なんか出さなくてもいいのに。こんな話を出さなくてももう決着は既についていたのですから。怨念が怨念を呼ぶ展開になりましたね。

職人Kさん、わたしなんかまだまだですよ(笑)。一生懸命に神劇を務めさせていただこうと思っています。やはり21世紀は20世紀とはだいぶ常識が違ってくると実感しております。

どうぞ引き続きよろしくお願いいたします。ありがとうございます。

藤原直哉 拝

投稿: 藤原直哉 | 2010年9月 9日 (木) 22時43分

こんにちは藤原様、社会の沸点とは面白い表現ですね。

沸点と言う言葉を習ったのは小学生の理科の時間だったと思います。火を使った実験の最初の頃ではなかったかな?

三脚に石綿のマットを置いてビーカーに水を入れて温度計で水温を計る。一定時間事に水温の記録を着けてグラフにまとめる。そんな授業だったと思いました。

「沸騰石」を必ず入れる事。

と言うのが厳重な注意事項だったと思います。
「沸騰石」を入れないと「突沸」が起きて大変な事になる。温度計の目盛りを読むためにビーカーに近寄っている状態で突然に沸騰したお湯が噴き出す怖い現象です。

沸騰石とは何でも良いのですが、徐々に沸騰を起こすための小石。素焼きのボール(恵まれた学校)とか何でも良いのですが、今週の話では理不尽な社会的ストレスの適当なガス抜き。と言う事になるのでしょう。

沸騰石を入れないで突沸の状態を見てみたいと先生に言ったら、次の週に新しいビーカーと長いガス管を用意して実験してくれました。温度計を読むために先生所有の望遠鏡まで用意して実験しました。

突沸は怖いですね。90度程まで何の変化もなく今までと同じようにゆらゆらと水が揺らいでいるだけですが突然・爆発的な沸騰が起き水(お湯)が1/4程になるのです。残りの水(熱湯)は辺り一面に飛び散っていて半径50cmほどは飛んでいたでしょうか?

新しいビーカーというのがポイントで何回か使った物では細かい傷があり突沸の再現性が悪いのです。

今のマスコミのように均一で滑らかな状態が突沸を起こすのには都合がよい。異論を唱える傷があると突沸には都合が悪いのです。

世の中は相似形で成り立っているようですから、様々な問題も突沸型で起きるような気がします。近寄って飛び散る熱湯を浴びて火傷をしないように注意が必要な訳ですね。

中小企業庁の偉い様と話をする件は立ち消えになったようです。中小企業庁ではクレーマーとして有名なようです(笑

資本主義も国家も突沸型ではないでしょうか?尖閣諸島やコーラン焼却など焚き付けの勢いは衰えていませんから花火のように吹き飛ぶような突沸が起きるのでは無いでしょうか?

余談ですが、この理科の先生は何でも実験をしてくれました。少々乱暴な指導でしたが面白かったですね。苛性ソーダの入った試験管を親指で塞ぎ勢いよく振って溶液を作って、気が付くと指紋が溶けていたり、古い顕微鏡を分解掃除と称してバラバラにしたり。

今の小学生は理科の先生と体育の先生が居ないために実験が出来ない怪我をするような運動は出来ないと紙の上の座額ばかりの様です。数年前に元理科の専任教師が土曜日の午後(ゆとり教育で休日)に理科実験をしているというので見学に行きました。

事細かに何をするかのマニュアルが用意されていてマニュアルに従って実験を進めるだけ。子供が「先生、次は何をすればよいですか?」と聞いてきたので「火を消して温度が下がるのを待って下さい」といった覚えがあります。(小学生よりも先に生まれていますから、先生ですね(笑)

子供達は火の消し方を忘れているらしく「どうやって火を消すのですか?」と聞いてきたのですが理科実験のガスバーナー何て30年ぶりに目にしたのですから「よく解らない」と答えましたら子供の本領発揮。

教科書に載っていなかったか?プリントに書いてないか?と手分けして探し始めグループ内で緊張の走った濃密なコミュニケーションが行われていました。

バカなのは大人だけですね(笑

投稿: kazu | 2010年9月10日 (金) 02時51分

日本振興銀行が経営破綻。
戦後初のペイオフ。
債務整理で政治家やその他仲介人の不正行為が暴露されるかも。
楽しみだ~あ。

投稿: 木村柔 | 2010年9月10日 (金) 08時24分

みなさん、こんにちは。いつもありがとうございます。kazuさん、興味深いお話をありがとうございます。そういえば、確かに沸騰石ってありましたね。思い出しました。突沸、そうですね。これから内外はそんな情勢でしょう。神と学の力比べ、相当なところまで行きそうですね。

いろいろとご活躍のご様子で何よりです。

振興銀行の件は各方面に波及すると思います。ひとつの時代の整理が本格化しますね。

ありがとうございます。どうぞますますご活躍ください。

藤原直哉 拝

投稿: 藤原直哉 | 2010年9月10日 (金) 19時43分

 郵便不正をめぐる厚生労働省の偽証明書発行事件で、虚偽有印公文書作成・同行使罪に問われた厚労省元局長・村木厚子被告(54)(起訴休職中)が10日、大阪地裁で無罪の判決を言い渡されました。
 自民党大物議員や大物元秘書が関与の噂がされていますが、そちらの方に捜査の手が伸びるか、注目です。

投稿: 朝顔 | 2010年9月10日 (金) 21時56分

 欧州のストレステストを実施した91行の銀行が、PIIGSの国債価格が3割下落すると、69行が自己資本の10%を維持できないそうです。
 2008~2010年は、経済対策で財政出動をしました。9月以降、2011年の予算が議会で討議されますが、大多数の国は2011年からは緊縮財政になりそうです。緊縮財政は国民に不人気ですが、もし、PIIGS諸国のいずれかが予算でもめると、その国の国債価格が一気に下落すると思います。又、その国債を買っている銀行も破綻の危機に見舞われます。回り回って、世界中の株価下落へとつながる可能性があります。
 2010~2011年は、はっきりと今の経済体制の終わりをつげる出来事が起こるような気がします。新しいシステムの構築が急がれるところですが、民主代表選を見ていると、日本はまだまだ先だなと思ってしまいます。

 一つの時代の終わりには、次の時代を担う人たちが出てきます。鎌倉幕府の次には室町幕府が出てきたし、江戸幕府の次は明治政府が出てきました。今のところ、今の日本政府には次の時代を担う人たちが表だって出てきていませんが、どのタイミングでどの人が出てくるのか気にかかるところです。

投稿: 萌芽 | 2010年9月11日 (土) 07時52分

みなさん、こんにちは。いつもありがとうございます。

新聞各紙も民主党代表選は菅有利と書き始めました。しかしもう2週間前ぐらいには流れは決まっていて、みんな小沢グループに嫌がらせされるのが嫌だったので適当なことを答えていたのだと思います。菅氏がいいからではなくて、小沢氏がよっぽど嫌なのだと思います。民主党内は。城は中から崩れたらもろいですね。しかし菅氏にも政策があるわけでなし、代表選が終わって国民の怒りはいよいよ沸点を超えるのではないでしょうか。米国と大企業のご機嫌を取っていれば政権は回ると思っていたら大間違いですよ。

ペイオフのこともそうです。やはり自民党政権ならペイオフはできなかったでしょう。身内の問題ですからね。政権交代して、野党のスキャンダルですからやっちまえということにもなるのだと思います。でもその影響というか意味するところを全然理解している様子がない。これは唐突に消費税率の引き上げを言いだすのと全く同じで、まるで目隠ししてクルマを運転しているようなものです。それが菅政権の一番怖いところです。

同時に経営が行き詰って、それを何とか立て直すとか売却するとかに汗をかく政治家もいなくなりました。これは一事が万事で、沖縄の基地も八つ場ダムも今回のペイオフも、結局政治が何もできずに当事者に被害と困難が押し付けられるという格好です。実質的に政府機能がマヒし始めたのではないでしょうか。すなわち問題が起きなければそのまま何事も昨日の通りに進むのですが、問題が起き始めたらそれっきり。戦争末期、敗戦続く各地の守備隊がそのまま見殺しにされた姿とよく似ています。ま、戦犯追及もこれから振興銀を突破口に広がるでしょうが、既に連中の影響力はなくなっていますね。敗戦後の戦犯追及ですね。検察も村木氏のことがあるし、徹底的に責任を追及して首を差し出させないとなりません。

90年代の銀行破綻も、80年前の金融恐慌も、最初は潰れて当然という金融機関の破綻から始まりました。しかし実際にカネをなくす人が出てくると大量のカネを預金している人たちはカネをあやしい金融機関から引き出してしまいます。それで第2、第3の破綻が始まるのです。馬鹿だね、こんな時期にペイオフなんかやるんですから。消費税率の引き上げを言いだす以上に馬鹿ですよ。90年代も破綻が起きるたびにこれが最後と大臣が言っていました。しかし怪しい銀行、まだまだありますよね。そして米国は今どんどん銀行が潰れています。欧州も再び全面的金融危機再開の様相を呈し始めていますね。これから日本人も覚悟しないといけません。空襲を受けて倒れても、それは自己責任だと。政府は面倒を見てくれませんね。本格的な本土空襲の始まりですよ。

一方、世界は脱市場経済の流れ中にあります。だから市場が壊れて市場に乗っていた金融も崩壊するのは時の流れ。やはりその次の受け皿を創らないといけません。経済のエンジンもそうですね。市場だとかグローバリゼーションに代わるエンジンがいります。今や世界経済は効率とかグローバルではなくて、雇用と民族主義に回帰してますから。何か1944年にどんな思いでブレトンウッズ体制を当時の人々が作ったか、感じるところがありますね。当時も今も同じなのですよ。ちゃんと良い仕事がないと体制がひっくり返るのです。経済は再び雇用に回帰しています。だから、これはもう興銀を作り直すしかない。44年で言えば世界銀行です。金融界も多くの金融マンは日和見ですから、彼らが自発的に動くのを待っていては何も始まりません。外から形を与えないとなりません。

これは投げ出し解散は早い時期に起きる可能性が大です。同時に玄峰老師のような方が政府に乗り込んでいって、連中を一括しないといけませんね。昭和18年に老師は政府軍部要人の集まる席に乗り込んで言って、長州の原理主義が日本を敗戦に導いているのだと一喝したのだそうです。孫崎享さんの近著『日本人のための戦略的思考入門-日米同盟を超えて-』も大変参考になるご本です。特に184ページ以降は大変勉強になります。国民運動として日本の英知を結集していく以外に方法はないでしょう。

ありがとうございます。どうぞますますご活躍ください。

藤原直哉拝

投稿: 藤原直哉 | 2010年9月11日 (土) 10時19分

 藤原様、みなさま、こんにちは。
本土空襲の始まりですか ?中央はたいへんなことになりますね。中央がすたれるときは地方の勢いが強くなるとのお話でした。私は北海道在住ですが、やはり雇用ですね。勢いを増すには、若い人、村の外からの移住者が必要です。それには雇用です。

尖閣諸島もキナ臭くなってきました。民主党のドタバタを見越していろいろなことが動き出すのでしょうか。政治が何もできずに当事者に被害と困難が押し付けられる、図式にならなければいいですが。これが当てはまる事象があちらこちらで見られるようでコワイです。

町内の老夫婦が経営する書店に注文してきました。乱世は勉強しないとダメですよね。玄峰老師のような人材が今の時代にいるのでしょうか。藤原様、一喝をお願いします。

投稿: トマト | 2010年9月11日 (土) 18時52分

 金融恐慌が起こると、潰れなくてもいい企業が潰れます。
 日本振興銀行の破綻により、中小企業や個人事業主の借り主が経営難に陥らなければいいですが。

 1929年のニューヨーク株式の大暴落から始まった不況は、結局、米国政府や米国銀行の借金のツケをその国民や企業が払いました。
 戦後の日本も、預金封鎖・ハイパーインフレ・増税などで国民がツケを払いました。
 きっと、今回の不況で貯まった銀行の不良資産や日本国債のツケも、結局、国民に回ってくると思います。

 今回、戦後初の日本振興銀行のペイオフがきっかけになり、日本国民が銀行からの引き出しを焦ってしなければいいと思います。経営の思わしくない銀行はいつでもペイオフをするということを政府が示した以上、国民は、悪い噂が立ち始めた銀行から預金を引き出そうとするでしょうし、潰れなくてもいい銀行が倒産する可能性があります。そして、益々混乱していく可能性があります。
 そのようなことになると、今度はそれを口実に、政府は預金封鎖や引き出し制限を実施するかもしれません。

 日本国土は焼け野原にならないと思いますが、日本政府の対応ぶりを見ていると、金融はいつ焼け野原になってもおかしくないと思います。

投稿: 声聞 | 2010年9月12日 (日) 08時35分

こんにちは藤原様、珍妙な話がありました。

大型旅客機の残骸が打ったクレーターが直径50フィート以上だと推定されたようにとても破滅的でした。
http://quasimoto.exblog.jp/13213801/

飛行機が撃墜されたのか事故なのか解りませんが、50フィート(約15m)のクレーターが出来る物なのか?

燃料タンクに火が回っても酸素が足りないですから燃えはしても爆発は考えにくい。それとも爆弾を積んでいたとか?大量の酸化剤を積んでいたとか?

通常の火災は酸素を遮断するか(泡消火器)温度を下げるか(水消火)特殊な物では酸素を無くす気体を充満させる。(ハロン消火器、CO2消火器)など在りますが、通常の火災では爆発は想定していません。

報道管制もされているようで、沸点が上がる事件なのかな???

飛行機が墜落したらクレーターが出来るほどの爆発が起きる物なのか?フライトシミュレーターで再現され無いのでしょうか?(笑)是非とも御意見を伺いたい(笑

投稿: kazu | 2010年9月12日 (日) 11時51分

みなさん、こんにちは。いつもありがとうございます。みなさん、おっしゃる通りですね。俄然、今週から動きが激しくなりそうです。中国も小沢氏も盛り上がりすぎて落とし所を自分で失いつつありますね。どうするつもりでしょうか。ペイオフもこれは効きますよ。今の国政の政治家は生活感覚がないですから、わからずにやっちゃうのですよ。すべてそのツケが自分たちに回ってきます。一気に政権は追いつめられるかもしれませんね。生活者もしっかり自分で考えて行動しないとだめですね。あの政府は全然当てになりませんわ。

サンフランシスコの大爆発ですね、さてこれは本当に何なんでしょう。おっしゃるとおり、普通の飛行機が墜落してそんなでかい穴はあきませんね。アルミの塊と石油ですからね。普通の爆弾なら火が出るより文字通り爆弾らしく爆発するでしょう。いったい何ですかね。911事件以来、何か隠していることが多すぎますね、米政府は。この事件も何かテロかもしれませんね。そのうち何か情報が出てくるでしょう。

ありがとうございます。どうぞますますご活躍ください。

藤原直哉拝

投稿: 藤原直哉 | 2010年9月12日 (日) 22時01分

今日発売の週刊現代9月25日号、おもしれー
先週号は小沢総理万歳っていう特集していた同じ雑誌とは思えないなあ。(w
さすがに日本のマスコミは転向する速度は世界一だ。
http://online.wgen.jp/ (週刊現代オンライン)

8月27日以降、リーダーシップを量産するためのブログで、小沢が出たら負けるって言い続けてきた予想があたって、まことにめでたい。
(当時の記事)
http://blog.goo.ne.jp/tachibanamiyuki/d/20100827
はしごを外された小沢一郎
1人で突入するひこにゃん(彦根城城主:井伊直弼=小沢一郎)がキュートです。

8月31日のあたりなんて、小沢当選と予想するブログばかりで小沢敗北を予想したのは、うちくらいしかなかった。
未来を予測するのが難しいという、実践例となりました。
民主党党首選挙は、結果が出るまで、どうころぶかわかりませんが、ここまでこじれたら、挙党一致なんてできないでしょう。 佐藤浩二拝 2010/09/13

今日の記事は、こちら
http://blog.goo.ne.jp/tachibanamiyuki/m/201009
暴君(小沢一郎)を倒せ

投稿: 佐藤浩二 | 2010年9月13日 (月) 03時41分

リンクミス(よりによって、青木が原樹海からのメッセージの記事に。。。)
今日の記事は、こちら
http://blog.goo.ne.jp/tachibanamiyuki/m/201013
暴君(小沢一郎)を倒せ

投稿: 佐藤浩二 | 2010年9月13日 (月) 03時49分

佐藤さん、こんにちは。いつもありがとうございます。このたびはいろいろとお疲れ様でした。昨年から始まった市民革命はどんどん進行していますね。まさにフランス革命のような感じです。残った民主党も分裂の方向でしょうし、自民党も全然盛り上がらない。歴史は進みますね。ありがとうございます。どうぞますますご活躍ください。
藤原直哉 拝

投稿: 藤原直哉 | 2010年9月13日 (月) 07時58分

菅続投なら、クーデター解禁ですw
菅には、何の可能性もない。

投稿: 奇兵隊 | 2010年9月13日 (月) 22時53分

振興銀破綻、竹中氏ら元当局者は“雲隠れ” 「批判」にも黙り 
http://sankei.jp.msn.com/economy/finance/100913/fnc1009131854014-n1.htm?utm_source=twitterfeed&utm_medium=twitter

 経営破綻し戦後初のペイオフが発動された日本振興銀行をめぐり、元金融相の竹中平蔵氏ら、当事者は“雲隠れ”をして、黙りを決め込んでいる。
 次は、竹中が逮捕される番だ。


 小泉政権時代の政策は嫌いだが、政府としては機能していた。
 民主政権の政策には期待できるものもあるが、政府としては全く機能していない。官僚叩きばかりをしていないで、閣僚と官僚が一体となり政策を実行してほしい。
 菅でも小沢政権でもどっちでもいいので、ちゃんと国家運営をしろ。

投稿: あうでぃ | 2010年9月14日 (火) 04時15分

■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■チーム小泉・竹中の栄光■■■
■■■■■■■■■■■■■■■■■

●木村剛(日本振興銀行会長):犯罪者(捜査妨害)→関係→ 赤坂俊哉(日本振興銀行社外取締役・弁護士)は自殺 → 日本振興銀行は破綻、初のペイオフ適用←New!
●堀江貴文(ライブドア社長):犯罪者(証取法違反)→関係→ 野口英昭(エイチ・エス証券副社長)は沖縄でなぞの自殺(他殺説も)
●村上世彰(村上ファンド代表):犯罪者(証取法違反)
●高橋洋一(評論家):犯罪者(窃盗)
●奥谷禮子(ザ・アール社長):犯罪者(第二級強盗罪ニューヨーク)
●西川善文(日本郵政社長):特別背任未遂で告発

投稿: タイホー | 2010年9月14日 (火) 07時32分

みなさん、こんにちは。いつもありがとうございます。昨年から始まった市民革命、どんどん進行しますね。大きな流れで見ていけばこれからどうなるかもだいたい見当がつくと思います。

小泉竹中一派は振興銀行の破綻の経営責任追及のなかでギューギューやられていくと思います。戦犯裁判ですね。今度は連合軍ではなくて人民裁判ですから怖いですよ。

歴史は前に進みますね。ありがとうございます。どうぞますますご活躍ください。

藤原直哉 拝

投稿: 藤原直哉 | 2010年9月14日 (火) 09時19分

菅再選 小沢破れる 
菅圧勝。国会議員票でも菅氏が勝利。
小沢グループは窮地に。
組閣しだいでは、小沢グループは1年以内に民主離脱か。
小沢氏は、引き続き、政治資金がらみで追われる立場に。
財政再建、消費税導入などの政策に対して、
菅氏勝利と同時に、市場は円高に。
明日以降、株安へ振れる見込み。

           菅     小沢

国会議員      412   400

党員・サポーター  249    51

地方議員       60    40

合計        721   491

投稿: 市民A | 2010年9月14日 (火) 15時52分

藤原直哉先生、こんにちは。

もうア菅の再任が決まりました。
暴君が倒れ、何の可能性もない菅が流動化を進め
小泉・竹中が人民裁判でギューギューやられていく。

どんどん時代が良くなっているんですね!?
国会がはじまると溜まりに溜まった膿がドバーーーっ
と溢れてくるんじゃないでしょうか?

鷹拝

投稿: | 2010年9月14日 (火) 16時03分

みなさん、こんにちは。いつもありがとうございます。代表選は終わりましたが、これから分裂が始まりますね。激しい世の中になりますよ。どうぞますますご活躍ください。
藤原直哉拝

投稿: 藤原直哉 | 2010年9月14日 (火) 17時08分

夏中、メディア業界がサーカス並みの「話題づくり」に利用していた民主党の党首選も終わったのですが、小沢一郎(前幹事長)も菅直人(現首相)も、与党の責任として、党首選の後に再び総選挙を行うとは言明しませんでしたね(笑)。私は株投資もしないので影響ないですが、この夏、急速な円高につれて日本の株価が急落したにもかかわらず、ちょっとブレーキをかけるトリック程度のことは出来たのではと思いますが、日本の官僚も菅内閣も無策を続けました。円高でもガソリン価格が高止まりで困っているのですが、内需関連の企業は円高差益の還元すらしようとしない状態のようですし、今も昨年から貸金業「新法」で始まった異常なクレジットひっ迫でデフレ圧力は増大しています。なのに新政権の民主党指導部にはリーダーシップのかけらもないので、やはりあ然としますね。

国民が生活苦であえぐ中の小沢敗北は当然の結果ですが、これで「残留部隊」(?)になった菅内閣にもやはり先がないと思います。こういう権力欲の塊の集団は、民主党政権のこの1年をふり返って収支決算をしてほしいものですが、権力闘争で忙しくて(?)、国民の生活問題はおろか自分の足元も見ていないように思います。借金で景気刺激策を続けたことでその後、官僚と菅首相のような「増税派」を登場させる地ならしをしたのが鳩山・小沢体制だと言えますし、1年近く政権運営しながらクレジットひっ迫ひとつ解決できないリーダーたちだったわけですから、小沢一郎が9月党首選で復活する戦略だなどと言う雑誌やスポーツ新聞系の報道も、やはり実現不能な見通しだったですね。
以前はここでも良く紹介された元野村総研・大蔵省エコノミストの植草一秀という人も、この小沢前幹事長とは昔から懇意だそうですが、官僚が長年続けて来た借金景気刺激策を続けるよう民主党に呼びかけるブログ作戦を展開していましたね。また、経済政策について「レクチャー」するため自分で発行しているニュースレター(「レポート」)を小沢前幹事長や鳩山前首相に送っているとも書いていましたし、それを首相らは「熟読」しているはずだとも豪語しておられました。小沢=植草の権力欲コンビということなのでしょうか、昔撮影した「小沢・植草ビッグ対談」というクリップもあるそうですが、小沢という人も、自らこうした元総研・官僚エコノミストを「側近」(?)にしたため自己破綻という結果を招いたものと思います。側近にエコノミストを選ぶのでも、藤原さんとか、名の通ったマトモなエコノミストはいくらもいたでしょう。やはり、類は友を呼ぶと言う言葉の通りでしょうか。
政治家・官僚とのコネが多い植草という人も、やがて泥酔状態で夜の電車内で女子高生にイタズラした罪で刑務所に行ってしまったわけですが、権力欲で常軌を逸して行く人間は多いし、それで自分の身を滅ぼす例も枚挙にいとまありません。確かに、昔から「英雄色を好む」とは言いますが、権力者でも(有象無象でなく)一部の傑出した人間を「英雄」という漢字で呼んだわけで、日本のいろんな政治家・官僚サマたちが起こして来た「お下劣」事件とか、植草事件や横山ノック事件などとは言葉の意味が違うでしょう。こういう政治家・官僚たちも、(天の)道を踏み外せば天罰がある、と覚えるべきですが。

もう昔の話、私自身が二流大学で経済学を学んだ時分、私の指導教授もその他かなりの教授も植草という人と同じ東大出身者でしたが、国債を銀行に売りつけた借金で景気刺激する政策など取っていると逆に金融市場のクレジットひっ迫を招き問題化するという説は当時もケインズ経済学の問題点の一つとして習ってました。今年の世界大学ランキングというデータでは、東大のランキングがまた下がり、ホンコン大学が東大を追い抜いたそうですが、頭の良い日本の政治家・官僚たちの没落ぶりに似ているというか、符合している気がしますね。
私は「植草教授」の教えていた某大学には行かなかったので、助かったなあ(笑)とつくづく思います。自分の指導教授がそんな変な政治家や権力者だったら、もう年賀状も出せなくなっちゃって(笑)自分もサビシイ思いをするでしょう?そんな教授では、たとえば欧米の大学に留学したいので紹介状をお願いしたいと言っても、未成年にイタズラして刑務所に行った教授では紹介状も書いてくれないし、金と権力のある教授だなどと思ってつるんでいても得しませんね(笑)。

崩壊して行った鳩山・小沢体制も、借金で景気刺激などとバカげたことを言うより、そもそも庶民から税金を巻き上げないよう消費税など、また国会で騒いだはずのガソリン暫定税率もチャラにする政策を粛々とやっていたら、行政の事務量も公務員人件費も抑制できていたわけで、政権交代から1年になる今ころはもう日本の国内需要・消費支出が増大して新政権もとうに安定軌道に乗れていたでしょう。それを「公債発行」という腐敗の政策を選んだわけですが、その政治家・官僚が今度「増税」と言い出して自己破綻したのは、まさに自業自得です。
小沢・鳩山(・植草?)指導部は、庶民の家庭から日々の炊事の煙がちゃんと立ち昇るかどうか「国見」するという(日本では)当然の伝統的な政治思想もなかったわけですが、それは残留が決定した菅首相とその背後にいるような大物政治家・官僚たち指導部も同じですね。こういう似非リーダーシップの権力者たちは、「乙夜の覧」という言葉の意味を考えてみたらどうかと思うのですが、そんな昔の天子や為政者たちの政治姿勢を忘れ「お下劣」事件を起こしたり(笑)して権力者ぶっていれば、遠からず自分の頭に恐ろしい天罰が落ちると思いますね。

小沢一郎という人の資金については、藤原さんが良く言われるのとは別件かも知れませんが、鶴見芳浩ニューヨーク市大教授が1994年に出した本『アメリカ殺しの超発想』(206頁)に、小沢前幹事長だけでなく、公明党の支持母体であるSGI(創価学会)を含めた南米パナマ・ノリエガ政権との関係が暴露されていたそうですね。ネットで「創価学会の麻薬ビジネス」として、日蓮正宗の方でしょう、その概要を引用・公開している方がいます。http://www.e-net.or.jp/user/mblu/ndb/skbk1/sg1/media/mayaku.htm というアドレスで検索すると何件かのサイトで転載されていたようですが、その方の見出しをピックアップしてみるとこうあります。「なんと、創価学会員から集めた浄財を南米コロンビア産コカイン密輸に運用! その利益は政界工作資金として自民党リーダーに渡る! その事実はCIAが察知。 米政府はその事実を日本政府の弱点として脅迫、外交交渉の場で大いに利用。 結果、日本は国益に反しても従米政策を取らざるを得ない羽目に。 池田大作はノリエガ将軍に、麻薬取引の資金を提供していた」として、ノリエガ(元)将軍とSGIトップである池田大作という人が握手する写真のコピーものせています。

最近、ノリエガはフランスでも裁判を受けたそうですが、コカイン密輸問題でブッシュ(父)元大統領がCIAトップとしてノリエガと協力していたので、ノリエガは、「ブッシュの弱点を握った」とばかりに舞い上がっていたようです。それもあって、ブッシュ(父)は1989年のパナマ侵攻に踏み切ったと本文に書かれています。捕らえられたノリエガはアメリカに連行され裁判にもかけられましたが、「ノリエガ将軍が吐かされたものの中に、池田大作氏が創価学会の金をパナマで運用し、ノリエガ将軍の麻薬取引の資金繰りにも使わせていたことと、このあがりから、池田氏は小沢氏へ相当な額を常時渡していた、というものがあった。 ブッシュ氏はこの自白の証拠書類もがっちりと手に入れて、金丸、そして小沢の両氏を操作するムチとして使っていた。もちろん、アマコスト駐日大使は、このムチを必要に応じて直接使用した中心人物であったということだった。 この話は『小沢のパナマコネクション』として、アジア・太平洋諸国の政府の間にも知れ渡っている、と教えてくれたアジアの外交官もいる。知らぬは日本のみということだろうか。」となっていますが、鶴見教授はCIAのことを良く知るアメリカ人からそう聞いたようですね。

コンビニで見かける雑誌でも、「元公安警察」(?)と自称する話し手が、この間「小沢がスイスに現金を引き出しに行った」などともったいぶって「リーク」している話が出ていたりします。要は鶴見教授が暴露したCIAの昔の話のことで、パナマでマネーロンダリングされて献金されたSGI(創価学会)からの金のことでしょうね。しかしまあ、小沢前幹事長はともかく、池田大作という人もその宗教団体も(SGIはアメリカでも大学運営など活動しているそうですが)、こうしてアメリカCIAなどに尻尾を握られてしまっているのでは、先もないのではないかと思います。
ノリエガも、大事な自分の帳簿ですから、送金記録も献金金額も詳しく記録して残していたはずで、ブッシュもそれを押収しなかったはずないでしょうね。満州国でアヘン製造していた話とは時代が違いますから、こんな話があれこれ出版されているのを考えれば、小沢という人もそろそろ、自分の引き際を明らかにした方が良さそうです。それをされるとSGIが困る、と言うでしょうが、そんな人たちがただそうして居座ってられると日本の国の方が「存続」すら出来なくなりますね。そろそろ、小沢という人も自分が飛び立った後の水が濁ったままにならないよう、ご自分の知っていることは国会で特別委員会でも作り、そこで明らかにして引退でもするべきでしょう。

とりとめのない長話ですが、中小企業政策担当の官僚からkazuさんが「クレーマー扱い」を受けているとあったので、一つだけ触れさせて頂くと、この10年位だと思いますが、日本は「モノづくり」とか「モノづくり大学」(懐かしい名前)などとメディア・政治家・官僚が声高に叫ぶ国になりましたね。そのわりに、一方ではクレーマーというカタカナ言葉で消費者に対する「誹謗中傷」(笑)を横行させるような斜陽の国になったと思います。
そんな「中小企業」庁じゃあ、日本の「イノベーション」政策とやらを続けても、百年やっても何も成果などありませんから、予算削減させれば良いです。kazuさんも、そんなのにお会いになるのでは飛行機代も自分の時間もムダになるだけでしょうから、キャンセルで幸いかもしれません。

近年の日本の製造業が国際競争に負け、年々縮小を強いられている原因は、品質低下(不良・欠陥商品の増加)と新機軸不足でしょうが、今年はじめにアメリカ議会で問題にされたトヨタの急アクセル欠陥とそれにまつわるクレーム隠し問題はその象徴でしたね。トヨタも、消費者・ユーザからのクレームを「クレーマー扱い」(笑)で処理(隠蔽・もみ消し)して来たのでしょう。そうでもなければ、アメリカ議会で「つるし上げ」とか「人民裁判」(笑)とか言われるような糾弾も受けず、去年の内に問題解決できていたはずですから。トヨタより先に、すでに中国の自動車メーカー(江鈴汽車)はこの問題(その原因となっていたのはアメリカ製のアクセル部品だとも言います)の原因究明を終えていたそうですから(笑)。ホンコン大学が東大をランキングで追い抜いたそうなのですが、この問題を見ると、日本の自動車メーカーも中国メーカーに抜かれる状態のようです。
以前コメントで、トヨタが「ぶっちぎり」世界一、としてアメリカ議会で糾弾された問題もアメリカ側の陰謀・ヤラセだったと言う声がありましたが、民主党応援団を務めるスポーツ新聞系サイト(日刊ゲンダイ紙サイト)などのメディアもアメリカの陰謀という解説記事を流したようです。しかし、もう中国メーカーは先に原因究明を終えていたわけで、アメリカ製の欠陥部品に「クレーム」(笑)していたのですから、トヨタが何もせず市場からのクレームをもみ消していたことに罰金処分が出たのは、アメリカの陰謀とは言えないでしょうね。

トヨタはアメリカ資本が入ってない(マツダやイスズとちがう)ので、アメリカ政府が日本政府に対する「経済戦争」として「威嚇射撃」をしたようだ、という解説は今年2月からアメリカ内で出ていたようです。「Obama waging economic warfare on several fronts, including Japan by Wayne Madsen」という記事タイトルで検索すると、元米海軍・NSA職員でジャーナリストのW・マドセンがそう解説していたのが何件かのサイトで出ています。
この記事を読むと、問題を起こしていたトヨタレクサスなどのアクセルに組み込む部品は、インディアナ州にあるCTS社が製造する圧力センサ(電子部品)だそうで、どうやらそれが(非民間系の)無線電波に弱いという欠陥が分かっていたようですね。
そんなレクサスに警察官(カリフォルニア・ハイウェイパトロール)とその家族が乗っていて全員死亡する大惨事となって米メディアを席巻し、急に全土で欠陥問題が「沸騰」することになりました。死んだ警官も職業がら、車内で警察無線など使いそうですが、無線電波の干渉で事故になる危険はあったのでしょう。
同じ欠陥部品が米国GM製や米軍車両にも使われているそうですが、そちらは事故になってないのかどうか不明です。電子部品が特殊な無線電波に弱いのは、無線に詳しい藤原さんやkazuさんご存じの通りです。ちなみに同世代の私も昔BCL遊びのラジオがあったのを覚えていて、それを親戚が買ってウチでもらい、どこかにしまってある記憶もあります(笑)。

日本では、かなりのトラック運転手が違法「無線」を楽しみながら運転しています。しかし、日本の行政もトラック協会など公益法人も、そんな危険な問題の対策はしたことがありません。かつての日本製大型バイクには、そういう電波の発生源が近付いて来るとエンジンが停止してしまうトラブルがあったと聞いていました。当然ながら、日本のメーカー、行政、業界団体も全てそんな問題を知っていたはずです。大型バイクに搭載していたマイコンが無線電波のために誤作動してエンジン回転が不安定になるのだと聞きましたが、これが走行中のトラブルであれば、日本でも大変な事故を招くでしょう。もしかすると実際の大事故が起きていながら、原因も究明されず「もみ消し」にあっているのかも知れません(笑)。
今のトヨタは、CTS社が作るアメリカ製部品の問題も承知だったと思いますし、それがアメリカ国内の利用環境でどんな惨事につながるかもやはり十二分に承知だったはずです。また、すでに中国メーカーですら原因究明を終えてCTS社を名指してクレームをつけていたわけですから、トヨタは「オレは知らなかった」とは言えませんね。

トヨタが戦前の日本の「町工場」ならば、大塚久雄が言った「二重構造」経済よろしく、底辺の町工場だから「オレは知らなかった」で仕方ないな、でも通るでしょう。そんな品質レベルであちこちに物量戦争を挑んだかつての日本政府は、当然のごとく叩きのめされました。しかし、今は何しろ「世界一のトヨタ」ですから(笑)、「重大な過失」と呼ばれ非難されて当然です。トヨタ側が「アメリカのCTS社の方で設計変更して対策でもしてくれねえかなあ~」(笑)という具合に無為に待っていたのだとしたら、それはアメリカの部品メーカーも「看板方式」のトヨタも、「どっちもどっち」でしょうね。トヨタはそのCTS社に賠償でも求めるつもりかどうか分かりませんが、中国メーカーがクレームを出した後もトヨタは沈黙していたということですし、あれはトヨタ自らの責任としてCTS社には賠償も求めず、アメリカ政府の決めた罰金を払うだけで終わりそうに思います。

そもそも、藤原さんが年末の「日本経済再生のためのリーダーシップ」シリーズでレクチャーした通り、戦後の日本企業は「統計」データで品質管理をするという仕事の仕方を学び、それを覚えて経済成長を続けて来たはずでした。それが、今や威張ることか怠けることばかり覚えてしまい、戦前の「町工場」と何もちがわないていたらくになってしまったようです。これでは、まるで素人と同じですね。
これは、日本経済の民間部門が日本の役人(公共部門)から官僚主義を導入したために起きたことでしょう。もちろん、以前から日本企業にも官僚を真似て仕事をしたがる人間は多くいましたが、主流とはなりませんでした。バブル崩壊とその後に続いた惰性の人員整理、そして後に起きた農協・銀行への公的資金政策も原因でしょうが、官僚の真似をしておけば良いという姿勢が日本企業に蔓延したものと思います。
そういえば・・・・ですが、あの公的資金を銀行に貸すという政策が始まったころ、首都圏のレストランで銀行員ファミリーらしい人たちが食事している隣に座ったのですが、銀行員の息子が親に説明する中で「本当は銀行所有の不要な資産も処分するのが公的資金の条件だけど、それは子会社に移すだけで処分はしないで済ませることになったんだ」と話しているのを耳にしましたね。あれからずっと、日本政府が進めた公的資金の投入政策など実はお役所仕事で、恐らく官僚サマのインチキ仕事にすぎないのだろうという気がしていましたが、この公的資金政策は植草というエコノミストも「応援」しておられたもののようです(笑)。巨額の税金を農協・銀行に貸すなら十分な利息を取って貸せば良いし、それなら国民も損にならずに済みましたが、「公的資金」とか最近のように「ベイルアウト」とか呼んで不正をはびこらせると、現代の日本みたいにやがて社会全体に腐敗がはびこり、真面目にクレーム情報を収集するより「クレーマー扱い」でもしておけば良い、と言う組織内のダニがはびこる結果を招きますね。

町工場なら別ですが、本来なら、「クレーム」という情報は重要な情報で、全国(あるいは世界)の津々浦々にある営業拠点や修理工場(ピラミッドの下端)から収集されて(頂点の)本社まで上って行き、収集されたデータ自体が「統計」データとなるわけで、こういう情報が日本製商品の不断の改良に利用されていましたね。少なくとも勃興期にあった80年代の日本ならそうで、私たちも問題解決能力を求められたし、私の友人が勤めていた大手バイクメーカーH社でも、クレーム情報が本社から研究開発(R&D)部門に「フィードバック」され、R&D部門ではすみやかに問題対策する「設計変更」指示が発せられて技術者たちが動く、そんな態勢を取っていると聞きました。こまごました問題対策がその都度、多数ある製品それぞれごとに進められていたわけですが、当然ながら、そういう不断の努力がなかったら日本製品が世界的な市場で外国企業と競争して売り上げをのばして行くことなどできなかったでしょうね。
しかし最近は、どの企業でもこのフィードバックに風通しの悪い体制がはびこり、統計データも集まらないよう妨害しているのだろうという気がします。でなければ、この1年ばかりに起きたように、日本のいくつもの自動車メーカーが世界中で数十万、数百万単位のリコールをせざるを得ない状態に陥ることはなかったはずですね(笑)。そんな大量リコールになったら大損害が出ますから、そうならないように、問題を早期対策するため多数の技術者を雇って仕事させているのですから。

かつては国内でも三菱製トラックの欠陥問題があり、車輪がポキッと取れて歩行者に激突し死亡させる事故まであって、三菱クレーム隠しとして社会問題となりました。あのころから逆に「モノづくり(大学)」などと叫ばれるようにもなった気がしますが、「モノづくり」の掛け声と裏腹に、当時から逆に「クレームもみ消し」が日本企業で蔓延して来たように思います。クルマだけでなく、パソコンでも、何でも、今の日本は欠陥を抱えた商品でも店頭に並んでいる時代になった気がしますが、今の日本は欠陥を「クレーマー扱い」でもみ消せる国に没落したからでしょう。
日本がもみ消しているのをよそに、中国のクルマメーカーの方がクレーム対策に力を注いでいる現状ですから、今どきの日本製はもう中国製との国際競争に負けそうです(笑)。これでは、私も日本製を買いたくありませんから、ドイツ車でも買おうと思いますね。
百才以上老人の住民票があるのに、実は存在しない(亡くなっていたなど)老人が数十人いるとの社会問題もありましたが、その実数が実は23万人分もあったと分かって来ました。23万というこの「統計」データを見せられて、改めて日本のお役所仕事のスカスカぶりに「へえ~」と思います。今この問題がドイツのドイツ・ヴェレ・サイト(英語版)で取り上げられているので、日本も恥さらしになったなあとシミジミ思いますが、ドイツの役人ならやはり「ユーレイ」住民票などと言われそうな住民登録が数十万件になるような問題はあまり起こさなそうに思いますね。

ドイツは、中国につぐほどの輸出大国だそうなのですが、日本で目にするドイツ製品の輸入品を見ても、今でも昔ながらの高品質で安定した品質の物を輸出しているように思います。ドイツも経済空洞化が進んで疲弊しているわけですが、ドイツより空洞化がマシなはずの日本の方が低品質状態で没落しているようです。「クレーマー」というような「カタカナ言葉」を聞くと、バブル経済のころ「カタカナ職業」という仕事が人気だったのを思い出しますが、すべてそんな意味も不明な言葉で日本が「飽和」状態になってしまったせいでしょうね。ただ、飽和してしまった後は普通は消えて行くもので、そろそろ、日本はその時だと思うのですが。
中小企業の「庁」でも似たような姿勢を取っているようですが、先日は(官房機密費報道で話題をさらった)小学館の「週刊ポスト」に「団塊世代のクレーマー」なるものを攻撃する記事があるのを広告で見ました。機密費買収の記事でちょっと話題になったので、天狗になって舞い上がったのでしょう、何でもかんでも「カタカナ言葉」(笑)で商売しようという日本のメディア産業も先がない状態です。
変なカタカナ言葉がはびこる原因になったのは、日本の舶来信仰もありますが、80年代から「外資進出」で外資系企業が増えた後、いわゆる外資系の「口まね」が増えたせいもあるでしょう。「リストラ(クチャリング)」という言葉が蔓延して惰性でリストラばかりしている企業(笑)が増えたのも、バブル崩壊の後に撤退作戦に入った外資企業のリストラを真似したのだと思います。そんなヘンな「モノマネ経営」(笑)はいい加減にやめないと・・・・と思いますね。モノマネ経営では、どうせ先はありません。

これはつまらない話ですが、バブル経済の後の日本では、企業でも役所でも、首から「ネームプレート」というのをぶら下げるのが流行になってしまいました(笑)。ICのIDカードなどが入ってるから下げている場合もあるそうですが、あれは「外資系みたい」(笑)で「カッコイイ」から真似たんだと言う人もいます。確かに海外の映画やテレビドラマに出て来る外国企業の演出はそういう「小道具」(?)があった気もしますが、カッコイイと言われても私は「そうかあ~?」と思います。あのヒモが何かに巻きついたら死ぬんじゃないか、という気もしますし(笑)、そんな名札がカッコイイと言われて勤めさせられている現代のサラリーマン・OLを見ると、何かミジメな仕事をさせられている人たちのような気もします。
名札をぶらさげるのも外国のモノマネ、とは悲しいデスティニー、というものです(笑)。ただ名札メーカーやストラップメーカーは助かるし、その分のコストがGDPの統計データに上乗せされるでしょうから、経済成長(?)に貢献しているのでしょう(笑)。

私は日本でしか働いたことがありませんが、バブル当時、私も都内の外資企業で働かせてもらいました。しかし名札はありませんでした。小さい会社で従業員みなお互い顔を知っているからか、かなり古い外資企業なので流行遅れだったのか、あるいはロンドンにいた経営陣が「ドケチ白人たち」(笑)だったのかも知れません。いずれにしろ私たちはカッコイイ名札を買ってもらえませんでした(笑)。当時、まだ名札は流行してませんでしたが、もしかりに「首から名札をぶら下げたいから買ってよ」と経営陣に言ったとしても、最終決定は「ドケチ白人」経営陣がするわけですし(笑)、どうせ「そんなコストはムダではないか?」と一蹴されたでしょうね。
それでも、私もあちこちの国から来る色んな人たちと仕事させてもらえたし、彼らは名札など付けてなくても自分の相手をする日本人たちの名は初対面で覚える習慣だったしで、名札などなくて良かったな(笑)と思います。
こうして、惰性でリストラを続けるのもモノマネ、名札をぶら下げるのもモノマネということなら、「ムダ」なコストであるはずの名札を廃止し、惰性リストラもやめて人を活かして仕事させる、そんな経営にしたら良いですね。「首から名札をさげると外資系みたいでカッコイイ」(笑)と思っていても、アチラの人たちはカッコイイとは思ってないでしょうから。

GDPは上乗せかも知れませんが、日本は名札で経済成長したんだ(笑)と言い張るのもバカげています。それなら、アキカンのリサイクルに保証金(デポジット)をつけてGDPを稼げば良い(?)でしょう。
ドイツを旅行したら、缶ビールなどアキカンも保証金がついているそうで、飲んだ後のアキカンもスーパーで1ヶ5円くらいで引き取ってくれていました。レジで引き取るお店もあるし、大手スーパーなら自販機サイズのリサイクル機が置いてあり、空きカン・アキビンを投入すると自動で計算し、合計の保証金をレシートに出してくれるので、それを係で換金してもらいました。そろそろ、日本もアキカンの保証金くらい始めるべきでしょう。
こう言うと、「ドケチ白人の下で働いたから外国のケチケチ文化がうつったんだ」などと言う人もあるかもですが、昔の日本もムダ使いなどしない文化でしたね。東北地方では、「食べ物を捨てる奴は目がつぶれるぞ」という諺もあるほどです(笑)。
今もアキカンは日本だと「ゴミ」扱い、無価値の扱いになっていますが、名札でGDPを稼ぐより、空きカンにも保証金をつけてリサイクルを進めたら良いです。日本の大手メーカーでも、それぞれ工場内で出る材料のクズなど全て一生懸命リサイクルさせています。企業内でリサイクル(やクレームなど情報収集)が必要である以上、社会全体でもそれらは必要なはずです。
ガスが残ってるヘアスプレー缶は捨てられない、という日本にある情けないゴミ処理施設も古くさすぎる設備ですから、21世紀に入ってる今、もうグレードアップの時です。クルマで吸い上げているリサイクル料金は「利権」(?)の一つかも知れませんが、もう「メーカー自己負担」で当たり前です。
ムダ使い・使い捨てを奨励した広告代理店「電通」のメディア文化の影響でしょう、今の日本はアキカンすらきれいにリサイクル出来ない斜陽の国になった気がしますが、それではクレームの情報処理はもちろん、ホンモノの高品質製品を開発・供給し、さらにその経営を永続させて行くことなどとうてい不可能ですね。そろそろ「クレーマー」などというカタカナ言葉で消費者をイジメておいて、怠けていても儲かる、という経営はやめねばなりません。
日本の官僚や政治家のように、細かい仕事や手仕事がイヤで怠けたいと言っている集団がはびこると、付加価値の高い仕事も没落して行きます。その結果、そもそも納税の原資を稼ぎ出してくれる経済力そのものなくなってしまいますが、それが今の日本の国・地方財政が直面している本当の危機ですね。役所がインチキの住民登録や寿命統計を何十年も続けて、外国にバカにされるのも同じ日本の危機です。もう自分たちの破綻は明らかになっているわけですから、今危機に直面している官僚サマたちは(公共部門も民間部門も)自分で官僚主義を速やかに改めた方が良いです。

投稿: ミスター奇遇 | 2010年9月15日 (水) 20時34分

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