藤原直哉の「21世紀はみんながリーダー」 2009年3月3日 21世紀の常識
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コメント
藤原先生こんばんは。
今日のお話も深かったですね。
今、生かされている我々は、本当に選ばれし人間なのだと感じます。
この瞬間を味わうために、それぞれ使命を持って生まれてきたのだとも。
時間は操作できない・・・。
う~ん、わたしは、時間は幾とおりもあるのかと思っています。
私たちが認識している時間はそのうちのひとつにすぎないのかと。
例えば、我々の目の見えないミクロの小さな空間で、
ものすごい速い時間で沢山のビックバンや崩壊が起こっていたり、
逆に我々の世界は実はミクロの小ささで、もっと壮大な時間や空間のほんの一部であるのかと。
どうも、頭の中が宇宙に飛んでいってしまいました。
取り留めのない文章で失礼いたしました。
来週、お会いできるのを楽しみにしております。
小田原住民 横田
投稿: ヨコタ | 2009年3月 3日 (火) 22時16分
結局、金融工学にしてもそうなのですが、「論理」だけでは世界を語りつくせないというところですね、これからの時代。
実は、金融工学そのものは非常に論理的に作られているのです。様々な高等数学や法律論、経営学を駆使して作られ、さらにはノーベル賞受賞者すらこの金融額構築に加わっているため、少なくとも論理構成自体には間違いはないのです。破綻が起きるとしても、100万年に1回の確率である(誰が計算してもこうなるんだとか)、と彼らをして言わしめていることからもわかるように、それがいかに「論理的に完璧」であるかがうかがえるでしょう。
ではなんで破綻したのか、というか、サブプライム以前にも、数回は小規模ながら金融工学を裏切るような破綻が相次いで起こっていたのですが(だったら100万年に1回というのもおかしいということになるが)、これは前提条件がおかしかったためでしょう。
サブプライムローン成立としての前提条件は、このまま不動産価格が永遠に上昇し続けるという、実にバカバカしくて人間(それも一部の)に都合のいいものでした。当たり前だが、こんな傲慢でご都合主義的な前提条件がいつまでも当てはまるほど、複雑系である社会システムは甘くはありません。要するに、中身が以下に論理的であっても、その前提がおかしければいずれは崩壊するというわけです。
そして、これは何も金融工学だけではなく、科学の世界にも言えることです。
たとえば、化学(科学じゃない)では、しばしば「理想気体」というものを前提条件としてして計算を行ったりします。しかし、所詮は「理想気体」であるため、「実在気体」とはある程度のずれが生じます。これは当たり前のことで、しかし、この理想気体を用いなければ、化学の世界ではスムーズに計算できません。いちいち実在する気体全部(いや、無理なんだけど)を計算過程に入れていたら、決して計算は終わりません。
それでも化学の世界でこれが成り立ち、曲がりなりにも化学工学などへ応用されているのは、「理想気体」と「実在気体」の差異がそれほど重要視しなくてもよいものだからでしょう。だから、化学に限らず、科学全般では、真実に対し、ある種の理想的、仮想的な物質なり空間なりを前提条件として計算や応用をしていかざるを得ないわけです。多少のずれは無視し、類似な前提から計算を重ねていくしかないわけです。
ただし、これはモノの世界ではかなりの確率で論理的に説明することには役立ったわけで、それゆえこの方法でも宇宙のあらゆるものが説明できるはずだ、と人々が考えるのも無理はないのですが、対象がマクロなものになってくると、理想ないしは仮想のものと実在のものとの間の差異が広がってくるわけで(まあ対象が大きくなればなるほど、ずれもまた大きくなる)だから複雑系では、せいぜいが予測くらいしかできなくなります。単純にある前提(人間に都合がいい)を持ち出して、それを論理構築していくという手法では、複雑系や、またマクロではなくとも人間の心などは説明しきれないというわけです。
金融工学は、「論理や理性に対する過信」の結果といっても過言ではないでしょう。我々に今求められているのは、「理性と感性のバランス」です。どちらかが欠けてもだめで、一方を過信することは、必ず破綻を意味すると思います。
どこで聞いた言葉だか忘れたが、
「神なき知恵は、知恵ある悪魔を作ることなり」
金融工学を開発し、世界に拡張しようとした者たちこそ、「知恵ある悪魔」なのではないでしょうか。
投稿: +9 | 2009年3月 3日 (火) 22時38分
ヨコタさん、こんにちは。いつもありがとうございます。世の中、不思議なことだらけですね。恐らく空間も時間もフラクタル=入れ子構造になっているのだと思います。ですから空間にいくつもの宇宙があるように、時間にもいくつくもの時間系があるのでしょう。そう考えると空間や時間系が浮いている超空間ってどんなところか、すごくワクワクしますね。
来週お目にかかれますことを楽しみにしております。
+9さん、こんにちは。いつもありがとうございます。金融技術のことおっしゃるとおりですね。実は87年のブラックマンデーのときにブラックショールズのオプション理論の破綻がはっきり見えていたのです。実際の価格変動は理論よりもはるかに裾の長い分布で、しかもゼロに近づきにくい分布のようだということです。しかし営業第一が証券界ですからそんなことを構わずに売りまくったわけですね。信用リスクの分布なんかはもっともっと裾が広くて厚いのではないですかね。それも営業第一で売りまくりました。それがこの結果です。およそ原発でも宇宙船でも安全第一とエンジニアリングの技で作っていきますが、金融にはそれが何もなかったですね。単なる金集めの道具にしかならなかったのではないでしょうか。その差は何か、簡単な話で、人種の差です。証券界はネアンデルタール人のような、いまだ現代人に進化できない人たちの吹き溜まりのようなところではないでしょうか。こういう人たちに現代人が生きるための大切なシステムの運用を任せたところに大問題がありましたね。ま、これで全部一掃です。
これからは良い時代が来ますよ。どうぞお元気にご活躍下さい。
藤原直哉 拝
投稿: 藤原直哉 | 2009年3月 4日 (水) 07時48分
結局のところ、
私たち人類が歩んできた世の中は、マクロ的には「闇」にすっぽりと包まれながら進化を遂げた、物質的繁栄の時代と思われます。
ミクロ的には、個々はやさしく暖かなマインドに溢れてはいたんです。でも物質文明の進化のかなめになるところ‥‥たとえば金融・産業・政治・宗教などは、その利害関係の根源が、完全に「闇」のエネルギーに支配されてきました。
でも自然は「光」そのものです。「闇」を全く寄せつけません。
だから偉大なんだと思います。
暗く冷たいのが「闇」だとしたら、「光」は明るく暖かいものです。
暗く冷たい世界の収束は、今の私たちには痛手となる所が大きいもの確かです。
でも藤原さんがいつも言われるように、明るく暖かいものが待ってるはずなんです。
「自然とともに歩むこと」を、改めて21世紀の常識と多くの方が理解する時代なのかもしれませんね。
投稿: hide | 2009年3月 4日 (水) 14時41分
hideさん、こんにちは。いつもありがとうございます。おっしゃるとおり、自然の力の偉大さをもう一度我々は知るべきですね。どうぞ引き続きお元気にお過ごしください。
藤原直哉 拝
投稿: 藤原直哉 | 2009年3月 4日 (水) 16時54分
「ヒヒイロカネ」ですね。
このコメントは消していいです。
投稿: 匿名 | 2009年3月 5日 (木) 05時43分
匿名さん、今日は。いつもありがとうございます。
そうですね。間違えました。ご指摘ありがとうございました。
藤原直哉 拝
投稿: 藤原直哉 | 2009年3月 5日 (木) 23時13分
検察にgoを出したって、てっきり小泉竹中に捜査の手がはいるかと思って聞いていました。
ところが実際には小沢一郎の元秘書が逮捕されました。
東京地検って何やってんでしょうか?
投稿: 巌手 | 2009年3月 8日 (日) 10時57分
すみません、元秘書じゃなくて今の秘書ですね。
元秘書の方は今自民党でした。
間違いました。
投稿: 巌手 | 2009年3月 8日 (日) 10時58分
巌手さん、こんにちは。いつもありがとうございます。
今のところ全部話は進行中ではないでしょうか。小沢のことも自民党のことも小泉竹中のことも。民主党のあら捜しを必死にやっていた警察庁出身の漆間も「自民党には捜査が及ばない」などと言って見事に墓穴を掘りましたね。これから政界は大きく動くと思います。どうぞ引続きご活躍下さい。
藤原直哉 拝
投稿: 藤原直哉 | 2009年3月 8日 (日) 21時08分
友人の死をキッカケに色即是空について考えていたら、何故かここにたどり着き興味深い話を聞かせて頂きました。ありがとうございました。
時空間の昔の痕跡の話で、米国オレゴン州サーディン川のそばのオレゴンの渦を思い出しました。
藤原さんの話を聞くと、オカルトの常連話も深い意味があるような気がして不思議です。
投稿: ふくいのりすけ | 2010年8月 1日 (日) 01時07分
ふくいのりすけさん、こんにちは。いつもありがとうございます。そうですか。それはいろいろと大変でした。あのボルテックスはおもしろいですね。全米に他に何箇所かあります。どうやら余剰次元の発見も時間の問題のようですし、我々の常識は今までの近代の時代から大きく飛躍しそうです。楽しみな時ですね。ありがとうございます。どうぞますますご活躍ください。
藤原直哉 拝
投稿: 藤原直哉 | 2010年8月 1日 (日) 08時31分