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2010年2月23日 (火)

藤原直哉の「21世紀はみんながリーダー」 2010年2月23日 ガードマンがいなくなるとき

ガードマンがいなくなるとき

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コメント

はじめまして。1年ほど前から聴かせて頂いています。今日のお話は格別にすばらしかったのでつい書き込んでしまいました。お礼を言わせてください。ありがとう!

これから本当に発酵する時代が来ると思うとワクワクします。
やっぱりこの15年くらい、腐敗していたんですよね。まわりの人に言っても全く反応がないので、自分だけが頭がおかしいのかとつい思ってしまいます。

つかぬことを伺いますが、藤原さんはシリコンバレーは発酵していると思いますか?
キンドルはお使いですか?
キンドルがもっと発展したものが作られて、世界中の発展途上国の子供達全員に無償で配られたらなんてことを夢想するとワクワクが止まらなくなります。

反対に、以前はアップル社が大好きだったのですが、私見では、最近アップルは発酵ではなく腐敗に傾いて来たように感じています。

いつも楽しいお話ありがとうございます。
ガードマンがいなくなる日、いいですよねぇ。
来るといいですね。

投稿: walrus | 2010年2月23日 (火) 18時46分

藤原さんの著者「世界メガ・トレンド」の読者です。

藤原さんの色んな本及びインターネット放送をこの2年間ほぼ聞いてきましたが、今回の話しは最高です。非常に感銘を受け、自然にすーと頭に入り、簡単な青写真を持つことができました。

微生物の善玉・悪玉・その他大勢の日和見の関係は非常に明快でなるほどと思いました。

何故か元気が沸いてきます。

有難うございました。

投稿: 辻  功 | 2010年2月23日 (火) 19時04分

藤原先生こんにちわ。
いつも聴いています。ありがとうございます。

世の中ほとんど大多数が日和見菌なのかなと以前から思っていました。
明治維新、日本の敗戦と庶民はあっという間に変身できたのかな?
昨日まではチョンマゲや軍国思想だったのが、その豹変ぶりはさすが日和見菌。
いや、それを得意とする日本人なのかとも思います。

そうなれば、案外今後の日本はさっと様変わりできる様な気がします。

衛生思想は特に医学にあると思います。
菌やウイルスは「原因が外にある」という思想ですから、じつは「原因は内にある」と切り替われば今のインフルエンザ騒動なども起こるはずもなかったのですが。

インドのガンジス河など味噌糞一緒状態だと聞きますが、あれなど不衛生の見本ですね。
それで衛生学ではどう説明してるんでしょうか?
まさに今日のお話どおり、衛生学という学問と実際に生きている自然界の差が判りました。

私はガードマンの所に「医者も弁護士と警察」も入れたいのですが、まあ全部とは言いません。
一割程度は必要かなと。

どうも頭の良いひとが多すぎて。
学問に飲まれているんじゃないの?
などと無学をいいことに好き勝手な事を言っています。

投稿: おさきに | 2010年2月23日 (火) 21時20分

 藤原先生いつも放送ありがとうございます。
 
 
 心に響くお話ありがとうございました。今回は一段と,すごい内容で参りました! 聞き終わって清清しい気持ちです。 ありがとうございました!

投稿: 石 | 2010年2月23日 (火) 22時07分

いつも、多岐にわたるお話を有難うございます。

徹底的に悪いものを排除しようとしても、なかなか効果も上がらず、それどころか、かえって悪い結果となることがいろんなところであるようです。最近とても多く、深刻化している問題に、アトピーなどの症状の多い子どもがふえていることの一因に、清潔過ぎる環境のことが言われています。
昔、必ずあった回虫検査は必要なくなった代わりに、皮膚科は、そんな子どもがいっぱいのようです。(現代版の)あまりに清潔すぎる環境では免疫機能が育たないからでしょうか。よくわかりませんが、
0157のような悪玉菌も、日頃味噌汁や納豆、ヨーグルトなど発酵食品をよく摂っている人には、あまりワルさをしないようです。
やはり、何事も、大海のように清濁あわせのむような世界もまた良いのかな、と思います。その中で、たくましく生き、全体そのものを良くしていくのがよいのでしょうね。
発酵と腐敗の例は、人間社会など何事にも通じるもので、その結果は、雲泥の差がありますね。
良いお話を有難うございました。

投稿: 職人K | 2010年2月23日 (火) 23時49分

こんばんは.
本当によいお話を有難うございました。
職人Kさんの「清濁あわせのむ」は理想としては理解できますが、現実は「濁」は飲みたくありません。
本当に心狭く修行が足りない、反省!です。

投稿: なでしこ | 2010年2月24日 (水) 01時06分

   kさんへ  強調したいので 
 へその緒が語る体内汚染 必読
 

投稿: k | 2010年2月24日 (水) 05時02分

とても本質的なお話だけに、いろんなトピックスが交錯しますね(笑)
体のレベルではガードマンがいないのは免疫不全なので、社会のレベルでは、ガードマンとそれ以外の人の関係が良くなればいいと思います。

なでしこさん
黒船の「力の論理」で時代が変わって以来、清濁あわせ飲んで来たことに気づくだけで、海のような気持ちになれるのでは(笑)。

kさん
文字通りの海、実はそんなに余裕はなくて、大型魚に有害物質が濃縮蓄積されてるんですよね。家族で毛髪ミネラル検査を受けてみました。(妊娠中でも安全に続けられるデトックス方法、いくつか知ってますよ)

投稿: おむすびころりん | 2010年2月24日 (水) 06時42分

たびたびの投稿申し訳ありません。
人間社会の濁もですが、ここ数十年の間に、本当に環境が汚れてしまったでいろんな要因もあるのかと思います。藤原先生は、日本列島の大掃除と、そのうえでの農業をこれまで繰り返し言われていました。見た目はともかく、本当にかなりの国土汚染もすすんでしまったようです。

投稿: 職人K | 2010年2月24日 (水) 07時17分

みなさん、こんにちは。いつもありがとうございます。発酵と腐敗で考えると国や組織の盛衰もよくわかるのです。シリコンバレーはどうでしょうか?最近は発酵しているようにはあまり感じませんね。なんかとても重苦しい雰囲気というのでしょうかね。キンドルはまだ使っていません。そもそも老眼で字を読むことそのものが大変で(大笑)。

結局たんぼでも畑でも衛生的に作物を作らないいけないというトラウマから環境破壊、健康破壊が広がっているのです。そして結果的には非常に腐敗しやすい環境になってしまったわけですね。少なくとも発酵していない。だから体は衛生的にしないといけないというのは本当は嘘で、体に腐敗を興してはいけないというのが正しいのでしょうね。腐敗菌は排除したつもりでも排除できないところがポイントで、だから最初から腐敗菌、悪玉菌があるという前提で、いかにそれを抑え込んで発酵へ持っていくかを考えたほうがずっと合理的なのですね。

そういえば我々が縄文時代、弥生時代の絵をみると不衛生だと感じますね。有機物に囲まれているから。でも逆に有機物に囲まれて悪玉菌が抑え込まれるように共生していれば、すなわち人も社会も発酵していれば、今の我々の生活よりもはるかに素晴らしい生活なのですね。でも反対に有機物に囲まれて発酵ができなければあっという間に腐敗になってそれはもう大変悲惨なことになる。発酵ができなければ衛生で腐敗と戦うしかない。それがこの2千年ばかりの時代だったのかもしれませんね。要するに人の能力が落ちているのではないでしょうか。

はい、日本再生の第一歩は日本の大掃除ですね。微生物を上手に使えばすごくよい掃除ができると思います。そしてもう一度農業ですね。

ありがとうございます。どうぞますますご活躍ください。

藤原直哉 拝

投稿: 藤原直哉 | 2010年2月24日 (水) 08時27分

微生物で考えると、いろいろ悩んでることが説明できて、
そして総括することができて、前に進めそうです。
ありがとうございます。

投稿: 中山 | 2010年2月24日 (水) 10時02分

こんにちは。
おむすびころりんさん、ほんとにそうですよね。
有難うございました。(^.^)

投稿: なでしこ | 2010年2月24日 (水) 10時28分

藤原先生こんにちは。いつもありがとうございます。

今回もネットラジオの先生の比喩に、なるほどなと考えさせられました。
腐敗か発酵かは、悪玉か善玉かに総体が変化する事で起こると。
リーダーシップは、オセロにおいてのワンチップのようですね。
個人に落とせば、
経験や知識の集積における発酵も、そもそも本人の理念・哲学・理想によって問題解決への直感が閃きますが、これだって本人の哲学が曲がれば(その直感も)正反対のものとなる、と。。
結局、欲というものが、どちら側(悪玉か善玉)にも振れる微生物のようだと思いましたね。
道理は道徳によってしっかり固めなければ、人でなし、となる。
戒めなければ。。

投稿: 奥野彰久 | 2010年2月24日 (水) 11時14分

 発酵と腐敗 猫の額ほどの畑を耕していますが 難しいですね。コンポストで頑張っていますが うまく発酵が進まない。
一度 藤原学級に学びに伺いたいですよ。人間社会の事も含めて・・・
このラジオが心を癒してくれます。
 先日も筒に入れて大事に育てていた山芋全部食べられてしまいました。猪も食べ物が無いのです。
藤原先生 皆様これからもよろしく。

投稿: kamehime | 2010年2月24日 (水) 18時55分

藤原さん、いつもためになる情報をありがとうございます。
藤原さんのこの放送が善玉菌とすれば、
日本やアメリカの主要メディアはまさに悪玉菌、
たちの悪いガードマンそのものという気がします。

残念ながら、
世界の悪玉たちが発する最後の悪あがきを後押ししているのがまさに新聞やテレビ。
多くの人たちはその情報を正当化して、
悪いものの中により深くはまってしまい、
いいようにコントロールされています。

私たちの暮らしに巧妙に入り込んでしまったメディアから、
時に離れることも必要かもしれません。

でもホント手強いガードマンたちですよね。

投稿: hide | 2010年2月24日 (水) 19時15分

腫瘍メディアは性病。難聴のオオカミ少年がオカマ掘られたのがキッカケ。

投稿: 赤鬼製菓 | 2010年2月24日 (水) 20時02分

 発酵人間は、その人自身が明るいのは勿論ですが、周りの人も明るくさせます。
(腐敗人間は、その真逆ですね。)
ほとんどの人は、発酵人間でいるように気を配っているように思います。
 腐敗人間は、自分より明るい発酵人間が許せないのかもしれません。

 私の上司は腐敗人間ですね。
上司が「Aのそばを通り過ぎる時には、咳をして、つばしぶきをかけろ。」と他の部下に命じています。
上司は過去にAに面子を潰されたことがあったらしく、何かにつけて、馬鹿な注文をつけます。
気が狂っているといっていいでしょう。
 私が、唯一、思い浮かぶ対策法は、腐敗上司に近づかないことです。
 ちなみに、藤原先生は、この手の上司にはどう対応をしますか?

投稿: 発酵人間 | 2010年2月24日 (水) 21時07分

みなさん、こんにちは。いつもありがとうございます。それぞれのお立場でいろいろとお感じになることがあるようですね。世の中はやはり統一的にできているのだと思います。おそらく腐敗と発酵の差も、ある種の量子的な働きの差であり、さらにその源にはある種のエネルギーが関与しているのでしょう。

嫌な上司のお話ですね。本当はすごく明るく温かく接することで相手が辟易して近づくのを嫌がるようにするのが一番なのです。でも、なかなかそうもいかない時はいろいろとコミュニケーションを取りながら、腐敗の場所と程度を動かすことぐらいしかできないでしょうね。腐敗も発酵も場所によって結構程度が違いますからね。

明るく温かい人になるように自分自身が毎日精進することが結局は一番の早道なのだと思います。本当にすごい人は言葉はもちろんのこと、近づくだけで変な人は逃げていきますからね。

どうぞ小田原の農園にお越しください。これから農作業が本格化するシーズンとなります。

ありがとうございます。どうぞますますご活躍ください。

藤原直哉 拝

投稿: 藤原直哉 | 2010年2月24日 (水) 23時19分

おむすびころりん さん
 名前の意味は欲張ってはいけません、と理解しました。
明るく温かく、ウイルス、細菌対策を提案したのですが(かなり自信有り)あまり反応が有りません。藤原理論では3年掛かりそうですが、早く実証例を重ね天は自ら助来る者を助く、を前提とした保険制度にすべきと思います。つまり、お上に頼り過ぎ。更にオバマ大統領の保険制度にも提案すべきと思います。生活習慣病は生活習慣を変えれば良いので簡単です。
 これで病気は解決と思っていたら、避けれない有害化学物質のデトックスの問題が出てきました。体に良いと思っていた魚に生物濃縮の問題が有ります。縄文時代でも出来るデトックス法を検討したいと思います。

投稿: kunio | 2010年2月24日 (水) 23時36分

いつも興味深く拝聴しています。最近、自分で味噌や漬け物やパンをつくる面白さに目覚めたところだったのもあり、今回のお話は聴いていてスーッと視界が開けるような気持ちになりました。ありがとうございます。

911以降、飛行場から電車内、地域生活までことあるごとにテロ警戒だの、防犯強化だのが叫ばれて、どうも息苦しいなぁと感じていたのですが、自分も日和見菌で腐敗菌の影響を受けていたのだと考えると腑に落ちました(そういえば気分が滅入ることも「腐る」って言いますね)

味噌や漬け物も仕込んでからおいしくなるまでに一定の時間と愛情(これ大事)が必要なように、ガードマンがいなくなる社会が実現するまで、腐らず諦めず、自分のやれることを楽しみながらやっていきたいです。

投稿: Haruka | 2010年2月25日 (木) 10時03分

みなさん、こんにちは。いつもありがとうございます。共生のメカニズムというのは実に興味深いと思います。腐敗と発酵、その境は紙一重。大抵の微生物は日和見。そう考えると今の世の中もちょっとバランスが変われば腐敗から発酵に動くのだと思います。世の中を見ていると、悪玉菌は明るさと温かさに弱いのです。明るく温かい雰囲気に接すると辟易して声も出ず頭を左右に振って実に嫌な顔をしてその場を去っていきます。講演会などでも、これは悪玉菌がずいぶんいるなと感じるときは、敢えて明るく温かい話をして追い出しちゃうことがあります。本当に途中で退出する人もいるし、それができない時は実にかなわん、いやだなという顔をして、しかし動けなくなって、最後までじっとしています。

悪玉菌はまさに悪玉菌で、非難されたり攻撃されたり人々が恐怖を抱くと俄然元気になるのです。だから今みたいに衛生の論理でやっていたら悪玉菌が繁栄するばかりです。

前からこの放送でも言うとおり、後ろは振り向かず、明るく温かいところに自ら歩いていくことが大切というのも同じことです。

この大混乱を通じて我々ももっと賢くなれそうですね。

ありがとうございます。どうぞますますご活躍ください。

藤原直哉 拝

投稿: 藤原直哉 | 2010年2月26日 (金) 07時17分

 最近のマーケットは少々不思議です。
先週は、公定金利の引き上げなどで、ドル高メインでしたが、それも長くは続かず、今週のドルはスノースリップのようにダダ下がり状態。ポンドやユーロもさらなる下降へ。トヨタ問題があっても、不美人投票で最後に残った円が買われているような感じに見えます。
日経平均やNYダウも1万台をキープしていても、上昇トレンドという感じではなく、下降に転ずる前兆のようなものが、・・・。かつてのような金融緩和はできず、出口戦略と称して、金融の引き締めが始まっている昨今、株は下げ始めたら、止まらないようになると思います。
NYダウがはっきり下げに転じたら、リーマンショックのようなことが次々起こるような感じでしょうかね。
最近のニュースでは、ソブリンリスクについて、にぎわしています。

今年は、選挙の年、政治力の試される年、国力の問われる年だと思いますが、目先の政治ショーはあっても、実効力のあるものがなかなか出てきません。
『政治家、しっかりしろ』 と思っているのは私だけでしょうか。

投稿: 八甲 | 2010年2月26日 (金) 23時18分

八甲さん、こんにちは。いつもありがとうございます。まさにおっしゃる通りですね。市場は当惑しているように見えます。巨大な津波が遠くのほうに見えた。でも逃げるところがない。でも何とかなるかもしれない。そんなことを思いながら、過ごしているような感じですね。でも、津波は容赦なく来ますからね。来週は市場の転機かもしれませんね。ありがとうございます。どうぞますますご活躍ください。
藤原直哉 拝

投稿: 藤原直哉 | 2010年2月26日 (金) 23時54分

藤原先生こんにちは。
巨大な津波が見えてきましたでしょうか?僕もいちおう高台に避難しているつもりなんですが、思いがけず高いところまで波がうちよせるかも知れませんので、油断していると波にさらわれるかもしれませんね。

今日の遠山郷、月に一度の息抜きですね。イサムさんが山肉ナベを用意しているようですよ。

荒井くんの卒業式ですね。卒業証書は授与できそうですか?それとも成績が悪いから「オーバードクターで居残り」でしょうか?

それはともかく、今日はよろしくお願いします。

投稿: yupon | 2010年2月27日 (土) 05時32分

yuponさん、おはようございます。いつもありがとうございます。大丈夫ですよ、yuponさんは(笑)。わたしもこれから遠山に行きます。イサムさんのブログをわたしも拝見しております。荒井くんですか?さてさて、頑張ってもらいませんとね(笑)。ありがとうございます。では、のちほど。
藤原直哉 拝

投稿: 藤原直哉 | 2010年2月27日 (土) 05時57分

 ギリシャ問題に端を発してだと思いますが、先週はユーロ安が一時119円まで進みました。年内、100円割れもあり得るかもしれません。
イギリスポンドも135円になりました。私が幼少だった頃、ポンドは1000円を超えていました。のどかな友人はスコッチが安く買えると喜んでいます。本当にのどか。
 米ドルも先週はずっと下げていましたが、下げた理由はよく分かりません。経済指標、ギリシャ危機、リスク回避など色々言われていますが、なかなかすっきりする理由というものが私には分かりませんでした。
 個人的な感想ですが、ユーロとポンドはだめですね。つっかえ棒がはずれた感じに思います。まだまだ下がる感じがします。それに対し、ドルは今のところ何とか踏みとどまっている感じがします。(昨年とはうってかわり、対円でドルは100円ぐらいになると予想する人も出てきておりましたが、どのようになるでしょうか) 最近、韓国ウォンも暴落しています。韓国もお終いですね。日本と中国は韓国を支援していましたが、融資したのは戻ってこないでしょうね。替わりに、竹島には文句を言わせないというのはどうでしょう。

 旅行好きの私にとっては、円高はうれしいですが、先立つものがないので、せいぜい、香港・韓国どまりでしょうか。

投稿: 八甲 | 2010年2月28日 (日) 07時32分

みなさん、こんにちは。いつもありがとうございます。世界システムにどんどん巨大な亀裂が走っていきますね。日本も含めて、これからどうやって世界の中で生きるかを本気で考えていかなければなりません。そのためには、本当に世の中のことを分かっていて、しかもこの状況で未来を創る明るさ温かさを持った人を集めることが大切です。これは明治維新みたいになりますかな?

ちなみにフルベッキ写真がありますね。あの真相はネットでもなかなか語られていないのですが、真相はいかのとおりです。

幕末舞台裏の会合

“昭和維新”という言葉が飛び交う昨今のわが国激動期に、なにか暗示―刺激もあたえるような一枚の貴重な写真が現れた。見ると、これまでの史実に明らかにされていない幕末動乱の舞台裏を物語る歴史的背景ともいうべきもので、「維新三傑」の大久保、桂、西郷もまだ若々しく、大村、坂本、高杉らと撮る伊藤博文などはまだあどけない青年のようだ。

この写真が撮影されたのは、慶応元年二月中旬から三月十八日までのことで、中央にいる外人フルベッキはオランダ生れのアメリカ宣教師として安政六年来日、長崎・済美館で西洋社会学を教えていた。当時、欧米諸国の情勢を知りたい、新知識をうえつけたいとする青年は尊王、佐幕も問わず、在官・在野を問わず、自らの選択によって行動していたときなので、済美館や佐賀藩の致達館などに集合した。勝海舟・小松帯刀、五代友厚、横井小楠など軍政・学者・財界の立役者となる人々もフルベッキの講義をうけた。フルベッキの直接の教え子に、大隈重信、副島種臣、伊藤博文らがいる。

西郷の号令下、長崎に大集合

慶応元年といえば徳川幕府も末期症状を呈しはじめ、最後のあがきのように第二次長州征伐、参勤交代復帰命令、長州にいる京都の五公卿を江戸に移送する件などの命令を次々に下して時勢に逆らうように衰微し、三百年の葵の権威を必死になって支えていたころである。

この、ゆり動く幕藩体制の中で、百論沸騰、処士横議の状況を生み出されてゆく、従来の身分によることなく、志によって起つ新しい人々が誕生する。

写真上段・中央に映る西郷はこのとき三十八才の働き盛りであったし、薩摩藩の最高司令官でもあった。写真当時の動きを描写すると、西郷は幕府の命令すなわち、「五公卿江戸移送」に対し、五公卿は皇政復古には重要な人物であり、朝廷に復帰させ、日本統一にあたらせるべきだとして、これに対処すべく新たに各藩の勤皇党の連合を計画し、大久保利通、吉井友美などが諸方を遊説して回り、終結場所を決めるため、慶応元年一月末、これら緒士は長崎に上陸した。

各地で国事に奔走する勤王の志士たちを一堂に集める計画は、通信機関のない当時としては想像を絶する難事であったろうが、西郷のこの計画は進展した。各藩志士たちに長崎集合の秘密指令はゆきわたり、慶応元年二月中旬、西郷一行は鹿児島を海路、長崎に進み、同年三月十八日までに、集合の号令をかけられた志士たちは続々と顔をみせた。そして西郷や勝海舟、フルベッキを中心に、今後の日本の統一をどうすればよいか、日本の経論はどうあるべきかなどの新知識を重点に、志士たちは議論を展開したのである。

長崎大集合のこの写真は、当時長崎のプロカメラマン第一号の上野彦馬氏が撮ったもので、明治二十八年に世に出たが、当時はまだ慶応年間の政争関係者も政界に生存しているためもあってすべては明らかにされにくい状況にあった。そのため西郷隆盛、勝海舟も共に写っているも事実は隠されたのである。

このときの主な年令は西郷隆盛・三十八才、坂本竜馬・三十才、中岡慎太郎・二十七才、高杉晋作・二十七才、桂小五郎・三十二才、岩倉具視・四十才、大村益次郎・四十一才、勝海舟・四十二才。なお、坂本、中岡はこの二年後に京都の近江屋で暗殺された。

後年、明治の元勲となった人物たちが幕末、生命を賭して活躍している最中の彼等の風貌をよく捉え、あの維新の江戸城明け渡しや大政奉還、廃藩置県等々の大綱があらかじめきまった維新方策討論最高潮という気塊が満ちみちているなかに、いずれの志士たちも、いかにも実践用らしい剛刀を手にしているところが、動乱の世情を現わしている。

投稿: 藤原直哉 | 2010年2月28日 (日) 08時44分

フルベッキ写真、錚々たるメンバーでびっくりですね。高杉晋作も写っていて、将に「おもしろき こともなき世に おもしろく」って感じです。

わたしも、山桜のように自分の役割において温かく明るい生き方を目指します。

藤田晋作 拝

投稿: しんちゃん | 2010年2月28日 (日) 15時59分

「泣いた赤鬼」後日談、赤鬼・青鬼・村人衆の和気藹々とした茶話会の写真を公開したくなるね(笑)

投稿: 赤鬼製菓 | 2010年2月28日 (日) 19時31分

みなさん、こんにちは。いつもありがとうございます。おっしゃるとおりで、これは、という人を国内外から集めてこないと次の日本の形ができませんね。今年は重要な年になると思います。


ところで、さっきNHKテレビを見ていたら、日本の財務省が外人に日本国債を買わせようということでロンドンで投資家向けの会を開いたと。その映像の中で財務省を代表してしゃべっていたのは、どう見ても私の大学の同級生。ははは、と思いましたよ。彼も彼の同期の人たちも本気で国債を返そうなんて思ってませんよ。とにかく借り換え借り換えで転がしていくだけ。しかしそれをいっちゃぁおしまいだ、役人は役をする人ですから、そこは国債を売るために何でも言いますわな。役者ですから。本当にピエロみたいなことをしているわけですね。こりゃ能面とビー玉にならないほうが不思議だと思いました。ただ彼は割り切った性格だから能面とビー玉にはなっていないと思いますが、役を与えない限り何もできないのが役人でもあり、この3回転半ぐらいひねくれた根性を直さない限り次の時代に活躍の場所はないし・・・。いろんなところ、世の中極まってきましたね。

ありがとうございます。どうぞますますご活躍ください。

藤原直哉 拝

投稿: 藤原直哉 | 2010年3月 1日 (月) 08時35分

 国債がパンク寸前という認識は、私の回りにいる人たちはほとんど持っていませんので、藤原先生のように経済に知見のある方がそのように仰ると現実味があります。

 国債がそのような状況と言うことは、地方債も同じと言うことで、国債がパンクすると、都道府県も即パンクすることを指すと思います。
 私の同級生にも、国家・地方公務員がいますが、そのような認識を持っている方は見かけたことがありません。未だに、自分の部署の予算を少しでも減らさないでおこうという涙ぐましい努力をしています。又、関連業界もそのようなことを期待して、役所に陳情をしております。

 1995年頃から、国家破綻や世界経済破綻の関連書籍を読んで参りましたが、狼少年の話のように慣れてしまった感があります。ただ、2008年のリーマンショック以来、世界経済が尋常でないのは、私のような素人でも何となく分かります。しかし、自分の周りにいる人のほとんどは、それほど危機感を持っていません。最近は、そのような意識の差に少々戸惑います。
藤原先生は、私以上に、国家破綻を意識していない公務員の意識にビックリしているのではないでしょうか。

投稿: K蔵 | 2010年3月 1日 (月) 20時58分

K蔵さん、こんにちは。いつもありがとうございます。いや、役人に驚くことはないですね(大笑)。私も昔、2年間、サンダル履いて霞が関で働いていたことがありますので、様子はわかります。ただ、自分の任期中に本当に破たんが起きたら、それは驚くでしょうね。それはたまたまそのときにその職に当たってしまった自分の運の悪さに対して(笑)。さて、これから役所もどうするのでしょうかね。ありがとうございます。どうぞますますご活躍ください。
藤原直哉 拝

投稿: 藤原直哉 | 2010年3月 2日 (火) 16時52分

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