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2008年8月26日 (火)

藤原直哉の「21世紀はみんながリーダー」 2008年8月26日 細民の時代

細民の時代  「leader080826.mp3」をダウンロード

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コメント

はじめてコメントします。

私は、感動したり同感しますと、自然拍手する癖があります。
出来ない場合は、心のなかで拍手します。(正確には、拍手する私を想像します。)

この先生のお話にも拍手しました。毎回よく分からないくせに聞いていますのは拍手したいがためです。

私は、人がおっしゃっている話を信用するか、しないかの基準を、そこに登場する人の心を、読みきれているかどうかにおきます。イデオロギーにはおきません。

今回は一箇所だけ心にひっかりました。
昨今の若者は、悟っている、という箇所です。
悟っているように見せている、
というのなら分かります。

いわゆる力の出てくる悟りと、最近の若者の悟りとは、質的にかなり違うように思えて仕方ありません。
つまり、彼らの悟りには、努力の体験、苦労の体験という裏づけが極めてすくないということです。

従って、未来を若者に頼ろう、という実感がなかなかわいてきません。

ここまで書いて、もう気付きました。(本当に書きながら気付いたのです。恥ずかしいです)
先生は、努力の大切さを知っている若者に取り囲まれていたのですね。
先生の実感は、正しかったと脱帽します。

ただ、そうした若者は数が、余りにも少ないのではないか、と思えてきました。先生の、数より質、という声が聞こえてきそうですが、それが信じられず困っています。

何か、素直でないコメント、お許しください。

投稿: 尾川一樹 | 2008年8月28日 (木) 17時29分

尾川一樹さん、こんにちは。いつもお聴きくださり、ありがとうございます。

若者の悟りですね。実は私はつい2年前まで、15年ほど大学で授業をしていました。そのときから若者を見ていてひとつ気づいたことがありました。

勉強していない若者、努力していない若者ほど、世の中の未来をよく体現するということです。昭和の時代は人は勉強し、努力して自分の未来をひらくという経験を積んでました。しかしそれが平成になると、なぜか失われていきます。

その結果、何も知らないし何も考えない若者はどうなったかというと、まず人としての地が出てきます。同時に世の中の雰囲気をそのまま体現した言動をするようになります。同時に未来の予感が無意識のうちにその行動に出るように見えました。

これからろくでもない世の中が来る。同時に今までの権威は崩壊する、一人ぼっちの自分がそこにいる、そういいう予感をもう既に体現している、そういう若者をたくさん見ました。そしてたいていの場合、その予感どおりの現実に向き合っていく若者がたくさんいました。

悟りというのは、そういう無意識の、何も勉強しないし努力しないから、得られている心の状態というような意味に解釈していただけたら幸いです。本人も意識してそうは思っていない、しかし体と頭はそう言っている、それが悟りですね。

ですからおっしゃるように積極的な元気もエネルギーもそこからまったく出てきません。でも、同時にあてが外れるということはないわけです。ずっと底バイと言いますかね。逆に昭和のエネルギーを素朴に信じていた若者ほど、実際の違いに当惑して落ち込んで不信感にまみれたという例もよく見たように思います。

こまった「悟り」ですが、これから本当の悟りになるには、ちょっと時間がかかりそうですね。

どうぞ引き続きご活躍ください。
いつもありがとうございます。

藤原直哉 拝

投稿: 藤原直哉 | 2008年8月28日 (木) 17時42分

 はじめまして、先生のお話をいつも楽しく拝聴させていただきまして誠にありがとうございます。 昨年私の読んだ本ですが、”3つの原理”ローレンス・トーブ著(ダイアモンド社刊)のなかに、著者の言う所の3つのモデル(カーストモデル、性の陰陽モデル、年齢モデル)の帰結として先生のお話と同じような事が述べられています。 例えば、米国(バイシャカースト)の没落、カネ中心の世界観の破綻と悟りや神を中心とした世界観の勃興、冷たく暗い現在(シュードラカーストの暗黒時代)から明るく暖かい未来(第2のバラモンの時代)の到来の予想などです。 先生とまた違った切り口から先生の御達見と似たような帰結が導かれており楽しい本でした。誠に僭越ではありますがご紹介します。

投稿: 中原 秀人 | 2008年8月31日 (日) 23時10分

こんにちは藤原様、催眠の時代ですかマスコミの話みたいですね(とチョット呆ける)

コメントがある時は書かなくて良いかな?とも思うのですが、余りにも嵌ったた話が身の回りに起きます。

本日(日曜日)は5月頃に納めた機械が調子が悪いと出張してました。1部上場企業が親で、その下に中抜きの商社が2社、メーカーが2社入っていまして私が設計制作した物です。

商社からは加工精度を上げると高くなるので止めろ。メーカーからは調整範囲は広くしろ。と言う物で、性能が出るのは軌跡だな(笑)と思っていた物です。

上場会社の工場に缶詰に成ったのですが、担当者が責任区分が云々と言い出しまして、私は切れてしまいました。「私が責任を持つ範囲はココまでです」後は商社やらメーカーやら中間に入っている所が勝手気ままに言い訳をしていたのでしょう。

「今日は私の責任範囲にないので帰らせて頂きます」といった後で「上場会社の担当者が、(また)鬱病に成るのも可哀想だなと思い」何とか前向きに話が進む様にまとめて帰ってきました。

別件では上場企業の標準製品が¥100万で改造をすると¥1000万になると言うのです。技術的には¥5000程の回路を作れば何とか成りそうなので作ることにしました。(利益は出ないでしょうが)

実力もないのに威勢の良い言葉で下請けを何とかしようとする大企業が非常に目に付く事が多くなりました。

細民で在れば仕方ないのでしょうが、納めた製品については「後は勝手にしてください」100万の機器の改造は「面白そうだから、やろうよ」と何処で商売になるのか解らないことをしています(笑)

ここ10年で、本当は暖かくて面倒見の良い人が生きるために冷たく暗い方法を採っている様な気がして成りません。

上場企業様でも現場の最前線は細民と成っている様に感じます。その上は会社の看板を利用して好き勝手、無理難題を押しつけている?のかな?

関東軍やインパール作戦を実行した軍部の構造と良く似ているのかな?とも思います・

歴史の流れでは情熱を持った人が闇市などで活気に溢れた経済活動をしていました。もうすぐ、その様な時代が来るのかな?

一杯入っていますので、乱文にて失礼します。

投稿: kazu | 2008年9月 1日 (月) 02時02分

中原秀人さま、こんにちは。いつもありがとうございます。興味深い本のご紹介、ありがとうございます。みなさん、大体大きな流れはひとつになりつつあるようですね。とても面白い時代です。どうぞますますご活躍ください。

kazuさん、こんにちは。いつもありがとうございます。大企業の人たちは近年本当に何かおかしくなっちゃったような人が多いですね。そういうところは人も組織も自重で崩壊していきます。すごい時代だと思います。
引き続きご活躍ください。ありがとうございます。

藤原直哉 拝

投稿: 藤原直哉 | 2008年9月 1日 (月) 13時27分

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