藤原直哉の「日本と世界にひとこと」 2010年3月30日 金融システムの封じ込め
金融システムの封じ込め
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コメント
先週は米国債の入札が不調で、悪い金利高が進んでいます。
(しかし、その一方で、米国の株がリーマン危機前まで水準に戻りました。)
今月いっぱいで、FRBによるファニーメイ・フレディマックなどのMBS買取が終了します。おそらく、4月以降は、米国の不動産価格や株は、徐々に下がり、リーマン危機のような経済的動揺が起こるのではないかと思います。
投稿: 九九 | 2010年3月30日 (火) 23時27分
九九さん、こんにちは。いつもありがとうございます。はい、私もそう思います。今度は政治の権威も失墜していますから相当な大混乱だろうと思います。歴史的転換点なのでしょう。ありがとうございます。ますますのご活躍を!
藤原直哉 拝
投稿: 藤原直哉 | 2010年3月31日 (水) 07時08分
藤原さん。
ダメな社会かもしれません。金融システムも見直しが必要であるとは感じます。しかしながら金融が混乱する前までは世界経済も堅調であった訳です。産業は痛手を受けましたが、そもそも金融だけが悪であっただけだと考えています。07年10月以降の数ヶ月間までは、今のような実態経済に影響を及ぼすなんて考えていなかった人が殆どだと思います。恐慌が来るということを望んでる人が多そうですね。それが当たり前のような感じで…。私もこんな社会は一度潰せばいいと思っていましたが、今は。。。恐慌だ!金の時代(金ないのに)!と騒ぎ立てて自社株を高値で売りまくっている詐欺師T.M等は、日本から摘み出し、牢獄にぶち込んで欲しいと切に思います。話はそこからですね。
投稿: きてんね暴威 | 2010年3月31日 (水) 21時43分
きてんね暴威さん、こんにちは。いつもありがとうございます。いや、金融だけが悪だっとは思いませんね。産業界も個人も政府も傲慢、慢心が度を超えていたと思いますよ。株が上がり、金利が下がり、為替が有利に動けばどんどん強欲を限りなく表に出し、やりたい放題のカネ儲け。そして下がりだしたら誰も損失を被るまいとするからこの大騒ぎ。
結局こうした人間の傲慢さ、慢心さが天から正されているのです。それがわかって自分の発想と行動を変えた人は助かりますが、そうでないと全部一緒に流されておしまいです。いわんやこの世界大恐慌をカネやゴールドで生き残ろうというのはとんでもない勘違いで、それはみんな一気に流されておしまいです。
心配ないですよ、心得違いの詐欺師も投資家も企業も政府も全部きれに流されてしまいますから。互いに争いあい、事件にしあい、憎しみ合って、力尽きて消えていきますのでね。
ありがとうございます。どうぞますますご活躍ください。
藤原直哉 拝
投稿: 藤原直哉 | 2010年4月 1日 (木) 08時18分
こんにちは藤原様
この放送を聴いて居られる方々は金融では解決できない時代を感じて居られるのかコメントが少ないですね。
藤原さんの話を金融システムを官僚システム、悪人を高級官僚や御用学者と置き換えて聴いてみると大爆笑でした。
委託研究の申し込みの期間ですので相も変わらず霞ヶ関に文句を垂れていますが、根拠法を良く読んでみると法律無視なのか?拡大解釈なのか?好き勝手な返事をしている物です。
戒律にも法律にも従えない方々も世の中にいるのですね。数年前までは有能な方々と思っていたのですがネットで様々な情報が集められる様になると、任せて大丈夫とは絶対に思えなくなっています。
しばらくすると解け落ちるのでしょうが・・・
年度も替わりましたので来年度の予算を立てられるのか?国が潰れるのか気になる所ではありますが、国の補助金・助成金を全廃すると役人の仕事は無くなりますから、天下り先も自動的になくなる。
20世紀産業の大企業も、どうなることか?
金融の話なのですが金が止まると流通も麻痺して食糧自給率が1%の東京は大変なことになるのでしょうね。都市に住むリスクが非常に高い状態と言える訳ですね。
それなのに東京で決起集会?と素朴な疑問もありますがデジタル製品と同じで便利だから。と解釈しております(笑
投稿: kazu | 2010年4月 2日 (金) 21時47分
kazuさん、こんにちは。いつもありがとうございます。まさにおっしゃる通りですね。米国も雇用が回復とか言っていますが、そんなことではなくて単に長期金利の上昇に歯止めがかからなくなってきているのです。最後まで粘れば粘るほど完全に崩れ落ちますからね。日本も参院選をはさんで政治は激動でしょうね。役所も引き続き漂流だと思います。本当に最近の大きな組織は足もとしか見ていませんね。小泉時代以降の自民党政権は220分先はもう見ていないと言われていたのを聞いたことがありますが、今はそれが当たり前になりつつあります。要するに、人を入れ替えないとダメなのです。でもダメなやつでも給料もらって生活しているでしょ。だから神様もそうやたらに路頭に迷わせたくないのでしょう。最後の最後まで面倒を見ておられます。でも神様のお慈悲がある間に改心しないとえらいことになるわけです。
おっしゃるように東京はいったん底が抜けたらえらいことですね。本当は総決起集会も遠山郷でやりたいのですが、なかなか(大笑)。とりあえず最初は東京で、ということです。
ありがとうございます。どうぞますますご活躍ください。
藤原直哉 拝
投稿: 藤原直哉 | 2010年4月 3日 (土) 09時50分
私は、現状にそぐわない法律のことを「アホウリツ」と呼んでおります(笑)。
例えば著作権法。
いや、著作権自体は大切なものですが、ただ最近の著作権の扱われ方を見ていると、あまりにも権利者や権利管理団体(ジャスラック)などに権限が集中しすぎているような気がいたします。
去年、日本でも欧州の「海賊党」という政党が話題になりましたが、この政党、確かに主張は過激なんですが、しかしこのネット社会に著作権をいかに適合させていくか、結構真剣に考えているようですね。
http://japan.cnet.com/interview/story/0,2000055954,20397501,00.htm
著作権は5年で十分という主張はさすがに極端ですが、それでも言っていることにはなかなかうなづけるものもあります。
私個人としては、著作権は特許(確か20年)と折り合いをつける意味でも、発表後30年くらいでいいんじゃないかと思っております。逆に長すぎる著作権のせいで、死蔵されている作品が数え切れないほどあるとも聞きます。
一部では著作権をさらに延長すべきだという声もありますが、そんなに延長してもかえって文化が阻害されるだけです。ディズニーなんかを見ればわかるでしょう。ミッキーの版権が切れそうになれば、そのたびに延長を繰り返し、この調子だと半永久的にミッキーがパブリックドメインに入ることが無くなってしまう。ばかばかしい限りです。いつまで一部の企業や発表者個人に独占的権限を許しておくのか。
それもそうだし、現行の著作権法自体がすでにネット社会には適応しておりません。それは、数多くの動画サイトなどを見れば一目瞭然でしょう(笑)。私は、発表者や企業側の権限をもっと抑制し、ある程度の共有性を認めるようにしたほうがかえって社会のためになると思います。現状だとネットで発言したりするだけでも、ただ書き込みの内容が出版物に類似していただけで「著作権侵害」となりかねませんから。
また、権利管理団体側の暴走も目立ちます。以前に、とある飲食店経営者が店でハーモニカやピアノでビートルズのイエスタディなど33曲を演奏したため、ジャスラックなどの訴えで逮捕されるという信じられない話がニュースに流れました。
馬鹿じゃないのかと思いますね。同様に、他の飲食店でもレコードで音楽を流していたら著作権侵害だと訴えられたケースがあります。
いったい、飲食店内で少しレコードを流したりハーモニカで演奏したくらいで、どれだけ権利者側の権利を阻害したというのでしょうか?本当にここまで来ると怒りとを通して呆れます。
アメリカでも似たようなケースで金を請求されるという話がいくつもあります。さらにばかばかしいのが、なんと「公共の場で、携帯の着メロ(著作権が認められた作品)が流れたら、それでも著作権侵害」になるんだという話。
本当に馬鹿です。わずか1分足らずでも、例えば公園や会社などで着メロが流れたら著作権侵害だとか言うんですから、呆れるほかありません。いったいこれで、どれだけ権利者側に損害を与えたというのでしょうか?そのうち公園内で好きな曲の鼻歌を歌っただけで逮捕される日が来るんでしょうか(笑)。
さらには、偽の動画ダウンロードサイトを立ち上げて、ひっかかったやつにお金を要求する悪質なケースもあります。もうやりすぎです。
最近では、こういった管理者団体や作家遺族などの都合のいいように著作権が使われだしている気がいたします。ろくに作品も生まず、ただの著作権ゴロと化している場合もあるようです。
法律を軽んじるわけではないが、もはや現状に法律が追い付いていないような気がしますね。児童ポルノ法もそうです。私個人は児童ポルノなどには興味はないんですが、今時こんなの規制して何になるのでしょうか?もっと他に性急に規制しなければならないものはたくさんあるんじゃないか。
こういった「アホウリツ」は見直されなければなりません。確かに、児童ポルノ法の法理論的な根拠は、法学的には「間違っていない」が「現状には適していない」です。確かに、危険犯の規定では、たとえ被害者が実在せずとも成立するわけですから、「被害者がいない児童ポルノは犯罪足りえない」という反対側の意見は間違いですが……。また、社会公益を著しく脅かしかねないものは規制の対象ともなりうるというのも確かに「法理論上」はそうでしょうし、だからアメリカなどの民主国家においても児童ポルノは規制されているんでしょうが(したがって、反対側がよくいう表現の自由を侵害するという反論もそれ自体では有効ではない)、あれだけ氾濫した漫画や映像作品などをみると、もはや型にはめて判断するのは現実として無理ですよ。かえっていらぬ混乱が起こりかねません。どうしても規制したいというならば、現状とどこまで折り合いをつけられるのか、それを踏まえたうえでないといけないんですが、本当に大丈夫なのか。せいぜいゾーニングの強化程度ではだめなんでしょうか。
20世紀までは、単純に全体に規制を課すことで何とかうまくいっていた場合もあったでしょうが、これだけ複雑化、多様化してしまった社会では、一律にある一つの型に当てはめようとすると、かえっていらない混乱を招くと思います。どれだけ「法理論上は正しい」ものでも、現状に合っていないのであれば、それはただの「アホウリツ」です。昔の禁酒法などは、「アホウリツ」の代表でしょう。結局マフィアを儲けさせるきっかけとなっただけです。
例えば医療とか危険作業とか、そういう命にかかわるものであれば、法律の適用範囲も厳格であるべきだし、より正確であってしかるべきだが、著作権法のように、一部の人間や企業の都合だけで延長されたり訴えられたりしたのではたまったものではありません。ある程度、法律のあり方もこの際見直されたほうがいいんじゃないかと思います。
これ以上、著作権を強化するというならば、その代わり保護期間を短くするとかしてバランスを取らないとだめです。今でもこれだけ問題が起きているのですから。
「悪法もまた法なり」から「悪法は悪である」への意識改革が必要なんじゃないかと思いますね。でないと、ますますわけのわからない「アホウリツ」が作られ、かえって社会の混乱を招きかねません。
投稿: +9 | 2010年4月 3日 (土) 18時42分
こんにちは
「アホウリツ」とは素晴らしい(笑
自民 消費税を参院選対立軸に
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20100402/t10013592971000.html
極まってしまうと凡人の頭では理解できないことが現実になるのですね。
製造業が大切だと言ってこんな施策をしているのですが
http://www.chusho.meti.go.jp/keiei/sapoin/2010/100203senryaku_koubo.htm
管理法人(要は天下り先)を入れずに自社が管理法人を兼ねた採択先の売上高は100億以上。100億の売り上げがある企業って研究助成をしないと成らない中小企業ですか?
私は東京都の工業試験所に管理法人に成って貰えないかと相談しました。返事は
<悪い話>
「案件の管理法人に産技研になってもらいたい」という依頼事項と受け取り、時期が迫っているので、研究者の上にいる審査委員と検討しました。結論は、正式の依頼状をだしても落選の枠になります。
<よい話>
・昨年、C評価を受けた案件は、今年出しても評価があがることは ありません。大学との共同研究等を加え、Bレベル以上の内容に しないと、通りません。
・この手の支援をして頂けるのが、○○-TLOです。大学が忙しい時期なので、 余り歓迎されないかもしれませんが、丁重にお願いしてみてください。
方や地方都市の採択先では、管理法人の採択実績が無くなると今後に響くので、名前を貸しただけですよ。良い物が出来たらパンフレットでも送って下さいハッハッハ~~~
と電話の先で言われました。今年も大臣折衝で復活した150億の予算を巡って只今募集中です。
何を発明しても個人は相手にされない。製造業が大事という本気の度合いが透けて見えます。
官僚は税金を使って天下り先を育てているのですね。自民党は消費税の増税で参院選だそうですが、ココまで世の中が極まると国歌破綻宣言をした方が庶民にとっては被害が少なそうですね。
金融破綻の火消し役も7月までしか耐えられないのか中丸さんや船井さんが7月に何かあるような話をされていますね。現在火消しの真っ最中?その間に資金避難??
リーマンショックがマスコミ発表の1年前に気が付いていても平気な顔をして債券を売っていた金融業界。
ひふみ神示って何故にこんなに当たるのだろうか?科学的思考では解りませんが天の意志を感じれば当然のことなのだろうな。
投稿: kazu | 2010年4月 3日 (土) 19時28分
藤原先生
いつも貴重なお話ありがとうございます。
アメリカは今度4月の後半に新ドル発行しますよね?
その交換比率等はまだ発表していないようですが、此処でデノミとかやらかす可能性もありますかね?
そうなると一気にパニックになると思うのですが、
先生はどのように見ていますか?
投稿: isao | 2010年4月 3日 (土) 21時30分
郵貯の預入上限額が2000万円に引き上げられて個人的には良かったと思っています。しばらくは、日本国債の引き受けを郵貯が受け持ち、日本はしばらく延命できると思います。
郵政見直し、「WTO違反の可能性」
http://backnumber.dailynews.yahoo.co.jp/?m=2128843&e=postal_privatisation
外人は、 郵貯の預入上限額2000万円引き上げをWTO違反だと騒いでいます。
そのココロは、日本国債の叩き売りで大もうけです。
日本国債現物の95%は日本国内で消化していますが、先物の50%は外人が握っています。
毎月、日本国債の入札まで、外人が日本国債の先物で売り仕掛けをしています。入札が終わると、買い戻しが入り、金利が低下し、国債価格がやや上がります。現在は、ギリシャを始めEU諸国の国債が売り崩されていますが、日本国債は次のターゲットと言われています。
外人にとって、郵貯預入額引き上げは邪魔以外の何物でもないので騒いでいるのでしょう。
それにしても、金融危機進行中にも関わらず、欧米金融は相変わらず、反省もせず、心根の腐った人たちの巣窟です。
鳩山首相を始め閣僚数人が、郵貯の預入上限額2000万円について、異議を唱えましたが、民主党の中はどうなっているか、心配になります。それにしても、鳩山首相の近くに国益を害し外人を益する意見を述べる人がいるような気がして、心ならずも心配です。
『小泉時代以降の自民党政権は220分先はもう見ていない』と言われているそうですが、民主党政権も同じでしょうね。
(質問ですが、220分という数字にどういう意味があるのでしょうか?)
投稿: 楽学 | 2010年4月 4日 (日) 11時02分
殉職自衛隊員の追悼式に鳩山総理は出ず、民主党議員もゼロだったと。
日本の自衛官は日本を守りたいから自衛官になった。まるでわかってないね。
投稿: 赤鬼製菓 | 2010年4月 4日 (日) 12時29分
平野官房長官が代理出席して、総理のメッセージを読んだそうです。
当日出席していた参議院議員のブログ
http://east.tegelog.jp/index.php?itemid=3528
投稿: 宗像 | 2010年4月 4日 (日) 14時06分
みなさん、こんにちは。いつもありがとうございます。力のこもった書き込みを多数ありがとうございます。
220分は20分のまちがいです。ははは、全然意味が違ってしまいましたね、すいません。
政治は流動化が進んでいますね、民主党の中も外も。だんだんみんな上の空になって行っている感じです。日本再生は政治を外側から囲むようにやっていかないとできないでしょうね。中国も欧米も今の体制は時間の問題ですから、あまり気にしないで今までの世界にない本格的な21世紀らしい国を日本が独自で作っていったらいいですよ。日本ぐらいしかそんなことを最初にできる国はないでしょう。
今のプロセスというのは今までのリーダーシップが溶解して、次の新しい芽が出てくる時期なのでしょう。最後は人ですからね。これから慌ただしくなりそうです。
ありがとうございます。どうぞますますご活躍ください。
藤原直哉 拝
投稿: 藤原直哉 | 2010年4月 4日 (日) 22時01分