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2012年12月23日 (日)

X-Plane10でB747-400を飛ばす(3)

さて、既にB747-400、新千歳発羽田行きは離陸しました。ちなみに離陸するときの推力ですが、TO/GA(離陸、ゴーアラウンド)推力の設定をX-Planeで行うことができます。コマンドにありますからそれを設定して、TO/GAスイッチを押して離陸推力を設定します。

そして地上から1000フィート以上で自動操縦をオンにします。

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ここでMCPのどのボタンを押すかですが、実はこれまた実機とシミュレーター、シミュレーターの中でもソフトによっていろいろと押し方が違っていて、実際に押してみないとどうなるかわからないということも少なくありません(笑)。その上、機能が狂うこともあります。ですから、基本的には手で操縦できるように。離陸・上昇・巡航・降下・着陸、いずれも手で操縦できるようになっていないと、なかなか大変です。あり得ないようなことが起きますので。

上の写真のMCPの説明ですが、まず左上のオートスロットルをARMするスイッチはこの機体ではいつもオンになっています。実際には離陸する前にオンにします。

フライトディレクター(FD)はオンにしてあります。まず離陸すると速度を一定に、針路は滑走路の延長線上で飛ぶ、ということが一般的です。それをどうやるかですが、速度の窓には上昇速度、ここではV2+15ノットでザックリ167、針路は滑走路で合わせた002度、高度は34000フィートまで上昇するということで34000を入れます。

ボタンですが、まず針路の窓の下にあるHOLDというボタンを押します。このボタンの機能は実機とは異なり、このボタンを押すと窓に出ている針路に向かって旋回します。実際はこのボタンを押すとそこで旋回を止めて直進飛行になります。窓に出ている方位に旋回したいときは、数字を動かす丸いノブがボタンになっていて、これを押します。

それから高度のところには黄色いランプが既についています。これはARMしているという意味で、この高度まで上がったら水平飛行に移ります。実際にはここのボタンはランプがついていなくてもARMになります。そしてボタンを押してランプを点灯させるとその高度で上昇または下降を止めて、水平飛行になります。この機体の場合には針路と高度、この2つのランプがオンの状態で空中に上がります。

そして1000フィートが過ぎたら画面右側のオートパイロットのボタン3つのうちのどれかを押します。通常は一番左です。するとこの機体では3つ全部ランプがつきます。実際には独立したオートパイロットが3台装着されているので、機長席で操縦している場合には左側のボタンを押して、左のオートパイロットで操縦します。3つ同時に点灯し、同時に作動するのは自動着陸のときだけです。

この状態では針路が窓に出ている方位に自動操縦されます。

次にタテに3つ並んでいるボタンの一番下、FL CHを押します。するとSPDランプも自動的に点灯します。これはフライトレベルチェンジといって、ピッチを調整して窓に出ている速度を守りながら、指定の高度まで上げて行く、最も一般的なコマンドです。推力は実際には離陸推力から上昇推力に下げます。B747-400でもFMSで自動的に下げることが一般的ですが、昔は航空機関士が後ろから手を伸ばして、スロットルをじわっと戻していました。

この状態で飛行機は窓に出ている速度、方位で窓に出ている高度まで自動的に上昇していきます。ここまで来たら操縦かんとスロットルから手を離して大丈夫です。

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そして2500フィートを過ぎたあたりで速度を250にして250ノットまで加速し、FMSのルートに乗るべく、LNAVボタンを押します。先ほどナビゲーションをFMSに設定しましたから、ここでLNAVを押すとFMSのルートに向けて旋回し、ルートに乗って飛んでいきます。このLNAVも実際のB747-400とは動きが異なっています。その下にVNAVのボタンもありますが、これは今回は使っていません。ここで機は右旋回していきます。

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このように雲の中を旋回上昇していきます。フラップは全部引き上げてあります。

やがて10000フィートを過ぎたら速度を300ノットにします。

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FMSのコースに乗っています。針路を示すピンクの点線は常に飛行機の針路に合わせておきます。北海道の大地と太平洋が眼下に見えます。やっと雲を抜け出しました。

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しかし、行く手にはまた大きな雲が待ち構えています。

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接近してみるとこんな感じです。着陸灯のスイッチは切ってありますが、なぜかまだ点灯しています。

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28000フィートを越えたので、速度を300ノットからマッハ0.84に変えます。速度の窓の下の黒いボタンを押すとマッハに切り替わります。

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Local Mapを見ると次のように航跡と現在位置が示されています。既に機は太平洋上を飛んでいます。

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やがて前方に巨大な雨雲が見えてきました。しかし前を見る限り、上を飛び越えられそうです。

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雲を抜けたので、防氷装置をすべてオフにします。

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それからシートベルトサインもオフにします。

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やがて飛行機は巡航高度FL340に達しました。なお、14000フィートを過ぎたところで、EFIS上段の右側のノブ、すなわちQNHを設定するノブを押します。これで気圧が1013ヘクトパスカルの標準値に変わります。QNHから標準値、標準値からQNHに変える時の高度は国によって大分違います。

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地図に見えていた雨雲が次第に近づいてきます。しかし結構高度があってこのままでは雨雲の中に入りそうです。そこでFL380まで高度を上げることにします。高度の窓を38000にして、FL CHボタンを押します。

FL380に達しました。上昇が終わるとFL CHとSPDのランプが自動的に消灯しますので、すかさずTHRのボタンを押します。

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このように雲の上を飛ぶことになります。

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地図を見るとこのように雨雲の真上を飛んでいます。

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ただ、これだと地上が見にくいので、雨と雲のチェックを外します。するとどこを飛んでいるかがすぐわかります。三沢の西を飛んでいます。

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針路が変わるポイントではこのように自動的に旋回していきます。

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奥羽山脈の上を飛んでいます。真冬ですが、下は緑の大地です(笑)。

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ではここで阿見VOR/DME(TLE)まで直行してみましょう。以下のようにFMSの1番でVORのボタン(NAV/RAD)を押し、続いてTLEと入力します。すると次のように出てきます。なお、この操作を行うとそれ以降の全ての地点の情報が消えてしまいます。

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入力後改めてLNAVを押します。すると機はTLEに向けて変針していきます。この入力作業をしている間は、針路のHOLDボタンを押しておきます。こうすると機はピンク色の点線の方向に進みます。この場合は直進です。常に進行方向にピンクの点線を合わせておくことで、HOLDのボタンを押せば常にまっすぐ進みます。

さて、ではそろそろ降下です。一般に降下したいフィート数の下3ケタを切って、数字を3倍したマイル手前から降下するとちょうど良いと言われます。

ここではTLEで1万フィートにしたいので、FL380から約28000フィート降下します。すると28X3で84マイルとなります。FMSの画面には次のポイントまで何マイルか出ます。これを参考に降下開始地点を決めます。

では降下を初めます。ここではまず28000フィートを指定し、降下率を毎分2500フィートとします。速度は28000フィートまで0.84のままです。巡航から降下する時には2500フィートぐらいの降下率で降りてくると落ち着いて降下できます。少しでも早く到着したい時には降下開始を遅らせて大きな降下率で降りてきます。スピードが出過ぎる時にはスピードブレーキを開きます。しかし慣れないととても大変で、空港を行き過ぎてしまうことすらあります。ゆっくり降下することをお勧めします。

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続いてFL280に達したら高度を10000に、速度を300ノットにします。前方に太平洋が見えてきました。

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特に揺れなどがなければ14000フィートあたりでシートベルトサインをオンにします。

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速度は280ノットに減速します。10000フィートで水平飛行に移ります。

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霞ヶ浦が見えてきました。

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TLEを過ぎて15マイルほど飛んでから高度を4000フィートまで下ろし始めます。針路は190度。速度は250ノット。オーバーヘッドを開いてLanding LightとRunway Turnoff Lightをオンにします。エンジン計器のEPRの表示が異常ですが、エンジンは正常に動いているようです。

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また前に雲があるので、防氷装置をオンにします。

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それから東京国際空港(羽田)の使用滑走路やQNH、風、気温、天気などを聴くためにATISの周波数を合わせます。羽田は128.8です。この周波数はLocal Mapで東京国際空港のところをクリックすると出てきます。

すると声とともに上に青い字でATISが出てきます。使用滑走路は34Rおよび34L、QNHは1012です。

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機は房総半島の付け根をまっすぐ南に降下していきます。

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ここでILSをセットします。今日は34LのILSを使って34Lに降ります。ILSの周波数とコースの方位もLocal Mapに出ています。周波数が111.7、コースの方位が337です。このデフォルトのB747-400ではILSのセットは意外な場所で行います。

まず周波数は先ほどの無線のところで黒いボタンのVHF Lを押し、111.7と入力します。コースの方位はその右下にある3台目のFMSのNAV/RADボタンを押します。そしてここでは337を入れ、上のピンク色の数字の脇のボタン、すなわちFMSの左側の上から3つ目のボタン3Lを押します。するとここにコースの方位がセットされるのです。

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これでILSがセットされ、あとは電波を受信するばかりです。ところがいくら飛んでも全然電波を受信しないのです。一旦、コースを行き過ぎて戻ってきても全然受信しないのです。フラップ5度、速度180ノット、高度3000フィートまで降りても何も受信しません。EFISの下の左のつまみは一番左側、すなわちILSの着陸にモードを合わせてあります。

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とりあえずそのまま一回左に旋回して体制を立て直します。どうしたことかとLocal Mapを見てみました、するとなんと、羽田のILSが全部赤色、すなわちシャットダウンになっています!

さっきは34Rと34LのILSが青色、すなわち稼働中でした。突然何かの理由でこれが止まったのです。ということは今日は手で操縦して降りなければなりません!風は40度の方角から7ノット、視程は15マイル以上ありますから大丈夫でしょう!

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そこでオートパイロットとフライトディレクターを切り、手動で34Lに正対します。滑走路はよく見えています。

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フラップ30度。機首が水平からやや上を向く状態に速度を合わせます。この時の速度は137ノットぐらいでした。PAPIが白白赤赤になるように降りていきます。そして着陸です。この、白白赤赤で降りて行く時に機種が水平より下を向いているときは速度が速い時です。接地までに減速する必要があります。また大きく上を向いているときは速度が遅い時です。失速の危険があります。

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接地が近づくとあと地面まで何フィートあるかを電波高度計が測ってアナウンスしてくれます。50フィートを過ぎたらスロットルを静かに戻します。そして接地したら逆噴射、手動でブレーキをかけ、スポイラーを立てます。このデフォルトのB747-400にはオートブレーキがついていないのです。

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そして滑走路上に完全に止まりました。

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こうして羽田に到着です。お疲れ様でした!!

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デフォルトのB747-400はなかなか苦労するところもありますが、それでもジャンボを自分の手で飛ばすことは楽しいことです。実際には1人ではなくて2人で飛ばします。シミュレーターでも1人ではなくて2人で飛ばすとさらに楽しく、また余裕が出てきます。ぜひ楽しんでみてください。

次回は有償のX-Plane10のソフトで最新鋭のボーイングの飛行機、B787を飛ばしてみたいと思います。

(おわり)

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