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2009年6月23日 (火)

藤原直哉の「日本と世界にひとこと」 2009年6月23日 崩れる統制

崩れる統制

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コメント

 こんにちは。いつも興味深く拝聴させていただいています。
 政府の“景気底打ち宣言”とは裏腹に地方企業の70%強が、自社の業績が現状維持か悪化していると答えています(朝日新聞)また大学生の授業料滞納者も38%増加、百貨店やスーパーの売り上げ減少に歯止めがかかりません。 まさに“偽”の世界ですね。 
 太平洋戦争中もそれ以前も、こうして一般大衆は騙されて生活してきたのでしょう。

 イギリス,アメリカの経済崩壊、中東や極東の戦争問題、今秋以降のインフルエンザの問題など、今後、内外で収集のつかない状態になるのは必至の情勢ではないでしょうか。

 一日も早く政権交代が行われ、“偽”から“真”への転換のきっかけ作りになるよう願うばかりです。 有難うございました。

投稿: うだうだ | 2009年6月24日 (水) 12時18分

うだうださん、こんにちは。いつもありがとうございます。まさにおっしゃるとおりの状況です。もうこのまま体制転換の政局になだれ込みますね。新しい政治の組み立てもよほどしっかりさせなければなりませんね。政権交代はしたけれど、麻生政権と同じだというようなことにならないように、今から民主党はしっかり準備をしてもらわないといけませんね。いずれにしろすごい時代です。どうぞ引き続きご活躍ください。
藤原直哉 拝

投稿: 藤原直哉 | 2009年6月24日 (水) 13時56分

 本音で語ってくださり、いつも感謝しています。ですから本音で語らないマスコミの言葉をつい思い出しては、苦笑しています。

 確か、サブプライム問題が起きる前、マスコミは中国のバブルが崩壊するのが早いか米国の方が早いかと言う論調でした。どちらかと言えば中国だろうという意見が多かったように記憶しています。ところが米国だった。そうすれば『次は中国だ』と言う風になるのだが、声を潜めて、だあれも言わなくなりました。そのかわり「中国のお蔭で最悪期を逃れた」と言っている。噴飯物だ。

 今こそ、「米国のバブルが崩壊したから次は中国だ」と大声で言ってみろ。それをもし言ったら、その評論家は次の日からはTV局の仕事がなくなるのだろうか。彼らの嘘は生活がかかっているのだろうか?

投稿: みかんちゃん | 2009年6月24日 (水) 16時16分

藤原様 こんばんわ。いつも拝聴しております。

日本もムッソリーニに殉じた愛人クララ ぺタッチにようになるんでしょうか。お家を守る為にはやはり裏切り者と罵られてもバドリオのような選択肢もとらざるを得なくなるんでしょうか。

仕事に関連しますと銅などの非鉄金属の屑も値段が上がってきましたね。1月2月の最悪期と比べますと数倍は上がっていますね。非鉄金属関係の業界も屑が集まらない品薄状態だそうです。まだ上がるでしょう。

アメリカが中国をレアメタルを輸出規制しているとWTOに訴えたそうですが背景にはドルの崩壊に備えているという意図が見え隠れしているんでしょうね。廃家電や廃棄機械のスクラップ輸出も増え始めてきましたね。

投稿: Stein | 2009年6月24日 (水) 18時24分

 日本人の悪い癖で、すぐに他国に影響されるというものがあります。自分達が手本とするべき素晴らしい国や民族が存在するという願望があるといった方がいいのでしょうか。

 たとえば1930年代の大恐慌時がそうだったでしょう。かつていち早く不況から抜け出したナチス・ドイツを見て、これからはナチス・ドイツのやり方がいいんだとばかりに軍隊もナチス・ドイツを参考に近代化し、枢軸国側についたものの、結果は無残な破滅でした。

 そして敗戦後は経済経済とばかりにお金にしか目が向かなくなり、その手本ともいうべきアメリカについていけばうまく行くんだ、といい続けて今度は今回の大崩壊です。

 あるいは朝日新聞や日教組などのように、ひたすら共産国万歳をする者まで出てくる始末。彼らは旧ソ連や北朝鮮(今となってはたちの悪い冗談にしか聞こえないだろうが)に「楽園」を見たわけです。

 アメリカがこけて、次は中国様こそが世界のリーダーだと、本気で考えている人々が目立つようになりましたが、あの国が世界のリーダー足り得る資格などないことはすぐに思い知らされることになるでしょう。まああと10年くらいすれば、化けの皮が剥がれると思いますが。

 ラビ・バトラもいっているのですが、日本は日本なりの独自の道を歩めばいいんですよ。簡単に言ってしまえば、もっと自分達の国や歴史に誇りと自信を持てと。

 そうすれば、アメリカやナチス・ドイツ、中国や旧ソ連などが自分達の手本となるべき国ではないことくらいわかったはずです。そろそろそれを自覚すべき時に来ているのでしょう。むしろ日本の良さを世界がまねるべきであると。いや、別に右翼をやれと言っているわけではありませんが。

 隣の芝生は青く見えるものとはよく言ったものですが、「自分達の近くに素晴らしい、手本となる国家や民族が必ずいるはずだ」という幻想こそ、今後日本が克服していかなければならないということでしょう。

 ……考えてみれば、アメリカも、若草4姉妹のあの時代こそ、最も幸福な時期だったのかもしれない(アメリカの歴史はあまり詳しくは知らないので、多分にして印象で語っております。アメリカの歴史に詳しい方々、すいません)。

投稿: +9 | 2009年6月24日 (水) 18時47分

みかんちゃん、Steinさん、+9さん、こんにちは。いつもありがとうございます。みなさん、それぞれに熱い思いを語っていただき、まことにありがとうございます。本当に世の中いかに虚像を守るためにみんな必死になっているか、そしてそれがいかに本人と世の中を蝕んでいるか、ひしひしとわかります。

60年前の敗戦もそうですが、時代に区切りがつけば、改めて人も仕切り直しです。自分の良心に照らし、嘘は全部捨て去り、明るく温かい方向へ歩いていく、それがこの乱世に必要な人の生き方ですね。それをしない限り、嘘と虚像を守る人たちは地獄の底に横たわり続けます。

あぁ、なるほどこれを最後の審判というのか、しみじみと感じる昨今です。

どうぞ引続きご活躍下さい。

ありがとうございます。

藤原直哉 拝

投稿: 藤原直哉 | 2009年6月24日 (水) 22時59分

こんにちは。
先生は現在の状況を60年前の敗戦と比較してますが、おっしゃるとおり、ポツダム宣言を正式に受理するまでの日本の最高責任者たちのお粗末な対応は現在の政府と酷似していますね。国民目線でないという点で。
 もう戦争に負けたんだから、とっとと負けを認めればいいものを、自分たちのブライドや地位にこだわり、ずるずる先延ばし、その間に国民は空襲で苦しみ、原爆を落とされたわけです。
 敗戦を認めたくない陸軍は、ポツダム宣言の文言を「戦況必ずしも好転せず」と変更を主張し、そのために終戦が半日ずれて、空襲などで数千人も死んでしまったとテレビで放送してました。
 たしか終戦前の2-3ヶ月で一般市民の犠牲者が急増したそうですが、今回もこれから2-3ヶ月の間に、大本営発表でも隠しきれないくらい経済が急激に悪化するような気がします。
 でも、東国原とか出ているようでは期待薄ですね(笑)。
 

投稿: kamekameha | 2009年6月25日 (木) 19時22分

kamekamehaさん、こんにちは。誠におっしゃるとおりの状況ですね。ま、しかし長くは続かないでしょうし、まさに体制の転換ですね。

それにしても最近、本当に私の身の回りでも人の変化が著しいのです。突然、消えてしまう人がいるかと思えば、何年も会っていなかった人が突然現れる、そんなことが本当に増えているのです。しかもそれが1人や2人じゃないのです。でもそれは決して偶然ではなくて、暗くて冷たい人がふっと去っていき、明るく温かい人が集まってくる、本当にそういうことが身近で現在進行中なのです。すごい世の中ですね。こんな状況を見るのは初めてです。きっと立て分けとはこのことなのでしょうね。

ですから本当にもう21世紀に元気よく生きようと思ったら時間がないと言いますか、自分が囚われている過去を一気に捨て去って、明るく温かい世界に飛び出すべきですね。昔のことや今までのいきさつに自分自身が縛られて、ふと気がつくと自分で自分のおりに入って、自分でなかからカギをかけちゃうような生き方になってしまっているのですね。これではそのまま身の終りになってしまいます。自分でこの世の天国に飛び出すべきですね。

最後の最後で本当に犠牲者が増えます。自分で自分の悪夢から覚めて、崩壊する統制なんか気にしないで、自分が本当に求める自分の人生、自分の潜在意識が自分自身に呼びかける人生を歩んでほしいと思いますね。

サックス奏者の平原まことさんのCDを聴きながらコメントしていたら、何かちょっと脱線しました(笑)。

政治はもう応仁の乱そのものです。大臣も何もあったものではありません。このまま解散総選挙になだれ込むのでしょうね。

どうぞ引続き御元気にご活躍下さい。
藤原直哉 拝

投稿: 藤原直哉 | 2009年6月25日 (木) 19時51分

こんにちは藤原様、平原まことさんですか・・・

娘さんの方が世間では有名かも知れませんね。

CDを持っていますが落ち込んだ時に随分と助けられました。

明るく暖かい。この歌のことなのですね。
http://musicmovie.blog48.fc2.com/blog-entry-442.html

安藤 正則さんのドラムも魅力的ですよ。

投稿: kazu | 2009年6月26日 (金) 00時02分

kazuさん、こんにちは。いつもありがとうございます。最近では娘さんのほうが有名ですね(笑)。確か、まことさんのお父さんはトランペット奏者ですね。ジャズがご専門ではなかったでしたっけ。スタジオミュージシャンですからいろいろな人の曲を演奏されるのですが、上手ですよね、本当に。思いを込めすぎず、流すこともなく、絶妙のアレンジと言いますか、さすがはプロだなと思いながら聴いていました。またいろいろと教えてください。
藤原直哉 拝

投稿: 藤原直哉 | 2009年6月26日 (金) 06時45分

こんにちは藤原様、早く変わらないと技術が途絶えますね。

雨が降ると傘を取り上げると言われる銀行ですが、仕事が動いていないので町工場が沢山潰れているようです。

特徴としては腕の良い所から順番に潰れています。良い腕を持っていて後継者のために最新の機械を入れて負債に耐えられず・・・等々理由は様々ですが再生は大変でしょう。

私の方は朝方まで研究計画と費用を書き出して明細書に落とし込む段階で一休み。何処に何を入れればよいのか?談合的解釈の問題が壁になっています。

それと立て替え払いの見せ金ですが、この時期は難しいですね。銀行も回収に頭が一杯で何を言ってもダメですね。

中小企業庁が技術の火を消さないために補正予算で700億を調達しているのに、書類の書き方が煩雑なのと銀行が金を貸し渋るのと技術者が苦手なことばかり要求してきます。

石油のない日本で石油や石炭・ウランで作った電気を使える。当然のようなことが出来るのは何かの価値が世界で認められているからで、その価値は誰が作っているのか?

銀行?政治家?官僚?大企業?それとも中小零細企業?

大事な物が見えなくなっているのですから困った物です(笑

金で世を治めて、金で潰して、地固めしてみろくの世と致すのぢゃ。(黄金の巻・第59帖)

学問や金を頼っているうちは、まだまだ改心出来ないぞ。(黄金の巻・第82帖)

めぐりと申すのは、自分のしたことが自分にめぐって来ることであるぞ。めぐりは自分でつくるのであるぞ。他を恨んではならん。(黄金の巻・第77帖)
http://www.h2.dion.ne.jp/~apo.2012/hifumi0201.html

改めて見てみると染みてくる言葉ですね。

投稿: kazu | 2009年6月27日 (土) 15時10分

kazuさん、こんにちは。いつもありがとうございます。引き続きご努力を積み重ねておられますね。役所も民主党政権に変わればどうなるかわかりませんから、もう上の空ではないでしょうか。本当にこれが体制転換かと思うことが多い昨今です。

神様の預言もびしびし世の中に現れるときが来ましたね。とにかく今回は外見やルールではありません。まず、自分が温かく明るくなること、それがまだ難しいなら、明るく温かくなれる道に自分を置くこと、そういう人についていくこと、そういう組織に何とか身を置くこと、ほかに手段がありません。本当に時間がどんどん迫ってきます。

今日は遠山郷に来ていますが、みんなものすごく明るく温かいです。あぁ、これを地上天国というのかと、本当に実感します。一気にここで世の中が動いた感じがします。どんなにつらくて回りが真っ暗で冷たいときでも、芥川龍之介のくもの糸ではありませんが、この糸だけは離したらおしまいということが世の中には往々にしてあります。その糸を離さずに歩めるかどうか、それが人生を大きく左右する時代です。

どうぞこれからもますますご活躍ください。

藤原直哉 拝

投稿: 藤原直哉 | 2009年6月27日 (土) 23時57分

はじめまして、エントリーと関係ないのですが、ジャパン・ハンドラーズさんのところで、以下のコメントを見ました。

(以下引用)
ジャパン・ハンドラーズと国際金融情報
ドキュメントスキャナ萌え!
http://amesei.exblog.jp/9916254/

Commented by マッドマン at 2009-06-28 21:26 x
ナオミ・クラインの「ショックドクトリン」は日本語でまだ出版されていないの?? これはショックです!!
去年の10月に藤原直哉と熊谷弘がブログで、熊谷の友達の中央大学教授が翻訳して邦題まで決まっていたのに、結局出なかったんですか?

もし邦訳が出ないのであれば、これは言論統制ですね。

英語圏では文庫版になっているし、もう2年も前の古い本だよ! 
英国人の読書人が5人に1人は読んでいるというベストセラー。

どうりで、年末の派遣村とか、先月の豚インフルエンザとか、日本人が
「ショックドクトリン」でまんまと騙されているはずだ。

次は北朝鮮に1発撃たせたりして、恐怖感を日本人に煽るのでしょう。
(引用終わり)

私も『ショック・ドクトリン』には注目しています。
このコメントの内容が本当なら、とんでもないと思います。
この本の邦訳出ませんかねぇ。

投稿: 奇兵隊 | 2009年6月29日 (月) 00時25分

山河の崩壊のこと前回書きました
今回は赤松のことを、
中国地方の山陽側で今から30数年前に始まった松枯れでした。いまこれが
ものすごい勢いで奥地に広がっています。
何が原因なのかわかりません。というか政府も地方の役所もどうやら無関心なのだと最近わかりました。
かれらにとって大した問題ではないようです。ただこの現象は一時的で数十年たてばまた環境に適した松が生えてくるとか言う人もいます。
ともあれ千年の間築いてきた文化の終焉が近い、そう思うのはわたしだけか。

投稿: 杉原大路 | 2009年6月29日 (月) 06時43分

奇兵隊さん、こんにちは。いつもありがとうございます。ショックドクトリンは確かにまだ翻訳が出ていませんね。英語で読みましたがなるほど、ネオコン連中はこう考えるのかと納得いった良書です。私の「新しい日本を建設する」にもその要旨を引用してあります。

もちろん翻訳すれば飛ぶように売れる本でしょうから、誰かが邪魔をしているのでしょう。いつものように本当に姑息な連中ですね(大笑)。何かこの件で聞きましたらご紹介したいと思います。どうぞ引き続きご活躍ください。

杉原大路さん、こんにちは。いつもありがとうございます。松枯病は本当にどんどん広がっていますね。そしておっしゃるようにその伐採は全然進んでいません。生態系が変化しているのかどうかわかりませんが、財政の破綻と共に治山治水もなおざりにされていくという典型ではないかと思います。本当にやり直しをしなければならないことが多いですね。どうぞ引き続きご活躍ください。

藤原直哉 拝

投稿: 藤原直哉 | 2009年6月29日 (月) 08時07分

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