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2006年2月 1日 (水)

藤原直哉の「新生日本の国家ビジョン」 2006年2月1日 第7回 21世紀の学校のイメージ

第7回 21世紀の学校のイメージ  「colabo0201D.mp3」をダウンロード

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コメント

いつも楽しく聞かせていただいてます。
個人的に疑問に思うことがあります。
専門性がものを言う時代
逆に知識やスキルの囲い込み
が起こっているような気がします。
人を育てることで自分の立場がおびやかされる
と不安に思っている人も多いのです。
専門性の必要が高まれば高まるほど
高い経済的価値を生む知識は手に入れづらくなり
一部の人の一人勝ちの社会にはならないでしょうか?
これからも楽しい放送をよろしくお願いします。

投稿: YAMASHITA MACHIKO | 2006年2月 3日 (金) 17時53分

Yamashita さん、こんにちは。いつもありがとうございます。

知識のことですが、本当に役に立つ知識というのは、決して囲い込めるようなものではなく、その人の熟練と体験と価値観に裏づけされて、人には真似のできないものです。今の時代によく知恵とかノウハウと言われているものはいわば手品のタネみたいなもので、逆に言えばそれを知っている人がそれでどれだけの期間、飯が食えるかというと、どんどん新しい知恵やノウハウが出てきますから、決して長い時間ではないのです。

私は自分の体験も踏まえて言えば、人はどんな人でも、しっかりその人の適性や想いを踏まえて、ちょっと時間をかけて教育して訓練していくと、本当に誰にも負けない知識やノウハウが身につくものです。それは決して手品の種のような簡単なものではなく、体で身につけたものという感じです。

ですからそういう本格的な個性の開発をするために、新しい学校が必要なのではないかと思うのです。今の時代でも企業によっては同じようなやり方で社員の能力開発をしていると思います。要は育て方次第だというのが私の実感です。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

投稿: 藤原直哉 | 2006年2月 4日 (土) 12時24分

藤原先生どうもありがとうございます。
本当に勉強になりました。
ただ、私のレベルでは少し理解できないことがあります。

現在の企業で人を丁寧に教育する余裕があるでしょうか。
特定の人物を選抜して育て挙げる一方で、
大多数はOJTでお茶を濁しているように思えます。
少数のプロと、大多数のプロモドキを生産
している様に思われてなりません。

かといって、一度現場を離れて学校に戻りキャリアチェンジを
図ることは一部の人を除き現状ではかなりリスキーです。

また、仰る様にせっかく身に付けた知識やスキルも
耐用年数は短く、猛烈な勢いで陳腐化していきます。
熟練と体験と価値観が時には首を絞めることにもなりかねません。

終身雇用の時代、会社へのロイヤリティーと身分安定の余裕が
人を育てる余裕にもなっていたのではないかと思います。

今、自分の明日さえおぼつかないのに、人の面倒までみてられない
というのが本音ではないでしょうか。

知識やスキルどころか仕事そのものまで囲い込んでいる
人もいるくらいです。
正社員で働くことも難しい時代に
経験を体で身につける機会すら持ちえない人も多いかもしれません。

生意気なことばかり書いてすみません。本当に申し訳ありません。

投稿: YAMASHITA MACHIKO | 2006年2月 4日 (土) 14時11分

Yamashitaさん、ご自身がいろいろとご苦労されておられる様子ね。

世の中には人を使い捨てにする会社と、人を育てる会社があります。人を育てる会社の多くは人を大量採用せず、無理なビジネスをせず、いわゆるローテクで熟練度を上げ、固定客を大事にしています。さらに知識を消費するだけの会社と、学ぶことができる会社があります。後者は組織の人々が仕事を通じて相当高度な勉強をして、常に業界のトップ水準のクオリティーを確保しています。さらにそういう話を話だけで終わりにしている会社と、実際に実行している会社があります。

大変残念ながら、今の日本の現実では、この3類型の前者に属する会社は、それを後者に立直すことは極めて難しいのが現状で、前者に陥ると、そのまま組織が死ぬまで何も変えることができないことが多々あります。

働くなら後者のような会社です。後者のような会社は決して入社時に知識の量や頭のよさでは採用しないものです。人間性が大事になってきます。ですから、本当はこういう会社に入るのはなかなか大変なのです。

そこで、私はこれをもっと会社以外の場所に日本全体に広げていく必要あると思っています。今、多くの組織で人間性の高い人が頭を抑えられながら働いていますから(逆に言えば威張っているのは大抵人間性の低い人々)、日本経済が極まるところまで極まれば、今、上に立っている人々がどかざるを得なくなり、日本の組織を立直しやすい環境ができると思います。

たとえば、http://www.doit-fun.jp/basket/goods_detail.php?id=1_54
のようなビデオを見てみられたら、参考になると思いますよ。

投稿: 藤原直哉 | 2006年2月 4日 (土) 16時44分

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