藤原直哉の「日本と世界にひとこと」 2009年2月3日 とにかく情報公開
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コメント
今日は藤原様、情報公開すると大変な世の中になりそうですね(笑
デリバティブ商品の金額が6京8000兆円と言われていましたが、数字を見ていても実感が湧かないので身近な金額で計算してみました。
日本の国家予算が70~80兆円(一般会計)ですので、チョット控えめの68兆円とすると1000年分です。
千年王国を運営するには困らない金額ですね(笑
相対取引ならば解け合いも可能でしょうが、細切れの債権にして他の債権とも混ぜ合わせ・・・だと手の施しようがないですね。
国会議員でなくても訳の解らない話は沢山の経験がありますよ。失敗の報告が絶対に上がってこない国の委託研究とか。個人事業主だと技術があっても委託研究の対象にならないとか(私の経験)
やっていることは東大教授が昨年・国際学会で発表した内容と着眼点が同じなのですが(笑)私は資金面で実験継続が出来ませんでした。
景気が悪くなったから貸し出し基準を緩めろと銀行を指導する金融庁。ご丁寧に中小企業向けのパンフレットまで作ってあります。
http://www.fsa.go.jp/
(中小企業の資金調達に役立つ金融検査の知識。Pdf)
パンフには金融検査で問題になるから貸し出せないと言われたら「そんなはずはない」と言って下さい。と借金を頼む側が言えることか?
藤原さんの仕事ならば落語のネタが沢山詰まっているのかも知れません(笑
浅間山も噴火し神の警告なのか?時代の変換も秒読み段階のようですね。
追伸
蓮舫先生との対談にコメントしたのは私ではなくHideさんです。(お忙しいのですね)
投稿: kazu | 2009年2月 4日 (水) 00時18分
kazuさん、こんにちは。いつもありがとうございます。コメント、お名前間違えてすみません。今日は朝から小田原の雑木切りで、昨日からバタバタしていました。直しておきます。
情報公開はすごいですよ。全部明らかになったら今の日本政府は一日も持たないと思います。そしてそのことを役人がよーくわかっているから、背水の陣で秘密を守り通そうとするのですよね。それを政治の力で全部表に出さなければなりません。今年の日本政治は大きく動くと思います。
どうぞ引き続きご活躍ください。
藤原直哉 拝
投稿: 藤原直哉 | 2009年2月 4日 (水) 22時17分
藤原様
本当に凄いことになりました。かんぽの件も全部が炙り出されることの象徴ですかね。
ところで金融危機ですが、日本は金融庁の見識の無さが幸いして奇跡的にセーフ。
これも神の加護かと。甘いですかね。
下記の方によれば(1月は17日、7月は15日。昨年の記事)、本来為替リスクゼロの金融商品をわざわざ円に換算して報告させるという金融庁のおかしな習慣のため、日本の銀行はCDOとかMBSとか今回自爆した商品をあまり持っていなかった。
http://blog.goo.ne.jp/kitanotakeshi55/m/200801
http://blog.goo.ne.jp/kitanotakeshi55/m/200807
CDOを自ら組成し、例のサブプライム組み込みCDOでは『こんないんちき商品!』と言って上司と喧嘩し解雇されてしまった方です。5年前の事です。
今回のCDO惨禍に関するブログでは最も正確でした。
まあこれからどうなるかは分からないけれど、もし事実とすれば、本当に日本の一人勝ち。先生の仰るように第二の日本興行銀行を立ち上げて世界に貢献する時だと思います。
投稿: Eishin | 2009年2月 4日 (水) 22時31分
Eishinさん、こんにちは。いつもありがとうございます。金融の世界も実はいろいろあるようですよ。どこかでいろんなことがばれてきそうです。いずれにしろ新しい投資銀行機能を復活させねばなりません。どうぞ引き続きご活躍ください。
藤原直哉 拝
投稿: 藤原直哉 | 2009年2月 4日 (水) 23時00分
最近思うのですが、「自己責任」というのは一体何でしょうか。
よくこの言葉を耳にしますが、どうも最近は、富裕者層が自分達の無責任さを弱者相手に押し付けるためのルーツになり果てているような気がしてなりません。おれたちが好きなだけ暴利をむさぼっても、それは一生懸命頑張ってきたおれたちへのご褒美。他人が貧しくなってもそれはそいつらの「自己責任」、これは彼らの逃げ口上のような気もいたしますが。
競争に負ければ「自己責任」、派遣切りが始まっても「自己責任」、ホームレスが増えても「自己責任」、そのくせ、サブプライムローンなどが破綻し、いざ自分達が損失を被る立場となれば、それは「相手が悪い」「そういう危険なものだという説明がなかった」ですから。他人に対しては自己責任を連呼するくせに、いざ自分達が同じ立場におかれると自分は被害者だと喚き散らす。人間ここまで恥知らずになれるものですかね。
最近では、かつて新自由主義路線を推奨してきた人物でさえ、自戒をこめて考え方を修正しているようです。たとえば、中谷巌氏は、自身の反省も込めて「資本主義はなぜ自壊したのか」という本を発表されております。ここにきて、自らの考えを変えることは、さぞかし勇気がいることだと思います。「ディベート術」を駆使し、いまだに逃げまわる竹中氏よりもはるかにまともと言えるでしょう。
こうしてみると、「自己責任」とはいったい何なのかということを改めて考えさせられます。大阪の橋本知事はやたら「自己責任」という言葉を連呼しますが、自身は私用のために公用車を乗り回し(もっとも、彼に言わせると「警護用の車」なんだそうですが)、幼稚園や学生が作った農園(だったかな)?を「公共の利益」の名のもとに潰してしまったり、「学力向上」の名の下、学力テストの点数を公開せよと迫ったり、どうも、ダブルスタンダードや詭弁が目立ちます。この人物は、かつては旧ライブドアの堀江氏を擁護し、証券取引法違反を「企業にとっては万引き程度」と発言していたこともあるようです。
公用車を私用で乗り回すのは言語道断であるとして、学力テストの点数公開で、確かに「数値上」の学力は、向上させるほうに力点が向けられていくことは間違いないでしょうが、逆にペーパーテストで点数ばかり取ることでやり過ごし、実社会で通用しない人間が増えてくる可能性もあります。そもそも、数値というのは確かに目に見えて出てくる分、向上したか低下したかはすぐにわかるとはいえ、これから重要視されてくるのは、他者とのコミュニケーションなどといった「直接的には見えないあるいは測れない部分」ではないでしょうか。しかも、これらは非常に時間を要するものでもある。
また、まあこれは朝のニュースでちらっと見た程度なので、うろ覚えなのですが、確か大阪のある幼稚園?がとある場所に農園みたいなものを先生や保護者と一体となって作ったのですが、これも、公共の利益を優先させる橋本氏とトラブルとなり、結果的には潰されてしまっています。何の工事だったか、そこまでは覚えていないのですが、しかし、子供や先生、保護者まで一体となって作り上げたものを安易に潰してしまって、本当に良かったのですかね。逆に、時間をかけながら農園を育てていくという充実感や作業の大変さを通して、よりよい人格形成をなしていくこともできたはずだと思いますが。
投稿: +9 | 2009年2月 8日 (日) 11時31分
藤原先生、お世話になっております。
元財務官僚の高橋洋一東洋大教授が提唱されている
「政府紙幣」「無利子国債」については
どのように理解すれば宜しいのでしょうか。
新自由主義者というのは
どこまでいっても無責任なのでしょうか。
御教授頂ければ幸いです。
宜しくお願い申し上げます。
投稿: beginner | 2009年2月 8日 (日) 12時59分
+9さん、こんにちは。いつもありがとうございます。橋本知事の言動にはいろいろと副作用が多いようですね。自己責任という言葉が良く使われますが、完全に個人にのみ起因する責任というのはこの世には存在しないと思います。ですからどこで線を引くかです。それは国民の思いを政治家が汲み取り、未来を見据えて判断すべきことで、これを一律に割り切って決めてしまうから抜き差しならない問題が起きるのだと思います。その辺の本当の政治の感覚が橋本さんにあるかどうかですね。
beginnerさん、こんにちは。いつもありがとうございます。政府紙幣にしろ無利子国債にしろ、国民に無価値な財産を押し付けようという話ではないでしょうかね。両方とも手にするのは一般国民でしょ。金融機関は日銀券に利付きの国債を買うわけでしょう。まさに新自由主義者がこの金融混乱に乗じて、まったく無価値な紙切れを国民に押し付け、国民経済をリセットしようとしているのではないですか?わたしは絶対反対です。
それから、竹中平蔵のまわりで事件記者が動き始めているようですよ。今年は戦犯が一斉に浮かび上がる年ではないでしょうか?
藤原直哉 拝
投稿: 藤原直哉 | 2009年2月 8日 (日) 18時17分
竹中氏の周りで記者の動きが活発化しているということは……、もしや(バンキシャ)。
竹中氏ばかりではないのですが、よく富裕層や、彼らの途方もない収入を擁護する人たちも多くいます。曰く「多くの報酬が得られない状態でなければ、富裕層の勤労意欲が減退し、結果的に経済が停滞する。だから、彼らの報酬が高額なのは必要不可欠なのだ」と。
しかし、本当にそうでしょうか?ジャンボジェット機を所有しなければ、年俸数千万ドルをもらわなければ、途方もないボーナスを得られなければ、広大な敷地と豪奢な建物が得られなければ、他企業を買収しなければ、何十万ドルもするような高級車が手に入らなければ、人間という生き物は働かなくなるものなのでしょうか?本当に、これほどまでのものを所有しなければ、勤労意欲が停滞し、経済が立ち行かなくなるものなのでしょうか?
ラビ・バトラは10倍差程度の格差が望ましいと話しておりますが、それが正しいか間違っているかはともかくとして、最近の現状を見る限りでは、富裕層やそれに追随する勢力が、自らの利己主義を合理化するため、一方では「自己責任」を、他方では「勤労意欲向上」という言葉を用いているのではないかと思いますが。
投稿: +9 | 2009年2月 9日 (月) 21時55分
+9さん、こんにちは。いつもありがとうございます。
永田町は総選挙を先送りしたため、総選挙の邪魔になってはと止まっていた捜査があちこちで再開されつつあるのではないでしょうか。おもしろいことだとおもいます。
富裕層という言葉がよく使われますが、実態は単なる成金ですね。成金をいくら富ませても世の中がよくなることはありえません。お金を持つということは責任を持つということです。それがわかっている金持ちは今の日本でも一体何割いることやら・・・。それがわからない人は全部、成金ですね。この30年は成金の成金による成金のための時代だったということですかね。ラビバトラは富者の時代と言いますが、その富者には成金も含まれます。それは当たったようです。
成金は金を失えばただの人以上にひどい状態に落ち込みます。ふと気がついたらそんな状況になってきているのではないでしょうか。
引続きご活躍下さい。
藤原直哉 拝
投稿: 藤原直哉 | 2009年2月10日 (火) 07時44分
要するに、我々は成り金と成功者の区別もできなかったというわけですね。でなかったら、ホリエモンなどを時代の寵児とあがめるような馬鹿なマスコミに踊らされることもなかったでしょうから。
ナポレオン・ヒルなどは確かに成功者といってもいいでしょうが、ホリエモンや村上ファンドなどは単なる成り金というところですね。実際、彼らがテレビで活躍していたときの映像を見る限りでは、表情の胡散臭さが目立って何とも怪しいとは感じておりましたが。
投稿: +9 | 2009年2月15日 (日) 13時05分
+9さん、こんにちは。いつもありがとうございます。おっしゃるとおりですね。この混乱を通じて、みんな自分で考えることの大切さを身をもって知ると思います。大々的な整理と立て分けですね。どうぞ引続きご活躍下さい。
藤原直哉 拝
投稿: 藤原直哉 | 2009年2月15日 (日) 20時29分
鹿児島県阿久根市の市長が、阿久根市のHPで、「平成19年度決算 阿久根市役所職員(市長、副市長、教育長、正規職員)の人件費」を公開いたしました。↓にリンクします。
http://www.city.akune.kagoshima.jp/sisei/syokuin.pdf
人気取りが目的であっても、情報公開の一環には変わりません。
公務員の給料が民間と比べて高いという話は、よく聞くのですが、こうした個々の職員の年収が公開されることにより、それが事実でした。
ざっと見た感想は、
(1) 意外と時間外手当が少ないので、サービス残業を強要されているケースがあるのではないか。
(2) 給料とボーナスが高い代わりに、諸手当や時間外手当が少ない。
といったところです。
鹿児島県は県民所得の少ない県ですので、公務員と民間会社の会社員との格差は大きいため、このデータは、公務員叩きの材料として、今後使われていくでしょう。いやあ、いいデータだ。
佐藤浩二 拝 2009/02/24
投稿: 佐藤浩二 | 2009年2月24日 (火) 22時16分