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2010年8月24日 (火)

藤原直哉の「日本と世界にひとこと」 2010年8月24日 声の出ない産業界

声の出ない産業界

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ところで、人民元と米ドルの公式為替レートのチャートを見てください。横軸は80年から現在までの時間軸で、縦軸が為替レート、数字が小さいほど(グラフが下に行くほど)元高ドル安で、大きいほど(グラフが上に行くほど)元安ドル高です。

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80年代初頭は1ドルが1.78元程度なのに、一時は5分の1ぐらいの元安になり、今でも3分の1ぐらいの元安です。特に90年代前半にものすごい勢いで元安ドル高が進みますね。これが日本から中国に一気に製造業が移転した最大の理由です。

すなわち元が理不尽に大幅安になったために、日本で製造して輸出するより、中国で製造して輸出するほうが大幅に有利になったのです。もしこの90年代前半にこんな元安になっていなければ、日本から一気に中国に製造業が移転してしまうことはなかったはずです。

さらに中国が巨額の黒字を稼いでいるのに今のような元安にとどまっていることはおかしくて、これは中国政府の責任であり、世界各国が以下のように中国に人民元の切り上げを真剣に迫っています。日本も海外と協調してもっと強硬に人民元の切り上げを求めたらどうでしょうか。実際に元が80年代初頭の水準まで元高ドル安になれば、製造業は音を立てて日本に戻ってきて、日本の製造業や地域経済も一気に活気づくのではないかと思いますそれは結果的に日本の中小零細企業に仕事を増やすことにもなると思います。


米国は中国に人民元切り上げを要求
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20100427-OYT1T00429.htm


中国・インドが人民元切り上げに強い要求
http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C93819584E0E0E2E2E38DE0E0E2E6E0E2E3E2E2E2E2E2E2E2;at=ALL

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コメント

 1929年のニューヨーク株暴落を契機に始まった金融恐慌は、世界貿易が縮小し、国際協調も縮小し、自国経済の立て直しをどうするかを主眼に考えるようになりました。

 1939年において、米国では景気が回復して完全雇用になっています。現在でも1941年の第2次世界大戦以降に米国は景気が回復したという見解が主流ですが、統計上は違います。
 1939年までの米国の政策にヒントがあると思います。一番大きな要因として考えられるのは、関税をかけ、海外製品を閉め出して、自国製品の生産率を上げ、自国民の雇用率を上げたこと。銀行の不良債権処理を大々的に進めたこと。累進課税を強化したこと。景気が大底を打つころは、不良債権の処理はほぼ終わっていました。

 同様に、日本の景気は、銀行の不良債権と日本国債の処理がすすまない限り、底は打たないでしょう。
この処理はどうやって進めるかといえば、素人考えですが、借金を返せない企業や個人の清算を進め、個人の財産と不良債権や国債を相殺すること。
いずれ、本格的に、個人の財産が国に接収される段階に入ると思います。

 現在、世界各国は、国際協調をほどほどにし、自国経済優先になってきているように感じられます。(仮に円安に振れても、やがて関税をかけられて、売れなくなるでしょう。)
 今のままでは通貨の高い国は割りをくいますが、自由貿易よりも、保護貿易の方がメリットが多いです。海外製品を閉め出せば、自国民に必要なものは自国で生産しますので、その雇用が確保されます。仮に、国内企業が潰れても、別の国内企業が取って代わるだけで、雇用には影響しません。自由貿易だと、競争に敗れて外国にとられてしますと、その分の雇用が減少し、溢れる人がいます。
 保護貿易だと、海外との競争が制限されるので、税制も外国と安値競争をせずに済むので、財源も安定します。かつて関税は、歳入のかなり割合を占めていました。自由貿易でないので、外国から変なルールを押しつけられずに、日本独自の政策を自由に立てられ、日本的な発展を遂げられると思います。
 貿易に関しては、食料と原材料の輸入にみあう輸出が最低限できればいいと思います。
 遅かれ、早かれ、自由貿易は廃れ、保護貿易に移行していくのが自然な流れだと思います。

 過去の歴史から、いくらでも現状に見合う的確な政策があろうかと思いますが、未だに、時代錯誤的な新自由主義の思想が跋扈(ばっこ)しているのは驚きです。

投稿: 天宮 | 2010年8月24日 (火) 22時16分

中国も沖縄が琉球王国時代に朝貢してたから、『沖縄は中国のものだ』なんてナショナリズムを醸成して、政治への不満を外国へ逸らす仕込みに余念が無い危ない時代に入っています。

菅政権も、パキスタンの復興支援の名目で自衛隊を派遣すると決めているが、パキスタンは非常に危険な地域であり、捏造の『テロとの戦争』に引きずり込まれる可能性は高いんじゃないでしょうか。
民需が徹底的になくなってきているから、密かに軍需への転換策として、捏造の『テロとの戦争』に積極的に巻き込まれる布石ってところでしょうが、一般国民にすれば外国に連れて行かれて戦争させられるハメに陥るだけの最悪の道です。


とりあえず何が出来るかと言えば、現在の負債を裏付けにした貨幣システムが、成長の限界で瓦解して通貨が無価値なものになる可能性が高いので、決済手段になりうる貴金属(偽物の溢れる金でなく銀の現物)を円高の間に大量に輸入すべきでしょう。
個人でも金銭に余裕のある人は、銀を購入してコインでも鋳造すべきでしょう。コインの鋳造が法的に問題があるなら、アクセサリー名目で大量に造ればよい。

決済手段を確保出来ていれば、国の再生は割と易しいのではないだろうか。
後は、食料とエネルギーの確保だ。

その為にも、人工林を廃して自然林に再生させ、海砂の採取で荒れた近海漁場を砂を核実験を行っていない豪州辺りから輸入して、生物が繁殖できる環境を整備すべし。
生命の揺りかごである干潟を再生させよう。

現在の耕作放棄地などは、ロシアのダーチャを参考にして、食糧や職を確保できない都会から入植者を募れば良いだろう。
但し、GMOやモンサント製品は絶対に使用させない。


何にしても、戦争にだけは引きずり込まれないように口うるさく政治や経済団体を牽制する必要がある。

投稿: 奇兵隊 | 2010年8月25日 (水) 00時04分

みなさん、こんにちは。いつもありがとうございます。世界大恐慌3年目の現実ですね。これからおっしゃるような展開に各国なっていくのでしょう。日本も相当な覚悟で未来を切り開く必要があります。しかしその用意が今のリーダーにはない。ということは日本にも相当なことが起きて結果的にリーダーが交代するのでしょう。当面緊張した状況が続きそうです。ありがとうございます。どうぞますますご活躍ください。
藤原直哉 拝

投稿: 藤原直哉 | 2010年8月25日 (水) 08時28分

こんにちは藤原様、国内に工場を戻した方が有利とは産業構造ビジョンとは真逆ですね(爆笑

~産業構造ビジョン 日本は、何で稼ぎ、雇用していくのか~
http://www.meti.go.jp/committee/summary/0004660/index.html#vision2010

海外市場を獲得するための支援をしますと在るのですが、消費地に近い所で消費者に金を回さないと消費が発生しませんから、工場移転の支援をしますという事なのか???

インフラ輸出に力を入れる?輸出先にインフラ整備する経済循環があるのか?原発の輸出に関してファンドを作り年金基金の運用先にするような構想を持っていると大臣のインタビュー記事がありました。

ウランの可採掘年数は17年とか?この数字は現在稼働している原発を元にしていると思われますので自国のウラン確保を短縮して商売をすると宣言しているのかな??

可採掘とは資源として今の技術で利用可能。と言う意味ですが、採掘技術が進歩して年数が延びると言う話が出て議論が終わる訳ですが、海水中のウランは地上の何倍も在ると思うのですが、こんな物まで使えると思っているのでしょう。

新しい物を作り、新しい市場を作って行かないと先がないのですが、審議会に集まるメンバーは大企業ばかりですから出来ない事は言い出さない訳です。

試作開発専門で起業した大企業の早期退職者の会社が今月末に精算するそうです。そんな現状が毎週のように聞こえてきます。そう言う事態を緊急避難的に回避するための方法として保証協会の別枠保証を要望したのですが、案の定、金融の枠内だけで出来ないと報告を上げる寸前まで行っていたようです。(本日電話で確認)

今月も永田町の勉強会があるのなら是非とも惨状を伝えてください。町工場はネットワークで動いていますので物が動かないための連鎖破綻も頻繁に起きるのです。

何か新しい物が出来れば大企業が群がってきますから違う動きも起きるのでしょうが、無から創造する所が風化するに任せている状態です。

人身事故で電車が遅れる事は日常の出来事になってしまいましたが、誰かが飛び込んだのが原因なのでしょう。成れてしまって飛び込んだ方の命に気を配る感覚さえなくしてしまっている世の中になったのかな?

天の意志からすれば無くした感覚の反動は大きいと感じます。

昔から「手に技を付ければ食に困らず」と言いわれ、また、「食たりて礼節を知る。」と言われています。
 本来の企業の姿は陶芸や鍛冶屋を思い起せば良いと思います。文系で物作りの起業は起りません。つまり、文系が必要になるのは2番目の話しで、企業が大きくなってくると、経理、営業、人事管理、在庫管理などの間接部門が必要なってくるためです。
http://www.geocities.jp/ja3dew/index.html
物作り立国・・日本より引用

投稿: kazu | 2010年8月25日 (水) 15時58分

リーマン危機前は、1ユーロ168円でした。
昨日は105円台になりました。
今年中には100円を割り込むかもしれません。
仮に、100円を割り込んでも、PIIGSが立ち直らない限り、ユーロ安が続く可能性があります。
どこまでユーロ安が続くのかは、想像がつきません。

日本の財政危機もすごいと思いますが、欧米の金融危機もなかなかすごいものがあります。
これから、人類の叡智を結集して経済を立ち直してゆくと思いますが、どのような処方箋が出されるか楽しみであります。

今日は、菅と小沢の駆け引きが佳境で、円高対策は2の次になっているようです。
この権力欲にとりつかれた人を何とかして欲しいと思うのは私だけでしょうか。

投稿: 御粗末 | 2010年8月25日 (水) 18時39分

 為替介入に関する日本要人の発言は、歯切れが悪いですが、あるブログでは次のような憶測がされていました。
 「円安に誘導する為替介入は円売りドル買いをしますが、介入資金のほとんどを米財務省証券で運用していて、これを売る許可を米国からとれていないので、介入できない。」とありました。
 米財務省証券を買うのも売るのも日本の自由だと思いますが、一体どうなっているのか。
 米財務省証券は証書ではなく、帳簿式だそうで、日本と米国の押さえている保有金額が十兆円単位(別な説では、百兆円単位)で違うそうです。財務省と日銀は米国の帳簿の数字を信頼しているそうですが、どうしてこれが、外交問題に発展しないのか、不思議な限りです。

投稿: 御粗末 | 2010年8月26日 (木) 06時35分

みなさん、こんにちは。いつもありがとうございます。いよいよkazuさんの時代ですよ。産業界も金融界も日本だけでなく欧米も中国もこのまま夢遊病者のようになって溶解です。あとは本当にやる気と実力のあるアナログ型の人でなければ立て直せません。

今回の円高の様子をあちこち聞いていくとすさまじいものですよ。実は2年前のリーマンショック以来、欧米の大手金融機関も日本と同じように一切のリスクはとらなくなっているのですね。ですから資金はもはやどこでも凍りついてひたすら国債、中でも日本国債のように当面潰れそうになくて為替が強くなりそうなところにみんな避難です。まさしく世界中だれもリスクを取らなくなっているのです。そしてユーロもドイツが南欧東欧の負担を全部負わされていますから重すぎて操縦かんを引いても離陸できない飛行機のようになっていて、ドル安・ユーロ安・ポンド安はもはや止めようがないですね。要するに今回の円高は投機でも何でもなくてまさに世界の金融界の歴史的構造変化を反映したものです。欧米英も結局自国通貨安を容認せざるを得ないし、その先に来る激しいインフレももはや避けがたいと思っているようです。韓国あたりもインフレ懸念を中銀が声高に言いだしましたね。中国ではインフレから賃金上昇に火がついて中国から仕入れている日本企業にもコスト高が襲いかかり始めています。ここでインフレになる国は不況と物価高ですから、政治が持ちません。政治が溶けるか吹き飛ぶか、それは国によって違いますが、今の政治はもはやもちません。ですからまたぞろリストラと海外進出などと言っている日本企業も実はもう玉砕しかないですね。あとは気がついた人がいかに特攻機から飛び降りるかです。

日本も円高になれば株安ですし、株安になれば国民は怒り出します。日本の物価上昇はスイスと並んで世界的に非常に低い水準にこの半年ぐらいはとどまるでしょうが、それでも株が下がることで資産運用で暮らしているお年寄りなどは実施的に資産が目減りして、怒り出してきます。日本の機関投資家はもうずいぶん前からリスクは一切取らないということで、株も外債もやらずにひたすら日本国債にカネを集めているようですね。だから日本株もドルもよく見たら買い手がまったくいないわけです。要するに今回の株安円高は投機なんかでは全くなくて、本物の構造変化です。

ということは介入なんかで元に戻るようなものではないのですが、市場はやはり政府が介入して、それが効かないということを確かめないと思いきってドルを売れない状況になっているようですね。日本政府のほうは介入が効かないということはなんかわかっていて、だからもじもじしているうちに円高が何となく進んでいるという感じではないでしょうか。日銀もカネは出したくないので抵抗しているようです。でも結局政府は追いつめられます。円高は投機じゃない。構造変化だと。では介入しない。だったらその先の日本はどう創りなおすの??行政の仕分けをして、高速道路を無料化して高校を無料化して、子育て支援を拡充すれば景気が良くなるという今までの民主党の主張だけでは到底国民が納得しません。

それからおもしろいことを教えてくれた人がいました。90年代の激しい円高は、細川内閣から始まって、羽田内閣に続き、そしてその次の村山内閣で一気に79円まで突っ込みました。要するにリーダー不在時代に円高が来るわけです。そうすると今回の円高も鳩山内閣に始まり、菅内閣に続き、しかし代表選は菅になるとしてもその先はお手上げで政局は時間の問題。でも今さら日本をどうするという大きなビジョンで国民を統合できるリーダーはいないから、次は誰になっても弱体政権。その時に激しい円高だと。なるほど、なるほど。

この半年は歴史を変える動きになるようですね。こうして世の中を見ていると、実は日本は非常に大きなリーダーシップで動かされて大きなシナリオを演じているということを感じます。そのリーダーとはまぎれもなく天というか神ですね。「神が表にあらわれて、善と悪とを立て分ける」、「神と学の力比べ」、そういう表現がものすごくぴったりくる世の中だと、正直言って驚きを禁じ得ません。結局今回の金融大混乱を通じて、世界中のカネは日本とスイスに固まってしまうでしょう。このすさまじく衰退した日本に世界のカネが集まる???天のシナリオ以外に説明することばがありません。だから21世紀の世界の金融は日本とスイスがシステムを創るのでしょう。両国ともに産業金融をメインにするということでそれはあっさり了解が取れると思います。というか、投機型金融は、「もうすでに」化石になっていたのです。恐竜が一瞬で絶滅したのと同じ状態に「もうすでに」なっていたのですね。もう過去形だったのです。

そして話の中心は産業再生、生活再生ですね。これはもう私が以前から述べているようにいろいろと各方面で活躍する人たちを集めてきてヨコ型でやることになると思います。

本当に私も仕事がらいろいろな人に会いますが、立て分けということは実感するのです。駅の自動改札みたいなもので、そのまま前に進んでも何も起きない人と、いきなり扉が閉まる人、はっきり分かれているのです。そして扉が閉まった人は思いと行動を改めると扉が開くのですが、改めない限り開かないのです。そしてそういう自動改札みたいなものが何年かおきにあって、一人の人も何年かおきにそこでチェックされるという感じです。そういうことがもう20年も続いていると、最後の自動改札を通り抜けることができた人たちの集団は、そうでない人たちの集団とは明らかに雰囲気が違うのです。これは見比べて初めて分かるという感じです。みんな普段は隣りを見て暮らしていますから、同じように自動改札を通れないと、そこには同じような人が集まるのです。一人じゃないから安心していると、結局そこでみんなうずくまる結果になるわけです。

すさまじい世の中だと実感しますが、いよいよ世界のシステムが大峠になってきたようです。世の中とにかく前を見て、明るく温かいところに向けて歩いていくことが大切です。

ありがとうございます。どうぞますますご活躍ください。

藤原直哉 拝

投稿: 藤原直哉 | 2010年8月26日 (木) 08時08分

kazuさんには多くのことを学ばせていただいて、無料で..。
私が中学生のころ、はははもう半世紀前、手に職をつけろなんて言葉よく耳にしました。だからというわけでもなかったんですが、10年位その道でのたくってまがりなりに一人前くらいなった頃、山中鹿之介よろしく困難と想える方向に舵を取ってきました。がために常にビンボウ神様との長年のおつきあいがいまなお進行中てなあんばいで..。
性格上与えられたノルマをこなす仕事には向いていない。
そのぶんこの業界の人が「難しい」とか「不可能」とかの言葉を聞くと儲けぬきで挑戦してきました。
時代の波はおらのような人間の生きつらい方向にありますなあ..どうも。最近の此の業界の作品、どうもオラの感性とはちがうな、と想えるものが目立ちます。
安易に焼き物が出来る環境のせいか基本「形」がなってないこの傾向は「伝統」を看板にしている人たちにいえる。
形を学ばずに奇をてらう、うければいいのだろうけど。
おかしい、なんか変。形を学んでこれを破る型破りこそが大切、型なしはま、いただけませんなあ。
古い作品にしがみついてこれの模倣を繰り返すのが伝統ではないしましてや、うけねらいも伝統ではない、タブ-でだれもが口出ししないが人間国宝とか芸術院会員なんかも仕分けが必要ですなあ、そんなところに多額の税金使うより将来性のある若い優秀な職人たちにまわせ。マスタ-制度なんかつくって「芋つるぬきの制度。」でなければ意味ないけどね。

投稿: 杉原大路 | 2010年8月26日 (木) 08時52分

 藤原様、こんにちは。今日は静岡でしょうか ?熱い日が続きますね。山本玄峰老師の「無門関提唱」は何回も辞書をひきひき読みました。今は昔の話です。

 自動改札の話はわかりやすくて笑ってしまいました。扉がガチャンとしまったときを観察すると、たいへん面白いですよね。本人はいったい何が起こったのだかわからない当惑の表情です。後ろの人はたいてい「このドジ」という表情です。私は北海道の僻地に住まいするもので出逢う人も少ないですし、不安になりますが、ここでのコメントを拝見していると同じ思いの人がいるなと安心します。

 生活再生。いい言葉ですね。只、暮らしていくことが産業再生、生活再生に通じることを頭のすみにおいて明日も畑仕事です。

投稿: トマト | 2010年8月26日 (木) 17時09分

鳩山氏は、菅首相が小沢グループに配慮し、挙党一致内閣になるように動いていたが、菅首相は、脱小沢路線を変えず、小沢氏は民主代表選へ、鳩山元首相は小沢氏を支援。

仮に、菅首相が引き続き、9月以降も首相を続けた場合、小沢グループの協力を得られず沈没、又は、小沢氏は裁判にかけられ政界の影響力が低下し、菅氏(反小沢)の影響力拡大。その場合、小沢グループの民主離脱もあり得る。いずれにしても、民主はしばらく大混乱になりそう。

仮に、小沢氏が代表選に勝ち、首相になった場合、野党多数の参議院で証人喚問にかけられ、国会がとまるのではないか。小沢氏が首相では、マスコミも騒ぐし、支持率が急低下し半年ももたないのではないか。小沢氏にしろ鳩山氏にしろ何か国会運営の秘策があり、小沢氏を代表選に出すことにしたのか。

菅首相は、挙党一致をけり、小沢氏と全面対決することを選んだが、どちらが勝っても、民主は相当痛手を負う。又、国会が止まることにより、国民生活の破綻へつながらなければいいが。

菅と小沢は、ここまで大馬鹿だとは思わなかった。
民主の終わりが始まったと思う。

投稿: 盛行 | 2010年8月26日 (木) 21時37分

先生、いつも放送を有難うございます。今週は特に為替での円高や株安、政局のバカさ加減など、先生の放送が特に気になりました。毎週欠かさずに聴講している優等生((^^ゞ)の私としては、先生の言われることはおおよそ想像がつき、また理解出来るところにきています。

今日は、小沢氏が代表選出馬の意向を固めたとのこと、政治のほうは失望ばかりで何の期待もありません。リーダーは待っていてももうだれも出てこないようです。国民はみんなあきれるばかりの人が多いでしょう。
一人一人がリーダーとなってがんばっていくしかありませんね。

2003年に書かれた、農業と観光立国の論文も読ませていただきまし。まさにこれからのことですね。観光とは、景色を見たり買い物をするだけではなくて、光を観ること。
すなわち、そこに優雅に暮らす人をも見ることで、
美しい国土とともに、かつての多くの人が持っていたという美しい心持ちの日本人そのものも復元していかないといけませんね。kazuさんのブログにあったモースの見た風景のような)
明朝のビジネス展望も楽しみに聴かせていただきます。

投稿: 職人K | 2010年8月26日 (木) 22時03分

みなさん、こんにちは。いつもありがとうございます。北朝鮮の金正日もまた中国の朝鮮族の拠点に行きましたし、世界中が毎日のように大きく動いていますね。そういう時期に入ってきたようです。政治も民主党は完全に終わりの始まり。分裂は避けられないでしょう。そして世界の大手金融機関は凍りついたような状況ですから金融もルールが変わる時です。本当にこうなると人と企業と地域の底力が試されます。同時に思いと行動のあり方が厳しく問われていきます。本物の乱世ですね。

山本玄峰老師の「無門関提唱」、お墓の写真からさっとご紹介くださいまして、ありがとうございます。わたしも読ませていただいたことがありますが、難しくてとても歯が立ちませんでした。今はお寺もお墓も静かですが、この時代の変わり目を老師はどう見ておられることか・・・。

とにかくバリバリ竹を割るように未来を作っていくしかないと思います。みなさんでがんばっていきましょう。ありがとうございます。どうぞますますご活躍ください。

藤原直哉 拝

投稿: 藤原直哉 | 2010年8月27日 (金) 07時08分

藤原様

立て分けについて、「いきなり扉が閉まる人」と「そのまま進める人」の違いを説明して頂ければ大変うれしいです。よろしくお願いします。


投稿: 蟹蔵 | 2010年8月27日 (金) 16時01分

 初めてニューノーマルという言葉を知りました。今やこの言葉はひそかに世界中で使われ始めているような感じですね。

http://blog.goo.ne.jp/hitsuku

 ただし、朝倉氏はこのニューノーマルですらまだ甘い見方であると考えているようです。詳しいことは上記サイトにあるので、ここでは省略しますが、藤原先生もニューノーマルという言葉を耳になさったことがおありでしょうか?

 しかし、だんだん「正統派」や「主流派」と言われている方々がかつて言っていたこととは状況が違うくなってきているような気がしますね。

 以前にはFRBのバーナンキが「景気は回復している」と言っていたはずでした。私の記憶違いでなければ。現実はそんな甘いものではないと、「少数派」は「恐慌」やハイパーインフレの危険性を訴え続けてきたわけですが、果たしてどちらの言い分が正しいのか、もうまもなく結果が出るのでしょうか?船井氏や朝倉氏などは、早ければ今年の年末から「生活恐慌」や「資本主義崩壊」が始まると言っておりますが、このままだと本当にそうなりかねませんね。

 まあそれでもニューノーマルという言葉が使われ始めた時点で、いよいよ彼らも迫りくる現実を(一部とはいえ)認めざるを得なくなったということでしょうか。何せリーマンショック以前にはもう戻らないと言い始めたわけですから。

 かつては景気回復しつつあるといい加減なことばかり言ってきたのが、これだけでも大きな変化と言うべきか。

投稿: +9 | 2010年8月27日 (金) 19時57分

みなさん、こんばんは


いつも、インターネット放送をお聞きいただきまして、誠にありがとうございます。

藤原ですが、現在、遠山郷へ向かっておりまして、
週末は、遠山藤原学校開校となっております。

そういった事情で、みなさんのコメントは、藤原も拝見しておりますが、ご返信がすぐに出来ない状況となっております。

遠山の行事が落ち着きましたら、ご返信をさせていただきたいと申しております。

ですので、ご返信まで少しお時間を頂戴いたしますが、
ご承知ください。

今後とも、インタネット放送をよろしくお願い致します。

藤原事務所

大谷 賢司 拝


投稿: 大谷賢司 | 2010年8月27日 (金) 21時36分

みなさん、こんにちは。いつもありがとうございます。遠山藤原学校が無事終わりまして、机の上に積みあがった仕事を片付けつつあります(笑)。

ニューノーマルですか、始めて聞きました。でもそういう時代なのでしょうね。もう欧米も日本のように溶けてきましたね。すごい世の中だと思います。おっしゃるようにもう元には戻りませんね。これは乱世が来たと思って自分たちで未来を創るしかないですね。

立てわけですね。たとえば病気、仕事、生活、友人関係、家族関係、あらゆるところで今までやってきたことが通用しなくなる、あるいはうまくいかなくなることがあります。それが改札が閉まるということです。そこで、なぜそうなったのかの理由を考えて自分を変えると、その苦労を克服して、次の段階の幸せを手にすることができるようになります。それが改札が開くということです。ですからこれだけ世の中が壊れ、乱れていますから、改札で閉まるところまでみんな同じでも、自分を省みて自分が変わることで未来を開いていくと、そこで同じように発想し、行動した人たちの仲間ができてくるわけです。そうやって次の時代を共に生きたいと思う友達ができるのですね。そしてその自動改札が開かないとずっとそこで止まってしまうことになりますから、結果的に淘汰の危機が迫ります。まさに立てわけです。

今回は世の中のいろいろなことが壊れて、動いていますが、結局は自分が変わらないと突破できません。そうでないと、結局は滝の下で滝の上を見上げて声を張り上げているしかできなくなるのです。すごい時代です。

どうぞご自身もますますご活躍されて、どんどん自動改札を前に進んでいかれてください。ありがとうございます。

藤原直哉 拝

投稿: 藤原直哉 | 2010年8月29日 (日) 20時48分

立て分け、興味深いお話です。
立て分けは、個人のみならず、世界的に、国家や企業も試練にあっているようです。

今回の円高は、米国や欧州の金融不安に端を発しているため、日本の対策で円安に振れるものでないという意見が多いです。
そのためか、週末に円安にふれていましたが、今日の正午、日銀の円高対策が発表されてから、円高に転換しました。
日本の輸出企業も、立て分けに直面しているのかもしれません。

投稿: 諸悪莫作 | 2010年8月30日 (月) 17時54分

こんにちは

小沢氏を処遇、「トロイカ」復帰で一致=菅首相と鳩山氏が会談
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010083000897

どうなるのか解りませんが、密談で首相が決まる時代へ戻ったようです?

新品の人形の首が折れて人形使いも慌てた事でしょう。

自営業をしていると生活保護の相談が受けられないそうです。厚生労働省が驚いていました(笑

猛暑の中で水道を止める東京都ならではの考えのようですが、直近の滞納分を納めても水道は止められたままになります。事務手続きの関係だそうですが・・・・・こういう意味でも東京在住はリスクが高いのですね。

一人一揆の新たな展開?

投稿: kazu | 2010年8月30日 (月) 22時05分

みなさん、こんにちは。いつもありがとうございます。今年度後半は輸出企業を中心に一段と不景気ですね。追い詰められるところがたくさん出てきそうです。リストラと海外移転以外に脳のある経営者がどれだけいるか、見ものですね。でも不幸なことに倒産失業は増えるでしょう。その怒りの中から未来への動きが出てくるでしょう。大阪の生コンのストはさきがけですね。もうずいぶん長くやっていますね。マスコミも怖いから放送しないのでしょう。新聞社や放送局もすごいリストラしましたからね。自分の会社から同じようなことが始まってもまったくおかしくありませんからね。

民主党はどうなりますか。小沢氏はまだ下りる様子はないですね。いよいよ分裂ですかね。積み木崩しですね。小沢氏が昔から一番得意なことです。

一人一揆は激しさを増していますか?これから世の中全体が激しくなっていくと思いますよ。地方も相当怒っていますしね。これで大手の製造業や流通業の撤退が広がったら、もうみんな我慢していないでしょう。

ありがとうございます。どうぞますますご活躍ください。

藤原直哉 拝

投稿: 藤原直哉 | 2010年8月31日 (火) 06時45分

年金運用 3兆円余の赤字に
http://www.nhk.or.jp/news/html/20100830/t10013668691000.html

担当者は、どのように責任をとるつもり?
銀行に預けて何もしないのが、良いのでは。

投稿: 悠々自適 | 2010年8月31日 (火) 10時26分

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