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2008年10月21日 (火)

藤原直哉の「21世紀はみんながリーダー」 2008年10月21日 ハイパーインフレの生き方

ハイパーインフレの生き方  「leader081021.mp3」をダウンロード

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コメント

はじめまして。

ごく最近先生の放送を知りました。あまりにも衝撃的な番組内容にかなりやられっぱなしのフリーターです。

お恥ずかしい話ですが、経済問題などほとんどわからず、ただただこの先酷い世界になるぞということしか認識できておりません。

1つ目先の心配事として年金のことがふと浮かびました。

フリーターをしながら国民年金を払い続けているのですが、お話を聞いているうちに、政治がそこまでカオスになってしまうのであれば、年金などは減らされるどころか、一円ももらえないのでは?と思い、もう払うのをやめようかと思うようになりました。

この判断は正しいのでしょうか?何らかのお考えをお聞かせいただけましたら幸いです。

投稿: ビギナー | 2008年10月23日 (木) 14時41分

ビギナーさん、こんにちは。いつもありがとうございます。

そんなに衝撃的ですか(大笑)?
国家破綻やハイパーインフレは世界でよく起きている現象です。時々起きる大地震のようなものですから、起きないと思うほうがちょっと危ないのです(笑)。

年金ですが、恐らく規定どおり政府は払うと思います。そういうことは律儀ですから、日本の役人は。それで年金を破綻させない方法があるのを知っていますか?受給開始年齢を65、70、75、80、85、90、95、100と引き上げていくのです。そうすれば破綻しません。さらに物価が上昇しても受給金額を引き上げないのです。そうすると不思議なことに、いつまで経っても年金は破綻しないのです(大笑)。

こんな調子ですから、年金で自分の未来を創ることは100%不可能だと思います。それで、いま年金保険料を払うか払わないかはある種のゲームをどう戦うかという判断になります。払わないと請求書が来ます。それを踏み倒すと徴収がやってきます。それでも戦うか、あるいは時々払って、差し押さえだけは回避する戦法に出るか、あるいは捨て金を承知で払い、うっとおしい役人どもからの連絡を回避するか、すべてはご自身の選択です。ご自身の価値観に従って戦い方を選ばれたらよろしいと思います。

どうぞ引き続きお元気にお過ごしください。

藤原直哉 拝

投稿: 藤原直哉 | 2008年10月23日 (木) 15時24分

こんばんは。今回の放送は、かなり、ズバリですね(笑)
フリーライター稼業で、細々とやってきましたが、
出版社からの仕事は激減しております。広告が入らないから、
雑誌が続かないと。それどころではないでしょうに。
日経広告部も、最近は広告が減ってとこぼしてますが、アタリマエですよね。何だか、マスコミ界には鈍い人がけっこう多いような。。。

人は食わねば命が保ちませんから、日本人なら、まず米ですね。
少々、玄米で備蓄をはじめましたが、ここで、ひとつ問題があります。
いま2俵程度の米をストックしていますが、家族の同意がなかなか得られないということです。本当は、500キロくらい備蓄の必要を感じますが、保冷庫もいりますし、東京暮らしでどうするかと。
来年は、急騰して簡単に買えない可能性があると、食卓で語るのですが、お察しのとおりです。
私自身は、混乱突入がみえる前に、農村部への疎開さえ考えています。
今回の状況は、すでに数年前から予測していたことでしたが、家族とのコンセンサスが取れないのは、人生の試練とさえ感じています。
ま、動くときは動きますが(大笑い)

投稿: ゆうでん | 2008年10月23日 (木) 21時05分

ゆうでんさん、こんにちは。いつもありがとうございます。来年は食糧危機かもしれませんね。何かそんな予感がします。米は来年の梅雨時までなら、普通に置いておいてもカビが生えることはないでしょう。籾で置いておくとなおよいとおもいます。しかし暑くなってきたら冷蔵庫に入れるか早く食べるかしないとならないでしょう。ご家族のご理解も少しづつ得るしかないかもしれません。来年は動きがすごいでしょうから、大変ではありますがチャンスでもあります。どうぞご活躍ください。
藤原直哉 拝

投稿: 藤原直哉 | 2008年10月23日 (木) 21時56分

藤原直哉様

毎週毎週、本当にこのラジオを楽しみに拝聴しているものです。

私は一年ほど前に商社の営業マンを辞め、もっと社会貢献性のある仕事をと思い、社会起業を始めようかと思っていたのですが、その前に経済についてもう少し勉強したいと思い、知り合いのイギリス人に誘われていわゆるオフショアのヘッジファンドなどを扱う投資顧問会社でパートナーとして働き始めました。

しかし勉強すれば勉強するほど「なんかおかしいな」と直感で感じ、想像以上に反社会的な外資金融業界の実情を知るにつれ、この業界にいることに大きな葛藤と矛盾を抱えるようになりました。正直、ヘッジファンドのブローカーには、この業界に何十年もいるのに、経済に関してはまったく勉強せず、サブプライム債券やCDSなどの基本的な知識もないまま、「すぐ経済は回復するから大丈夫」と言い続け、ファンドを強引に売るような輩が決して少なくありません。

私は「投資を勧めないこと」も投資顧問アドバイザーとして大切な仕事のひとつだと信じていますす、それを実践もしていたのですが、「なんでこんな仕事してるのかな」と疑問に思い始めた頃に「専門職の生きる道」を聴いて、言葉にできないくらい励まされました。

確かに投資を勧めないと儲からないのですが、それでも自分のやってることは間違っていなかったのだと背中を押していただいた気分です。

今後も毎週ネットラジオを楽しみにしております。ご自愛の上、いつまでもご活躍されることを心より祈念しております。

投稿: Hiro | 2008年10月24日 (金) 12時02分

いつも聞かせてもらい、藤原さんのコメントがとても励みになります。
金融の世界で、長い間世界を牛耳ってきた奴らの断末魔の叫び声が日々大きくなってきているようです。
サブプライム問題こそ、我々の営みを司る大いなる意思が仕組まれた「逆転サヨナラ満塁ホームラン」のような気がするのは私だけでしょうか。
20年ほど前からでしょうか、デジタル化の嵐が吹き始めた頃からどこか底知れぬ違和感を感じていました。当時携っていた仕事でも、当たり前のようにデジタル化が進み、私たちは日々パソコン画面とにらめっこするようになり、そこに現れる数字のみに一喜一憂するようになっていました。
ハイパーインフレですか…。その先に見えるのはまさにアナログ的な生活ではと私も思います。でも不安はありません。私は昭和三十年代前半の生まれですが、いまに思えばその頃がみんな一番いきいき暮らしていた気がします。宮沢賢治の世界でいいと思います。雨風を凌げる住まいと、一日三合程度の玄米があれば人は十分に幸せに生きられるはずだと思います。

投稿: Hide | 2008年10月24日 (金) 12時15分

 「足るを知る」とはまさによく言ったものだと思います。作家の井沢元彦氏は、「日本人は歴史や先人に学ばない民族だ」と語っておりますが、それはまさにその通りだと思います。冷静に見れば、我々ほど自分たちの伝統や歴史に無知な民族も珍しいですね。民族浄化されかかっているチベットなどはともかくとして。もっとご先祖様が歩んできた歴史や知恵にも学ぶべきだったんじゃないかと思います。

 かつての世界恐慌のときは、ナチスこそ世界の最先端だとナチスやイタリアのファシストと同盟し、手痛い敗戦を味わったわけですが、今度はアメリカという超大国についていけばいいとべったりとしていたらこのざまです。本当に、歴史に学ばない民族ですね、我々は。

投稿: +9 | 2008年10月24日 (金) 12時56分

Hiroさん、Hideさん、+9さん、こんにちは。
いつもありがとうございます。昨晩は為替レートの底が抜けて激しい円高でしたね。こうなると来年の日本は一段の不況です。個人や個別企業の努力ではどうにもならないほどの大津波は政治のリーダーシップで潜り抜けなければなりません。しかしご覧の様子で、でも政治家も役人も財界の連中も今頃恐怖でひざが笑っていることでしょう(大笑)。

世の中、下を見れば切りがありませんので、いかにプラス思考で未来を創る生き方をするかです。まずこういうときに本当の専門家の実力と生きる意味が試されます。誰のために自分の能力を生かすのか。自分の今の生活を第一の目標にするところから専門家の自爆が始まります。結局、新自由主義の市場経済なるものはこの原理を貫徹させるわけですから、システム全体が自爆したのですね。しかもそれは何千年も前から仕組みができていたこと・・・。それでも実際に目の前で起きてみるとすごいと思います。最近、ポチ右翼の連中が親米から嫌米に急転向したという話を聞きました。えらそうに威張っていても、新保守主義者なんていう連中はそういうお粗末な連中なのです。ここは明るく温かく堂々と王道を歩むことが大切だと思います。

まだまだ混乱の底が見えません。どうぞみなさん引き続きお元気にお過ごしください。

藤原直哉 拝

投稿: 藤原直哉 | 2008年10月25日 (土) 07時38分

株が危ない!を数年前に読んでいたことを思い出し再読してみました。今起こっていることをズバリ予見していたことにビックリ!放送を聴くと戦後の混乱期と同様の世の中が来るとのこと、何だか思考停止になってしまいました。過去の放送を聴きこれから勉強します。一つ疑問なのは現在商品価格は下落しておりインフレとは違った状況であるのはなぜ?銀行にお金を投入しても貸し渋れば逆に日本でおこったようなデフレになるのでは?それも一時的なのかな・・・

投稿: しゅんすけ | 2008年10月26日 (日) 20時18分

藤原さん、はじめまして。
数ヶ月前から聞きはじめ、毎週更新を楽しみにしている者です。私は東京で生まれ育ち、いわゆる大企業や、外資と勤めましたが、その冷酷なシステムと人間関係にほとほと嫌になり、今は千葉の片田舎で、なんとか職を見つけ暮らしています。
それでも世界経済の動向、世界そのものの未来が気になり、色々ネットを訪ねていた所、巡り合ったのがこちらのサイトでした。
藤原さんの的確な情勢の見方と、人間としての温かさを感じられる所が、こちらの魅力だと私は思っております。
現在の状況は厳しいです。それでも私は、まだ野球でいえば2回表か、せいぜい裏位ではないかと感じております。月が明け、年が明け、さらに厳しい現実がやって来ると感じています。
そんな中、こちらのサイトに来ると、ほっと一息つける感じがするだけでなく、「さあ、次の荒波も乗り越えるか」という勇気もわいてきます。
これからも、番組を楽しみにしております。
秋も深まってまいります。どうぞご自愛下さいませ。

投稿: TOMO | 2008年10月26日 (日) 21時41分

しゅんすけさん、TOMOさん、こんにちは。いつもありがとうございます。

すごい世の中になりましたが、振り返れば大変だったけれど、あそこで人生が変わって、今の充実した生活がある、というように行動していくことが大切だと思います。

ハイパーインフレというのは通常のインフレではなくて、通貨価値の崩壊、すなわち政治の崩壊によって始まります。では通貨や政治はどのように崩壊するか、それが激しく長いデフレです。激しく長いデフレが続いた挙句にハイパーインフレが来るというのがひとつのパターンです。来年はその劇的な変化が起きるような予感がします。上述のとおり、それは歴史的にも決して珍しい現象ではなく、世界のあちこちで起きていますから、戦中、戦後を生きた方のお話などを聞いて、参考にされたらよいと思います。

それから今のように政治や経済が行き詰ると、組織は非人間的になっていきます。そのためますます組織は柔軟性を失い、さらに衰退していきます。その極限では、こちらも崩壊になります。システムは弱いところから破断していきますから、組織が大きいと、すごく遠くで起きた破綻が次の瞬間には目の前に広がっていることがあります。

でもそうやって一度壊れるものが壊れると、その次の再生は光と熱、善と愛の力によるしかなくなります。今のような大混乱とその後の再生を通じて、多くの人はこのとても大事なことを学ぶのではないでしょうか。

どうぞ引き続きお元気にご活躍されてください。とにかく明るく元気に人生の成長を続けていくことが大切です。

藤原直哉 拝

投稿: 藤原直哉 | 2008年10月27日 (月) 09時32分

農園長とみんなの農園作りのページの方も時々見ております。
お米の脱穀機やら精米機などしっかりそろえてきてますね。
本当に「何があってもご飯が食べられる」ように、お金を投資するべきですね。
私も今年は手植え(疎植)・無農薬・バインダー刈・天日干しでお米を2畝(2a)ほど植えましたがとてもおいしいお米が取れて感激しています。お米はこれからも「不耕起」で作り続けていきたいので、脱穀用に足踏み脱穀機やら唐箕、脱皮機・精米機など一通りそろえました。
 お米の裏作で大麦がカンタンに作れるのですが、(田植えが6月中旬なので大麦を刈ってすぐ稲を植える)、100%大麦の麦めしって意外とうまいですね。小田原は暖かいので米の裏作ができますね。是非お試しあれ。

投稿: yupon | 2008年10月27日 (月) 18時55分

yupon様

農園長とみんなの農園作りもご覧いただきまして、
まことに、ありがとうございます。

不耕起栽培でおやりになられているとは、
すごいですね。足ふみもされて、ロハスで、
いらっしゃいますね。

小田原の農園では、脱穀も足ふみも、
社員が持っておりますが、エンジンをつないで、
脱穀機は動かすつもりです。

なにがあっても、食べられる。
そういう企業がどんどん増えると、
世の中も変わってくると信じてやっております。

現状は、田植えが6月の後半と、
なかなか裏作ができない状況でもありますが、
棚田ならのおいしいお米が採れたら、いいな。
と思っております。

道具も、そろって来ましたので、
来年からが、勝負だと思っております。

どうぞ、よろしくお願いいたします。

投稿: 大谷 賢司 | 2008年10月27日 (月) 22時20分

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