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2010年1月 3日 (日)

藤原事務所のロハスで愉快な仲間たち 2010年1月3日 新春 今年1年の抱負 大谷賢司、溝辺育代、山本太一朗 新春 今年1年の抱負を語る

新春 今年1年の抱負を語る

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参照:m-easy

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コメント

大谷さま、溝辺さま、皆さま

・太一朗です。新春早々から諸々お世話になり、ありがとうございました。

・さて、小田原や常滑、高津でのそれぞれの農園の今後の展開が非常に楽しみですが、「微生物を大切にする野菜づくり」の”入門編”として、ひとつのご提案です。
 それは、ご自分でご自宅でもできる方法で、「微生物の働きを借りた生ゴミ堆肥を作る練習」をしてみるということです。

・実際に野菜を育てるには、気候風土から土壌条件、各作物の特性に応じた育て方など、様々な要素について習熟していく必要がありますが、私はやはり”土づくり”のウェイトが大きいと観じます。
 ことに化学肥料や農薬に頼らない自然栽培の場合、”肥料の力で太らせる”のではなく、”土中や植物体に共生する微生物を活性化することで、栄養分を供給する”という方法で作物を育てます。ですから、こうした野菜づくりをマスターするには「微生物の世話をする(飼う)感覚を養う」ことが非常に重要なポイントになります。
 ペットを飼われた経験のある方ならお分かりのように、飼育環境を整え、毎日エサや水を与え、日々の様子を観察しながら心配りをし世話をします。微生物も生き物ですから、飼い方はこれと同様です。むしろ、目には見えない存在だけに、エサは食べているか?今日も元気に生長しているか?を察知する感覚を飼い主側が身につけなければなりません(実は、これは触った感触や、熱やニオイである程度分かります)。

・生ゴミ堆肥の作り方には、放送でも話題に上ったEM菌(Effective Micro-organisms
の略)など、様々な有用微生物資材や方法が知られています。

 ”手軽に始められる入門編”として私がお勧めしたいのは、「カドタ式生ゴミ堆肥」

  http://www.namagomi-taihi.com/ (土のう袋で生ゴミ堆肥をつくろう HP)

('09.11.23放送でもご紹介)。これは、土のう袋とご自宅の庭土を使って”好気性発酵:酸素を必要とする微生物群による発酵”により、ご家庭の生ゴミを堆肥化する方法です。

・必要な資材は、①土のう袋(ホームセンターで入手可能。10枚単位で200円程度)、②庭土または鉢植えなどの古土、③米ぬか、④腐葉土または落ち葉等の有機物、それと⑤ご家庭の生ゴミ(但し、生の肉・魚類は腐敗し易いので避けた方が無難)。これだけで、特別な資材や器具を購入する必要はありません。また、その土地に住む微生物を利用するという点も、大変理に適った方法です。(テキストと資材を購入しても、1,500円程で始められ、とても経済的!です。尚、米ぬかはお米屋さんや精米所で分けてもらえる所もあります)

・作り方の詳細は、門田さんのテキストをご参照戴きたいのですが、”適切な世話”さえ適えば、悪臭(=腐敗)などのトラブルはさほど気になりません(コツは”過湿にしない”こと)。置き場所も、雨のかからない軒下など(マンションならベランダが好適)僅かなスペースが確保できればOKです。

・そして効果は、ご家庭の殆どの生ゴミがリサイクルできること。できた堆肥は、お庭やプランターでのお花や野菜づくりに利用できます。実際、私も団地住まいですが、これを始めた昨年3月以降、殆どの生ゴミは市のゴミ回収に出さずに済むようになりました。

・毎日の生ゴミを土のう袋に入れるときに分かりますが、袋を触ると微生物の発酵熱でほの暖かいのです。また、腐敗臭のような異臭がしなければ、順調に発酵分解が進んでいる証拠。果物の皮などは、分解していく過程でも、その果物の香りがしています。
そして、日々、生ゴミが土に還っていく様子を観察していると、不思議なもので”確かに生き物を飼っている”という実感が湧いてきます。小さな土のう袋の中に、大自然の大地や畑の土の中で起きている生命の不思議を観る想いです。

・やはり、地球の歴史46億年の大半をかけて微生物たちが活動した結果、現在私たち人類やすべての生命が生きられるこの環境が育まれたことを想えば、彼らのポテンシャルは計り知れないものですね。

・如何でしょう?ご興味があれば、早速始めてみませんか。。。

投稿: 山本 太一朗 | 2010年1月 4日 (月) 07時01分

溝辺です。
初ラジオ収録はおもむろに突然始まり・・・緊張しました
ありがとうございました。

生ごみが土にかえって跡形もなくなったのを初めて目の当たりにしたとき、大げさなようですがとても感動し、見えない世界を見てしまったような、なんとも畏れ多い気持ちがしました。生ごみ堆肥は、いろいろな意味でわたしもすごいと思います。

ところで、農園のお野菜、本当においしかったです!!
特に、ダイコンの葉っぱ~!!甘いです!
あんなに甘いのは、はじめてです。
帰ってから、いただいたダイコンは、大谷さんがお料理してくださったのと同じように、「いためてお醤油をたらす」をやってみました。やっぱり甘かったです。ご馳走様でした。お野菜が美味しかったことが、なにより心に残りました。


大谷さま、お正月早々にお邪魔させていただき、本当にありがとうございました。今回の体験は山本さまのご紹介のおかげです。心からありがとうございます。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。

投稿: ikuyo | 2010年1月 4日 (月) 20時07分

山本さま、ikuyo 様

こんばんは。

昨日は、遠く久野(小田原)まで、
お越しいただきましてありがとうございました。

山本さんの指導も元、新しい土作りも進んでおります。
混ぜると発揮するこの力不思議です。

購入しなくとも、きっとこの目の前を漂っているんですね。活性化していなくとも、生きているんですね。
出番を待っているんですね。

お野菜は、おいしいと言っていただけるのが、
一番ですね。

ほとんど調理しない誤解を恐れず言うなら、
この究極のマクロビ。材料の購入方法より、
材料の調理方法より、材料つまり野菜を、
育てる、そして、その前の土を育てる。
というところに究極のマクロビがあるようにも、
思います。そうすると自然に動物性も、
ケミカル調味料も理屈抜きに減っていきます。
(そうそう育てる、作れるものではありません。)

実に、(種まきから)調理時間4ヶ月、
加熱は一瞬ですが、その旨さお褒め頂きますと、
うれしくまた、次を学びたくなります。

ありがとうございます。
今後ともよろしくお願いいたします。


投稿: 大谷賢司 | 2010年1月 4日 (月) 22時30分

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