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2008年6月24日 (火)

藤原直哉の「21世紀はみんながリーダー」 2008年6月24日 日本再生への道筋

日本再生への道筋  「leader080624.mp3」をダウンロード

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コメント

藤原様のお話を伺って、昔に読んだ内村鑑三の『デンマルク国の話』というものを思い出しました。20ページくらいの短い文ですが、戦争に負けて土地も荒れ、どうしようもなくなったデンマークが、何故豊かな国に復活したかを内村鑑三が面白おかしく講演したものを記したもののようです。思い出して引っ張り出してみました。
キリスト教徒の講演会か何かの文章なのでしょうが、非クリスチャンで、敢えて申し上げればスピノチストの私にも十分よくわかります。
ご存知かもしれませんが、多くの方に共感していただけそうなので、少し抜き出してみます。

「文明の進むと同時に人の欲心はますます増進し、彼らは土地より取るに急にしてこれに酬ゆるに緩でありましたゆえに、地は時を追うてますます痩せ衰え、ついに40年前の哀れむべきありさまに到ったのであります。しかし人間の強欲を持ってするも地は永久に殺す事の出来るものではありません。神と天然とが示すある適当の方法を持ってしますれば、この最悪の状態においてある土地をもはじめの沃饒に返す事が出来ます。まことに詩人シラーのいいしがごとく、天然には永久の希望あり、壊廃はこれをただ人のあいだにおいてのみ見るのであります。」

「国は戦争に負けても亡びません。実に戦争に勝って亡びた国は歴史上けっして少なくないのであります。国の興亡は戦争の勝敗によりません、その民の平静の修養によります。善き宗教、善き道徳、善き精神ありて国は戦争に負けても衰えません。否、その正反対が事実であります。牢固たる精神ありて戦敗はかえって善き刺激となりて不幸の民を興します。」

どうか藤原様の信じる道をお進みください。私は政治・経済に対しては全くの不能でございますが、陰ながら藤原様のご活動とお考えを応援致しております。ご健闘ください。

投稿: 甘木 某 | 2008年6月24日 (火) 23時35分

藤原様 初めてメールします。
インタ-ネット放送局を聴き始めてから半年が過ぎました。毎回、歯切れのいいお話しをありがとうございます。参考にさせていただいています。

以前からたびたび言及され今回も、これからの日本の必要な機能として、国策としての金融、シンクタンク機能を持った投資銀行、興銀の復活、といったご趣旨のお話しがございました。

興銀はなくなってしまいましたが、今でも、政府系金融機関として、まさにシンクタンク機能を持った、日本政策投資銀行というものがあります。戦後の復金の流れを汲む組織です。ただ、この組織も小泉改革の一環で、民営化する道程にあります。10月に統合されますが、このほかにも、国民公庫、中小公庫などもあります。

藤原様の仰る投資銀行のイメージは、日本政策投資銀行のような機関とは異なるものでしょうか。官から民へという不可逆と思える大きな流れの中で、日本が本来持っていた優れた?機能がどんどん失われていく気がしてなりません。

短期的な利益を求めるのではなく、大局的な観点から物事をきちんと捉え、組織としてのの利益ではなく(野放図に赤字を垂れ流してはいけませんが)、公の利益を優先する機関がますます必要になっていると思います。

これからもいろいろと参考にさせていただきます。
ありがとうございます。

投稿: 成行 | 2008年6月25日 (水) 01時14分

甘木さま、こんにちは。いつもありがとうございます。おっしゃるとおりですね。デンマークにはホルケホイスコーレといって、誰でも自由に学べる国民学校があり、そこで人々は職業意識や技術などを学んできました。日本も幕末の荒れ果てた時代に二宮尊徳の思想が生まれ、今でも細々とではありますが受け継がれています。時代の転換期、人はどこを見渡しても荒廃しか目に入りません。しかし新しい希望の目でもう一度自然を見渡せば、そこに新しい命がよみがえります。その気持ちを一変させるのがリーダーの仕事なのではないでしょうか。甘木さまも、どうぞお元気にお過ごし下さい。

成行さま、こんにちは。いつもありがとうございます。はい、おっしゃるとおりです。むしろ政策投資銀行の機能をもっと拡充させる必要があると思います。そして国際金融資本に対抗できる実力、これをどうしても持っていなければなりません。小泉改革で制度を壊してしまったので抜本的にどういうやり方にするか考え直さなければならないのですが、世界の現状を見ても文字通りの戦国時代になっていて、政府と民間そして国民がいかに上手にチームワークを組んで相乗効果を高めるかというところが勝負になっています。昔の時代の整理は整理として、前に攻めるところを本格的かつ急ピッチで作っていかないとなりませんね。どうぞ成行さまもますますご活躍下さい。ありがとうございます。

藤原直哉 拝

投稿: 藤原直哉 | 2008年6月25日 (水) 06時51分

藤原様こんにちは。

ロハスについて何か釈然としない物を感じながら効いていました。自分の生業は工業製品の製作に関わっていることもあり自己防衛的な感覚だろうとは思っておりました。

最近の状況で輸出関連の事業所は物凄く忙しく、輸出に関わっていない所は高度な技を持っていても仕事にあぶれている状況を理解するのに苦しんでいました。これについては統計数字を触ってみたことで、国内需要が限界に達し(金が回っていないだけですが)需要と供給の関係から海外に活路を見いだす所が忙しいのだと理解できました。(品質よりも物がないのが新興国の実体でしょう)

ロハスの話に戻りますが、藤原様が工業立国ではやっていけないと言われる意味も需要と供給の関係や資源エネルギーの有限性を考えると、認めたくはないですが納得せざるを獲ないと思います。

消去法的にロハスが残るのかな?と思っておりましたが、西洋文明の本質を知る切っ掛けがありましてロハス、逆公共事業、観光と言う藤原様が提唱する「日本再生プログラム」の凄さが理解できた様な気持ちになっております。

西洋文明を知る切っ掛け
http://sun.ap.teacup.com/souun/1767.html#readmore

投稿: kazu | 2008年6月27日 (金) 12時45分

kazuさん、こんにちは。いつもありがとうございます。西欧文明のたそがれはずっと言われてきたことですが、これからは西欧も東洋もなく、ひとつの統合された考え方が出てくるのではないでしょうか。経営のリーダーシップ理論にはもうその特徴がはっきりと出ています。西欧人のなかにも大いに反省している人たちがいまして、同時に古くてかび臭い東洋思想でも人々は動かず、さらに日本にも古くから伝わるすばらしい思想がありますので、それらが説く真の姿を我々はしっかりと見つめながら21世紀を暮らしていくことになると思います。私のグレイトコラボレーションは、基本的にそういう考え方を下敷きにしました。引き続きどうぞご活躍下さい。いつもお聴きくださいまして、大変ありがとうございます。

藤原直哉 拝

投稿: 藤原直哉 | 2008年6月28日 (土) 09時27分

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