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体制解散
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投稿者 Naoya Fujiwara 時刻 15時30分 政治・経済 | 固定リンク Tweet
小泉、竹中で思い出したのですが、今日朝のニュースで、アメリカの金融業界にマネーが再流入しているという話が出ておりましたが、今度は自然災害とテロのリスクを計算した金融商品を販売しているんだそうです(笑)。
確か「風が吹けば桶屋が儲かる」ということわざがあったと思いますが、まあ、そのたくましい商魂だけは大したものだと思います。自然災害は、確かにこれから増加傾向となるでしょう。自然界のバランスもおかhしくなってきておりますから。テロは、誰かさんのせいで危険度はやはり高まってますね。やはりこれも計算のうち何でしょうか(笑)。
ですが、また同じ轍だけは踏まないでほしいものですね。
投稿: +9 | 2009年7月21日 (火) 17時49分
+9さん、こんにちは。いつもありがとうございます。最近の金融の連中は最終的にリスクをヘッジできないデリバティブズを平気で売り出します。もし巨大な災害があったとき、支払い義務を負う連中も破綻したら、クレジットデフォルトスワップと同じになりますね。こういう連中は全部整理しなければなりません。人々の手でも政府の手でもできなければ、天が整理するでしょう。いつまでも逃げられないと思います。これから本当に激しい世の中になるでしょうね。そうなったときにどうするかです。連中が消え去るのは当然として、それに伴って世の中が大混乱するのにどう対処するかです。
結局それは縁でしか解決できません。もう今、どうにもならない厳しい環境に閉じ込められて身動きのつかないひとは、今のうちに良い縁を結ぶために自ら声をかけ、行動していくべきです。この掲示板に書き込んでいただくだけでも、書き込んだ方の気持ちが一歩も二歩も前進して、そこから新しい縁が生まれてくるはずです。今は身動きがつかなくても、縁だけはしっかり結んでおくべきです。それが命綱になるかもしれません。
時間があまり残っていないように思います。 +9さんもどうぞ引き続きご活躍ください。
藤原直哉 拝
投稿: 藤原直哉 | 2009年7月21日 (火) 19時01分
藤原さんこんにちは。
私も昨日のNHKマネー資本主義最終回を見ておりました。 CDOもCDSもむき出しの強欲の産物と思っておりましたが、放送をみるかぎり最初はそうでもないようですね。 初期に従事した科学者、技術者は純粋な気持ちで取り組んでいるようでした。 優秀な頭脳に本人たちに気付かせずに破壊兵器を作らせ、欲に目がくらんだ強欲亡者にそれを使わせて金融システムを破壊する。なんとも壮大なドラマです。
米国債より大きな残高のMBSはまさに信用創造で、CDOは悪いけれどもMBSは立派な金融商品だと言う人は結構多いようで、昨日のNHKでも元銀行家がそのように言っていました。
けれどもローン証書を集めて、細工して売り出すという行為自体がはやはりおかしいと思います。 証券化してすぐに売り飛ばして貸し倒れリスクを逃れ、無責任な貸し出し競争に走ったサブプライムも、MBSも本質的には何も変わらないと思います。
銀行は融資先の人間性をよく見極めて、決意したならリスクを取って融資する、とても勇気のいる商売で、これまでもこれからもそうでなければならないと思うのですが。 実際にソロモンでMBSの仕事をしていた藤原さんからみると、どうですか?
しかしヘッジファンドは今度は保険会社では負えないリスクを証券化、分散して5000兆円の市場に吸収させるという”災害保険証券”に目の色を変えているとのことで、本当に懲りない人たちです。
話は変わりますが、ラビ・バトラ氏の最新の著書から日本が消えていました。これまでは混乱の後は東洋の国日本から黎明が始まると結ばれていましたが、いつの間にか日本が無くなっていてがっかりしました。 麻生おろしを巡るここ数日の混乱を見てると、むべなるかなとは思いますが。
投稿: Eishin | 2009年7月21日 (火) 22時40分
Eishinさん、こんにちは。いつもありがとうございます。私もあの番組は実に感慨深く読みました。
まだ30歳そこそこの頃、私もMBSについてはずいぶん研究しました。
http://www.fujiwaraoffice.co.jp/company/introducebooks/index_6.php
こんな専門書も書いています。でもこれらの本を総仕上げの意味で書いていて、何か依然として自分のなかに腑に落ちないことがある、それを書いてみたら、共感・勇気・自然の本ができたのです。おっしゃるように最初はリスクをなくすためにいろいろ考えてやったことは確かですが、世界中から強欲な人達が集まる場所でそういうことをやっても所詮はだめだったのですね。
私の知る限り、87年のブラックマンデーの時にすでにオプション理論の破綻がわかっていました。ところがそれから20年間、何もしないでひたすら金儲けに走って今回の事態になったわけです。関係者は一切の言い訳ができないと思います。
日本も基礎から作り直しですね。米国ももちろん作り直しです。それは途方もなく大変な仕事かもしれませんが、我々の時代で何とか立て直さなければなりません。みんなの力と意欲を集めなければなりませんね。どうにもならない境遇で声も出せずに失望している人達がこれだけいる時代、本当に何とかしなければなりません。
幸か不幸か、こういうばくち場金融はこれで終わりでしょう。もう一度金融は原点に返って立直しですね。そのためには金融の裏と表、本当の金融の勇気について知っている人を集めなければなりませんね。さて、それをどうやるのか。これから考えて行動していかねばなりません。大変なことだと思います。私も頑張りますがとてもひとりでできることではありません。今の政治家もどこまでわかっているかわかりません。
とにかく前進するしかないですね。どうぞ引き続きご活躍ください。
投稿: 藤原直哉 | 2009年7月21日 (火) 22時53分
こんにちは藤原様、怨霊退散ですって?(笑
小泉・竹中・財務省・金融庁保険課の仕打ちが見えすぎて妙な聞き違いをしてしまいました。
明日は日食。誰かが紹介していた占星術サイトの話によると権力の交代を暗示するそうです。
何が起きるのか解りませんが、土地とか商品とかを転がして儲けを出す「転がし資本主義」は終わりなのでしょう。NHKの放送を見ていましたが「物つくり資本主義」に成って欲しい物です。
食べ物、建物、着る物、などなど物が関わる言葉は実像を反映した物が多いですね。
世界の安定の話は自然の姿を手本にすれば、多様性があって当然。特に日本は24節季と言う文化もあり自然に恵まれていますから世界の注目を浴びるようになるのでしょう。
私事で恐縮ですが、委託研究申請が順調に進んでいるようで面接の代わりにアンケート調査をすると、メールが来ました。相変わらず何を書いて良いのやら訳が解らず苦労しています。
研究発表など行った経験がないのに過去の研究実績を陳べよ。と、言われても・・・・・この様な設問が7つ在ります。
イノベーションは必要なのでしょうが、現場を担うイノベーターが研究者。それ以外に思いつかないのかな?物作りに関しては研究所の研究者も町工場の職人も自然現象を相手にしている所は全く同じなのに。
同様に畑の世話をしている人も漁をしている人も研究者と同じように自然現象を相手に上手に振る舞っているから良い仕事が出来る。そう考えると金融・経済・マスコミなど人間だけに通用する仕事は自然を相手にするのとは違う何かが必要なのかな?
締め切りは今週末。他人を巻き込んでいるので余計に緊張します。結果が何であれ命を取られる訳ではないのですが、自分で縁を潰さないように努力してみます。
投稿: kazu | 2009年7月21日 (火) 23時02分
私ごときがたびたび投稿しては申し訳ないように想いますが 毎週の放送を聞き藤原さんの温かなおもいについほださされ、また書きます。 勇気 乱世 良き仲間造り 21世紀など、たびたび出ますね。 ささやかな私の体験。何かのお役に立てば幸いです。 私はビンボウ陶芸家で炎の旅50数年、のたうちまわりながら生きています。この間一つの夢がありました。その夢の実現のためには多くの人達に支えられて今日の私があります。 この夢を抱くには勇気がいりました。たびたび挫折し、打ちのめされもしました。そのようななかやがてこれは天が自分を動かしている。と 想えたのです。何か解らないのですがそうおもえたんです。 特別才能にめぐまれていないのに...です。 ただ、人、物、との出逢いを大切にしてきました。棺桶に入るのが先かこれの実現が先かとおもっていましたが実現が先でした。ん 残った時間、そう21世紀が良き時代になるよう努力する人達とうまい酒のみたいですね
投稿: 杉原大路 | 2009年7月22日 (水) 06時11分
kazuさん、こんにちは。いつもありがとうございます。おっしゃるとおり、怨霊退散です(大笑)。おっしゃるとおり、日本の一流大学と称するところを出た文科系の人間ほど、自然の原理も自分の都合で勝手に動かせると思っているところがあります。これほどお粗末のきわみはないと思います。
経済は付加価値を作ることが基本ですから、人々が必要としているモノでもサービスでもどんどん創り続けていかなければなりません。日本はモノづくりはもちろん、農業でもおもてなしでも本当は世界最高の技を持っています。ですから温故知新でそれらを復活させて育てていけばよいのですね。ここまで世界がきわまってくると、良き歴史がある国のありがたさをひしひしと感じます。これで日本に何の歴史もなかったら、きっと我々は完全に途方にくれているでしょう。だから逆上して無理に無理を重ねるという部分もあります。逆に言えば世界にはそういう国が非常に多いのではないかと思います。
どうぞ新しいプロジェクト頑張ってください。
杉原大路さん、こんにちは。いつもありがとうございます。良いお話をいただき、大変ありがとうございます。私もいつの頃からか、もうこれは完全に天のシナリオのなかに自分がいると自覚せざるを得なくなりました。最近もあるとても親しい人と大喧嘩をしました。普通なら絶対にしないような大喧嘩なのですが、今回はその前触れから、まさに「神」がいらしたのです。何気なく出口王仁三郎の昔の映像を納めたDVDを買って観ていました。そしてそれを事務所の他のメンバーに渡して、彼もそれを観ていました。夜でした。そうしたら誰も来ていないのに玄関の扉が開いたようでセコムの警報が発報し、警備員が来ました。しかし、誰も侵入した形跡がないのです。そのメンバーいわく、王仁三郎がおいでになりましたと。それから程なくして大喧嘩が始まりました。ちょうど、霊界物語の終わりのほうを読んでいて、みんなが止める中を一人で悪魔の巣窟に乗り込んでいって散々な苦労をして結局悪魔を退散させるという物語を読んでいました。何か、あ、これをこれから自分は演じるのだなと思いました。まさにそのとおりの展開となる大喧嘩でした。そうすると普段ではない頭と行動になるのです。我にして我にあらず。しかもその大喧嘩の元もある日本を動かすいくつかの神社に縁があるのです。そして喧嘩をしているときにその先が全部夢で見えるのです。そして夢か現かわからないなかでいくつかの重要な祝詞を上げると相手がそれに反応するのが気の変化でわかるのです。これは自分も相手も完全に神劇を演じさせられていると確信しました。そして一番最後には喧嘩の相手が夢に出てきて、それを誰かが一喝して倒すのです。それで私がこれはすごいことだ、倒した人に何神さまですかと伺うと、これまたすごい神様の名前を言っておられました。さらにその大喧嘩の真っ最中に、小田原の田んぼで田植えがあり、巫女さまをお呼びして巫女舞を奉納しました。ものすごい嵐の中の祭典で、自分は斎主をやっていましたが、猛烈な攻撃を受けながら祝詞や笛を奉納しているというのが実感でした。その巫女様いわく、この田んぼには何かがいらっしゃると。そう、きっと地の底に眠っておられた神様が出てこられたのでしょう。そしてそれに慌てて神々が必死にそれをとどめようと向かってきたのでしょう。先日も東京の浅草寺で踏み石が突然めくれ上がる事件がおきたそうですが、あれもきっと地の底から神様が出てこられたのだと思います。霊界物語のその読んだ箇所は、そうやって悪魔退治が終ると世の中があれよあれよと変化し始めて良い世の中になったとあります。実はその大喧嘩が終った5月末ぐらいから政治も経済も世の中が激しく動き始めました。もうびっくり仰天以外の何ものでもありません。きっとこれは何か天界の仕組みをスタートさせるひとつの型を斬り役と斬られ役に分かれて喧嘩という形で演じたのだろうと実感しました。そしてその神劇を演じた我々俳優のことですが、この大喧嘩がそれが最終的にどのような形で決着して誰がどのように幸せになるのかも全部夢で観ています。こんなことは本当に初めてのことで、今はただ「時節を待つ」という状態です。
いかがですか、私はさてさて経済アナリストなのか宗教家なのか、さっぱりわからなくなられたかもしれません。でも二人の人が私の中に同居しているのではないのです。完全に融合した一人の人間です。経済のことというよりも世の中のこれからのことを知り、そしてどうしたらみんなが幸せになれるかを考えて行動していたら、とても経済の枠組みには収まりきらなかった。今は宗教というジャンルに属することまで積極的にやっていかないと、21世紀の未来が開けないことを体験で理解したということです。まぁこれは極めてわかりやすい例ですが、基本的には普段の仕事も生活も誰に会って何をするか、天のシナリオですね。それに逆らうことはもはやできないと自分でも思っています。既にもう我が人生にして我が人生にあらずという境地です。でもそれで人は本当の幸せが手にできるのではないか、最近はそう思っています。
どうぞ杉原さんも毎日を元気に、明るく温かくお過ごしください。長文失礼しました。
投稿: 藤原直哉 | 2009年7月22日 (水) 08時24分
う-んはははおもしろきかなです 実は私の母大本の信者でした え私ですか 子供のころのりと強要されていたことがいやでとくに何々教の信者というには抵抗があって..。 宗教戦争で多くの人が殺されて...いやですね。 藤原さんは経済アナリストの仕事していて今の時代一つの枠の中で語れない、宗教をタブ-としていたのでは21世紀はないとのお考え同感です そして世の中民族それぞれのありようをおたがいが認めることも大切でしょう 芸術も21世紀のありようは今までとは変化します 20年も前に 私は個性の時代は終わり調和へと変わる。 今日、問われるのはこのことであります しかしそれはそれぞれの民族が天のシナリオに問いかけ何が善でありなにが悪かを...聞く、自らのありようが大切と想います 本来善であるはずの宗教を信じる人達もこの大前提なくしては神を信じていない人達よりおろかな者に成り果てる 芸術はこれからの時代、人類が生きる上でとても大切な分野と考えます 組織にあぐらをかくくず芸術家はいりませんが 民族お互いが調和しなければならないこれから、重要な役割を演じると想います。 スポ-ツと並んで...。個性強調の時代から調和の時代へ
投稿: 杉原大路 | 2009年7月22日 (水) 09時47分
杉原大路さん、こんにちは。いつもありがとうございます。はい、実に不思議だけれども本当のお話で、すごい世の中が来たものだとただただびっくりしております。
お母様が大本にご縁があられたのですか。要するに宗教団体というものがもはや20世紀の産物で、21世紀らしい人の集まりになっていない、それが最大の問題ではないかと思います。私が宗教というのは、要するに人が天、あるいは神仏と素直に向き合いましょう、人間の仕組みより天の仕組みのほうがはるかにすごいから、人事を尽くして天命を待つの言葉どおりに生きていきましょうということなのです。まったくおっしゃるとおりで宗教の名の下に宗教団体の取次ぎたちが人々を扇動してろくなことをやりませんね。でもこれも、古いものが壊れていくときに起きる現象なのだろうと思っています。
芸術のこと、調和のこと、まったく私も同感です。人の個性はそれをとりまく環境があって初めて光るもの。本当の調和のすごさは個の花が咲き乱れ、それが世にも美しい花畑になるという姿です。それをみんな実感すれば、必死に人を押しのけて自己主張をすることもなくなると思います。
どうぞますますご活躍ください。ありがとうございます。
投稿: 藤原直哉 | 2009年7月22日 (水) 10時21分
藤原さん、いつも楽しみに聴いてます。
日本の各御用メディアは、来月の選挙にむけ民主党タタキにひっちゃ気なるそうです。 新聞社や放送局のエリート意識のアホ職員は、これを機に氾濫やメディア占拠ぐらい起こさないんでしょうかね。 世界のシャドー部の力が急速に抜けようとしている中、 コントロールされてきたメディアの体制変換や解散は今後どのように起こるのか。
いままでテレビ漬けや新聞記事を鵜呑みにしてきた私たち自身が、大きな変換期に来ているようですね。
投稿: hide | 2009年7月22日 (水) 19時34分
hideさん、こんにちは。いつもありがとうございます。メディアももう先がないのでしょうね。自民敗北と運命を共にするのでしょう。もう既にあちこちで反乱が始まっています。この様子だと投票日までに民主党のことよりも、この10年間の日米官民癒着の実態がどんどん明らかになってくるのではないでしょうか。とても楽しみにしています。どうぞ引き続きご活躍ください。 藤原直哉 拝
投稿: 藤原直哉 | 2009年7月22日 (水) 22時33分
追加です。たまたまパソコンに2006年にどこかに投稿した以下の文章が残っていました。ご参考までに。
偉大なる共生社会 今年は本当にいろいろなことが起きます。全国的な天候不順で農作物の不作も言われていますし、金融市場も全世界で混乱状況が広がりつつあります。しかもイランの核危機、北朝鮮のミサイル発射など、非常に危険な事件が内外で広がりつつあります。しかしあらゆる混乱には始まりと終わりがあり、あらゆる争いにも始まりと終わりがあります。今の時代はもやもやと積もり積もった不安のエネルギーが形になって世の中に出始めてきているところであり、人々は新たな展開に驚くことが多いのですが、もう少し冷静な目で見てみると、今回の混乱の終わりがどんな形になるのか、何となく見えてきているのではないでしょうか。 たとえば中東の戦争や核危機、そして北朝鮮の問題は、20世紀までの西欧の植民地主義の最後の後始末と考えるべきです。たとえば中東問題の根源であるイスラエルとパレスチナの対決は、第二次大戦のときのイギリスの優柔不断さが直接のきっかけであり、さらに戦後は中東の原油を米国が事実上自分のものにしようとしてさまざまな争いが起こされてきました。ですから根本的に問題が解決されるためには、少なくとも欧米が中東から手を引かなくてはなりません。北朝鮮の問題も基本的には日本が植民地を放棄するときに、各国が次の統治体制を決めておかなかったのが直接のきっかけで、依然として第二次大戦前の大国の勢力争いがそのまま残っています。ですからここでも改めて日本を含めて各国が第二次世界大戦の戦後処理をやり直して、共存の道を選択しなければなりません。 そして結局のところ、今の世界はどこかひとつの国が武力や経済力で世界を支配するというような覇権を維持することができず、みんなどこの国もそれぞれの問題を抱えながら、口では大きなことを言いながら、何とか今の体制を維持しているというのが実態です。ですから今回は覇権の移行というより覇権の消滅が起ころうとしていると考えるべきであり、覇権がなくなるのですから、みんなで何とか共存、共生(コラボレーション)していく以外に方法がないのです。 世の中というのは、古い時代が終わって新しい時代が来る前に、新しい時代の片鱗がいろいろなところで見え隠れしているものです。私は特に今の時代、人々が平和、環境あるいは伝統に強い関心を持ち始めていることに注目しています。一般に今までの常識では、人々の生活や心が荒廃すると、自分以外のものに対する関心がだんだん薄くなっていきます。ですから、これだけ内外の人心が乱れれば、共生とか環境とか伝統に対する関心は次第に薄くなっていき、もっと刹那的な発想と行動が広がってくるものです。もちろん世の中にはそういう刹那的なものも多いのですが、大きな流れとしては刹那的なものへの嫌悪感を持ち、もっと大きな心の世界を持ちたいと思い、行動している人のほうが主流なのではないでしょうか。 たとえば環境問題は化石燃料に代わる代替エネルギーの開発という側面だけでなく、日本で言えば里山の復活とか食の安全とか、非常に幅広い範囲に及んでおり、要するに地球や自然と人間が共生できるようにという発想が色濃く見られます。また伝統への回帰というのは昔生きていた人たちとの共生というように考えることができ、また将来の国や地球、環境を大事にしようというのは、未来を生きる人たちとの共生というように考えることができます。里山の復活というのは自然や動植物との共生を意味しますし、古い家をリノベートして使おうというのも、昔その家を建てた人の思いと共生しようということです。世界平和への願い、スマトラ沖大地震のときに寄せられた国境を越えた人々の支援の手は、国や民族を超えた共生への願いであり、少子高齢化問題や教育に対する人々の熱意は、年齢を超えた共生への思いの反映だと思います。 私はこうした人々の思いや行動の変化のなかに、次の時代の姿を見る思いがするのです。人々は20世紀の厳しい変化の時代を経験し、絆の分断にもはや堪えきれなくなり、もう一度みんなと絆を結び直し、共生していきたいと思い始めているのではないでしょうか。しかもその共生への思いというのは単なる利害損得に基づく共生ではなくて、もっと心の底から出てくる思いであり、しかもその共生は目に見える人や自然との共生だけでなく、目に見えないもっと大きな地球や宇宙、さらには目に見えない過去の人や未来の人との共生、という姿をとったものです。私は人々のそういう非常に次元の高い共生の姿を、グレート・コラボレーション、偉大なる共生と言っているのですが、どうやら我々はこの混乱と戦争の先に、何か今までにはなかったような、すばらしい共生社会を築こうとしているのではないのでしょうか。我々はもっと広い視野を持って世の中を見渡してみるべきです。そうすればするほど、世の中が既に大きく変わり始めていることに気づくはずです。21世紀は本当にすばらしい時代になるのではないでしょうか。
投稿: 藤原直哉 | 2009年7月23日 (木) 23時03分
いくつか前の私の書き込みに「一番最後には喧嘩の相手が夢に出てきて、それを誰かが一喝して倒すのです」とあります。詳しく書かなかったのですが、実はこのとき夢の中で、倒れたところから続々と人がこちらに逃げ出してきたのです。そのなかにとてもよく知っている人が2人いました。2人とも今まで相当お悩みモードだったのですが、その時はまるで憑き物が落ちたようにとても清々しい顔をしていました。何とそのうちの1人から今日、連絡がありました。こちらにいらっしゃると・・・。本当にこれは正夢だったようです。どうも何か本当に世の中で抜本的な変化が加速しているようです。
それが理由なのかもしれませんが、最近は不安だというお声をたくさん聞くようになりました。何かものすごく不気味なものを多くの方は感じておられるようですね。しかし前進するしかありません。どうぞみなさんお元気にご活躍下さい。
投稿: 藤原直哉 | 2009年7月24日 (金) 18時53分
先生、いつも有難うございます。「不安」といえば、 今日、7月24日は、ちょうど芥川龍之介の命日です。大正から昭和の時代に入り、理由はいろいろあろうかと思いますが、「唯ぼんやりした不安」という理由が書きのこしてありました。1927年のことで、世界の情勢も、文学界でも大きなうねりの波が押しよせてきた時代らしいですね。今という時代も、私も含めて多くの人が、どうしようもない不安におそわれている時代だと思います。 芥川龍之介みたいなことはせず、「人生はそれでも陽気にいかにゃあ、、」でなければならないと自分に言い聞かせています。先生がおっしゃるような、自然とともに共生できる社会がいつか来ることを頭において、毎日の生活をがんばりたいと思います。 今後とも御指導どうぞよろしくお願いします。
投稿: 職人K | 2009年7月24日 (金) 21時13分
職人K さん、こんにちは。いつもありがとうございます。そうですか、今日は芥川龍之介の命日ですか、ぼんやりとした不安ということで自殺したのでしたよね。本当に今という時代も不安が多いときですね。でも、だからこそ、腹を据えて生きていないと腰が抜けてしまいます。腹の鍛え時とも言えるでしょう。
私は芥川というと、『蜘蛛の糸』の印象が非常に深いのです。自分だけ地獄から抜け出そうとしたら罰を受けて再び地獄に落ちてしまったという話ですね。しかし、それでも蜘蛛の糸という極楽に続く縁を持っている人は幸せですね。また、蜘蛛を踏み潰そうとするのを思いとどまったから極楽に救ってやろうとしたお釈迦様。本当は天の神仏はとにかく1人でも多くの人を極楽に救いたいのでしょうね。だからこそ、とにかく誰でも蜘蛛の糸、ひとつの縁でも大事にすべきなのでしょう。そしてそのひとつの縁は、自分の身の周りに既にあるはずですから、その縁を大事にすべきなのでしょうね。そして、自分でその蜘蛛の糸を極楽に向けて上っていかなければならないのでしょうね。後ろは振り向かずにね。後ろを振り向くと、この小説の主人公のようになってしまうのではないでしょうか。
本当にすごい変化の真っ最中のようです。でもそれは世の中が明るく温かくなる方向への変化のようです。だからこそ居たたまれない連中が暴れて大騒ぎとなるのです。
大変ではありますが、どうぞ引続きご活躍下さい。ありがとうございます。
投稿: 藤原直哉 | 2009年7月24日 (金) 22時31分
一ヶ月ぶりに遠山に来ております。20名近くの方々がとても楽しそうにひと時を過ごしておられます。これが21世紀に人のふれあいかと思いますね。本当に人は縁で救われる、それを実感します。ところで、初代、遠山藤原学校事務長に会いたいという声をいくつも聴きます。元気でお過ごしでしょうか? 藤原直哉 拝
投稿: 藤原直哉 | 2009年7月25日 (土) 17時27分
最近、論語を読み直していますが、学校で習うのとは違って随分面白い文章があります。 小人というのは日本で感じるイメージとは違って、中国では相当悪辣な者のことらしいです。 ○泉や竹○等のような人のことを言うのでしょうか。
子曰、君子周而不比、小人比而不周、 子曰、君子喩於義、小人喩於利、 子曰、君子和而不同、小人同而不和、 子曰、君子泰而不驕、小人驕而不泰、 子曰、君子上達、小人下達、 子曰、君子求諸己、小人求諸人、 子路曰、君子尚勇乎、子曰、君子義以爲上、君子有勇而無義爲亂、小人有勇而無義爲盗、
子夏曰、小人之過也必文、
何千年かで普遍化された教示は凄いですね。
投稿: ^m^ | 2009年7月25日 (土) 18時14分
藤原先生、初めまして。半年ほど前より先生のお話を聞いております。時には人に厳しく、時には人にやさしく、そして時には笑いのある、名人芸の落語や講談のような先生のお話を毎週楽しみにしております。
さて、今朝方のテレビで与党の元派閥の長が出ておりましたが、なんというか、腹がたつよりも、あまりのもひどい内容に呆れてひっくり返って見ておりました。この本人自身が、今の大企業や大金持ち優遇税制を決め、日本の格差社会を作り出した張本人の1人なのに、まったく反省していないどころか、この期に及んで国民や地方の格差を心配するような発言をしておりました。そして自分の選挙区は世襲で世継ぎするようです。いったいぜんたいこういう人たちは、どういう人格をしているのでしょう?自覚していないとはこのことなのですね。(笑)
総選挙体制に突入し、首相はもうやることがないので泣き落とし、この人はほほ笑みソフト演出でと、国民をだまそうとする戦術かもしれませんね。悪魔は多くのウソの中に真実を入れて人をだますそうですが、もう私たちは騙されません。
この21世紀初頭の日本では、先生のおっしゃられるように、時代は極まってきているのですね。この夏は、自分たちひとりひとりの一票で、悪魔を倒す番だと思います。
大変暑い中、ご超多忙中の藤原先生、どうぞお体にお気をつけてくださいませ。先生のお話楽しみにしております。駄文失礼いたしました。
投稿: 狛犬くん | 2009年7月25日 (土) 21時51分
こんにちは藤原様、自然金利って何ですか?
日銀のHPを見ておりましたら「賃金はなぜ上がらなかったのか?」と言うレポートが目に留まりました。戦後最長の好景気と言われる中で労働者賃金だけが何故上がらなかったのかを理由付けし「仕方がない」と諦めさせるようなレポートでチョットむかついております。
日銀では毎月2兆円ほどの債権買い切りオペを行っていますがマスコミは一切触れませんね。単純に毎月200兆の買い切りオペを行えば日本国の借金は半年もしない内に全て消える事になります。
その影響は為替に出てくるだけで、国内経済に影響は出て来ません?ドル円相場で360円よりも安くなれば円高を嫌気して海外進出した企業は国内に戻り、沢山の雇用が生まれます。
その代わり輸入品の価格が暴騰し、中国製のウナギが国産ウナギの5倍とかの価格になると思われますが、そんな状態が何ヶ月続くのか?
自然金利を検索してみると20世紀のビジネスモデルでは5%と言う数字がよくでてきます。預金金利が5%を下回ると経済が混乱する。と言う意味も在るのでは?と思います。
中央銀行の仕組みは湯田屋が考えた、見方によっては詐欺みたいな仕組みですね。要は銀行が与信機能を活用して実経済を発展させている間は良い仕組みなのでしょうが、銀行のアニュアルレポートを見ると評価資産担保への貸し出しが6割ほど在る所が多いように感じます。
評価資産、平たく言えば土地・債権で持っているだけでは価値を生み出さない物の代表。他に解らない項目が各種サービス。パチンコとか?
今の不景気を金融でコントロールすると仮定すれば預金金利を5%程度に上げる事が必要なのでしょう。そうすると貸出金利は8%程になり、それを上回る利益が出る商売以外に貸し出しが出来なくなります。
15%程度の利益を確実に稼ぎ出す「サラ金」「カードローン」以外には与信能力が試されますから金を貸さなくなる。保証協会の保証がなければ貸さない。と銀行が判断する状況がよく解ります。
サラ金ですが、アメリカでローンシャークと呼ばれ金融機関としては日本の闇金融みたいな存在とか?日本人は真面目に借りた金を返す。と言う事で外資が沢山参入してきましたね。
この様な状況を勘案すると、銀行(商業銀行)って社会的存在価値が無いように感じるのですが、如何な物なのでしょうか?
選挙までに、この様な仕組みを詳しくお話しして頂けると金しか目に入らない人たちも蜘蛛の糸に捕まれるのでは?と思う次第です。
9月末に突然の変化が在るとのウワサもありますので(今からでは間に合わないでしょうが)気持ちの準備と多少なりともソフトランディングの政策を陳べている政党選択の参考になると思います。
リクエスト。 経済アナリストが語る金融破綻の仕組みと証拠
投稿: kazu | 2009年7月26日 (日) 01時30分
^m^ さん、狛犬くんさん、こんにちは。いつもありがとうございます。まことにおっしゃるとおりで、世の中のリーダーと自称する人達のお粗末ぶりが全く隠せない状態になってきました。同時に売国奴もたくさんいるようですね。誰が売国奴に選ばれるか、大抵は小人が選ばれるわけです。そのあたりの仕組みもこれからどんどん表に出てくるでしょう。選挙のほうは自民自滅の方向でまったく変化がないようですね。公明も票の絶対数は減らしてきているようです。秋は政治も市場も大転換点でしょうね。どうぞ引き続きご活躍ください。
kazuさん、こんにちは。いつもありがとうございます。日銀でも役所でも民間でも、経済分析というのは答えを先に決めないと書けないのです。景気が良いも悪いもどちらでも平気で書き分けられるのがプロのエコノミストですからね。ですかれ連中の言っている結論だけは信じてはダメなのです。それは分析の結果によって出てきたものではありませんからね。
それからエコノミストは流行を追いかける人がほとんどです。そのため欧米で流行するいくつがあるとそれに飛び乗ってうれしそうに論文を書きます。規制改革などもその好例だったと思います。
自然金利というのは経済の基礎体温みたいなもので、普通はこれが低いほど経済には底力があるということなのでしょう。しかし近年は国際資本移動が激しいので、金利の決定も経済の実態を反映しないことが多く、あまり当てになりません。特に新興国、途上国などはそうですね。
日銀はおっしゃるように膨大な国債を買い続けています。世界中の金融機関がこの禁じ手で相場を吊り上げ、カネの持ち逃げをしたのが今年前半でした。しかしそれも息切れ状態になりつつあります。銀行も与信はずっと絞っていますからね。おっしゃるように社会的意義ももうあるんだかないんだかという銀行が増えてきました。
銀行の問題についてはまた今度放送で取り上げましょう。
いろいろとありがとうございます。どうぞ引き続きご活躍ください。
投稿: 藤原直哉 | 2009年7月26日 (日) 07時45分
藤原直哉様
ここ数ヶ月、先生のことを知り、更新を楽しみにしているものです。私はここ二年程、自身のブログで眼鏡業界の問題点を抽出し、その問題点等を指摘している者で、勿論自分でお店も経営しています。妻と二人で典型的なパパママストアというものを営んでおります(苦笑)
今日の記事を書き上げて、その後にいつものブログを散策していて、最後に先生の記事を拝聴させていただきました。すると僕の思っていることを更に詳しく解説されていたので、びっくりしました。必要な時に必要な情報というのはご縁をいただけるものなんですね。今後もご活躍を期待しております。
お忙しいことと存じておりますが、私の稚拙なブログも一度ご覧になっていただければと思います。
⇒http://opteriaglassias.blog92.fc2.com/blog-entry-896.html
投稿: 伊藤滋郎 | 2009年8月 3日 (月) 13時24分
伊藤滋郎さま、こんにちは。いつもお世話になっております。 さっそくお聴きくださいまして、まことにありがとうございました。ブログも拝見いたしました。本当にあらゆる組織、業界で古い時代の矛盾が噴出し、整理が始まっていますね。どうぞ明るい未来のためにますますご活躍されてください。小売業でもとにかく永いお付き合いの出来るお客さんを大事にして、お客さんとともに不況の出口に行くという発想と行動で乗り切られてください。ありがとうございます。
投稿: 藤原直哉 | 2009年8月 3日 (月) 17時31分
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小泉、竹中で思い出したのですが、今日朝のニュースで、アメリカの金融業界にマネーが再流入しているという話が出ておりましたが、今度は自然災害とテロのリスクを計算した金融商品を販売しているんだそうです(笑)。
確か「風が吹けば桶屋が儲かる」ということわざがあったと思いますが、まあ、そのたくましい商魂だけは大したものだと思います。自然災害は、確かにこれから増加傾向となるでしょう。自然界のバランスもおかhしくなってきておりますから。テロは、誰かさんのせいで危険度はやはり高まってますね。やはりこれも計算のうち何でしょうか(笑)。
ですが、また同じ轍だけは踏まないでほしいものですね。
投稿: +9 | 2009年7月21日 (火) 17時49分
+9さん、こんにちは。いつもありがとうございます。最近の金融の連中は最終的にリスクをヘッジできないデリバティブズを平気で売り出します。もし巨大な災害があったとき、支払い義務を負う連中も破綻したら、クレジットデフォルトスワップと同じになりますね。こういう連中は全部整理しなければなりません。人々の手でも政府の手でもできなければ、天が整理するでしょう。いつまでも逃げられないと思います。これから本当に激しい世の中になるでしょうね。そうなったときにどうするかです。連中が消え去るのは当然として、それに伴って世の中が大混乱するのにどう対処するかです。
結局それは縁でしか解決できません。もう今、どうにもならない厳しい環境に閉じ込められて身動きのつかないひとは、今のうちに良い縁を結ぶために自ら声をかけ、行動していくべきです。この掲示板に書き込んでいただくだけでも、書き込んだ方の気持ちが一歩も二歩も前進して、そこから新しい縁が生まれてくるはずです。今は身動きがつかなくても、縁だけはしっかり結んでおくべきです。それが命綱になるかもしれません。
時間があまり残っていないように思います。
+9さんもどうぞ引き続きご活躍ください。
藤原直哉 拝
投稿: 藤原直哉 | 2009年7月21日 (火) 19時01分
藤原さんこんにちは。
私も昨日のNHKマネー資本主義最終回を見ておりました。
CDOもCDSもむき出しの強欲の産物と思っておりましたが、放送をみるかぎり最初はそうでもないようですね。
初期に従事した科学者、技術者は純粋な気持ちで取り組んでいるようでした。
優秀な頭脳に本人たちに気付かせずに破壊兵器を作らせ、欲に目がくらんだ強欲亡者にそれを使わせて金融システムを破壊する。なんとも壮大なドラマです。
米国債より大きな残高のMBSはまさに信用創造で、CDOは悪いけれどもMBSは立派な金融商品だと言う人は結構多いようで、昨日のNHKでも元銀行家がそのように言っていました。
けれどもローン証書を集めて、細工して売り出すという行為自体がはやはりおかしいと思います。
証券化してすぐに売り飛ばして貸し倒れリスクを逃れ、無責任な貸し出し競争に走ったサブプライムも、MBSも本質的には何も変わらないと思います。
銀行は融資先の人間性をよく見極めて、決意したならリスクを取って融資する、とても勇気のいる商売で、これまでもこれからもそうでなければならないと思うのですが。
実際にソロモンでMBSの仕事をしていた藤原さんからみると、どうですか?
しかしヘッジファンドは今度は保険会社では負えないリスクを証券化、分散して5000兆円の市場に吸収させるという”災害保険証券”に目の色を変えているとのことで、本当に懲りない人たちです。
話は変わりますが、ラビ・バトラ氏の最新の著書から日本が消えていました。これまでは混乱の後は東洋の国日本から黎明が始まると結ばれていましたが、いつの間にか日本が無くなっていてがっかりしました。
麻生おろしを巡るここ数日の混乱を見てると、むべなるかなとは思いますが。
投稿: Eishin | 2009年7月21日 (火) 22時40分
Eishinさん、こんにちは。いつもありがとうございます。私もあの番組は実に感慨深く読みました。
まだ30歳そこそこの頃、私もMBSについてはずいぶん研究しました。
http://www.fujiwaraoffice.co.jp/company/introducebooks/index_6.php
こんな専門書も書いています。でもこれらの本を総仕上げの意味で書いていて、何か依然として自分のなかに腑に落ちないことがある、それを書いてみたら、共感・勇気・自然の本ができたのです。おっしゃるように最初はリスクをなくすためにいろいろ考えてやったことは確かですが、世界中から強欲な人達が集まる場所でそういうことをやっても所詮はだめだったのですね。
私の知る限り、87年のブラックマンデーの時にすでにオプション理論の破綻がわかっていました。ところがそれから20年間、何もしないでひたすら金儲けに走って今回の事態になったわけです。関係者は一切の言い訳ができないと思います。
日本も基礎から作り直しですね。米国ももちろん作り直しです。それは途方もなく大変な仕事かもしれませんが、我々の時代で何とか立て直さなければなりません。みんなの力と意欲を集めなければなりませんね。どうにもならない境遇で声も出せずに失望している人達がこれだけいる時代、本当に何とかしなければなりません。
幸か不幸か、こういうばくち場金融はこれで終わりでしょう。もう一度金融は原点に返って立直しですね。そのためには金融の裏と表、本当の金融の勇気について知っている人を集めなければなりませんね。さて、それをどうやるのか。これから考えて行動していかねばなりません。大変なことだと思います。私も頑張りますがとてもひとりでできることではありません。今の政治家もどこまでわかっているかわかりません。
とにかく前進するしかないですね。どうぞ引き続きご活躍ください。
藤原直哉 拝
投稿: 藤原直哉 | 2009年7月21日 (火) 22時53分
こんにちは藤原様、怨霊退散ですって?(笑
小泉・竹中・財務省・金融庁保険課の仕打ちが見えすぎて妙な聞き違いをしてしまいました。
明日は日食。誰かが紹介していた占星術サイトの話によると権力の交代を暗示するそうです。
何が起きるのか解りませんが、土地とか商品とかを転がして儲けを出す「転がし資本主義」は終わりなのでしょう。NHKの放送を見ていましたが「物つくり資本主義」に成って欲しい物です。
食べ物、建物、着る物、などなど物が関わる言葉は実像を反映した物が多いですね。
世界の安定の話は自然の姿を手本にすれば、多様性があって当然。特に日本は24節季と言う文化もあり自然に恵まれていますから世界の注目を浴びるようになるのでしょう。
私事で恐縮ですが、委託研究申請が順調に進んでいるようで面接の代わりにアンケート調査をすると、メールが来ました。相変わらず何を書いて良いのやら訳が解らず苦労しています。
研究発表など行った経験がないのに過去の研究実績を陳べよ。と、言われても・・・・・この様な設問が7つ在ります。
イノベーションは必要なのでしょうが、現場を担うイノベーターが研究者。それ以外に思いつかないのかな?物作りに関しては研究所の研究者も町工場の職人も自然現象を相手にしている所は全く同じなのに。
同様に畑の世話をしている人も漁をしている人も研究者と同じように自然現象を相手に上手に振る舞っているから良い仕事が出来る。そう考えると金融・経済・マスコミなど人間だけに通用する仕事は自然を相手にするのとは違う何かが必要なのかな?
締め切りは今週末。他人を巻き込んでいるので余計に緊張します。結果が何であれ命を取られる訳ではないのですが、自分で縁を潰さないように努力してみます。
投稿: kazu | 2009年7月21日 (火) 23時02分
私ごときがたびたび投稿しては申し訳ないように想いますが
毎週の放送を聞き藤原さんの温かなおもいについほださされ、また書きます。
勇気 乱世 良き仲間造り 21世紀など、たびたび出ますね。
ささやかな私の体験。何かのお役に立てば幸いです。
私はビンボウ陶芸家で炎の旅50数年、のたうちまわりながら生きています。この間一つの夢がありました。その夢の実現のためには多くの人達に支えられて今日の私があります。
この夢を抱くには勇気がいりました。たびたび挫折し、打ちのめされもしました。そのようななかやがてこれは天が自分を動かしている。と
想えたのです。何か解らないのですがそうおもえたんです。
特別才能にめぐまれていないのに...です。 ただ、人、物、との出逢いを大切にしてきました。棺桶に入るのが先かこれの実現が先かとおもっていましたが実現が先でした。ん 残った時間、そう21世紀が良き時代になるよう努力する人達とうまい酒のみたいですね
投稿: 杉原大路 | 2009年7月22日 (水) 06時11分
kazuさん、こんにちは。いつもありがとうございます。おっしゃるとおり、怨霊退散です(大笑)。おっしゃるとおり、日本の一流大学と称するところを出た文科系の人間ほど、自然の原理も自分の都合で勝手に動かせると思っているところがあります。これほどお粗末のきわみはないと思います。
経済は付加価値を作ることが基本ですから、人々が必要としているモノでもサービスでもどんどん創り続けていかなければなりません。日本はモノづくりはもちろん、農業でもおもてなしでも本当は世界最高の技を持っています。ですから温故知新でそれらを復活させて育てていけばよいのですね。ここまで世界がきわまってくると、良き歴史がある国のありがたさをひしひしと感じます。これで日本に何の歴史もなかったら、きっと我々は完全に途方にくれているでしょう。だから逆上して無理に無理を重ねるという部分もあります。逆に言えば世界にはそういう国が非常に多いのではないかと思います。
どうぞ新しいプロジェクト頑張ってください。
杉原大路さん、こんにちは。いつもありがとうございます。良いお話をいただき、大変ありがとうございます。私もいつの頃からか、もうこれは完全に天のシナリオのなかに自分がいると自覚せざるを得なくなりました。最近もあるとても親しい人と大喧嘩をしました。普通なら絶対にしないような大喧嘩なのですが、今回はその前触れから、まさに「神」がいらしたのです。何気なく出口王仁三郎の昔の映像を納めたDVDを買って観ていました。そしてそれを事務所の他のメンバーに渡して、彼もそれを観ていました。夜でした。そうしたら誰も来ていないのに玄関の扉が開いたようでセコムの警報が発報し、警備員が来ました。しかし、誰も侵入した形跡がないのです。そのメンバーいわく、王仁三郎がおいでになりましたと。それから程なくして大喧嘩が始まりました。ちょうど、霊界物語の終わりのほうを読んでいて、みんなが止める中を一人で悪魔の巣窟に乗り込んでいって散々な苦労をして結局悪魔を退散させるという物語を読んでいました。何か、あ、これをこれから自分は演じるのだなと思いました。まさにそのとおりの展開となる大喧嘩でした。そうすると普段ではない頭と行動になるのです。我にして我にあらず。しかもその大喧嘩の元もある日本を動かすいくつかの神社に縁があるのです。そして喧嘩をしているときにその先が全部夢で見えるのです。そして夢か現かわからないなかでいくつかの重要な祝詞を上げると相手がそれに反応するのが気の変化でわかるのです。これは自分も相手も完全に神劇を演じさせられていると確信しました。そして一番最後には喧嘩の相手が夢に出てきて、それを誰かが一喝して倒すのです。それで私がこれはすごいことだ、倒した人に何神さまですかと伺うと、これまたすごい神様の名前を言っておられました。さらにその大喧嘩の真っ最中に、小田原の田んぼで田植えがあり、巫女さまをお呼びして巫女舞を奉納しました。ものすごい嵐の中の祭典で、自分は斎主をやっていましたが、猛烈な攻撃を受けながら祝詞や笛を奉納しているというのが実感でした。その巫女様いわく、この田んぼには何かがいらっしゃると。そう、きっと地の底に眠っておられた神様が出てこられたのでしょう。そしてそれに慌てて神々が必死にそれをとどめようと向かってきたのでしょう。先日も東京の浅草寺で踏み石が突然めくれ上がる事件がおきたそうですが、あれもきっと地の底から神様が出てこられたのだと思います。霊界物語のその読んだ箇所は、そうやって悪魔退治が終ると世の中があれよあれよと変化し始めて良い世の中になったとあります。実はその大喧嘩が終った5月末ぐらいから政治も経済も世の中が激しく動き始めました。もうびっくり仰天以外の何ものでもありません。きっとこれは何か天界の仕組みをスタートさせるひとつの型を斬り役と斬られ役に分かれて喧嘩という形で演じたのだろうと実感しました。そしてその神劇を演じた我々俳優のことですが、この大喧嘩がそれが最終的にどのような形で決着して誰がどのように幸せになるのかも全部夢で観ています。こんなことは本当に初めてのことで、今はただ「時節を待つ」という状態です。
いかがですか、私はさてさて経済アナリストなのか宗教家なのか、さっぱりわからなくなられたかもしれません。でも二人の人が私の中に同居しているのではないのです。完全に融合した一人の人間です。経済のことというよりも世の中のこれからのことを知り、そしてどうしたらみんなが幸せになれるかを考えて行動していたら、とても経済の枠組みには収まりきらなかった。今は宗教というジャンルに属することまで積極的にやっていかないと、21世紀の未来が開けないことを体験で理解したということです。まぁこれは極めてわかりやすい例ですが、基本的には普段の仕事も生活も誰に会って何をするか、天のシナリオですね。それに逆らうことはもはやできないと自分でも思っています。既にもう我が人生にして我が人生にあらずという境地です。でもそれで人は本当の幸せが手にできるのではないか、最近はそう思っています。
どうぞ杉原さんも毎日を元気に、明るく温かくお過ごしください。長文失礼しました。
藤原直哉 拝
投稿: 藤原直哉 | 2009年7月22日 (水) 08時24分
う-んはははおもしろきかなです
実は私の母大本の信者でした え私ですか 子供のころのりと強要されていたことがいやでとくに何々教の信者というには抵抗があって..。
宗教戦争で多くの人が殺されて...いやですね。
藤原さんは経済アナリストの仕事していて今の時代一つの枠の中で語れない、宗教をタブ-としていたのでは21世紀はないとのお考え同感です
そして世の中民族それぞれのありようをおたがいが認めることも大切でしょう 芸術も21世紀のありようは今までとは変化します 20年も前に
私は個性の時代は終わり調和へと変わる。 今日、問われるのはこのことであります しかしそれはそれぞれの民族が天のシナリオに問いかけ何が善でありなにが悪かを...聞く、自らのありようが大切と想います
本来善であるはずの宗教を信じる人達もこの大前提なくしては神を信じていない人達よりおろかな者に成り果てる
芸術はこれからの時代、人類が生きる上でとても大切な分野と考えます
組織にあぐらをかくくず芸術家はいりませんが 民族お互いが調和しなければならないこれから、重要な役割を演じると想います。
スポ-ツと並んで...。個性強調の時代から調和の時代へ
投稿: 杉原大路 | 2009年7月22日 (水) 09時47分
杉原大路さん、こんにちは。いつもありがとうございます。はい、実に不思議だけれども本当のお話で、すごい世の中が来たものだとただただびっくりしております。
お母様が大本にご縁があられたのですか。要するに宗教団体というものがもはや20世紀の産物で、21世紀らしい人の集まりになっていない、それが最大の問題ではないかと思います。私が宗教というのは、要するに人が天、あるいは神仏と素直に向き合いましょう、人間の仕組みより天の仕組みのほうがはるかにすごいから、人事を尽くして天命を待つの言葉どおりに生きていきましょうということなのです。まったくおっしゃるとおりで宗教の名の下に宗教団体の取次ぎたちが人々を扇動してろくなことをやりませんね。でもこれも、古いものが壊れていくときに起きる現象なのだろうと思っています。
芸術のこと、調和のこと、まったく私も同感です。人の個性はそれをとりまく環境があって初めて光るもの。本当の調和のすごさは個の花が咲き乱れ、それが世にも美しい花畑になるという姿です。それをみんな実感すれば、必死に人を押しのけて自己主張をすることもなくなると思います。
どうぞますますご活躍ください。ありがとうございます。
藤原直哉 拝
投稿: 藤原直哉 | 2009年7月22日 (水) 10時21分
藤原さん、いつも楽しみに聴いてます。
日本の各御用メディアは、来月の選挙にむけ民主党タタキにひっちゃ気なるそうです。
新聞社や放送局のエリート意識のアホ職員は、これを機に氾濫やメディア占拠ぐらい起こさないんでしょうかね。
世界のシャドー部の力が急速に抜けようとしている中、
コントロールされてきたメディアの体制変換や解散は今後どのように起こるのか。
いままでテレビ漬けや新聞記事を鵜呑みにしてきた私たち自身が、大きな変換期に来ているようですね。
投稿: hide | 2009年7月22日 (水) 19時34分
hideさん、こんにちは。いつもありがとうございます。メディアももう先がないのでしょうね。自民敗北と運命を共にするのでしょう。もう既にあちこちで反乱が始まっています。この様子だと投票日までに民主党のことよりも、この10年間の日米官民癒着の実態がどんどん明らかになってくるのではないでしょうか。とても楽しみにしています。どうぞ引き続きご活躍ください。
藤原直哉 拝
投稿: 藤原直哉 | 2009年7月22日 (水) 22時33分
追加です。たまたまパソコンに2006年にどこかに投稿した以下の文章が残っていました。ご参考までに。
藤原直哉 拝
偉大なる共生社会
今年は本当にいろいろなことが起きます。全国的な天候不順で農作物の不作も言われていますし、金融市場も全世界で混乱状況が広がりつつあります。しかもイランの核危機、北朝鮮のミサイル発射など、非常に危険な事件が内外で広がりつつあります。しかしあらゆる混乱には始まりと終わりがあり、あらゆる争いにも始まりと終わりがあります。今の時代はもやもやと積もり積もった不安のエネルギーが形になって世の中に出始めてきているところであり、人々は新たな展開に驚くことが多いのですが、もう少し冷静な目で見てみると、今回の混乱の終わりがどんな形になるのか、何となく見えてきているのではないでしょうか。
たとえば中東の戦争や核危機、そして北朝鮮の問題は、20世紀までの西欧の植民地主義の最後の後始末と考えるべきです。たとえば中東問題の根源であるイスラエルとパレスチナの対決は、第二次大戦のときのイギリスの優柔不断さが直接のきっかけであり、さらに戦後は中東の原油を米国が事実上自分のものにしようとしてさまざまな争いが起こされてきました。ですから根本的に問題が解決されるためには、少なくとも欧米が中東から手を引かなくてはなりません。北朝鮮の問題も基本的には日本が植民地を放棄するときに、各国が次の統治体制を決めておかなかったのが直接のきっかけで、依然として第二次大戦前の大国の勢力争いがそのまま残っています。ですからここでも改めて日本を含めて各国が第二次世界大戦の戦後処理をやり直して、共存の道を選択しなければなりません。
そして結局のところ、今の世界はどこかひとつの国が武力や経済力で世界を支配するというような覇権を維持することができず、みんなどこの国もそれぞれの問題を抱えながら、口では大きなことを言いながら、何とか今の体制を維持しているというのが実態です。ですから今回は覇権の移行というより覇権の消滅が起ころうとしていると考えるべきであり、覇権がなくなるのですから、みんなで何とか共存、共生(コラボレーション)していく以外に方法がないのです。
世の中というのは、古い時代が終わって新しい時代が来る前に、新しい時代の片鱗がいろいろなところで見え隠れしているものです。私は特に今の時代、人々が平和、環境あるいは伝統に強い関心を持ち始めていることに注目しています。一般に今までの常識では、人々の生活や心が荒廃すると、自分以外のものに対する関心がだんだん薄くなっていきます。ですから、これだけ内外の人心が乱れれば、共生とか環境とか伝統に対する関心は次第に薄くなっていき、もっと刹那的な発想と行動が広がってくるものです。もちろん世の中にはそういう刹那的なものも多いのですが、大きな流れとしては刹那的なものへの嫌悪感を持ち、もっと大きな心の世界を持ちたいと思い、行動している人のほうが主流なのではないでしょうか。
たとえば環境問題は化石燃料に代わる代替エネルギーの開発という側面だけでなく、日本で言えば里山の復活とか食の安全とか、非常に幅広い範囲に及んでおり、要するに地球や自然と人間が共生できるようにという発想が色濃く見られます。また伝統への回帰というのは昔生きていた人たちとの共生というように考えることができ、また将来の国や地球、環境を大事にしようというのは、未来を生きる人たちとの共生というように考えることができます。里山の復活というのは自然や動植物との共生を意味しますし、古い家をリノベートして使おうというのも、昔その家を建てた人の思いと共生しようということです。世界平和への願い、スマトラ沖大地震のときに寄せられた国境を越えた人々の支援の手は、国や民族を超えた共生への願いであり、少子高齢化問題や教育に対する人々の熱意は、年齢を超えた共生への思いの反映だと思います。
私はこうした人々の思いや行動の変化のなかに、次の時代の姿を見る思いがするのです。人々は20世紀の厳しい変化の時代を経験し、絆の分断にもはや堪えきれなくなり、もう一度みんなと絆を結び直し、共生していきたいと思い始めているのではないでしょうか。しかもその共生への思いというのは単なる利害損得に基づく共生ではなくて、もっと心の底から出てくる思いであり、しかもその共生は目に見える人や自然との共生だけでなく、目に見えないもっと大きな地球や宇宙、さらには目に見えない過去の人や未来の人との共生、という姿をとったものです。私は人々のそういう非常に次元の高い共生の姿を、グレート・コラボレーション、偉大なる共生と言っているのですが、どうやら我々はこの混乱と戦争の先に、何か今までにはなかったような、すばらしい共生社会を築こうとしているのではないのでしょうか。我々はもっと広い視野を持って世の中を見渡してみるべきです。そうすればするほど、世の中が既に大きく変わり始めていることに気づくはずです。21世紀は本当にすばらしい時代になるのではないでしょうか。
投稿: 藤原直哉 | 2009年7月23日 (木) 23時03分
いくつか前の私の書き込みに「一番最後には喧嘩の相手が夢に出てきて、それを誰かが一喝して倒すのです」とあります。詳しく書かなかったのですが、実はこのとき夢の中で、倒れたところから続々と人がこちらに逃げ出してきたのです。そのなかにとてもよく知っている人が2人いました。2人とも今まで相当お悩みモードだったのですが、その時はまるで憑き物が落ちたようにとても清々しい顔をしていました。何とそのうちの1人から今日、連絡がありました。こちらにいらっしゃると・・・。本当にこれは正夢だったようです。どうも何か本当に世の中で抜本的な変化が加速しているようです。
それが理由なのかもしれませんが、最近は不安だというお声をたくさん聞くようになりました。何かものすごく不気味なものを多くの方は感じておられるようですね。しかし前進するしかありません。どうぞみなさんお元気にご活躍下さい。
藤原直哉 拝
投稿: 藤原直哉 | 2009年7月24日 (金) 18時53分
先生、いつも有難うございます。「不安」といえば、
今日、7月24日は、ちょうど芥川龍之介の命日です。大正から昭和の時代に入り、理由はいろいろあろうかと思いますが、「唯ぼんやりした不安」という理由が書きのこしてありました。1927年のことで、世界の情勢も、文学界でも大きなうねりの波が押しよせてきた時代らしいですね。今という時代も、私も含めて多くの人が、どうしようもない不安におそわれている時代だと思います。
芥川龍之介みたいなことはせず、「人生はそれでも陽気にいかにゃあ、、」でなければならないと自分に言い聞かせています。先生がおっしゃるような、自然とともに共生できる社会がいつか来ることを頭において、毎日の生活をがんばりたいと思います。
今後とも御指導どうぞよろしくお願いします。
投稿: 職人K | 2009年7月24日 (金) 21時13分
職人K さん、こんにちは。いつもありがとうございます。そうですか、今日は芥川龍之介の命日ですか、ぼんやりとした不安ということで自殺したのでしたよね。本当に今という時代も不安が多いときですね。でも、だからこそ、腹を据えて生きていないと腰が抜けてしまいます。腹の鍛え時とも言えるでしょう。
私は芥川というと、『蜘蛛の糸』の印象が非常に深いのです。自分だけ地獄から抜け出そうとしたら罰を受けて再び地獄に落ちてしまったという話ですね。しかし、それでも蜘蛛の糸という極楽に続く縁を持っている人は幸せですね。また、蜘蛛を踏み潰そうとするのを思いとどまったから極楽に救ってやろうとしたお釈迦様。本当は天の神仏はとにかく1人でも多くの人を極楽に救いたいのでしょうね。だからこそ、とにかく誰でも蜘蛛の糸、ひとつの縁でも大事にすべきなのでしょう。そしてそのひとつの縁は、自分の身の周りに既にあるはずですから、その縁を大事にすべきなのでしょうね。そして、自分でその蜘蛛の糸を極楽に向けて上っていかなければならないのでしょうね。後ろは振り向かずにね。後ろを振り向くと、この小説の主人公のようになってしまうのではないでしょうか。
本当にすごい変化の真っ最中のようです。でもそれは世の中が明るく温かくなる方向への変化のようです。だからこそ居たたまれない連中が暴れて大騒ぎとなるのです。
大変ではありますが、どうぞ引続きご活躍下さい。ありがとうございます。
藤原直哉 拝
投稿: 藤原直哉 | 2009年7月24日 (金) 22時31分
一ヶ月ぶりに遠山に来ております。20名近くの方々がとても楽しそうにひと時を過ごしておられます。これが21世紀に人のふれあいかと思いますね。本当に人は縁で救われる、それを実感します。ところで、初代、遠山藤原学校事務長に会いたいという声をいくつも聴きます。元気でお過ごしでしょうか?
藤原直哉 拝
投稿: 藤原直哉 | 2009年7月25日 (土) 17時27分
最近、論語を読み直していますが、学校で習うのとは違って随分面白い文章があります。
小人というのは日本で感じるイメージとは違って、中国では相当悪辣な者のことらしいです。
○泉や竹○等のような人のことを言うのでしょうか。
子曰、君子周而不比、小人比而不周、
子曰、君子喩於義、小人喩於利、
子曰、君子和而不同、小人同而不和、
子曰、君子泰而不驕、小人驕而不泰、
子曰、君子上達、小人下達、
子曰、君子求諸己、小人求諸人、
子路曰、君子尚勇乎、子曰、君子義以爲上、君子有勇而無義爲亂、小人有勇而無義爲盗、
子夏曰、小人之過也必文、
何千年かで普遍化された教示は凄いですね。
投稿: ^m^ | 2009年7月25日 (土) 18時14分
藤原先生、初めまして。半年ほど前より先生のお話を聞いております。時には人に厳しく、時には人にやさしく、そして時には笑いのある、名人芸の落語や講談のような先生のお話を毎週楽しみにしております。
さて、今朝方のテレビで与党の元派閥の長が出ておりましたが、なんというか、腹がたつよりも、あまりのもひどい内容に呆れてひっくり返って見ておりました。この本人自身が、今の大企業や大金持ち優遇税制を決め、日本の格差社会を作り出した張本人の1人なのに、まったく反省していないどころか、この期に及んで国民や地方の格差を心配するような発言をしておりました。そして自分の選挙区は世襲で世継ぎするようです。いったいぜんたいこういう人たちは、どういう人格をしているのでしょう?自覚していないとはこのことなのですね。(笑)
総選挙体制に突入し、首相はもうやることがないので泣き落とし、この人はほほ笑みソフト演出でと、国民をだまそうとする戦術かもしれませんね。悪魔は多くのウソの中に真実を入れて人をだますそうですが、もう私たちは騙されません。
この21世紀初頭の日本では、先生のおっしゃられるように、時代は極まってきているのですね。この夏は、自分たちひとりひとりの一票で、悪魔を倒す番だと思います。
大変暑い中、ご超多忙中の藤原先生、どうぞお体にお気をつけてくださいませ。先生のお話楽しみにしております。駄文失礼いたしました。
投稿: 狛犬くん | 2009年7月25日 (土) 21時51分
こんにちは藤原様、自然金利って何ですか?
日銀のHPを見ておりましたら「賃金はなぜ上がらなかったのか?」と言うレポートが目に留まりました。戦後最長の好景気と言われる中で労働者賃金だけが何故上がらなかったのかを理由付けし「仕方がない」と諦めさせるようなレポートでチョットむかついております。
日銀では毎月2兆円ほどの債権買い切りオペを行っていますがマスコミは一切触れませんね。単純に毎月200兆の買い切りオペを行えば日本国の借金は半年もしない内に全て消える事になります。
その影響は為替に出てくるだけで、国内経済に影響は出て来ません?ドル円相場で360円よりも安くなれば円高を嫌気して海外進出した企業は国内に戻り、沢山の雇用が生まれます。
その代わり輸入品の価格が暴騰し、中国製のウナギが国産ウナギの5倍とかの価格になると思われますが、そんな状態が何ヶ月続くのか?
自然金利を検索してみると20世紀のビジネスモデルでは5%と言う数字がよくでてきます。預金金利が5%を下回ると経済が混乱する。と言う意味も在るのでは?と思います。
中央銀行の仕組みは湯田屋が考えた、見方によっては詐欺みたいな仕組みですね。要は銀行が与信機能を活用して実経済を発展させている間は良い仕組みなのでしょうが、銀行のアニュアルレポートを見ると評価資産担保への貸し出しが6割ほど在る所が多いように感じます。
評価資産、平たく言えば土地・債権で持っているだけでは価値を生み出さない物の代表。他に解らない項目が各種サービス。パチンコとか?
今の不景気を金融でコントロールすると仮定すれば預金金利を5%程度に上げる事が必要なのでしょう。そうすると貸出金利は8%程になり、それを上回る利益が出る商売以外に貸し出しが出来なくなります。
15%程度の利益を確実に稼ぎ出す「サラ金」「カードローン」以外には与信能力が試されますから金を貸さなくなる。保証協会の保証がなければ貸さない。と銀行が判断する状況がよく解ります。
サラ金ですが、アメリカでローンシャークと呼ばれ金融機関としては日本の闇金融みたいな存在とか?日本人は真面目に借りた金を返す。と言う事で外資が沢山参入してきましたね。
この様な状況を勘案すると、銀行(商業銀行)って社会的存在価値が無いように感じるのですが、如何な物なのでしょうか?
選挙までに、この様な仕組みを詳しくお話しして頂けると金しか目に入らない人たちも蜘蛛の糸に捕まれるのでは?と思う次第です。
9月末に突然の変化が在るとのウワサもありますので(今からでは間に合わないでしょうが)気持ちの準備と多少なりともソフトランディングの政策を陳べている政党選択の参考になると思います。
リクエスト。
経済アナリストが語る金融破綻の仕組みと証拠
投稿: kazu | 2009年7月26日 (日) 01時30分
^m^ さん、狛犬くんさん、こんにちは。いつもありがとうございます。まことにおっしゃるとおりで、世の中のリーダーと自称する人達のお粗末ぶりが全く隠せない状態になってきました。同時に売国奴もたくさんいるようですね。誰が売国奴に選ばれるか、大抵は小人が選ばれるわけです。そのあたりの仕組みもこれからどんどん表に出てくるでしょう。選挙のほうは自民自滅の方向でまったく変化がないようですね。公明も票の絶対数は減らしてきているようです。秋は政治も市場も大転換点でしょうね。どうぞ引き続きご活躍ください。
kazuさん、こんにちは。いつもありがとうございます。日銀でも役所でも民間でも、経済分析というのは答えを先に決めないと書けないのです。景気が良いも悪いもどちらでも平気で書き分けられるのがプロのエコノミストですからね。ですかれ連中の言っている結論だけは信じてはダメなのです。それは分析の結果によって出てきたものではありませんからね。
それからエコノミストは流行を追いかける人がほとんどです。そのため欧米で流行するいくつがあるとそれに飛び乗ってうれしそうに論文を書きます。規制改革などもその好例だったと思います。
自然金利というのは経済の基礎体温みたいなもので、普通はこれが低いほど経済には底力があるということなのでしょう。しかし近年は国際資本移動が激しいので、金利の決定も経済の実態を反映しないことが多く、あまり当てになりません。特に新興国、途上国などはそうですね。
日銀はおっしゃるように膨大な国債を買い続けています。世界中の金融機関がこの禁じ手で相場を吊り上げ、カネの持ち逃げをしたのが今年前半でした。しかしそれも息切れ状態になりつつあります。銀行も与信はずっと絞っていますからね。おっしゃるように社会的意義ももうあるんだかないんだかという銀行が増えてきました。
銀行の問題についてはまた今度放送で取り上げましょう。
いろいろとありがとうございます。どうぞ引き続きご活躍ください。
藤原直哉 拝
投稿: 藤原直哉 | 2009年7月26日 (日) 07時45分
藤原直哉様
ここ数ヶ月、先生のことを知り、更新を楽しみにしているものです。私はここ二年程、自身のブログで眼鏡業界の問題点を抽出し、その問題点等を指摘している者で、勿論自分でお店も経営しています。妻と二人で典型的なパパママストアというものを営んでおります(苦笑)
今日の記事を書き上げて、その後にいつものブログを散策していて、最後に先生の記事を拝聴させていただきました。すると僕の思っていることを更に詳しく解説されていたので、びっくりしました。必要な時に必要な情報というのはご縁をいただけるものなんですね。今後もご活躍を期待しております。
お忙しいことと存じておりますが、私の稚拙なブログも一度ご覧になっていただければと思います。
⇒http://opteriaglassias.blog92.fc2.com/blog-entry-896.html
投稿: 伊藤滋郎 | 2009年8月 3日 (月) 13時24分
伊藤滋郎さま、こんにちは。いつもお世話になっております。
さっそくお聴きくださいまして、まことにありがとうございました。ブログも拝見いたしました。本当にあらゆる組織、業界で古い時代の矛盾が噴出し、整理が始まっていますね。どうぞ明るい未来のためにますますご活躍されてください。小売業でもとにかく永いお付き合いの出来るお客さんを大事にして、お客さんとともに不況の出口に行くという発想と行動で乗り切られてください。ありがとうございます。
藤原直哉 拝
投稿: 藤原直哉 | 2009年8月 3日 (月) 17時31分