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2009年2月10日 (火)

藤原直哉の「21世紀はみんながリーダー」 2009年2月10日 新しいロハスの波

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コメント

政府紙幣発行論者の中には、庶民の味方の振りをする森永卓郎などといふ人も居ますが、あれは「ネオコン」の別働隊ですか。麻生総理の肖像画入りの政府紙幣を発行すればどんどん消費される、といふ森永氏の話をある放送で聴きました。森永氏はお笑ひとしては結構面白いのですが。

投稿: 伊租甫 | 2009年2月18日 (水) 08時58分

伊租甫さん、こんにちは。いつもありがとうございます。この方のことはよく知りませんね。でも政府紙幣は地域振興券と違って転々流通するものでしょう。そうしたら嫌がられますね。通用しないと思いますよ。あんまりいい加減なことは言わないほうがいいように思いますね。どうぞ引続きご活躍下さい。
藤原直哉 拝

投稿: 藤原直哉 | 2009年2月18日 (水) 21時50分

 船井幸雄氏も言っておりましたが(まあもっとも、この人の主張には異論もあるのですが)、一日数時間働いて、あとは自然や地域との交流を密にするというライフスタイルをロハスというならば、何も今までの我々のご先祖様が普通にやってきたことなんですよね。

 それをロハスという用語をわざわざ使わざるをえなくなるくらいに、我々の社会も歪んでしまったのでしょうか。

 そもそも、現代の都市社会そのものが、20世紀の遺物になっていくと私は考えております。とある文化人類学者が、「人間が一度に親密に付き合える人間の数はせいぜい150人程度が限界」と語っていることからもわかるように、これだけの大多数の人間が一か所に集中してしまっていること自体が間違いといえば間違いでしょう。

 それにロハスが進むにつれ、死生観も非科学的と呼ばれていた伝統的なものに戻っていくのではないかと思っております。唯物論的死生観では、資本主義全盛時代においては有効に働いたと思いますが、少なくとも、この死生観に凝り固まっていてももはや倫理や道徳を維持しきれないのではないかと思っております。

 どれだけ非道を働こうがこズルイ手を使おうが、あるいは人助けをしようが、ボランティアをしようが、唯物論では「単なる電気信号、化学反応、物理変化」でしかありません。そうなれば、やがて拝金主義や快楽主義がはびこり、倫理も衰退していくのは必定であると考えます。唯物論ではすべてが物理変化の差なのですから。

 また、唯物論では例えば「なぜ私が私なのか」といった問いに対して永遠に答えを出せません。せいぜいが「確立何億分の一(まあこれから人類が長く存在し続けるとしたら、場合によっては何兆分の一になるのかもしれないが)で、あなたはこの時代のあなたをやっているのです」と、まったく答えにもならないような統計論を展開するしかありません。「いや、なぜ私は私なのかを知りたいのです。別に私でなくとも、たとえばアラブの王様でもよかったし、天才科学者でもよかったはずです」といっても、オウム返しに統計論やら確率論、果ては「人間は自分の生に、合理的な理由を求めたがる生き物である」という風に、わかったような心理学を持ち出して、やはりまったく答えにもならない返答をし続けるしかないのです。

 今まではこの問いから逃げ続けてこられたが、資本主義が崩壊し、自然回帰が進んでいく中で、今一度自分達の存在は何なのかを問い正していかないと、また同じ間違いを犯す可能性もあります。

 まさしく、藤原先生が「グレイト・コラボレーション」の中でおっしゃっている通りですね。最近では、科学者の中でもこの問いに対する答えを真摯に求め始める方々も出始めております。すべて哲学者に任せきりで、そのくせチャーマーズなどのように、唯心論に近いようなことを言い出す哲学者に関しては徹底的に攻撃する。そのパターンももう終わりつつあるような気がいたします。

投稿: +9 | 2009年2月20日 (金) 18時51分

+9さん、こんにちは。いつもありがとうございます。おっしゃるとおりですね。唯物論が持っていた建設的な力が今では破壊の力、人々の進化を止める力として大きく作用し始めているように思います。20世紀の学者たちが学問と称して自分たちのつじつまあわせで勝手に悩んで喧嘩している間に、世の中はずっと先まで進むのでしょうね。どうぞ引き続きご活躍ください。
藤原直哉 拝

投稿: 藤原直哉 | 2009年2月21日 (土) 08時56分

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