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黒字大国から普通の国に 「090127.mp3」をダウンロード
投稿者 Naoya Fujiwara 時刻 16時28分 政治・経済 | 固定リンク Tweet
いよいよ、美術品等が売り出され始めましたね。 http://cnn.co.jp/business/CNN200901270028.html
日本企業も、名だたるところがすべて大幅な赤字となっています。一方で、欧米の企業は金融を除いて減益ではあるもののまだ黒字企業が多い。
これは、日本がバブル崩壊を経験しているため、即座に悪い部分をすべて公開しているためだと感じます。おそらく、欧米の企業が日本企業と同じような対応をすれば大幅な赤字になるところが多いのではないでしょうか?
そういう点では日本は経験に学んでおり、欧米の企業はその経験がないために、今無理をして黒字にしていると思います。
世界経済が収縮すれば、日本は貿易で大きく儲けることが出来なくなりますし、藤原先生が仰るとおり債権も踏み倒される可能性があります。その最大のものは米国債でしょうが。 日本以外の貿易黒字国家も、貿易黒字を続けることは難しくなりそうです。アメリカが、これ以上の貿易赤字を増やさない行動をすれば、そうなるのは自然な成り行きなのでしょうね。
ですから、今、通貨を下げてでも(あるいは値引きしてでも)輸出を増やそうという行為は、間違っていることになりますね。 でも、実際そのような行動に出ている海外企業は結構あります(特に、中韓に目立ちます)。おそらく、経済的に相当厳しい状況になっているのでしょう。
日本としては、食料とエネルギーの確保だけは、現時点でどうしようもない話なので、確実に権益を得られる取り組みを行っておくべきなのでしょうね。
投稿: about | 2009年1月28日 (水) 07時40分
aboutさん、こんにちは。いつもありがとうございます。いよいよ財産を投げ打つところが出始めましたね。日本も黒字に胡坐をかいていられた時代は終ろうとしています。今年、来年は相当な混乱で一度はどうにもならない状態になるでしょう。それからですね。 どうぞ引き続きご活躍ください。 藤原直哉 拝
投稿: 藤原直哉 | 2009年1月28日 (水) 12時23分
私は経済音痴なので、こんな間抜けな質問をしてしまうのですが、あと2,3年で景気が回復すると言っている方々は、主にどのような根拠を持ち出してこんなことを言っているのでしょうか。その一方で、100年に1度といいながら、なぜ高々数年で景気が回復すると分析できるのでしょうか。私にはこれがよくわからない。確かにバブルはいつかはじけるというのはわかるのですが……。 そもそも、今回の危機の発端であるサブプライムローンにしたって、いつかは破たんするというか、そういうのがもう目に見えていたはずです。返済能力が乏しい低所得者に、ほとんど詐欺まがいの住宅ローンを組ませていたわけですから。要するに、そういった紛いものでさえ、頼らなければ経済を動かしていくことができなかったわけで、すでに本当の意味での経済は、実はとっくの昔に崩壊していたのではないかと思うのですが。
投稿: +9 | 2009年1月29日 (木) 18時15分
+9さん、こんにちは。いつもありがとうございます。 あと何年で景気が回復するか、それは別に根拠があって言っていることではないと思います。経済は複雑系ですから、実は景気がよくなるのも悪くなるもの、何か根拠が明確にあるわけでもなく、振り返ってみて何が大きな要因だったかがわかるという程度のものです。台風と同じでどこまで発達するかは現実を見るまでわからないのですが、いまだかつて地球全体を覆った台風がないのと同じで、どこかで何かの要因で台風が消滅することは確かです。ですから今までの経験でこの台風=経済破壊はどれぐらいで衰退が始まるか、何となく見当をつけているだけだと思います。
経済学なるものが世の中に広がったために、経済は何か理論どおり、原因と結果で動いているように多くの人が誤解しているのですが、いやいや、経済は単純系ではなくて複雑系ですから、本当のことを言ったら根拠も結果も実はよくわからないのです。
サブプライムやデリバティブの破綻はまったくおっしゃるとおりですね。私がソロモンを辞めたのが93年。もうあのときに既にめちゃくちゃでしたから。私にしたら突然の破綻で驚くのではなくて、それから15年も破綻が起きなかったことのほうがはるかに不思議なのです。でもついにその破綻が来たわけで、もう終っているのですね。
どうぞ引き続きご活躍ください。 藤原直哉 拝
投稿: 藤原直哉 | 2009年1月30日 (金) 07時12分
藤原さん、こんにちは。 今日、新聞のコラム(1面の下の方にあるアレです)に藤原さんの名前を見つけました。 なんだかうれしいですね。 webにもありましたので、URLの紹介を兼ねてのご報告?です。
投稿: 64ka | 2009年2月 1日 (日) 22時48分
64kaさん、こんにちは。いつもありがとうございます。おかげさまで紹介していただきました。今年は動きが大きそうです。どうぞ引続きご活躍下さい。ありがとうございます。 藤原直哉 拝
投稿: 藤原直哉 | 2009年2月 2日 (月) 07時57分
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いよいよ、美術品等が売り出され始めましたね。
http://cnn.co.jp/business/CNN200901270028.html
日本企業も、名だたるところがすべて大幅な赤字となっています。一方で、欧米の企業は金融を除いて減益ではあるもののまだ黒字企業が多い。
これは、日本がバブル崩壊を経験しているため、即座に悪い部分をすべて公開しているためだと感じます。おそらく、欧米の企業が日本企業と同じような対応をすれば大幅な赤字になるところが多いのではないでしょうか?
そういう点では日本は経験に学んでおり、欧米の企業はその経験がないために、今無理をして黒字にしていると思います。
世界経済が収縮すれば、日本は貿易で大きく儲けることが出来なくなりますし、藤原先生が仰るとおり債権も踏み倒される可能性があります。その最大のものは米国債でしょうが。
日本以外の貿易黒字国家も、貿易黒字を続けることは難しくなりそうです。アメリカが、これ以上の貿易赤字を増やさない行動をすれば、そうなるのは自然な成り行きなのでしょうね。
ですから、今、通貨を下げてでも(あるいは値引きしてでも)輸出を増やそうという行為は、間違っていることになりますね。
でも、実際そのような行動に出ている海外企業は結構あります(特に、中韓に目立ちます)。おそらく、経済的に相当厳しい状況になっているのでしょう。
日本としては、食料とエネルギーの確保だけは、現時点でどうしようもない話なので、確実に権益を得られる取り組みを行っておくべきなのでしょうね。
投稿: about | 2009年1月28日 (水) 07時40分
aboutさん、こんにちは。いつもありがとうございます。いよいよ財産を投げ打つところが出始めましたね。日本も黒字に胡坐をかいていられた時代は終ろうとしています。今年、来年は相当な混乱で一度はどうにもならない状態になるでしょう。それからですね。
どうぞ引き続きご活躍ください。
藤原直哉 拝
投稿: 藤原直哉 | 2009年1月28日 (水) 12時23分
私は経済音痴なので、こんな間抜けな質問をしてしまうのですが、あと2,3年で景気が回復すると言っている方々は、主にどのような根拠を持ち出してこんなことを言っているのでしょうか。その一方で、100年に1度といいながら、なぜ高々数年で景気が回復すると分析できるのでしょうか。私にはこれがよくわからない。確かにバブルはいつかはじけるというのはわかるのですが……。
そもそも、今回の危機の発端であるサブプライムローンにしたって、いつかは破たんするというか、そういうのがもう目に見えていたはずです。返済能力が乏しい低所得者に、ほとんど詐欺まがいの住宅ローンを組ませていたわけですから。要するに、そういった紛いものでさえ、頼らなければ経済を動かしていくことができなかったわけで、すでに本当の意味での経済は、実はとっくの昔に崩壊していたのではないかと思うのですが。
投稿: +9 | 2009年1月29日 (木) 18時15分
+9さん、こんにちは。いつもありがとうございます。
あと何年で景気が回復するか、それは別に根拠があって言っていることではないと思います。経済は複雑系ですから、実は景気がよくなるのも悪くなるもの、何か根拠が明確にあるわけでもなく、振り返ってみて何が大きな要因だったかがわかるという程度のものです。台風と同じでどこまで発達するかは現実を見るまでわからないのですが、いまだかつて地球全体を覆った台風がないのと同じで、どこかで何かの要因で台風が消滅することは確かです。ですから今までの経験でこの台風=経済破壊はどれぐらいで衰退が始まるか、何となく見当をつけているだけだと思います。
経済学なるものが世の中に広がったために、経済は何か理論どおり、原因と結果で動いているように多くの人が誤解しているのですが、いやいや、経済は単純系ではなくて複雑系ですから、本当のことを言ったら根拠も結果も実はよくわからないのです。
サブプライムやデリバティブの破綻はまったくおっしゃるとおりですね。私がソロモンを辞めたのが93年。もうあのときに既にめちゃくちゃでしたから。私にしたら突然の破綻で驚くのではなくて、それから15年も破綻が起きなかったことのほうがはるかに不思議なのです。でもついにその破綻が来たわけで、もう終っているのですね。
どうぞ引き続きご活躍ください。
藤原直哉 拝
投稿: 藤原直哉 | 2009年1月30日 (金) 07時12分
藤原さん、こんにちは。
今日、新聞のコラム(1面の下の方にあるアレです)に藤原さんの名前を見つけました。
なんだかうれしいですね。
webにもありましたので、URLの紹介を兼ねてのご報告?です。
投稿: 64ka | 2009年2月 1日 (日) 22時48分
64kaさん、こんにちは。いつもありがとうございます。おかげさまで紹介していただきました。今年は動きが大きそうです。どうぞ引続きご活躍下さい。ありがとうございます。
藤原直哉 拝
投稿: 藤原直哉 | 2009年2月 2日 (月) 07時57分