藤原直哉の「21世紀はみんながリーダー」 2009年12月8日 NPO法人日本再生プログラム推進フォーラムを始めます
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コメント
このサイトは結構ためになる情報がそろってますね。
http://blog.goo.ne.jp/hitsuku
裁判員制度のことや中国バブル、「論理を超えた非論理の世界」など、まさに私が知りたかったことが豊富に掲載されております。
投稿: +9 | 2009年12月 9日 (水) 20時56分
いつも放送を有難うございます。先生の新しいお仕事も、いよいよ具体的にスタートですね。うまく軌道に乗りますように、また、渋沢栄一の「士魂商才」の精神が現代によみがえる日本投資銀行もいつか設立となりますようにと、国民の一人として、期待しています。
「士魂商才」とは「和魂商才」とも言うようですね。
「和魂」とは、古代から日本人が精神の根底に持っているという「大和心」を連想します。本居宣長のいう「大和ごころ」です。人間の「まこと」であるといいます。
この古からある「大和心」が今でも私たちにあるのかどうかわかりませんが、もしまだ残っているなら、再びまた取り戻さなくてはならないと思います。その説明は難しいですが、昔、大和心のある人でないと詠めない句があって、それを「とても良い句だと思う人が大和心のある人だ」という論理を聞き、その単純なことに非常に感心したことがあります。
http://tuziokamegane.blog108.fc2.com/blog-date-20070706.html
文学においてのみならず、政治や社会においても、新しい社会の良い方向を望む人の気持ちも同じだと思います。「まこと」には、「まこと」を持った人がつながって集まると思います。先生はじめ関係の皆さまの御活躍に期待しています。
先日から、NHKのトップニュースでも普天間基地移転の問題で、米国側が非常に怒ってこれまでの日米関係が崩れてしまう、との危機感のニュースばかりが流れています。前に話の出たジャパンハンドラーズと言われる人もひんぱんにテレビに出てきています。今のままだと、他の移転地もないし、内閣は乱れるし、鳩山首相の最後の決断とはどのようになるのだろうと不安ですが、どのようになるのでしょうか。「白紙撤回」となれば、自民党もびっくりのウルトラCの結果になり、遅れていた決断の訳も理解できるというものですが、本当にそうはならないでしょうか。
これまでも、国民がどうかと思うほど、ドルのためにずいぶん協力してきた日本だと思うのですが。
投稿: 職人K | 2009年12月 9日 (水) 22時01分
はじめまして 和歌山の山ん中で生活しています。
藤原先生の御著書とこのページを拝見するのが楽しみの主婦です。この激しい時代の移り変わりを どのように捕らえたものか との思いと 先生の御蔭でじっくりと前向きに取り組むことが出来ますことが本当に嬉しゅう御座います。そして皆さんの考えを読ませて頂いて本当に勉強になります。その皆さんへの先生のお話もまたとても良いです。藤原先 皆さん身体に気をつけてこの峠を越せますように。
投稿: kamehime | 2009年12月 9日 (水) 22時12分
みなさん、こんにちは。いつもありがとうございます。このすごい時代に希望と絶望が交錯して、世の中はいろいろな姿に見えるようです。しかし私は以前からイメージで何か静かな日本と世界が見えていました。本当にそうなるのだろうか、どうやったらそうなるのだろうか、ずっと世の中を見ながら考えてきて17年、いよいよ実際に世の中がそんな時代の入り口に来たと感じています。ではそんな時代にふさわしい生き方をしていけばいいではないかというのが私の実感です。それが時代の流れならばそこに気概の風が吹きますから、きっと大きな形ができるだろうと思っています。動いてきましたね。世の中。どうぞ皆さんますますご活躍ください。NPOのほうもどうぞよろしくお願いいたします。ありがとうございます。
藤原直哉 拝
投稿: 藤原直哉 | 2009年12月 9日 (水) 23時38分
デレビで、普天間基地移転に関して、ジャパンハンドラーといわれる人が頻繁にでて、当初案に固執していますが、相当に利権が絡んでいそうですね。
グアム移転、県外移転、県内移転のいずれにしろ、利権の山に見えます。
「まもなく、グアムに移転するから、日本から、がっぽり、金をふんだくってやる。」というのが米国本土の軍司令部の本音じゃないかと思います。
防衛省側は、米軍が日本からでていくと、国防計画が立てれなくなるので、出来るだけ米軍を引き留めるように裏工作をしているように思えるのですれけど。
その両者の狭間に、利権屋が絡んで来ているように見えます。
米国や日本の財政破綻するタイミングと日本から米軍の撤退の時期とで、答えも変わってくると思います。
もし、米国が破綻してから、鳩山政権が、米軍の移転費用は、一切、日本は金を出さないと言ったら、どうなるでしょうかね。きっと、声を張り上げて怒るだろうな。
異議を唱えたら、日本が移転費用に米国債を米軍に渡すというのもいい案だと思います。
米国が破綻したら、米国債のカタに日本国内の米軍の基地・艦船・ジェット機など兵器や施設をもらうというのも良いと思います。人付きだと、なお、いいかもしれません。
投稿: oki | 2009年12月10日 (木) 06時43分
米国の都合で、米軍がグアム移転をしたら、日本から金をもらえないので、沖縄住民の感情を利用して、沖縄住民が出て行けと言うから、米軍はグアムに移転するんだというと、日本の都合もあるわけだし、日本からガッポリ金をもらえるという算段をしているのではないでしょうか。
沖縄や社民党に文句を言わせずに、思いやり予算を減らして、そのまま、ほったらかしにしても、米軍は勝手に帰っていくと思います。
投稿: oki | 2009年12月10日 (木) 07時09分
核密約、沖縄返還に関する米国負担の日本の立替問題などは、どう考えても、米国が情報をリークして、日本の世論を、米軍を米国へ追い返すために盛り上げようとしているように思えるのは気のせいでしょうか。
そうだとしたら、社民党の沖縄基地問題発言は、米国の術中に、はまったということになります。
外交は奥が深いですね。
投稿: oki | 2009年12月10日 (木) 07時27分
okiさん、こんにちは。いつもありがとうございます。およそ小沢氏がこれだけ性根を据えて米国と向き合ったのは初めてではないでしょうか。やはり自民党を離れてたくさんの党を作っては壊しして、こういう難局面で何が一番大切かを身をもって知ったのではないかと思います。あらゆる組織は内部から壊れていきます。既に連立政権を組んだ時点で名護移転は白紙撤回しかなかったはずです。それを外圧に負けて移転を進めれば政権は内部から崩壊し、結局米国の言いなりになるどころかさらにいろんな連中が入り込んできて国が損なわれます。
内部が一致結束すれば米国もやたらに手が出せず、米国のほうが困って妥協せざるを得なくなります。小国としての国の守り方の好例だったと思います。個人的には決して小沢氏は好きではありませんが(笑)、今回ばかりは大したものだと思っています。
ところで朝日新聞は日経新聞と組んで未だにロバートフェルドマンを表に押し立てて新自由主義を日本で推し進めようとしています。売国奴の総本山は朝日新聞ではないでしょうか。だいたい朝日新聞出身で吉田内閣で官房長官をやった緒方竹虎は、CIAからポカポンという名前をもらったスパイだったのです。そのことを朝日新聞が記事に書いているぐらいです。
http://www.asahi.com/national/update/0724/TKY200907230394.html
それで記者クラブの新年の講演会にロバートフェルドマンが講演をすると聞きました。あまりの時代錯誤に批判する他者を無理やり抑えつけて朝日と日経がフェルドマンを押し出したそうです。もう朝日新聞だって全然新聞が売れなくなって、不動産賃貸業で生き残るしかない状況のようです。赤字が3百億円とか。まさに最後のあがきですね。こうやって暗く冷たい人たちはたがいに寄り添って自分達で地獄を作って、まなじりを決して地獄に自ら突き進んでいくのです。
米国も来年は重大局面に差し掛かりますね。
どうもありがとうございます。ますますご活躍ください。
藤原直哉 拝
投稿: 藤原直哉 | 2009年12月10日 (木) 07時51分
こんにちは藤原様、タックスイーターは相変わらず反省もないようです。
http://www.keidanren.or.jp/japanese/policy/2009/097.html
おわりに:政府は、政治のリーダーシップによって、行政に対する国民の信頼を取り戻し、わが国の将来のために、財政健全化をはじめ、継続的に取り組むべき重要課題に対する政策運営の全体像(グランドデザイン)を早期に策定することで、国民の閉そく感を払しょくし、明るい展望を示すことを強く望むものである。
経団連って目的は何だったのか?
http://www.keidanren.or.jp/japanese/profile/pro001.html
年末の資金繰りの目処が立たず、遂に廃業かな何て思う今日この頃。戦略的基盤技術高度化支援の認定を持っていても何の役にも立たない。応募倍率を増やすための肥やし。
こんな事も数年で変わる物と希望を持たないと堪らないですが民主党は大丈夫なのか?12月8日の閣議決定を読んで、ため息しか出て来ません。
http://www.kantei.go.jp/ (左側)
水を燃やす基礎実験をしていると戦略的低エネルギーを疑問に思う事が在ります。最後まで確認した訳ではないのですが、水を燃やす技術は確立していて世界中で普及しているような気がして成りません。表に出して活動すると色々な干渉があり草の根レベルで活動しているのが実態ではないかと思います。
http://www.youtube.com/watch?v=2fhgwtYGY-s&feature=related
自動車のバッテリーと塩ビ管のガス発生装置、ガス量調整のためのビニル袋、チェンソーのエンジン。この様な構成のビデオです。日本人の方のようです。
太陽電池も安定した原子の状態を光を使って不安定にする事で電気が発生します。水も安定した状態なので電気を使って不安定な状態にするとエネルギーが生まれる。安定を崩すエネルギーは取り出せるエネルギーよりも少ないのが本当の自然の法則ではないかな?と妄想してしまいます。光のエネルギーは非常に低いエネルギーなのに大きな電流が出てくる。(計算上エネルギー保存の法則は守られていますが)
様々な利権が消えると真実が見えてくるのでしょうが、自然の恵みって想像以上に大きいような気がします。
現状ではタックスイーターの利権が邪魔して閉塞感が充満しているのは当然として、再チャレンジも出来ない雰囲気では本当に滅入りますね。新たな投資銀行も在る程度の捨て金を見込んでおかないと息が詰まるのではないかな?
投稿: kazu | 2009年12月10日 (木) 14時40分
kazuさん、こんにちは。いつもありがとうございます。
英国では金融マンのボーナスに50%課税するという話が出てきました。もう報復ですね。来年は日本も金融経済界は大揺れでなないでしょうか。民主党も抜本的な日本経済再建のための体系を出さないと大混乱に政府も巻き込まれてどうにもならなくなりますね。改心できない人たちの断末魔の声は私のところにも最近よく聞こえてきているところです。後ろを振り向かず、前を向いて歩いていくことですね。
面白い技術、あり得ない技術についてはこういう仕事をしていると、それこそ本が何冊も書けるぐらい見聞きしています。嘘のような本当の話が世の中にはたくさんありますね。それがある意味でふるいにかかってきたのが今までの時代で、そのふるいに残ったものがこれから未来を創っていくのでしょう。
ありがとうございます。どうぞますますご活躍ください。
藤原直哉 拝
投稿: 藤原直哉 | 2009年12月10日 (木) 15時10分
はじめまして、友人に勧められ初めて聞かせて頂きました。
考え方の素晴らしさに感銘を受け、そして勇気をいただきました。
私は、2年前に友人数名と『歩ける日本を繋ぐ会』という会を立ち上げました。
きっかけは1曲の歌でした。「お江戸日本橋」という曲を歌っているうちに、実際に東海道を歩いて見たくなり、実際に歩いてみると、車優先の道路事情にとても歩き辛く、空気が悪い・・・。
しかし旧街道も意外とたくさん残っていて、江戸時代の素晴らしい文化の香りがして来たりもします。
これこそ日本の財算だ!と確信し、日本らしい景観を再生して歩きやすい路を通し直し、宿場や一里塚を復活し、街を整えると、日本はおろか世界中から人々が歩きにくるだろうなぁ〜と考え、後先も考えずに仲間と会を立ち上げました。
そこまでは良かったのですが、これからどう運営して行ったら良いか、正直、手探り状態です。
そんな中、藤原さんのラジオを聞き大変勇気づけられました。
日本が21世紀以降の世界で、尊敬されうる国としてリーダーシップを発揮出来る様、人材の育成と街作りに何かしら私たちも参加出来たら幸せです。
投稿: あらたに葉子 | 2009年12月10日 (木) 20時25分
藤原先生、いつも大切なお話を頂きありがとうございます。いろいろ考えるより行動に移さなくてはいけない、と思い、本日「NPO法人日本再生プログラム推進フォーラム」の会員募集にエントリーし、会費を振り込みました。また来年の「第8回21世紀リーダーシップ養成講座」を申し込み、やはり費用を振り込みました。
「お金は価値のあるうちに自分の実力醸成のために使ったほうがいい」ということを、少し考えてみると、このことだったのだ、と改めて思いました。
大きな仕事がこの先に待ち受けていると思います。できることは何でもやってみようと思います。ご指導のほど、どうぞよろしくお願いいたします。
Schwatch!
投稿: schwatch | 2009年12月10日 (木) 20時56分
公務員のボーナスが支給されました、田舎にいると、支給額に驚きます、民間の2倍以上です、下げ幅も民間の半分以下です、国家財政も地方財政も破綻しているのに、何を考えているのでしょうか。
本当は財政再建の目処が付くまで支給してはだめですね、少なくと民間以下にすべきでしょう。
公務員の給与に、大企業に搾取されている中小企業の賃金水準が反映されていないから、役人は地方や中小企業に冷淡なのでしょう、公務員と話をすると、中小企業の従業員はゴミとしか見ていないようです。
公務員の給与に中小企業の給与水準を反映させれば、政治家も公務員も少しは考えを変えるのではないですか。
投稿: ^m^ | 2009年12月10日 (木) 22時40分
みなさん、こんにちは。いつもありがとうございます。私はいつか日本人が天を仰ぐ時が来るというイメージが見えていました。その時に何を言えば人々が動き出すか、それがイメージで見えたのが観光と農業と日本再生でした。大きな変化は理屈では絶対にわかりません。まずイメージです。そのイメージが具体的にどうしてそうなるのかを理屈で補強して、人に話すときにその理屈を話すのです。
この10年ほどの間に個々に天を仰いだ人がたくさんいました。そういう人たちが次第にこういう方向にライフスタイルを変え始めています。これから最も大きな集団がそのライフスタイルの転換を迫られることになりそうです。まさにこの10年ほど、力で巨大な組織を動かしたところがひっくり返っていくようです。役所もこれからが大変ですね。役人の給料を変える前に、払う給料が枯渇するのではないでしょうか。役人の身分保障、それはすべて幻だったということになりそうですね。
NPOそれからリーダー養成講座へのお申し込み、大変ありがとうございます。皆さんで未来を創っていきましょう。この一番すごい変わり目が実は生きていていも一番わくわくする時ですからね。
ところで小沢氏はすごいですね。米国を蹴飛ばしておいて、140人の部下を連れて中国に行きましたね。小沢氏がロールモデルにしていると思われる田中角栄は石油危機の時、米国のニクソン大統領、中国の周恩来首相、サウジのファイサル国王と組んで、ユダヤ資本から石油販売の権利を取り上げようとしました。しかし負けて失脚。生き残ったのは周恩来だけでした。
中国のことはよくわかりませんが、コキントウ主席がオンカホウ首相を切ってユダヤ資本との対決をやろうと腹を決めれば、これだけユダヤ資本に煮え湯を飲まされたオバマ大統領は乗るでしょう。当然、サウジのアブドラ王子も乗るでしょう。また欧州では今日、危機がさらに広がり、また英仏独で金融マンのボーナスに50%の税金を課そうという話が政府から出てきています。そして小沢氏も乗ったかもしれませんね。何かここで大きな動きが水面下で進行しているかもしれませんね。しばらく目が離せなくなりました。と、言いながら、土曜日は遠山郷のお祭りです(大笑)。どうぞみなさんますますご活躍ください。ありがとうございます。
藤原直哉 拝
投稿: 藤原直哉 | 2009年12月10日 (木) 23時43分
米金融大手ゴールドマン・サックスは10日、経営陣上位30人に対し今年のボーナスをすべて株式で支給すると発表しました。
公務員の給料の出所は、半分は税金で、半分は日本国債なので、公務員のボーナスや給料も、現金と日本国債を半々で支払ったらどうですかね。
そうしたら、無駄遣いをやめようという気持ちがでるのではないでしょうか。
不況対策で、補正を組んでいますが、あの補正の内容で、景気が持ち直すとは思えません。又、ムダに国債を発行しているとしか思えません。
投稿: アホーナス | 2009年12月11日 (金) 12時08分
公務員の給与体系は、現行の大企業ベースを中小企業ベースに変えるべきです、自動的に財政支出の多くを占める人件費は半減するでしょう。
中小企業に勤務している人は少ない給与の中から税金を払って、それでも何とか生活しています。
さらに一般的に、退職金は大企業や公務員の1/3以下でしょう。
公務員を賃下げをすると言えば、反論が多く出るでしょうが、給与所得者の大部分を占める中小企業の従業員にあわせるということに反対する人は少ないと思います。
公務員の給与を中小企業ベースにすれば、公務員も議員も、相当努力して産業の振興をしなければ、自分たちの所得は下がる一方なので、社会全体に良い影響を及ぼすと思います。
私も長年零細企業で勤務していましたのでよくわかりますが、長時間残業をして、休日も全て働いても大企業の従業員や公務員の所得には到底届きません。
投稿: ^m^ | 2009年12月11日 (金) 13時54分
^m^ さんが聞くといい感じはしないかもしれませんが、
たいていの公務員は、自分たちの給料は、民間の方たちと比較して安いと思っています。
おそらく、週刊誌に載っている一流企業と比較して、そのように言っていると思います。
仕事の内容を見ると、平均的な人が平均的な仕事をしているので、全職種の平均値でもいいかと思いますが、そこそこの企業を元にして、給与を算定していますので、平均よりも上かと思います。
キャリアと呼ばれる人の給与は一流企業並みの給料です。
公務員の退職金は、”退職時の一ヶ月の給与額×月数(表に定められています)”です。
35年つとめると約60ヶ月です。
仮に退職時の月給が60万円とすると、3600万円になります。
年金に関していうと、地方公務員22万8千円、国家公務員22万1千円、民間企業の会社員(厚生年金)16万7千円となっています。地方公務員と民間企業の会社員(厚生年金)との差額は、月額で6万1千円、年間73万2千円、20年間で1464万円ということになります。
各自治体を、一つの企業と考えると、公債依存率が50%を超えると、さずがに、公務員の給料はこんなに高くて、いいのかと思いたくなります。当然、一般の企業では、借金の依存率が50%を超える前には潰れています。
基本的に、国も地方公共団体も潰れていると思います。公債の返済をするために、公債でまかなっているのですから、本来、破産団体(赤字債権団体)ですね。破産しているのに、ボーナスがそんなに出ていいのか、と思います。
今は世界金融危機の渦中で、来年の国の歳入の半分以上が国債なるそうですが、このようなことは、敗戦後の昭和21年にあった以来とのことです。
敗戦後の国家経営として、抜本的に取り組みを始めると、公務員の身分保障を見直し、人員整理の着手も必要かと思います。
一民間人としていうと、「国民に借金をそんなにする前に、予算をもっと削れ、人件費が高いので見直すべき。」と思います。
投稿: アホーナス | 2009年12月11日 (金) 18時58分
因みに福井県の
県職員ボーナスは
78万8000円
民間ボーナスは(上場企業を含む)
39万1000円
そのうち従業員数99人以下の企業のボーナスは
28万3000円
です。
これをどう思いますか?
中日新聞。
投稿: ^m^ | 2009年12月11日 (金) 19時54分
私は福井県民ではありませんが、
福井県の人は何故県庁へデモを仕掛けないのでしょうか?
投稿: ^m^ | 2009年12月11日 (金) 20時31分
誰が制度設計したのでしょう?
日本の公務員の給料の基準や額,待遇は
あまりにも国際的に異常。
ご参考までに
’07,2月号「退職手当債」
’06,6月号「平成大合併で人件費は本当に削られた?」
’ 5月号「企業ならば人件費の重みで完全に倒産」
などなど・・・・今さらながら読み直すと こみ上げるものがあります。
http://www.team-nippon.com/spa_kiji.htm
投稿: roan | 2009年12月11日 (金) 20時39分
藤原先生、こんばんは。毎週火曜日のお話を待ちどおしくお聞きいたしております。
NPO日本再生プログラム推進フォーラムにさっそく申し込ませていただきました。
先日いなか道を走っていましたとき~妙なお話となりますが~先祖からの墓地が
真っ先に目に入る集落にでくわしました。
金融博打の社会におきましてはお金持ちの家がどんと建つはずの良い場所に、
墓地がつくられている。それは不思議な光景でもありました。
ですが微生物、量子力学、を含めたまちづくり構想の目指されますものが、
なぜかその辺ぴな村のたたずまいから、ふとわかるような気がいたしました。
うまく言えませんが、「神の手足となって働く(宗教の神でなく、創造の神様の)」、
そんな言葉が浮かんでまいりました。
どうぞ、これからもよろしくお願いいたします。
投稿: kirako | 2009年12月11日 (金) 21時14分
みなさん、こんにちは。いつもありがとうございます。ものすごい勢いでみなさん書き込んでくださり、まことにありがとうございます。時代の息吹を感じます。
物事は本当に極まると極限まで行き、そこから逆に戻ってきます。江戸時代が終わる時も戦前の日本が終わる時も、ソ連が終わる時も、それまでの時代で一番楽していい思いをしていた人が一番悲惨な目に会いました。今度も同じです。ですからみなさん後ろを振り向かずに、前を向いて、明るく温かい方向へ向かって歩いていってください。そうしないと消滅すべきところに巻き込まれてしまいます。あれ、気が付いたらいなくなっているな、という感じでないとなかなか大変なのです。
本当にすごい世の中ですね。でも今年のキーワード「解」のごとく、いろいろなことが解ってきた年でもあります。ゴルバチョフがソ連を壊した、その一番大きな原動力は改革=ペレストロイカではなくて、情報公開=グラスノスチです。政権交代によってだいぶグラスノスチが進みましたね。ソ連崩壊は当時としては世界最大の官僚システムが崩壊したのです。あのとき、次は日本だとよく言われていました。それがいよいよ来たようですね。しかし誰も人身事故の現場なんか見たくないですね。もうこれは本人が自分で選択するしかないのです。後ろを振り向かず、明るく、温かい方向へ歩いていきましょう。
新しい時代の価値観や技術も今までとはだいぶ違いますが、その片鱗は足元に既にたくさんあります。面白そうな時代だと思います。
どうぞみなさんますますご活躍ください。ありがとうございます。
藤原直哉 拝
投稿: 藤原直哉 | 2009年12月11日 (金) 23時48分
藤原先生に、質問があります。
『江戸時代が終わる時も戦前の日本が終わる時も、ソ連が終わる時も、それまでの時代で一番楽していい思いをしていた人が一番悲惨な目に会いました。』と、ありますが、具体的にどのようになったのでしょうか。
増税で国民から搾取して、今までどうり、楽をするように思うのは気のせいでしょうか。
投稿: アホーナス | 2009年12月12日 (土) 08時38分
概算ですが、間違っていたらごめんなさい。
国、地方、年間総支出
115兆円
GDP
500兆円
国、地方、公務員、独法、特殊法人、公益法人、の人件費の対GDP比を9%とすると、
47兆円
総支出に対する人件費
40%
公務員を特殊法人や公益法人に回して削減すると言うインチキをさせないで、
総支給額を純粋に3割削減すれば、支出を14兆円削減可能です。
中小企業の従業員から見れは、無理な事はないですね。
米国の一人当たりの公務員給与は軍人も含めて日本の公務員の半額程度と言いますね。
投稿: ^m^ | 2009年12月12日 (土) 09時49分
みなさん、こんにちは。いつもありがとうございます。
公務員のこと、みなさん怒っていますね。それは怒らない人を探すほうが難しいでしょう。でも私も昔、役所に2年間出向して働いていたことがありまして、あれは誰がどうやっても改革などできるような場所ではありません。唯一、支出削減をする方法は夕張市みたいになって払いたくても払えないようにすることだけですね。でもそれはそんなに遠い将来ではないように思います。ですから公務員改革は国民と巴投げになります。すなわち国民も公務員の厄介にならないで暮らす不便からスタートすることが必要で、しかしそれは国民に理解を求めることは不可能ですから、前からこの放送で述べておりますように、よく仲間を創って行きいかないと、役人と共倒れになってしまいます。
今の役人も政治家も税法は作るのですが、カネのたまりを見つけて狩猟の要領で獲りに行く能力はさっぱりですね。人でも動物でも餌を食えなくなったら死が近いわけで、繰り返しになりますが、公務員が事実上の失業者として路頭に投げ出されるのはもうすぐだと思います。
すでに準公務員であったかつての3公社5現業、あるいは銀行、農協、公共事業関連など、多くの堅い職業の人たちが失業しています。今度は社会保険庁に大量の失業が出ます。どんどん周りから中心に向けて崩壊が進んでいます。
時代の転換期で彼らが投げ出された事例はそれこそ枚挙にいとまがありません。江戸時代が終わった時はまず公務員であった武士がみんな失業者になり、民間人となって事業をやってほとんどの人が失敗しました。あるいは江戸時代の御用商人のほとんどは破綻。また戦争が終わった時は軍需産業は崩壊。さらに当時最大の公務員であった軍人兵士はみんな失業者。社会主義政権が崩壊したときは共産党の高級幹部ほど投げ出されて職がない状態、あるいはもっと昔の話をすれば中国で清朝が崩壊したときは宦官たちが独特の甲高いピーピー言う声で叫びながら宮廷から逃げ出してきた様子が目撃されています。
ま、そんなものですよ。公務員だけでなく、既得権益で自分たちだけ生き残ろうとする連中の最後は実にみじめなものです。特に今の時代は激しいのではないでしょうか。
ひとつだけ、そういう動きを加速させて絶対後退させないために有効な方法が、情報公開=グラスノスチです。日本の政治、官僚のやってきたことを残らずアーカイブとして公開してしまうのです。革命において必ず行われるプロセスです。そうしたらもう彼らに対する多くの同情は吹き飛び、同時に彼らは自分たちの過去におびえて身動きがつかなくなり、そして時代は元に戻らなくなります。
今の民主党も結局は戦後のGHQと同じように既存の官僚組織を利用して仕事をしています。ですから官僚がみんな失業者になると自分たちが困るわけです。それで増税とか勇ましい議論が出てきます。しかし、私は世の中を見ていて、それはもう通らないと思います。応仁の乱だと思います。
とにかく後ろは振り向かず、前を向いて歩いていくことをお勧めします。世の中、後ろを見るといくらでもひどいのがいますから。そういうひどいのの始末は、絶妙のタイミングで一気に天が全部きれいにやってくれますので。
どうぞますますご活躍ください。ありがとうございます。
藤原直哉 拝
投稿: 藤原直哉 | 2009年12月12日 (土) 10時58分
藤原先生、皆さんこんにちは。
いつもありがとうございます。
okiさんの普天間問題について、分かり易いページがありましたのでご参考までに貼りつけます。
投稿: 奥野彰久 | 2009年12月12日 (土) 13時10分
申し訳ございません。貼りついておりませんでした。
以下です。
http://www.the-journal.jp/contents/kokkai/2009/12/post_200.html#more
投稿: 奥野彰久 | 2009年12月12日 (土) 13時11分
こんにちは。はっきり言います。
今、新しい日本を、とやたら表に出てきている人たち、
民主党に期待をしている人たちは
皆さん移民のDNAの強い方たちであるような気がしてなりません。
小沢氏は、胡中国主席と会談で「私は人民解放軍の野戦軍司令官」と述べたそうですが、ある意味これも、あぶり出しであり、最後にはひっくり返るのではないかと見ています。天のシナリオ、はたして、どんなものか。
どんなものであれ、とにかく前に進む時ですね。
投稿: poti | 2009年12月12日 (土) 17時35分
藤原先生こんばんわ。
朝日新聞も迷走中というか、ついに本性を現したのでしょうか?次期中国主席最有力候補の習近平国家副主席と天皇陛下との会談に相当いちゃもんつけてます。まるで宮内省広報部のような報道ぶりに呆れてしまいました。
あれだけ天皇制に、やいのやいの言っていたウルサイ新聞が三大新聞中一番の天皇制擁護だったんですかね(笑)。全ては新聞を売らんがための報道だったのしょうね。
最近の鳩山首相の大石内蔵助ぶりにはビックリです。ボク、なーにも知らないと夫人と観劇をしたり、金銭問題にビクビクしてるフリをしていて、実は裏ではしっかりと小沢氏の訪中韓や普天間問題をサポートをしていて、脱米(討ち入り)を計っているのでしょうか。だとしたらスゴイ人ですね。
失礼致しました。
投稿: 狛犬くん | 2009年12月12日 (土) 22時01分
質問があります。(ネットラジオのタイトルとはまったく関係ありませんのであしからず)
1. twitterの写真でたま~に出てくる眼鏡の紳士はどなたでしょうか?
2. 将来のユーラシアの首都はなぜ「東が上海で西がベルリン」なのですか?西でしたらジュネーブやパリなども頭に浮かぶのですが。。
3. 言語の将来性についていかがお考えでしょうか?英米が弱体化してきているとは言え、すべてのインターネット情報の中で英語での情報が圧倒的なので英語の重要性には変わりはないと思います。また、まだまだ中国から人や物が流入してくるのなら北京語も重要でしょう。私個人はこれから日本が世界の各地域へ向けて“良い物”を売って行くためにはさまざまな国と地域の外国語は必須だと考えておりますが、どの言語が重要になってくるのかまでは想像できません。・・大本教さんのエスペラント語でしょうか?(笑)
投稿: Fumiko | 2009年12月12日 (土) 22時54分
みなさん、こんにちは。いつもありがとうございます。乱世ですよ、乱世。敵味方入り乱れての大乱戦。そのうちに誰が味方で誰が敵だかわからなくなる時代です。
私は最近の日本人を見ていて、みんな喧嘩が下手だなとつくづく思います。戦争でも喧嘩でも、これはやればやるほど自滅だと思います。生き死にのかかった勝負で生き残る術をどうしてみんな身につけていないのか。本当に疑問に思いますが、理由は簡単なのだと思います。勝負で決着がつくのではなく、気が付いたら負け組が消えていたという形なのだと思います。民主党はあまり複雑なことになっているわけではなくて、最後の要は小沢氏がやっているようですよ。どういう決着になるのか、もはや天のみが知るということでしょうね。
ご質問ですが、
1、加藤大善くんです。農園長のブログによく出てきます。
2、なぜか、直感です。
3、言語はみんな好き勝手にいろんな言葉を話す時代でしょう。
ありがとうございます。どうぞ引き続きご活躍ください。
藤原直哉 拝
投稿: 藤原直哉 | 2009年12月12日 (土) 23時46分
鳩山首相の献金問題が大きく取り上げられていますが、自民党時代の情報公開が余り進んでいないように思います。清和会や小泉・竹中時代に何をやっていたか早く表沙汰にすればいいと思います。
新聞やテレビは、沖縄海兵隊の司令部のみグアム移転で報道していますが、何年も前に、沖縄県内の米国海兵隊のすべてがグアム移転で決まっていたらしいです。それが事実ならば、なぜ、名護市辺野古に基地建設が必要なのかは、不明です。新聞やテレビでは、現行案の見直しをしようとしている民主党を非難している記事が多く見受けられますが、どちらの国の利益を誘導しようとしてるのか不思議です。
事業仕分けでは、在日米軍の思いやり予算にメスが入りませんでした。民主に代わっても日本の外交は弱腰です。
沖縄海兵隊のグアム移転の日本側負担分が6割にも及ぶらしいですが、すぐに見直しをかけて、もっと別な所に使用すべきところがあると思います。
米国は財政難で、日本が思いやり予算を出さなくなれば、フィリピンや韓国の時と同じように黙って帰っていくと思います。
投稿: syuu | 2009年12月13日 (日) 10時39分
syuu さん、こんにちは。いつもありがとうございます。なかなか国民がスカッとするように事態が進展しているわけではないようですね。しかし政権交代とそれに続く世の中の既成秩序の崩壊で情報公開はこれから加速するでしょう。役所も情報公開法ができたときに、相当大量の書類を廃棄したと聞いています。でも、肝心なことはだれかが書類を残しているものなのです。天網恢恢疎にして漏らさず。ソ連東欧が崩壊したときも秘密警察が暴露されましたからね。日本もこれからいろいろなことが起きそうですよ。既に水面下で話が動いています。来年には表に出てくるでしょう。どうぞ引き続きご活躍ください。ありがとうございます。
藤原直哉 拝
投稿: 藤原直哉 | 2009年12月13日 (日) 11時36分
こんにちは。適切なお話ありがとうございます。
ただ、水槽を傾けると、中はてんやわんやですが、外側は単純なように、アジア共通通貨に関して、話がついているから、いろいろ行えるのだろう、そんな風に見えます。前からの計画でもある。
変化についていくことは、生きる上で必要なことだと思います。そんな中、もし変化しないものがあったらすごいことですね。
水槽を傾けている者がいるとして、その者たちも巻き込むような乱世であるなら、もう本物であるほかない。
いいお話ありがとうございました。
投稿: poti | 2009年12月13日 (日) 20時35分
車、バス、鉄道、新幹線、旅客機は、各々適正距離や旅客数があるはずですが、日本全国を道路、高速道路、鉄道、空港を作りまくり、最終的には、空港の経営難、航空会社の経営難を招きました。又、ハブ空港としての役割も韓国に奪われ、一体何をしているのかと思います。
交通や運輸の行政がいい加減で、あきれるばかりです。国の官僚は、優秀な人が集まっているはずですが、結果的には何も考えていなかったということになります。
前原大臣は、空港の経営難の取り組みは各地方自治体に任せる方向ですが、それには、異論があります。各自治体に空港ができたのは、国も計画を認め、補助金を出しているし、国会議員の働きかけも大いに関係しています。
とにかく、日本には政策が無く、ただ個別、場当たり的に、予算をつけ、最後は、困れば、知らん顔。
全国的に経営難に陥っている空港が多数あるならば、それは国の方針が悪かったのだから、国でもどうすべきか考えるべきだと思います。ある程度、交通整理を国の方でして、残す空港とあきらめる空港を選ばないと、助かる空港も助からなくなると思います。自治体任せというのは、無策・無能の極み。SLに載って、汽笛を鳴らす暇があるなら、もう少し、オツムを使って欲しいと思います。
投稿: 飛 | 2009年12月13日 (日) 21時58分
地方空港にしても道路などのインフラにしても、地方の猛烈な要求(陳情)があって建設したものです。国の方では、本当のところそこまで造る義理もないのですが、議員のプッシュや地方経済への影響などもあって、一部国費、残り地方(でも補助金で大部分カバー)というのが実態だと思っています。
でも、国に地方や議員を抑えるだけのグランドデザインがなかったか、あっても役に立たなかったことは確かですけどね(苦笑)。結局、地方の要求を抑えきれなかったってことですね。
今の日本で立派なハブ空港を造るには、理念や方針だけではなく強引な手法を用いる必要があります(狭い国土ですし、国家プロジェクトの成田ですらあの状態です)。結局のところ、日本はそれだけ中央集権ではないとも言えるのではないかと思います。一方で、明確な地方分権でもない中途半端な状態でもあります。
強力なグランドデザインは、当然ながら既得権益を侵しますので、総花的な誰にもいい顔をする政治体制では決してなしえないと思います。現状で言えば鳩山首相には無理ですが、小沢さんならやるかもしれません。ただし、それがいい方に向かうのかどうかは疑問です。
でも、今の日本で仮にそう言う政権ができれば、マスコミに独裁政権だと叩かれるでしょうね。
他方、緩やかなつながりによる国家運営になれば、今まで以上に「自律」が重要になると思います。結局、無駄な空港は地方が自ら廃するような動きになる必要があるのではないでしょうか?
今の国は、様々な圧力団体間の利害調整機関でしかなく、未来を見通すビジョンが見えてきません。それは、日本という狭い国家であっても、地域の特性は様々であり一概にはできないこと、人々の考え方が本当に多様になってきて、またそれを尊重しようという考えが広がっていること。それらの意見に耳を傾けると、国家全体のデザインができるのは、税金の再分配、先端産業科学振興、外交、文化、教育など一部になってくるのでしょうね。
地方自治体が、自ら考え、自ら動くかたちを早く見せないといけないのだと思いますが、ごく一部の先端的な自治体を除き、大部分が未だに国に頼りきりです。
今の感じで行くと、国が倒れるときまで地方は国にぶら下がりそうに思います。確かに、今以上お金の地方分配を図るべきなのでしょうが、一律にそうすれば地方の権力・有力者に食い物にされると思います。それを産みの苦しみと受け止められるかどうか。。。
資本主義が揺らぐような大きな変動になれば、おそらく大部分の自治体は機能不全に陥ってしまうのでしょうね。
できることならば、道州制でも連邦制でもいいのですが、一個の国のように十分な政策遂行能力のある自治体にまとめて、国は外交と調整。。。とうスタイルにした方がいいのではないかと思います。その方が変な議員も減らせるし、地方自治がより具体的で身近になるのではと思います。
投稿: about | 2009年12月14日 (月) 01時36分
「産業革命」とは資本主義的生産様式が確立することとなった過程とも定義されますが、今の世界経済の動向を見聞きしていると、これからの意識の持ちようとしては革命前に戻らなければならないような気がします。
もちろん、「産業革命」によって人類が恩恵を被ってきたことも事実ですが、ただ、これからの時代は「精神性の向上」もキーワードにしなければならないと考えます。
たとえば、「吾唯足知」。これまで我々は、大量の物を消費することに熱中してきた(させられてきた)わけですが、本来は、自分が必要とする最低限の物を所有できていればいいわけです。
このような考え方は、今の体制を全て否定してしまうことになりかねませんから、慎重でありたいとは思いますが、私としては「大規模」から「小規模」への転換がまず必要であると考えます。大量消費社会の見直しから全てが始まるような気がするからです。
あとは、「温故知新」。日本を含めた世界が自国の先のことしか興味を示さなくなった結果が、今の事態を招いているのであれば、昔を振り返り、そこから新しい知識や道理を知ることの大切さをもう少し意識しなければならないのではないでしょうか。
投稿: 風来坊 | 2009年12月14日 (月) 02時15分
aboutさんへ
私の記憶に間違いがなければ、日本のバブルは1991年の年初まで続いていたと思いますが、その前年の1990年から日米構造協議が始まっています。その協議の中で、日本は、公共事業を10年間で430兆円を行うことを約束しました。1992年以降はバブル崩壊と相まって、補正予算も投入し、公共事業をしています。その公共事業の中には、1地方1空港という方針を打ち出されたものもあり、ご存じのように、日本全国を空港だらけにしました。現在、地方空港を含めて、黒字を出しているのは、1割未満と聞いています。航空会社については、ANAとAirDoが経営統合、JALとJASと経営統合し、現JALも経営難で、国内線で大きな赤字を出しています。
(マスコミ報道では、無駄な空港がたくさん出来たことは、日米構造協議も関係していますが、そのことには一切触れません。空港整備特別会計の予算で地方に無駄な空港を作ったので、特別会計を見直せといいます。しかし、見直さなければならないのは、国益を顧みない官僚の省益優先の姿勢と対米弱腰外交です。)
国交省では、道路規格のグレードアップをしています。米国からの要望には、日本の建設業に参入できるようにすることと、米国の建設機械を入れれるように、日本の道路規格を見なおすこと、というのがありました。 ( 道路規格の見直しは、内政干渉、大きなお世話だと思います ) 交渉の結果、道路規格を上げることになり、又、橋を強度アップすることになりました。橋の耐用年数は50年と言われていますが、架橋後10年以内でも新しい規格で橋を架け替えていました。20年近く経ちましたが、私は、米国の建設機械の走行や運搬しているのを見たことがありません。
これらは、国の政策ミスではないかと思います。米国の強い要求というのもあったと思いますが、逆に外圧を利用し、悪のりをして、無駄でバラマキ的な公共事業を進めたのではないかと思います。
430兆円を有効に使えば、もっと違った展開があったと思います。ハブ空港、ハブ港など、国家事業として、競争力を強める施策はいくらでもあったと思いますが、地方へのばらまきで終わってしまいました。
現在、日本は、財政再建と不況対策の狭間で、来年度の予算を組むために、国債発行額をめぐり、苦労しています。
日米構造協議で430兆円を約束しなければ、良かったのに。あるいは、約束しても、理由をつけて実行しなければ良かったのに。あるいは、もっと有効に使えば良かったのにと、今さらのように思います。
投稿: 飛 | 2009年12月14日 (月) 06時47分
みなさん、こんにちは。いつもありがとうございます。コメントを読んでいるだけで圧巻ですね。これから何もかもやり直しになっていくことでしょう。何が残るのかもよくわからない時代ですから立て直しも容易ではなありません。しかし路はあると思います。どうぞみなさんますますご活躍ください。
藤原直哉 拝
投稿: 藤原直哉 | 2009年12月14日 (月) 08時18分
>飛さんへ
お気に障ったとすればすみません。ただ、今後日本が再生していくとすれば中央集権では難しく、地方が自主的になんとかしないといけないと私は考えています。しかし今の地方はあまりに拙い。単純に中央の不作為や失敗を言うのは簡単ですが、それをするよりは今後を考えた方がいいと思い書かせていただきました。
おっしゃるとおり、日米構造協議で内需拡大が図られました。金額は政治主導で決められましたので、それをいかに使うかが問題であったことはまさに言われるとおりです。ただ、今でこそ無駄な費用といわれますが、当時は地方の発展を促すとの考えのもと道路や空港が造られました。また、内需拡大をせざるを得なかったのは、当時の貿易黒字の拡大が主因だったので、外交の力関係でした。
アメリカとしては日本市場への参入もあったのですが、実態はいくらかの企業が参加しようとして結局撤退しています。理由は、日本の規準が厳しすぎるため、アメリカの規準での仕事ができないこと、日本の下請け構造がアメリカとは違うことなどでした。
あと、構造協議では日本側が一方的に言われてきたように報道されていますが、日本もアメリカにいろいろなことを注文しています。ただ、日本は誠実でアメリカは適当でしたが。
その費用を、もっと良いものに。。。と今言うのは今でこそできるのですが、いきなり430兆(さらに→630兆に拡大。。)なんてとんでもない金額が決められて、それを使うとすれば公共事業しかなかった。。。というのが実際ではないかと思います。
もちろん、各省庁の自己利益を狙った動きもあったでしょうが、あまりに露骨な動きは当時の大蔵省が許すわけもありません。
その無理な事業を通すためには、バラ色の計画が造られたでしょうけどね。
それと、日本中に道路や空港を造ろうとしたのは、まさに国内のパワーバランスに配慮しての結果です。政治主導と言えば聞こえはいいですが、地方利益誘導が合成の誤謬を生み出した最たるものだと思います。もっと簡単な言葉で言えば、地方と中央のもたれ合い構造でしょうか。
ただ、当時の霞ヶ関の雰囲気を知るものとして言わせていただければ、内需拡大を「無駄だからやめよう」が言える状況ではなかったと思います。
加えて、日本がバブル崩壊時期にあったことも大きな要因だったと思います。急速なバランスシート不況の到来ですから、政府支出で経済を下支えしないといけない。。。つまり。失われた10年の時代です。
この時代、政府支出を抑制した時(橋本政権、小泉政権)に景気の悪化があったことも間違いないと思います。そう言う雰囲気の中で、計画が造られたと言うことをご理解いただければと思います。
もちろん、今まで放置されるのではなく、もっと早い段階で軌道修正が図られなければならなかった。それをできないのは今の官僚制の最大の欠点だと思います。ですから、軌道修正がもっと早く図られなかったこと、システムの欠陥を指摘する声が上がるべきなのだと私は考えます。
未来を見通した投資は、最初から見えているわけではないので、全方位的な投資行動をしなければなりません。それはそのとおりだと思います。
ただ、バブル崩壊からすでに20年が経過したものの、明確な国家のグランドデザインは描かれた気がしません。
でも、20年経っても描けないと言うことは、従来型の国全体のデザインを描くのは実のところ難しくて、分散型のデザインを描かなければならないところに来ているのではないかと感じています。
投稿: about | 2009年12月14日 (月) 10時53分
地方空港や港湾についてですが、出来た物は仕方がない。
過去の経緯は明確にして反省点を探る事は意味があると思います。しかし、出来ちゃった物をいかに有効に活用するべきか?そちらの方向を考えた方が有益ではないでしょうか?
藤原さんが言われるように、観光立国を目指すので在れば(政府方針にも在りますが)航空会社が自由に路線を決定できるオープンスカイを普及させる事で地方空港は観光の玄関口になる。
前提条件として人が呼べる観光産業が成り立つような努力が必要だと思います。観光産業と漠然と考えても大変でしょうから、江戸末期の町の様子を調べてみると何か出てくるのではないでしょうか?空港がある所は江戸時代にも街があった所では?
広島など山を切り開いた所では島根・鳥取も含めた広域観光の視点で考えれば、色々とアイデアが湧くのではと思います。
観光開発で新たにホテルなどを建設するのではなく、民宿の活用や廃校になった小学校の宿泊施設への改築など住民の手で作り上げる工夫が在れば雇用の問題も解決すると感じます。
私は商工会議所で観光振興の話し合いを経験したなかで、この様な考えを持つに至りました。色々意見を言うと「来たり者は黙ってろ」(外来者は口を挟むな)と良く言われましたが、法螺話でも何でも意見を出すだけ出して取捨選択すれば良いと思います。
観光資源が何もないと言うのは簡単ですが、岐阜県の白川郷が世界遺産になっています。正直言うと豪雪地帯の山村そのもので、何も珍しい物はありません。民宿なども加えて1週間程度の生活体験や文化講話などを取り込むと日本の良さが益々理解して頂けるのではと思います。
勝手な考えですが、如何でしょうか?
投稿: kazu | 2009年12月14日 (月) 13時26分
aboutさんへ
私は、国家公務員でも地方公務員でもないので、事実誤認があるかもしれませんが、ただ、一民間人として、納税者として、どう見えているかを書き込んでみました。
何点か、補足したいと思います。
日本には、第1種空港が5箇所、第2種空港が24カ所、第3種空港が54カ所前後あるかと思います。そのうち、黒字経営の空港は、2~5港程度です。残りは、赤字経営です。これは、構造上の問題で、いくら、地方自治体が努力しても、解決できないだろうと思います。数が多く、間引く必要があるだろうと思います。地方自治体は「適化法」の関係で、自らは施設を諦めることは不可能です。どの空港を残し、どの空港を諦めるかは国の施策で決めるべきであると思っています。
日米構造協議の米国側提案は、国際空港を作る提案でしたが、日本側は、一地方一空港という提案で回答したと聞いています。この方針が出た時点で、日本の空港行政は破綻したと思います。国の方で、需要予測や費用対効果について、検討していたと思いますが、先ほどの数は当然無理であったことは、計画段階で知っていたのではないかと思います。施設の完成後、空港の経営がままならないことは予測していて、ある意味、確信犯であったろうと思っています。素人が見ても、第1・2種空港はともかく、(離島は行政上経営に関係なく必要であると思いますが) 離島を除くほとんどの第3種空港の生き残りは難しいだろうと思います。適正な数値で検討すれば、残せる空港の数や箇所が決まるのではないかと思います。素人考えですが、1/3~1/2の空港は、難しいだろうと思っています。
計画時の段階でうまくいかないことを知っていて、完成後、問題が出ても、その問題に目を背けるのはどうかと思います。前原大臣は、ダムをあれだけきっぱりと止めれたので、空港行政でも決断をして欲しいと思っています。地方自治体は嫌がるでしょうけれども、納税者として言わせて頂ければ、数路線しかなく使い勝手の悪い地方空港や、赤字を垂れ流している地方空港は入りません。
民間では、たいていの所は、そうだと思いますが、計画時の段階で、実施後問題が出ることが分かっていたら、計画時の段階でその問題を解決しようとします。計画の時に気が付かない問題が、実施後起きれば、解決できるまでその問題に取り組み続けます。
今回の空港行政では、計画時では問題意識がおそらくあったろうと思いますが、それが放置されたことは残念です。更に、その問題が、現在、解決されずに放置されているのは、いただけません。
日米構造協議の影響で、道路構造が改訂されましたが、新設道路や、線形改良の伴う既設道路を新道路構造でやり替えるのはかまわないと思います。しかし、耐用年数がきてなく、線形改良の伴わない既設道路をわざわざ新道路構造でやり替えるのは、無駄だと思います。道路構造令でも遡及適用しなくもいいことになっています。
投稿: 飛 | 2009年12月15日 (火) 00時28分
みなさん、こんにちは。いつもありがとうございます。とても詳しいお話をどうもありがとうございます。いずれにしろ中央も地方もこれからどんな街にするかというグランドビジョンがなければ、家一軒建てるのも無駄に思えるような状況になると思います。本格的な国土利用の基本計画というか、それ以前に日本は何をする国かということを考えて決めなければなりません。
ご指摘のように観光は何も手を加えないことが資源になることがよくあります。総じて言えば景観がよく残っているところほど観光としての価値が高いように思います。行きすぎから戻るという発想で景観を見直してうまくいくのはそういう場合だと思います。
来年は経済が一度どん底まで落ちると思います。そこから国の作り直しということをやっていくしかないでしょう。
どうぞ皆さんますますご活躍ください。ありがとうございます。
藤原直哉 拝
投稿: 藤原直哉 | 2009年12月15日 (火) 00時33分
>飛さん
仰る内容に異論はありません。
ただ、国と規定されている部分が、官僚体制を示されているのか、政治家を示されているのかがわかりません。
日米構造協議の時代からのツケを今、今責任を持って対処というご意見だったので、これは継続的に官僚が責任をもって対処すべきという意味だと理解しました。
しかし、同時に大臣が主導を取って対応との書き込みもあって、政治家に始末を付けろと仰っているようにも見えます。
私は、政治が責任を負わなくてはならないと思います。また政策的に国土全体を見通すことが難しい時代になったので、行政的にも地方が自律して考えなければならないと思い、意見を書かせていただきました。
見直しがこれまで出来なかったのは、結局政治家に将来を見通す力がなかったのでしょう。それは官僚も同じでしょうが、国民に対する責任は政治家の方が重いと思います。
なお、道路基準の話なども仰るとおりだと思いますが、そのことが公共事業の無駄を代表している話ではないと思います。
それよりは、日本という国における戦略的なプライオリティーを、多くの意見を聞き入れるために明確化できなかった(八方美人であった)体制が、結果として無駄をばらまいた元凶ではないかと思います。
今、空港廃止を議論するのは、地方の意見を無視すれば不可能なものではありません。おそらく、行政機関にはいくつものシミュレーションはあるでしょう。ただ、それを実行するかどうかは、世論と政治家の動きではないかと思います。
投稿: about | 2009年12月15日 (火) 01時10分