【10月開催】 藤原直哉関連イベントのご案内

令和8年10月開催の藤原直哉関連勉強会・イベント一覧です。

主催:株式会社 あえるば(各地藤原塾幹事さん開催含)・有限会社 藤原情報教育研究所・NPO法人日本再生プログラム推進フォーラム(NSP) ・NPO法人全国自然栽培実行委員会(88mirai)の勉強会・イベントのみの掲載となります。

 

【10月】

・2日(金)長岡藤原塾

・10日(土)14:00〜17:30 
 広島藤原塾@広島電鉄 原爆ドーム前電停から徒歩1分・バス原爆ドーム前または紙屋町から徒歩1分

・14日(水)18:15〜20:45
 藤原学校@東京駅周辺&オンライン

・16日(金)14:30〜17:30
 大阪藤原塾@地下鉄御堂筋線 淀屋橋駅/京阪本線 淀屋橋駅から徒歩5分

・21日(水)14:30〜15:30
 第15回 藤原直哉とロハスで愉快な仲間たちライブ配信@YouTube

・24日(土)13:30〜17:00
 【参加者募集中】NSP第24期総会イベント@東京駅周辺&オンライン

・28日(水)18:15〜20:45
 藤原学校@東京駅周辺&オンライン

・31日〜1日(土日)
 【参加者募集中】少人数で藤原直哉と楽しむ遠山郷の1泊2日

 

<その他>

・【販売中】令和7年度産 88mirai自然栽培米 ササシグレ(単品)

・【藤原直哉推薦本 販売中】電子版「現代語訳 南淵の書」(訳者:長谷健司さん)

・【販売中】現代語訳 南淵の書 出版記念 訳者 長谷健司さんと藤原直哉のトークイベント(アーカイブ動画)

・【販売中】藤原直哉のワールドレポートチャットボットサービス開始!ワールドレポートをデータベース化、大規模言語モデルと生成AIを活用したチャットボットを開発しました。無料でお試しもできます。

・【販売中】藤原直哉のオンライン読書会:日本人の財産って何だと思う?(アーカイブ動画)

・【販売中】電子版「日本の財産って何だと思う?」

・【販売中】電子版「富貴のこころ」

・【お仲間募集中】NPO法人全国自然栽培実行委員会(88mirai)賛助会員

\藤原直哉の漢字一文字/

藤原直哉が、翌年を予想して「来年の漢字一文字」を毎秋発表しています。

2005年 平成17年 驚

2006年 平成18年 叛

2007年 平成19年 流

2008年 平成20年 怒

2009年 平成21年 解

2010年 平成22年 転

2011年 平成23年 決

2012年 平成24年 生

2013年 平成25年 民

2014年 平成26年 場

2015年 平成27年 蘇

2016年 平成28年 醒

2017年 平成29年 志

2018年 平成30年 祓

2019年 平成31年 令和元年 迅

2020年 令和2年 吐

2021年 令和3年 曙

2022年 令和4年 情

2023年 令和5年 渡

2024年 令和6年 旗

2025年 令和7年 還

2026年 令和8年 貫

2027年 令和9年 旭

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2026年10月 8日 (木)

令和8年10月シンガポールより|藤原直哉理事長(収録型)

2026年10月7日(水)〜8日(木)TOKEN2049 SINGAPORE(The World’s Largest Crypto Event) に参加中の現地収録コンテンツ(音声・動画・AI要約)をお届けいたします。

 




 

 

**\AIによる要約です/**
*音声自動認識で書き起こしによるAI要約ですので、誤記等が含まれる場合もありますので予めご了承ください。

 

シンガポールで開かれた世界最大級の暗号資産の国際会議 TOKEN2049 の会場から、その場で受け取ったことを忘れないうちに、と収録されたものです。中心にあるのは「金融リセットとは、法体系を継承しないことだ」という一点です。6つの層に向けてそれぞれ異なる角度から要約しています。どこからお読みいただいても構いません。

 

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## 小学生のみなさんへ

 

**まず、行ってみた**

 

暗号資産の国際会議に行くのは初めてだった、とお話しされました。2020年に一度行こうとして、コロナで行けなくなり、そのままになっていたそうです。何でも行ってみないとわからないことが多い——そこから今回の話は始まります。

 

**カウンターの内側**

 

銀行には、カウンターがあります。お客さんは、その内側には入れません。薬局もそうです。電車やバスの運転席も、お客さんは入れません。世の中のたいていの場所には、ここから中には入れませんという決まりがあって、その中のことをよく知っている人たちが仕事をしています。

 

ところが、このカウンターの内側が、だんだん機械に置き換わってきている、とお話しされました。車の自動運転がそうです。役所の手続きも、オンラインでできるようになっています。お金の世界でも、同じことが起きはじめている、と。

 

**インターネットは、どこで地面につくのか**

 

会議のはじめに話した人が、「インターネットをどこでプリントアウトするか」と言ったそうです。不思議な言い方ですが、意味はこうです。インターネットは世界中どこでもつながっているので、では実際にどの国の、どの街に住んで仕事をするのか——そういう問いなのだと。

 

これまでは、お金の仕事をするならロンドンかニューヨークに行かなければ始まりませんでした。でも会場では、その話が一度も出てこなかったそうです。これからは国を選ぶのではなく、街を選ぶのだ、と。そして「日本の田舎がいいんじゃないか」という声もあったそうです。人が減って、家が余っていくから、と。

 

**動けることが、戦争を止める**

 

その人が最後に言ったのは、こういうことでした。世界の戦争を止めるには、**何でも動かせるようにすること**がいい。けんかは、動かせないものを取り合うから起きる。だから、どこへでも移れるようにしておくことが、戦争を止めるいい方法なのだ、と。会場で堂々とそういう話をするのを聞いて、驚かれたようです。

 

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## 中学生のみなさんへ

 

**お金は、何に支えられているのか**

 

お札そのものは紙です。では何がその値打ちを支えているのか——今回の話の軸はここにあります。

 

昔は**金(きん)**でした。100年前、世界のお金の中心はイギリスのポンドで、イギリスは「ポンドを持ってくれば金と交換します」と約束していました。だから世界の金融が回っていた、と。1920年代のアメリカの繁栄も、その仕組みの上にあったそうです。

 

ところが金融が無茶苦茶になり、**1931年、イギリスはついに金本位制をやめます**。もう金は出さない、という宣言です。ポンドの裏づけから金が外れ、ポンドが暴落し、ドルも暴落し、アメリカは一気に行き詰まりました。その立て直しのために1933年と1934年に証券の法律が作られ、金融の中心がロンドンからニューヨークへ移った——これが今の金融の始まりだ、と整理されます。

 

そして今、アメリカのドルを支えているのは**アメリカ軍**だ、と述べます。米軍が世界から引き上げれば、その裏づけが外れる。そのとき次に持ってくるのが、また**金**なのではないか、と。

 

**カウンターの内側がなくなる**

 

銀行や証券の仕事は、長く勉強して経験を積んだ人たちが、お客さんの入れない「カウンターの内側」で動かしてきました。暗号資産の世界では、そのカウンターの内側がほとんど機械に置き換わる、と。いまならAIエージェントです。会場でも、AIエージェントにどう取り組むかという話が多く出ていたそうです。

 

**街を選ぶ**

 

会議では「インターネットをどこでプリントアウトするか」という言い方が使われたそうです。世界中どこでもできる仕事を、どこに着地させるか。ロンドンでもニューヨークでもなく、これからは国ではなく街を選ぶ、と。従来の拠点はどこも不動産が高くなりすぎた。日本の田舎はどうか、という話も出たそうです(ただし家の改装に相当お金がかかる、とも)。

 

**覚悟のいる時代**

 

結びで述べられたのはこういうことです。これからは、自分の財産がどうなるかは、自分が投資した会社がうまくいくかどうかにかかっている。そしてそれは、業界全体、国全体、世界全体がどうなるかにつながっている。「何があってもあなたの財産だけは守られる」という話は、もうない、と。

 

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## 高校生のみなさんへ

 

**金融リセットとは、法体系を継承しないこと**

 

今回の中心はここです。会場で最初に強く感じたのは、「法体系を継承しない」という点だった、と述べます。

 

ビジネスの法律の源流は**ローマ法**です。財産についての規定が非常に細かくできており、今も世界中の法律の基礎になっている。国際金融は、ローマの植民地であったロンドンのシティから始まったので、ローマ法はイギリスへ渡ります。イギリスでは、国王と関係のないところで商売をする市民たちが**慣習法**を作り上げていきました。

 

やがて王立の裁判所ができます。ロンドンのストランド、シティの入り口にある**王立高等法院**。そしてもう一つ、海軍が植民地で開いていた**海事裁判所**。この二つで何百年にわたって商事の裁判が行われ、膨大な判例が積み上がりました。ここで、商事裁判には陪審員を使わないほうがうまくいくという経験則が確立します。海事裁判所では、陪審員を置かず職業裁判官が即決していたそうです。

 

この蓄積がアメリカに渡り、**デラウェア州**に落ち着きます。デラウェアには法の裁判所に加えて**エクイティ(衡平法)の裁判所**があります。エクイティとは、法の条文どおりに裁くと無茶になる領域のことで、ビジネスにはそういう事柄が多い。イーロン・マスクの巨額報酬をめぐる裁判も、ここに持ち込まれました。だからアメリカでは多くの法人がデラウェア州に設立され、裁判もデラウェア法で行われる。多国籍企業が多いので、ここが事実上、世界のビジネス法として機能してきた、と。

 

**ところが、その商事裁判がテキサスへ移る流れになっている**、と述べます。テキサス・ビジネス裁判所が作られ、そこへ商事・金融の裁判が持ち込まれる。しかも**ここは陪審裁判**です。つまり判例を一から作り直すことになる。テキサスの陪審裁判の傾向を考えれば、持ち込まれた時点でおおよその結果は見えている、とも。

 

これは、**ローマから二千年続いてきた法体系を真っ二つに切るということだ**——そう位置づけられます。だから今後は、二千年の蓄積ではビジネスを判断できない時代が始まる、と。

 

**1929年 → 1931年 → 1933年、という型**

 

歴史の参照点として置かれるのが、ここです。

 

いまの証券の仕組みは、1933年の証券法と1934年の証券取引所法で動いています。その前にあったのが1929年の大恐慌で、それまでのアメリカの金融は「西部劇の世界そのもの」だった、と。それでも回っていたのは、イギリスが金本位制をやっていたからです。

 

1931年、イギリスが金本位制から離脱します。国際金融に担保を出さないという決定です。ポンドが暴落し、ドルも暴落し、アメリカはデフレで行き詰まり、金融システムが止まりました。その後に上院の銀行通貨委員会で**ペコラ委員会**の調査が行われ、証券市場の不正がやがて国家そのものを脅かすという認識が示されます。そこから1933年法・1934年法が生まれ、無数の規則——有名な**規則10b-5**などが積み上がって今日に至る、と。

 

重要なのは順番です。**イギリスが国際金融から撤退したところから、次の体系が生まれた。** 金融の中心が、制度の上でもロンドンからニューヨークへ移った瞬間でした。

 

**今回の担保は、アメリカ軍**

 

同じ型を今にあてはめると、こうなります。いまドルを裏づけているのは**アメリカ軍**だ、と。米軍が世界から引き上げれば、その担保がドルから外れる。そうなればドルは、ただの赤字国の通貨——かつてのポンドと同じ扱いになる。

 

そのときアメリカ自身がどうするか。ローマとシティの金融を引き継いだ1933年法・1934年法の世界を投げ打って、まったく新しい分散型の金融でやる。そして次の裏づけとして**金**を持ってくる。法体系も全部変える。そこまではっきり言う人はいないが、点と点をつなげばそうならざるを得ない、と述べています。

 

**分散型金融が、何から分散しているのか**

 

最近の呼び方は**DeFi(Decentralized Finance、分散型金融)**で、暗号資産はその中の一つの道具にすぎない、と。そして「分散型」の意味は、**ニューヨークとロンドンから離れた金融、ローマ法を継承しない金融**と読み替えて間違いない、と述べます。

 

ではルールはどうするのか。会場の発想は「**世界共通の常識に基づく運用**」で、それが通らないところではやらない、というものでした。各国に制度変更を求めて回るのではなく、通る場所でやる。通るだろうという見込みの根拠はスマホです。便利であれば世界中で使われる。分散型金融はそのアプリの一つだから、使われないはずがない、と。

 

**利回りのない世界へ**

 

ここが技術的な核心です。金融は**利回り**を中心に成り立っています。利回りがあるから、現在価値と将来価値を結びつけて計算できる。金融電卓の5つのキー——N・I・PV・PMT・FV——のうち4つを入れれば残る1つが決まる。これが金融技術の核心部分です。

 

証券(セキュリティ)とは、利回りに基づく**将来の約束**です。なぜ「安全保障」という語を使うのか。未来の約束だから、適当にやれば必ず破られる。だから当事者が逃げられないように拘束する仕組みが要る——そのための法体系だった、と。

 

ところがコモディティ(商品)は違います。金も油も銅も、それ自体は金利を生みません。貸し借りをして初めて金利が生まれる。だから**期間収益(PMT)がない**。利回りがないので、現在価値と将来価値の連結もない。金融理論の核心が、そのままでは成り立たない世界です。不動産は最初から利回りがつくので、これは金融の側に入ります。

 

そして、暗号資産は**このコモディティの側へ向かっている**、と述べます。キャピタルゲインとロスしかない世界です。分かりやすい例として挙げられたのが**予測市場のポリマーケット**で、1ドルを賭けて「はい」か「いいえ」に乗り、当たれば戻り、外れれば戻らない。途中で値段がつく。金利も期間収益もない。

 

なぜペイメントがないのかというと、期間収益を約束するには緻密な組織と、情報開示を含む1933年法・1934年法のような法律がどうしても必要になるからだ、と。それがないなら、あとは出す側と受ける側で話し合って決めてください、という世界になる。

 

**だから、ゼロから始めるにはこれ以上いい制度がない**——今の金融はローマ法・イギリス法・アメリカ法の厳しい体系の中にあって、無視することも揺るがせることも非常に難しい。それを迂回して一から作るのに、これが最も適している、という見立てです。

 

**イラクからの撤退が象徴するもの**

 

文明論として語られた部分です。四大文明のうち三つが中東・北アフリカにあり、さらに遡ればシュメールの都市文明がある。**イラクは文明の発祥地**です。一方、物質文明が最後まで栄えたのがアメリカ。

 

2003年にアメリカがイラクを攻撃したということは、物質文明の最も新しい側が、物質文明の最も古い元を攻撃したということになる。物質文明の自己破壊そのものだ、と。だから世界が注目した。そしていま撤退するということは、食った側も崩れ、物質文明そのものが巨大な転換点に至らざるを得なくなったことを象徴する、と述べます。

 

経済力も軍事力も圧倒的に上だった側が、目的を達せられなかった。**物質だけでは国の強弱は決まらないということの、歴史的な証明だ**、と。

 

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## 大学生のみなさんへ

 

**三層に分けて読む**

 

今回も、観測・制度予測・説明枠組みの三層に分けると整理しやすくなります。

 

観測にあたるのは、TOKEN2049の出展企業が技術的な「部品」の提供者に集中しており全体設計の担い手が不在であること、主催側の言説に金融センター(ロンドン・ニューヨーク)への言及が現れないこと、マイニング拠点としての中国の閉鎖とカザフスタンの事情、既存拠点の不動産価格、ステーブルコイン決済と既存カード決済網・州認可銀行の組み合わせ、クラウドファンディングの定着。制度予測は、商事裁判管轄のデラウェアからテキサスへの移行、GENIUS法とCLARITY法が1933年法・1934年法に代わる基本法として機能すること、米軍撤退によるドルの裏づけの喪失と金への移行、中央銀行発行デジタル通貨の排除。歴史的アナロジーは、1931年のイギリス金本位制離脱からペコラ委員会を経て1933年法・1934年法に至る過程です。

 

**法源論として読める部分**

 

もっとも分析的に扱えるのがここです。商事法の系譜を、ローマ法 → イギリスの慣習法・王立高等法院・海事裁判所 → デラウェア州法(コモンローとエクイティの二元構成)という継承として描き、その継承が意図的に切断されつつある、と位置づける議論です。

 

切断の指標として挙げられるのが、陪審の有無です。海事裁判所が職業裁判官による即決を採ったことが商事裁判の効率性を支え、その系譜がデラウェアの衡平法裁判所に至った。これに対しテキサス・ビジネス裁判所は陪審裁判であり、判例の蓄積がゼロから始まる。つまり同じ事案に対する判断の予測可能性が、二千年の蓄積から切り離される。「ローマから二千年続いてきた法体系を真っ二つに切る」という表現は、この予測可能性の断絶を指しています。

 

なお、デラウェアからテキサスへの移行については、連邦の単一の決定というより州間の管轄競争として進んでいる面があり、この点は要約の段階では誰の決定かを特定せずに記述しています。

 

**制度設計としてのPMT不在**

 

技術的にもっとも示唆が深いのがこの論点です。証券規制の存在理由を、期間収益(PMT)の約束を担保する必要から導く、という構成になっています。すなわち、将来にわたる定期的な支払いを約束する商品は、約束の履行を強制する仕組み——情報開示、受託者責任、罰則——を必然的に要求する。したがって1933年法・1934年法のような体系が生まれる。

 

逆に、期間収益が存在しない商品(コモディティ、およびキャピタルゲイン・ロスのみで構成される暗号資産)は、その要求から構造的に自由になる。現在価値と将来価値を結ぶ利回りがないため、金融理論の中核装置そのものが適用されない。結果として、規制の論拠が薄くなる。

 

ここから導かれる含意は二つです。第一に、暗号資産がコモディティとして位置づけられることは、分類上の技術論ではなく**規制回避の経路選択**である。第二に、既存体系が厳格で迂回困難であるからこそ、新規参入はこの経路を通る——「ゼロから始めるにはこれ以上いい制度がない」という評価は、この構造から出ています。

 

予測市場をめぐる法的位置づけの争いも、同じ軸上にあります。賭博か、コモディティか、デリバティブか。当事者はデリバティブとしてCFTCの管轄を主張し、気候や電力料金を対象とする既存の先物取引の一種だと位置づける。これに対し賭博とみる州政府もある、という状況が紹介されました。

 

**資金調達の正統性が移動している**

 

クラウドファンディングについての指摘は、制度変化の指標として読めます。1933年法・1934年法の体系を内側から理解した者にとって、不特定多数からの資金調達をあの方式で行うことは不正の典型に見える。にもかかわらず、それが世界中で通用し、日本でも日常になっている。**その事実自体が、1933年法・1934年法の体系が縮小し始めている証拠だ**、と。

 

あわせて、エリック・トランプの発言として紹介されたのが、儲かる投資には一般投資家を入れず、結果が不確実な案件に一般大衆を入れてくる、という従来の構図への批判です。トランプ家自身が金融の利用者側であり、だからこそ利用者にとって使いやすい設計に作り替えようとしているのではないか、という見立てが示されました。会場に全体設計の担い手が不在であることが、その推進力の説明として置かれています。

 

**モビリティと平和の議論**

 

主催側から提示されたのが、移動可能性(モビリティ)が戦争を抑止するという命題です。紛争は移動不能な利権の取り合いから生じるのだから、あらゆるものを移動可能にすることが抑止につながる。金融機能を特定の都市から切り離すことが、その一環である——国際金融の中心地で言われる言葉としては異例のものだ、という受け取り方が示されました。

 

**カウンターの内側という概念**

 

組織論として応用の効く比喩です。銀行、調剤薬局、交通機関の運転席、役所の窓口——いずれも顧客を排除した領域があり、その内側の常識を習得した者が運営を担う。この境界が、専門職の存在根拠であると同時に、外部からの検証を遮断する構造にもなっている。

 

暗号資産とAIエージェントは、この内側を機械に置き換える。したがって問われるのは効率ではなく、**内側の常識が担っていた判断を誰が引き受けるのか**という点になります。機械の運営自体は人が行うのだから注意が必要だ、という留保も置かれていました。

 

**物質文明の自己破壊という読み**

 

イラク撤退をめぐる議論は、文明論的な解釈として提示されたものです。文明の発祥地に対する、物質文明の最終局面からの攻撃を自己破壊とみる読み。そして、経済力と軍事力で圧倒していた側が目的を達しなかったことを、「物質だけでは国の強弱は決まらない」ことの歴史的証明として位置づける構成です。解釈として受け取るべき層ですが、物質的指標に還元できない国力の要素という論点は、それ自体議論に値します。

 

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## 社会人のみなさんへ

 

**何が変わろうとしているのか**

 

実務の前提として押さえるべきは、次の三点です。

 

第一に、**資金調達の正統な経路が移動しつつある**。既存の証券法体系の外側で不特定多数から資金を集める方法が、例外ではなく日常になりつつあります。クラウドファンディングの定着が、その最も分かりやすい指標として挙げられました。

 

第二に、**商事紛争の予測可能性が変わる可能性がある**。商事裁判の管轄がデラウェアからテキサスへ移る流れがあり、後者は陪審裁判です。長年の判例に依拠した見通しが、そのまま使えなくなる領域が出てきます。国際契約の準拠法と紛争解決条項を見直す論点になります。

 

第三に、**カウンターの内側が機械に置き換わる**。銀行員や証券担当者が担ってきた領域が、AIエージェントに移っていく。会場でもAIエージェントへの取り組みが主要な話題だったそうです。これは金融に限らず、専門職が顧客を入れない領域を持つ業種すべてに及ぶ変化です。

 

**実務上の論点**

 

- **決済**:ステーブルコインによる国際決済が実装段階に入っている。既存のカード決済網の即時決済機能と、州認可を持つ銀行による一時的な資金預かりを組み合わせる構成が紹介されました。技術以上に、法務と税務が難所になる
- **調達**:証券法の枠外からの資金調達を選択肢として検討する余地。ただし後述のリスクが伴う
- **運用・財務**:期間収益のない商品が中心になるため、利回りを前提にした評価手法が効かない。元本が戻らない前提の資産配分になる
- **為替**:ドルの裏づけが米軍から金へ移行するというシナリオを、中長期の前提に置くかどうかの判断
- **契約**:準拠法・裁判管轄条項の点検。陪審裁判を前提とした紛争コストの見積もり
- **拠点**:「国ではなく街を選ぶ」という発想。従来の金融拠点は不動産コストが高すぎるという認識が共有されており、日本の地方への関心も語られていました(改装コストの大きさも同時に指摘)

 

**押さえておくべきリスク**

 

今回の内容で、実務者がもっとも注意すべきはここです。期間収益がないということは、**情報開示や受託者責任を要求する法的根拠が薄いということ**です。その結果、投資家保護の水準は構造的に低くなります。

 

この点について、藤原直哉自身も明確に述べています。これからの運用は一か八かしかない。投資先が成功しない限り金は戻らない。賭けが外れたら全損で、それが当たり前だと理解しなさい、と。予測市場と暗号資産のデリバティブが広がれば、賭博との区別もつきにくくなる、とも。

 

言い換えれば、**自己責任の範囲が制度的に拡大する局面**です。従来は法が担保していた部分を、投資する側が自分で見極めることになります。

 

**「政府が国民を守る」という前提の終わり**

 

1933年法・1934年法の体系はニューディールであり、**政府が国民を守るという仕組み**だった、と整理されます。その「守る」という名目のもとで想像を超える不正が行われていた。それが暴かれ、仕組みごと取り潰される。そして原点に戻った世界へ行く——そういうものだと思ってこれからやっていくことだ、と。

 

財産がどうなるかは、投資した会社がどうなるかにかかっている。そしてそれは業界全体、国全体、世界全体がどうなるかにつながっている。「何があってもあなたの財産だけは守られる」という考え方は、もはやない、と述べています。

 

**全体設計の担い手が不在だということ**

 

事業機会として読める部分です。会場の出展企業はほぼ全てが技術的な「部品」の提供者で、「うちはこれができる」というソリューションを持ち寄っている。しかし国際金融システムは、法律から税制、慣習、信仰まで含む巨大な体系です。その全体をまとめる真ん中が、ほとんどいない。

 

金融の専門家がほとんどおらず、テクノロジー主導で動いている。だからこそ利用者側の当事者が自ら乗り出さないとまとまらない——トランプ家が前面に出ている理由はそこではないか、という見立てが示されました。

 

この「部品は揃っているが全体がない」という状況は、そのまま空席の所在を示しています。

 

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## シニアのみなさんへ

 

**まず、出かけてみること**

 

暗号資産の国際会議には行ったことがなかった、2020年に一度行こうとしてコロナで行けなくなり、そのままになっていた、と最初に述べられます。そして、何でも行ってみないとわからないことが多いと今回もしみじみ思った、と。

 

収録も「忘れないうちにまとめておきました」という言葉で結ばれています。その場で受け取ったものを、その場で形にしておく。この部分は、内容とは別に残るところかもしれません。

 

**1931年のこと**

 

今回の歴史の軸は、ここに置かれています。

 

1920年代のアメリカの繁栄は、イギリスの金本位制の上に成り立っていました。アメリカの金融そのものは「西部劇の世界」で無茶苦茶だったけれど、イギリスが金という担保を出していたから回っていた、と。

 

1931年、イギリスはついに金本位制から離脱します。もう国際金融に担保は出さないという決定でした。ポンドの裏づけから金が外れ、ポンドが暴落し、ドルも暴落し、アメリカはデフレで行き詰まり、不正が入り込んでいた金融システムが止まりました。

 

その立て直しとして1933年・1934年に証券の法律が作られます。上院でペコラ委員会の調査が行われ、証券市場の不正がやがて国家そのものを脅かすという認識が示された。そこから無数の規則と判例が積み上がって、今の金融になった——**金融の中心が、制度の上でもロンドンからニューヨークへ移った瞬間**でした。

 

**そして今度は、アメリカ軍が外れる**

 

いまドルを裏づけているのはアメリカ軍だ、と述べます。米軍が世界から引き上げれば、その担保がドルから外れる。そうなればドルは、ただの赤字国の通貨——かつてのポンドと同じ立場になる。

 

そして次に持ってくるのが、また**金**なのではないか、と。あのときイギリスが金を外し、いまアメリカが軍を外す。同じ形が繰り返されている、という読みです。

 

**二千年の法体系が切れる**

 

商売の法律の源流はローマ法です。それがロンドンのシティに渡り、イギリスの裁判所で何百年もかけて判例が積み上がり、アメリカのデラウェア州に受け継がれて、世界のビジネスの法として機能してきました。

 

その商事裁判が、テキサスへ移る流れになっている、と。しかもそちらは陪審裁判なので、判例を一から作り直すことになる。**ローマから二千年続いた蓄積を、真っ二つに切るということだ**、と述べています。これまでの常識では商売の判断ができない時代が始まる、と。

 

**「政府が守る」という時代の終わり**

 

ここが、おそらくもっとも重く響く部分です。

 

1933年法・1934年法の体系はニューディールであり、**政府が国民を守る仕組み**でした。けれどもその「守る」という名目のもとで、想像を超える不正が行われていた。それがすべて暴かれ、仕組みごと取り潰される。そして**原点に戻った世界**へ行く、と。

 

これからは、自分の財産がどうなるかは、自分が投資した先がどうなるかにかかっている。そしてそれは業界全体、国全体、世界全体がどうなるかにつながっている。「何があってもあなたの財産だけは守られる」という考え方は、もはやない、と述べています。

 

**カウンターの内側**

 

銀行の窓口には、お客が入れない内側があります。調剤薬局も、電車の運転席も、役所の窓口も同じです。その内側の常識を身につけた人たちが仕事を担ってきました。

 

その内側が、機械に置き換わっていく、と。役所の手続きがオンラインで済むようになれば窓口の人は減る。金融も同じで、いまならAIエージェントがそこに入る。長く勉強と経験を積んだ人がいた場所が、そうでなくなる——そういう変化として語られました。

 

**物質だけでは、国の強弱は決まらない**

 

イラクからの撤退について、文明の話として語られた部分です。

 

四大文明のうち三つが中東・北アフリカにあり、さらに遡ればシュメールの都市文明がある。イラクは文明の発祥地です。一方、物質文明が最後まで栄えたのがアメリカ。2003年の攻撃は、物質文明の最も新しい側が最も古い元を攻撃したことになり、物質文明の自己破壊そのものだった、と。

 

そして今回の撤退は、食った側も崩れ、物質文明そのものが大きな転換点に至らざるを得なくなったことを象徴する、と。経済力も軍事力も圧倒的に上だった側が、目的を達せられなかった。**物質だけでは国の強弱は決まらないということの歴史的な証明が、ここではっきり出た**——そう結ばれています。

 

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**\第24期総会イベント@東京駅周辺&Zoom/**
10月24日(土)13:30〜17:00(*有志懇親会 17:30~19:30)、今期も皆さまとのご縁・交流が深まりますことを運営チーム一同、愉しみにしております。ぜひお気軽にご参加くださいませ。https://nipponsaisei.jp/events/334

 

 

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2026年10月 6日 (火)

藤原直哉の「21世紀はみんながリーダー」 2026年10月7日 産んでないものは成長しない

産んでないものは成長しない


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要約


本会では、「産んでないものは成長しない」を主題に、話者が組織・事業・教育機関・行政などの持続性を、単なる資源の「合成」と新しい生命・価値を生む「融合」の違いから論じた。話者の見解では、資金・人員・制度を寄せ集めただけの組織は自律的に成長せず、外部からの新規予算、人材、制度変更で劣化を一時的に補うほかない。一方、当事者の意欲を起点に新しい活動を生み、試行錯誤を重ねる個人・集団は成長できるとされた。正式な決定、合意、担当者付きの行動項目は確認されなかった。


合成組織と融合による成長の違い


話者は、単に金、人、法律などを組み合わせる「合成」と、そこから新たな命や活動が生まれる「融合」を区別した。前者は発足時が最も新鮮で、その後は劣化しやすいのに対し、後者は新しい命が生まれることで成長が始まるという説明である。合成だけの組織は、新たな予算、人材、制度を投入して劣化を抑える必要があると述べた。


デフレ期に形成された組織への問題提起


話者は、平成期の長期デフレにより、実際には価値を生み出さず、資金配分・中抜き・金融市場での資金調達などに依存する組織が増えたとの見方を示した。行政、資金を右から左へ動かす組織、一部の企業やベンチャーを例に挙げ、こうした組織は外部環境が変化し、金利・物価が上昇し、財政資金や制度への依存が難しくなると存続しにくいと論じた。


インフレ局面と自ら生む力の必要性


コロナ後の物価上昇を転機として、話者は「稼ぐ力」には成長が不可欠であると主張した。AIの進展も踏まえ、単に組織内で定型作業を担うだけの役割は減少しており、意欲を持って何かを生む行動を取れない人には居場所がなくなるという見通しを示した。これは話者自身の予測・見解であり、具体的な制度対応や組織改革案は提示されていない。


たまり場と個人起点の実践


話者は、意欲を具体的な活動に変える場として「たまり場」の重要性を強調した。自身が理事を務めるNPO「日本再生プログラム推進フォーラム」を、日本再生を進めるための「たまり場」と位置づけた。また、放送を聴く人同士が集まり対話することも同様の場になり得ると説明した。予算を得て既存組織に入ることから始めるのではなく、個人が畑、生活改善、副業などをまず始め、仲間と連携して次の活動を生み出すべきだという考えを示した。


教育・医療・介護を含む制度組織への示唆


学校については、創設理念である「建学の精神」があり、育てたい人物像や社会への働きかけを明確にして初めて、学校と子どもがともに成長すると述べた。寺院、学校、病院、介護事業所についても、予算や制度により人と資金を集めただけで始まった組織は、方針判断が必要な局面で当事者性を失いやすいと指摘した。楽しい活動であることと、組織・参加者が成長していることは別であるとの整理も示された。


転換期に関する見通し


話者は、デフレ期の常識を捨て、「産む」活動を担える人が社会の前面に出る転換期にあると述べた。戦後復興を、何もない状態から自ら作り出した人々が新しい日本の成長を支えた例として挙げた。また、米国政治をめぐる発言として、トランプ氏の言葉に「したがって」「故に」が現れる時が激動の始まりになるとの見通しを示したが、これは話者の予測として語られたものであり、具体的根拠や対応策は本会では確定していない。


チャプター


合成と融合:成長を生む組織の条件‎


話者は、組織や活動を単に資金・人員・法律で集めた「合成」と、構成要素が融合して新しい命を生む状態に分けた。合成された組織は、新たに生み出すものがない限り発足時から劣化していき、成長は起こらないとした。


このため、合成だけで運営される組織は、新規予算、新しい人材、新制度の導入によって一時的に状態を戻すことはできても、自律的な成長には至らないという見解を示した。


行政・資金配分組織とデフレ期の存続構造‎


話者は、中央・地方行政や外交を含む行政の多くを「合成」の構造として捉え、何かを生み出しているわけではないと論じた。また、財政資金を動かすことや中抜きを中心とする組織も、自ら価値を生み出していないため、金利・物価・世界的な体制変化によって資金や制度への依存が難しくなれば容易に終わると述べた。


平成期のデフレでは、資金を配れば組織運営が成立しやすくなり、リストラ、コンプライアンス、金融市場での資金調達が重視されたとする。話者は、一部のベンチャーを「つかみ金の分配組織」と表現し、デフレ環境が、生命を持たない「形だけの組織」を多数生み出したとの認識を示した。


大企業の金融化と組織の当事者性喪失‎


話者は、経営難、外資による買収、銀行管理などを経験した大企業の一部では、本業よりも配当・資金支払いが優先され、組織が「マネーマシン」として扱われたと述べた。蓄えのある大企業は直ちに倒産しなくても、組織としての生命力を失い、解体的な状態になるという比喩を用いた。


また、そのような組織では、個人が平均より少し能力を発揮するだけで比較的容易に報酬を得られるため、楽に稼ぐことが処世術として広がったとの見方を示した。話者は、こうした環境が個人・組織双方の「生む力」を弱めたと論じた。


コロナ後の物価上昇と稼ぐ力への転換‎


話者は、コロナ後に物価が本格的に上昇したことで状況が変わり、生活や事業を維持するには稼ぐ力が必要になったと述べた。稼ぐためには成長が必要であり、動物が成長・学習して獲物を得るように、企業も成長しなければ存続できないという説明を行った。


「マグロの切り身を集めても泳げない」という比喩を再び用い、寄せ集めの組織は環境変化に対応して成長できないとした。さらに、日本政府を「生んでいない組織の筆頭」とみなす話者の見解が示され、政府に合わせた組織も共に終わる可能性があると論じた。


たまり場を起点とした自主的な活動‎


話者は、「産む」ことを、参加者の意欲が具体的な形になる作業と説明し、その起点として「たまり場」を挙げた。自身が理事を務めるNPO「日本再生プログラム推進フォーラム」は、日本再生を推進するための場であり、実質的には「たまり場」であると紹介した。前任の理事長らが約20年前にこの名称と構想を定めたことについて、先見性があったと評価した。


政治運動や販売活動は熱伝導のように意欲が人から人へ伝わるものだとし、意欲が生まれた後に具体的な活動へつなげる場が必要だと述べた。国の予算を受け、既存組織に入ることを出発点にすると当事者性が失われ、「ただの合成」になり得るとの主張である。


個人の試行錯誤とAI時代の役割変化‎


話者は、活動を始める際には人や所属先を先に求めるのではなく、個人で畑づくり、生活改善、副業などを始めるべきだと述べた。その後に仲間と話し、二人以上で次の活動を生み出すという過程を重視した。


また、AIの進展により、座って定型作業をするだけの仕事は大幅に減っているとの見方を示した。意欲を持って生む行動を取る人が必要であり、試行錯誤を継続することで、1年、2年、3年と振り返った際に本人の成長が確認できると説明した。


建学の精神と制度依存組織の課題‎


学校について、話者は「建学の精神」を、どのような子どもを育て、社会でどのように活躍してほしいかという創設時の意図と説明した。その理念があれば、学校は子どもや卒業生とともに成長し、時代をつくる存在になり得ると述べた。


一方、予算が付いたことを理由に始まり、教員・生徒が単なる作業を行うだけの学校もあると指摘した。病院や介護事業所にも同様の問題があるとし、制度に基づき人と資金を集めて作られた組織は、将来の方針判断が必要な場面で本気で担う人が現れにくいとの懸念を示した。


デフレ常識からの脱却と社会の転換期‎


話者は、平成のデフレ期には「生まなくてもよく、組み合わせだけでよい」という常識が広がったとし、その常識を捨てる必要があると述べた。「生む」作業には困難や突破力が伴うが、日本人には、思いを形にしようとする迫力が歴史的にあったという見解を示した。


戦争末期の日本を、人を集めて消耗させるだけの「合成」の状態として挙げ、戦後は何もない中で自ら作り出した人々が新しい日本を成長させたと説明した。現在も同様の変わり目であり、生むことのできない人は去り、生むことのできる人が社会の前面に出ると予測した。最後に、参加者に対し、遠回りに見えても「生むこと」と「成長すること」の重要性を認識して時期を過ごすよう呼びかけた。


「今のこのすごい時代に、いろいろな示唆を与えてくれるのが出口王仁三郎たちが遺したものなのではないでしょうか。」との藤原直哉の想いから、動画・音声収録をしました。

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藤原直哉の「日本と世界にひとこと」 2026年10月7日 アメリカ独立宣言の一番最後

アメリカ独立宣言の一番最後


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要約


本回は、藤原直哉による「アメリカ独立宣言の一番最後」をテーマとした解説であり、話者は米国および国際情勢を、1776年7月4日のアメリカ独立宣言の構成、特に末尾の「従って/故に」に当たる転換点に重ねて論じた。話者の見立てでは、中東情勢は最悪の局面を回避しつつあり、トランプ政権の行動は独立宣言に沿って旧来の政治体制・国際的結合から離脱し、新たな政治体制へ移る過程として理解できるという。これは話者個人の解釈・予測であり、具体的な「従って」の宣言時期やその後の展開は未確定とされた。


独立宣言を解釈の基準とする提起


話者は、トランプが何をしているのかを理解するには、ネット上で閲覧可能なアメリカ独立宣言の日本語訳を読むべきだと述べた。独立宣言は、旧政府を容易に取り替えるべきではなく忍耐も必要だとしつつ、権利侵害が限界に達した場合には具体的な苦情を列挙した上で、独立を宣言する構造になっていると説明した。


「従って/故に」による局面転換


話者が最も重視したのは独立宣言の最後の段落である。同段落には、植民地が自由で独立した国家となり、英国国王への忠誠と英国との政治的結合を解除し、戦争、平和、同盟、通商などを行う権利を有すると記されていると紹介した。話者は、現在報じられる政治・経済・戦争・犯罪等の問題は、独立宣言における苦情の列挙に相当すると捉え、「従って」または「故に」が発せられる時点で、苦情の是正ではなく旧体制からの独立へ移行するとの見解を示した。


旧来の国際関係からの離脱という見通し


話者は、独立宣言にいう「すべての政治的結合」の解除を、ロンドンのシティ、ウクライナ問題、イスラエル問題、海外への米軍派遣、気候温暖化や国連を含む従来の国際的責務からの離脱として解釈した。また、america.gov の新設サイトは、省庁別の官僚組織ではなく、米国民への奉仕を中心に据えた新しい政府の入口として構成されているように見えると述べた。貿易交渉や同盟・連合の再編も、現行政府との関係と新たな独立国家としての米国との関係を並行して扱う動きである可能性を示唆したが、これは推測として語られた。


対立の可視化と最終局面の予測


話者は、民主党、ディープステート、英国王室、既存メディア、裁判所、議会などを、トランプ側の新たな取り組みを妨げる勢力として位置づけた。独立宣言の、相手を平時の友・戦時の敵として扱う記述を引き、現時点で公式には味方として扱われている勢力が敵として明示される局面が来る可能性を論じた。既存メディアに依存せず「トランプテレビ」が新しい米国の放送局となるとの見方も示した。最終局面を盛り上げる契機として、11月3日の選挙に関する不法・不正の問題が取り上げられる可能性を挙げたが、具体的には分からないとも述べた。


軍の役割と今後の不確実性


話者は、独立宣言にある「政府を打倒し、新しい政治体制を設立することは人々の権利であり義務である」という趣旨を強調した。1776年の独立宣言に先立つ前年に大陸軍が創設され、その後に独立戦争、憲法、政府が続いたとの説明から、話者は軍が独立と新体制設立を担う根本的な主体であると解釈した。中東問題が片付いたように見えることを踏まえ、「従って/故に」がいつ表明されるかが注目点であり、その後は急速に事態が動くとの予測を示した。一方、時期、具体的な宣言内容、実際の展開はいずれも未解決である。


チャプター


独立宣言を読むよう聴取者に要請‎


話者は、トランプ政権の行動を理解するための基準として、1776年7月4日のアメリカ独立宣言を挙げた。日本語訳はネット上に複数あり、長文ではないとして、聴取者に確認を求めた。話者によれば、トランプは独立宣言に言及し、オフィスにも複写と思われる文書を掲げて大切に扱っているという。


独立宣言末尾の「従って」を転換点として解釈‎


話者は、独立宣言の前半を、権利侵害を受けても旧政府を軽々しく替えるべきではなく、忍耐すべきことは忍耐するという前提と、英国国王による具体的な侵害の列挙であると説明した。末尾では、植民地が自由で独立した国家となり、英国国王への忠誠と英国との政治的結合を解除し、戦争、平和、同盟、通商を行うと宣言していると引用した。


話者は、現在の出来事を、旧体制の悪行を世界に示す「映画」として可視化する段階だと捉えた。「我々の意図の誠実さを世界の最高審判官に訴え」という文言を根拠に、米国内だけでなく、日本人、欧州人、中国人を含む世界の人々に向けて説明する必要があるとの見解を示した。


国際的結合の解除と新しい米国政府の構想‎


話者は、「従って/故に」の後に独立が宣言されれば、英国との政治的結合の解除により、ロンドンのシティの支配、ウクライナやイスラエルをめぐる問題、海外派兵、気候温暖化、国連などを含む従来の責務から米国が解放されると論じた。これは話者の解釈であり、実現時期や方法は示されなかった。


また、america.gov が新しい米国政府のページとして設けられたと述べ、同サイトを、官僚組織の省庁別ページではなく、国民への奉仕を目的とするポータルとして評価した。貿易交渉については、各国が現行の米国政府との関係と、新しい独立国家としての米国との通商関係の双方を扱っている可能性があるとの推測を示した。


平和・同盟・戦争をめぐる再編の見立て‎


話者は、独立宣言にある通商、同盟、平和、戦争に関する記述を、米国の国際関係の再編として読み解いた。現行の米国がイスラエル、英国、欧州とともに終わり、そこから独立して新しい形になるとの見通しを述べたが、これは話者の予測である。


さらに、現行の米国が対立してきた東アジア、東南アジア、南アジア、中東、ウクライナ、欧州の相手とは、新しい米国になれば平和へ移行するとの考えを示した。一方で、独立を阻止しようとする勢力との対立は続くため、「戦争を開始する」という文言は、独立後に反攻して相手を倒す局面を意味すると解釈した。


敵味方の分離と既存勢力への対抗‎


話者は、独立宣言の末尾近くにある、英国を元来は同志・血縁関係のある存在と考えていたが、訴えが聞き入れられなかったため分離を宣言し、平時の友・戦時の敵として扱わざるを得なくなったという趣旨の箇所を紹介した。


この文脈で、トランプは大統領として民主党、オバマ、クリントン、議会、裁判所、メディアを公式には味方として扱っているが、将来は「味方ではない」と明示する局面が来る可能性があると話者は述べた。金利、ドル高、不法移民の投票、選挙不正阻止措置への司法判断、メディア報道、ウクライナ戦争などを例に、是正要求に対して侵害が繰り返されていると主張した。


軍の役割と「従って」後の急展開予測‎


話者は、既存メディアが敵方となる場合には「トランプテレビ」が新しい米国の放送局になるとの見方を示し、相手が降伏すれば受け入れる余地があると述べた。続いて、独立宣言が新しい政治体制を設立することを人々の権利かつ義務としている点を引用した。


話者は、1776年の独立宣言の前年に大陸軍が創設され、軍、独立宣言、独立戦争、憲法、政府の順で成立したと説明した。その上で、軍が独立宣言に記された義務を再び履行し、新しい政治体制を設立する過程にあるとの解釈を示した。中東問題が片付いたように見えるため、「従って/故に」がいつ出るかを注視すべきであり、その後は一気に動くとの予測で締めくくった。


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2026年9月30日 (水)

2026年9月 藤原直哉講演 NSP時局ならびに日本再生戦略勉強会

藤原理事長による令和8年9月時事解説・時局分析の収録コンテンツ(音声・動画・AI要約)をお届けいたします。

 

 




 

 

**\AIによる要約です/**

 

今回は、世の中の全体の様子と、これからどうしたらいいのかを通しでお話しされました。後半は、日本を「海幸彦(うみさちひこ)・農幸彦(のさちひこ)・山幸彦(やまさちひこ)」の三つに分けて考える枠組みが中心になります。6つの層に向けてそれぞれ異なる角度から要約しています。どこからお読みいただいても構いません。

 

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## 小学生のみなさんへ

 

**山のくらし、平野のくらし、海のくらし**

 

日本には、山のくらし、平野のくらし、海のくらしの三つがある、とお話しされました。それぞれ、海幸彦(うみさちひこ)・農幸彦(のさちひこ)・山幸彦(やまさちひこ)という名前でよばれます。海幸彦と山幸彦は、古い神話に出てくる兄弟の名前です。今の日本は、平野と海のくらしばかりで動いていて、山のくらしがほとんど使われていません。ここをちゃんとやったら、日本はすごい国になる、と。

 

**山では「足」がいい**

 

山のでこぼこした道では、車輪は苦手です。だから足のほうがいい。人間も車輪ではなく足で歩きますね、と。江戸時代までの地図を見ると、日本中に細い道がたくさん走っています。ああいうところを、足のついたロボットがスタスタ歩けるようにするのがいい。山をこわさなくてすむから、と話されました。

 

**村の鍛冶屋(かじや)**

 

昔は、村ごとに鍛冶屋さんがありました。大きな工場を一つ作ってみんなで分けるのではなく、それぞれの土地に作る場所があればいい。大事なのは、世界を征服することではなくて、その土地の人たちがそこで暮らしていけること——山のくらしはそういう考え方だ、とお話しされました。少しずつ畑をひらき、少しずつ木を植える。その土地の食べものを作って売る。木も上手に加工する。山だからこそ作れる機械も作る。

 

**あらしが来たとき、動物は群れになる**

 

大あらしが来ると、動物たちは種類を超えて群れを組み、いっしょに洞窟へ逃げるそうです。ふだんは食べる・食べられるの関係の動物同士でも、そうするのだと。人間も、大変なときは自分のことだけ考えていてはだめで、仲間を作らなければいけない、というお話でした。

 

**今日のごはんと、明日のごはん**

 

今日のごはんは、今できることで食べる。明日のごはんは、少し時間をつくって、あいた時間で用意していく。そうやって、だんだん育てていけばいい。お金にならなくてもいいから、何か未来を作っておきなさい——それが繰り返し語られたことでした。

 

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## 中学生のみなさんへ

 

**世界が五つのまとまりに分かれていく**

 

いまの世界は、お金を持っている国と持っていない国の差が極端になっています。これを直すには、貿易する相手同士で輸出と輸入の釣り合いが取れているほうがいい。その組み合わせを考えると十二くらいのチームができますが、そこに食べもの・エネルギー・資源をその地域の中でまわすという条件を足すと、世界は五つに分けられる、と述べます。

 

- アメリカと中国(経済と人口が大きすぎるので組むしかない)
- ロシアとインドとアフリカ(資源とエネルギー)
- ヨーロッパと中東(歴史的にも地理的にもつながっている)
- 中南米(ブラジルの工業化が進むかどうかが分かれ目)
- 日本とオセアニア・東南アジアの一部・太平洋の島々

 

日本は島国だから、南の海のほうへ出ていくのがいい。大陸のほうに深入りするとアメリカとぶつかるし、昔からもめごとの種になってきた、と。この五分割は、AIに分析させてみて面白かった話として紹介されました。

 

**お金の値打ちが大きく変わるかもしれない**

 

アメリカは、金(きん)を裏づけにしたお金の仕組みに戻ってくるだろう、そのとき1ドル50円くらいでどうかと言ってくるのではないか、と述べます。それは受けたらいい、と。円高になると輸出する会社は苦しくなりますが、日本はこれまでも円高のたびに「大変だ」と言いながら結局対処してきた。対処できないところはやめていき、担えるところが入ってくるだけだ、と。

 

そして、日本にとって金より値打ちがあるのは日本の国そのもの、日本人だ、とも述べています。1981年からずっと、日本は経常収支が黒字です。

 

**新しい道具がいちばんいいわけではない**

 

iPhoneを毎年買い換えて、何かよくなったことがありますか、と問いかけます。新しいものをよくわからないまま使うより、確立されたやり方でやるほうが効果的で効率的だ、と。「新しい道具を買え」「新しい開発がいい」というのは、それで儲かる人たちの都合であることが多い、とも。

 

山を切り崩して平らにして新しい街を作る——世界中にありますが、作ったのに動いていない場所も多い。そんなお金があるなら、古い市街地を直して、にぎわいを保ったまま新しい時代に住みやすく作り直したほうがずっと効果が高い、と述べました。

 

**不景気のときに、次を仕込む**

 

不景気とは、今までの商品が売れなくなることです。だから新しい商品を開発して、はじめて自分の会社に好景気が来る。開発しなかったところには、次の好景気は来ない。戦後の高度成長は、黙っていて後ろから追い風が吹いただけではなく、ものすごい競争の結果だった、とお話しされました。

 

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## 高校生のみなさんへ

 

**海幸彦・農幸彦・山幸彦 ― 日本をもう一度三つに分けて考える**

 

今回の中心になるのが、この枠組みです。

 

**山幸彦**は山の世界。乗り物は車輪ではなく足。でこぼこした地形では車輪はストレスが大きく、無理な開発をすれば崩れます。産業のかたちも「大きな工場を一つ作ってみんなで分ける」のではなく、地域ごとに製造拠点がある村の鍛冶屋の世界。世界を征服することではなく、その地域の人たちがそこで生活を続けられることが目的になります。ただし孤立ではなく、ヒスイや黒曜石が昔から国内で取引されていたように、山の世界同士の交易もある、と。

 

いま日本の経済はほぼ100%が農幸彦と海幸彦で動いていて、山幸彦の領域はほとんど使われていない。ここでGDPの25%から3分の1くらいを稼げるようになったら、日本はすごい国になる、と述べます。しかも競争相手がいない。山で暮らす人のための装備・衣食住・輸送機械はあまり存在しませんし、日本のような条件で耐えられるものなら、世界中どこでも通用する。山地は世界中にあるので、山のノウハウは世界に売れる、と。

 

**農幸彦**は平野の世界。ここは今までの延長線で考えて大丈夫な領域です。干拓や埋め立て、車輪の乗り物(鉄道・車)、自動運転。ただし山と平野の境界線をしっかり引いたほうがいい、と。箱根湯本のように、登山電車と平野の電車を乗り換える駅があるようなイメージで。

 

**海幸彦**は貿易と金融。安く買って高く売る、物々交換が基本の世界です。ここは道具の世界ではなく、「誰を知っているか」の世界だ、と強調されました。視察団に乗って人脈のないところへ行って投資する——そういうやり方ではろくなことにならない。ソビエトの時代、西側との貿易がほとんどなかった中で、日本と共産圏をつなぐ小さな専門商社がありました。北朝鮮向け、ソビエト向け、キューバ向け、東ドイツ向け、チェコ向け。名前も知られていない中小の商社ですが、そこを通すとちゃんと仕事ができた。やはり人脈だ、と。

 

なお、金(ゴールド)は農幸彦と海幸彦の世界のものだ、とも述べています。国王と海賊、領主と交易者が組んで取り合いをしてきたのが金の歴史であって、山幸彦には関係がない。山の世界では、金で買えるものがそもそもない。自分たちで工夫して物を作るから、と。

 

**為替と、金本位制**

 

アメリカは金本位制で出てきて、1ドル50円くらいを提案してくるのではないか、と述べます。一回ボンとリセットするのに50円はとてもいいレートで、そこからスタートすれば目標が見えてくる。逆に、ここで安易に円安のレートを設定したら整理がつかない、と。参照されているのは、1ドル360円で始まって80円まで行った戦後の歴史です。50円で始めても、また円高に行くのではないか、と。

 

**恐慌には型がある**

 

インフルエンザの症状にたとえて説明されました。最初は体がだるい(成長が鈍る)。食欲が湧かなくなる(売上が上がらない)。活動が鈍って生産がうまくできなくなる。そのうち熱が出て寝込む——これが恐慌です。1929年の恐慌のときは、2年後の1931年にイギリスが突然金本位制を離脱し、極端なポンド安ドル高でアメリカの輸出が止まって金融システムが実質的に崩壊しました。日本なら昭和5〜6年の恐慌です。必ず金融が締まる時期は来る、と。

 

そして、止まった後のことを考えて手を打っていた人たちが、そこから出てくる。恐慌で止まってしまうのは、何もしていないところだ、と述べています。

 

**戦後の高度成長は、甘くなかった**

 

昭和25年の超均衡予算でとんでもないデフレが来て、朝鮮戦争の前に大企業がバタバタ潰れました。朝鮮戦争を挟んだ前後にも倒産が相当あり、そこで人が入れ替わった。企業内のものすごい努力と企業間の猛烈な競争、イノベーションと改善。それができない経営者や労働者は去るしかなかった。甘くなったのは1980年代半ば以降のバブルからで、あれは一瞬の出来事だった、と述べます。

 

**軍事技術が変わると、基地の意味が変わる**

 

トランプ大統領に近いシンクタンク Defense Priorities の論文が紹介されました。軍は抑制的に使うべきだという立場で、東アジアについては第一列島線(沖縄・台湾・フィリピン)から第二列島線(グアム・ハワイ)まで撤退すべきだ、前線にいることがかえって戦争を呼び込む、という主張です。

 

別の論文では、精密兵器が正規軍でない勢力でも使えるようになったことで、前線と後方の区別がなくなり、基地そのものが危険になったと指摘されている、と。中東での戦争で米軍基地が次々に破壊され、ディエゴガルシアまでドローンが飛んできた。空母が寄港できる港を失って200日以上も洋上にいた。ならば中東からも撤退すべきだ、という論理です。アメリカ自身も精密兵器を持っているのだから、遠くから撃てばよく、前線の基地はいらない、と。

 

これは中世の砦に似ている、とも述べます。戦国時代には尾根のピークごとに砦を設けて敵を迎え撃ちましたが、今その世界はありません。核兵器の時代になったとき、通常兵器での大きな戦争が意味をなくし、外交で戦争を収めるしかなくなった——その常識に戻っていくのだ、と。外交が中心で、軍事は備え。

 

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## 大学生のみなさんへ

 

**三層に分けて読む**

 

今回の内容も、観測・制度予測・説明枠組みの三層に分けると整理しやすくなります。

 

観測にあたるのは、金と原油の同時下落、ホルムズ海峡の通航量がピーク時の6〜8割で維持されていること、製油所の損傷、世界的な金利上昇、日本の経常収支が1981年以降ずっと黒字であること。制度予測は、金本位制への回帰と1ドル50円前後での再設定、世界の五極化、米軍の第二列島線への後退と日米同盟の終了、恐慌を挟んだ金融システムの入れ替え。歴史的アナロジーとしては、第二次石油危機後の1980年代(ソ連崩壊・テキサスの不況・中東の債務危機)、昭和25年の超均衡予算とデフレ、1931年のイギリス金本位制離脱、関東大震災後の大正バブル処理と昭和恐慌が参照されています。

 

**分析枠組みとしての海幸彦・農幸彦・山幸彦**

 

記紀神話の海幸彦・山幸彦に農幸彦を加えた三分法を、産業政策と国土計画の枠組みとして読み替える試みとして受け取れます。地形条件(起伏・平坦・沿岸)が、移動技術(足・車輪・船)、生産の空間配置(分散型の在地生産・集約型の大規模生産・交易)、価値の源泉(自給と加工・規模の経済・情報と人脈)をそれぞれ規定する、という構造です。

 

政策的な含意は明確で、日本のGDPがほぼ全面的に農幸彦と海幸彦に依存している現状に対し、山幸彦の領域を25〜33%まで引き上げることを目標に置く。国土の大半が山地でありながら山地向けの装備・生活財・輸送機械の市場がほぼ空白であること、山地国が世界に多数存在することから、比較優位と輸出可能性を導く議論になっています。同時に、山と平野の間に明確な境界線を引き、車輪系インフラを山地に無理に延伸しないという規範も含まれます。

 

**貿易収支の均衡と域内需給による五極化**

 

制約条件を二段階で入れる設計として読むと分かりやすくなります。第一段階は二国間の貿易収支の均衡という条件で、これだけでは12程度のブロックが可能になる。第二段階として食料・エネルギー・資源の域内需給を条件に加えると、解が五つに収斂する。結果として米中が一つのブロックになるのは、双方の経済規模と人口規模から他に選択肢がないためであり、アメリカの製造業が短期に復活しないこと、中国の資源が不足していることが補完関係を成立させる、という論理です。日本の最適解はオセアニア・東南アジアの一部・太平洋諸国との連携になる、と。

 

なお、この五分割はAIによる分析として紹介されたものです。

 

**コーポレート・ガバナンス論**

 

今回まとまった議論が展開されたのがここです。中心命題は「株主は社長以上に経営ができなければならない」。根拠は転換期における機能で、経営が行き詰まったときに、自ら経営を引き受けるか、経営できる人材を連れてくることができる主体が株主でなければ、会社と株主が共倒れになる、という構成です。事例としてウォーレン・バフェットが挙げられ、歴史的な参照点として渋沢栄一の出資と会社育成、戦前の財閥本社(持株会社)が能力の集積として機能し業種転換を主導したことが置かれます。それが機能していたのは昭和いっぱい、1970年代頃まで。

 

転機として位置づけられるのは、1980年代のマネタリズムの時代に進んだ株式の大衆化です。預金より株のほうが儲かるという誘因で、利益目的の一般投資家に株を持たせた。それによって、株主が経営能力を持つという前提が崩れた、と。含意として、大衆株主は恐慌で退出し、再建能力を持つ株主のみが残る、という予測が示されます。

 

この議論の延長として、非営利法人の構造問題が指摘されました。一般社団法人、医療法人、社会福祉法人、学校法人、宗教法人には株主に相当する主体がおらず、ステークホルダーが零細で配当も得られないため、経営能力のある人材を招くインセンティブが構造的に存在しない。結果として業界の常識しか持たない人たちだけで運営され、危機時に英知の結集ができず、合併決議も難しいため救済も再建もできない。生命保険の相互会社を株式会社へ転換した前例に触れながら、株式会社形態への転換を検討すべきだ、と述べています。

 

**情報公開の政治学**

 

機密の全面公開について、順序の問題として説明されました。公開は過去と区切りをつけるための手続きであって、当事者がまだ活動している段階で公開すればテロを招く。したがって、拘束と処罰が済んだ後に公開する。戦争中の日本国民が戦艦大和の存在すら知らされず、終戦後に知らされたのと同じ構造だ、と。含意は、公開された情報は現在への手がかりではなく過去の確認であり、見れば見るほど前に進むしかないことが分かる、という点に置かれています。

 

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## 社会人のみなさんへ

 

**マクロ環境の想定**

 

資源・エネルギー価格の下落、世界的な景気後退、急激な円高、恐慌を挟んだ金融の収縮。この組み合わせが前提に置かれています。実務上の論点は次のとおりです。

 

- **為替**:段階的でなく一気の水準変更(1ドル50円前後の想定)→ ヘッジ方針、価格改定条項、外貨建て資産負債の再点検
- **原材料**:原油・金の下落継続 → 高値契約と在庫評価の見直し。ただし構造的な供給改善ではなく需給の崩れによる下落なので、再度の乱高下を前提に置く
- **金利**:世界的な金利上昇はバブル崩壊前の前哨戦という位置づけ → 変動金利借入のリスク量把握
- **半導体**:業界の振幅が大きく、不況局面では台湾・韓国の影響が大きい → 調達先の分散
- **安全保障**:米軍の後退と日米同盟の終了を中長期の前提に置くかどうかの判断
- **会社形態**:救済・再建の可否が形態に左右される局面 → 早めの検討が必要

 

**御用達 ― 平成半ばから言い続けてきたこと**

 

ビジネスをゲームと考えているとバブル崩壊で行き詰まる、と述べます。みんなが困っているところにソリューションを提供するのがビジネスであり、お客さんと一緒にソリューションを考えて行動する。これが御用達の基本です。御用達ができると、御用達の仲間だけでチームができて、そこで経済が回る——御用達経済です。

 

御用達はお客を選ぶ商売でもある、と。ゲーム感覚で商売をやっている人を入れたら御用達はできない。一方で、御用達にできるのにやらなかったところ、昔ながらのやり方で孤立したところもだめだ、と。どんな老舗でも、お客も取引先も変わっていくのだから、新しいところを開拓し続けなければならない。いいものを持っていて御用達ができるのに、活かさないまま止まってしまった会社が結構あった、と振り返られました。

 

恐慌を前にして自分の金儲けだけを考えていては、誰も生き残れない、とも。大嵐のとき、動物は種を超えて群れを組み、いっしょに避難します。普段は食う食われるの関係にある動物同士がそうする。人間も、新しいチームを組んで行動しなければならない、と。

 

そのための「たまり場」の話も出ました。ただし、自分たちの金儲けだけを考えているたまり場は詐欺師の集団になる。誰のどのような役に立つのかを考える束ね場が必要だ、と。知っていって、見てあって、深く交流して、何ができるかを考え、自分なりに行動して軌道修正していく。この繰り返しだ、と。

 

**株主として、経営者として**

 

株主は社長以上に経営ができなければならない、という命題が繰り返されました。株価が下がったときに「社長が悪い」と言うのであれば、あなたが経営すればいい、あなたが人を連れてくればいい、と。器量を超えた金を持っても、捨てるだけ、消えるだけ、腐るだけだ、とも述べています。

 

**山幸彦の領域という空白**

 

事業機会として具体的に語られたのが、山地向けの領域です。足のついた輸送機械、山地での暮らしのための装備と衣食住、地域ごとの小規模な製造拠点、地域特産の食、木材の加工、山の世界ならではの機械。現在ほとんど競争相手がおらず、日本の条件で成立するものは世界の山岳地帯で通用する、という組み立てです。

 

同時に、儲からない段階から始めることの意味が強調されました。雇用でも観光でも健康でも農業でも、儲からない時期からやっていた人たちが、いま儲かっている人たちが「儲からないからやめた」という局面で主導権を取って前に進める。儲け話でなければ一円も出さない、という姿勢では間に合わない、と。

 

**今日の飯と、明日の飯**

 

結びの部分です。今日の飯は、今持っている実力で食べる。明日の飯は、少し時間を作って、空いた時間で仕込んでいき、やがてそれが自分を支えるところまで育てる。まったく知らない領域より、自分の仕事の少し周辺から考えたほうが分かりやすい。急いでもタイミングが来なければ成功しないので、着実にやる。副業でも任意の団体でもいい、金が儲からなくてもいいから、とにかく何か未来を作っておきなさい、と。

 

政治や役所は、新しい人が入ったところで何もできない。よく分かっている民衆が自ら動かなければ乗り切れない、というのが今回の結論部にあたります。

 

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## シニアのみなさんへ

 

**昭和25年、そして朝鮮戦争の前後**

 

もっとも実感の伴う話は、ここだろうと思います。戦後しばらくは戦前の延長で経済が回っていて、昭和24〜25年まではそうだった、と。ところが昭和25年の超均衡予算でとんでもないデフレが来て、朝鮮戦争が始まる前に大企業がバタバタ潰れます。朝鮮戦争を挟んだ前後にも倒産が相当あり、そこで人とやり方が入れ替わった。けれども仕事は次々に来たので、新しい人たちが次の仕事を担った——それが高度成長の始まりだった、と述べます。

 

だから高度成長は、決して黙って座っていて追い風が吹いただけではない。企業内の努力と企業間の猛烈な競争、イノベーションと改善。それができないところは残らなかった。金もあまりなかった。甘くなったのは1980年代半ば以降で、あれは一瞬の出来事だった、と。

 

**関東大震災から昭和恐慌へ**

 

大正バブルが弾けてとんでもない不良債権が生まれ、震災手形の問題もあって、当時の日本経済は整理を嫌がっていました。井上準之助たちは整理断行を主張し続け、実際に断行したら経済は恐慌の真ん中に落ちた——それが昭和恐慌です。農家は絹の生産ができなくなり、工場労働者になったり、満州や南洋へ行ったり、最後は兵隊になった。農業から離れて、サラリーマンや自営業者になる人が多かった、と。

 

**平成に終わったもの**

 

精神的にひとつの時代が終わったと感じられたのは阪神淡路大震災だった、と述べます。神戸の壊れ方を見て、これはもう不動産はいけないと思った。工場も相当潰れました。あの猛烈な右肩上がりの好景気は絶対に戻らない、とみんながあそこで思った、と。

 

そしてその後の貸し渋り・貸し剥がしで、昭和の金融の常識と経営のやり方が完全に終わりました。不動産を担保に一年物の資金を借りて毎年借り換え、不動産の分だけいつも手元に金があって、失敗しても右肩上がりだから他で取り返せる——その方程式が終わった。平成はひたすらデフレ経済、減量経済、リストラ経済で、令和になって物価が上がり、どうにもならなくなってきた、というのが今の様子だ、と。

 

**焼け跡**

 

いまの日本の大企業の多くは焼け跡だ、という表現が使われました。デフレの時代に後退に次ぐ後退を続けて、とりあえず生き残った。けれども焼け跡はそのまま残っている。しょうもない仕事が残り、しょうもない注文が残り、しょうもない関係が残っている。そこでまだ食べている人がいるから続いているけれど、どこかで幕が下される日が必ず来る、と。

 

**人脈の話**

 

ソビエトの時代、西側と共産圏の間にはほとんど貿易がありませんでした。それでも日本とソビエト、日本と共産圏をつなぐ小さな専門商社があった、と。北朝鮮向け、ソビエト向け、キューバ向け、東ドイツ向け、チェコ向け。普通の人は名前も知らないような中小の商社です。そこを通すとちゃんと仕事ができた。実際に仕事でやったことをよく覚えている、と。海外との商売は物ではなく人脈であり、人脈さえあれば物は流れていく——けれども最近は日本側も相手側もどんどん人が入れ替わるので、人の関係がつながらなくなった、と述べています。

 

**恐慌の、いいところ**

 

悲惨なことだけれども、恐慌にはひとつだけいいところがある、と述べます。永遠に続くことがない、という点です。どんな悪事も必ず崩壊する。そして、どんなに良かれと思ってやっていても、いつまでも世代交代しない人はだめだ。次の人に譲らなければならない。市場原理はそれをちゃんとやってくれる。いまその良さが生かされる時だ、と。

 

終わるものを終わりにしないと、次が生まれない。終わるプロセスには少し時間がかかる。それを踏まえた上での未来のほうが絶対に効果的で、おそらくそれしかない、と。

 

**繰り返し語られたこと**

 

自分の生活と仕事の範囲内で、次のチャンスを見つける。今日の飯は今までの実力で食べ、明日の飯は空いた時間で仕込んでいく。急がず、着実に。金が儲からなくてもいいから、何か未来を作っておく。長い目線、中長期の視点を持って——「なんとかなるさと思って、なんとかすればいいだけのことです」。そう結ばれました。

 

NPO法人日本再生プログラム推進フォーラム(NSP)は、NSP会員年会費・ご寄附と、クラウドファンディング2026を原資にアーカイブづくりをしています。ありがとうございます。

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109 藤原直哉の時事放言/ 日本政府は、おばけ屋敷/2026年9月30日(水)


本日より、109 藤原直哉の時事放言/ 日本政府は、おばけ屋敷 をお届けします。

令和の時代、今後も世の中の変化について小さくみたり、大きくみたりしながら、世の中の動きに興味を持っていただくきっかけとして、ゆる〜く、ゆるゆるでお届けしていきます♪

*note・Spotifyでは、音声ダウンロードが可能です。

 

*次回の藤原直哉の時事放言、なおやさんとけいこの希望雑談は、令和8年10月下旬配信予定です。

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NSP時局ならびに日本再生戦略勉強会 2026年9月30日

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要約

2026年9月のNSP時局並びに日本再生戦略勉強会では、発言者が、金融市場・資源価格の変動、米中関係の再編、日本の地政学的・産業的な位置付け、バブル崩壊後を想定した企業・地域の生存戦略を一連の構図として論じた。会議内で正式な意思決定や担当者付きの実行計画は設定されなかったが、発言者は大きな経済・政治の転換と不況リスクを前提に、参加者が互助的な取引・協働関係を築き、既存の能力を基に将来の仕事を準備する必要があるとの見解を示した。

資源価格下落と金融不安の見立て

発言者は、金が約3%下落し、原油も急落したと述べ、資源・エネルギー価格の上昇を前提にしていたファンドや大手機関投資家への影響を指摘した。原油がホルムズ海峡をピーク時の6~8割程度通過しているとの見方を示し、供給量よりも製油所の損傷や運用がガソリン・軽油価格に影響している可能性を私見として述べた。第二次石油危機後の1980年代型の価格暴落が再現される場合、2029年頃までに重大な影響が現れる可能性があるとの予測を示したが、これは確定的な見通しではなく、発言者自身も対処策は明確でないとしている。

米中接近と世界経済圏の再編に関する見解

発言者は、トランプ、習近平、プーチンを含む国際関係について独自の解釈を示し、米中が経済規模、人口規模、相互の製造業・資源需要を背景に協調へ向かうとの見通しを述べた。また、貿易収支、食料、エネルギー、資源の域内需給を均衡させる観点から、世界が複数の経済圏へ分かれる可能性を論じた。例として、中国・米国、ロシア・インド、欧州・中東、中南米、アフリカなどの関係を取り上げたが、これらは発言者の分析・予測であり、会議として検証・合意された国際情勢評価ではない。

日本の方向性:島国・山幸・海幸を生かす構想

発言者は、日本が米中の大国間競争に深く関与するのではなく、オセアニア、太平洋諸国、東南アジアの一部との関係を重視すべきだと提案した。日本の将来像として、平野部の「野幸」、山間部の「山幸」、海外交易・金融の「海幸」を区分して考える構想を提示した。山間地域では、車輪型交通よりも脚付きロボット等を含む地形対応型の輸送・生活技術を発展させ、地域ごとの製造、食、木材加工、山岳向け機械を育てる余地があると述べた。これは世界の山岳地域にも展開可能な産業になるとの期待である。

技術投資と対外関係の考え方

発言者は、AI、半導体、スマートフォン等について、最先端品を継続的に購入すること自体を目的化すべきではなく、確立済みで低コストの技術を目的に応じて使うべきだと論じた。米中が開発・供給する技術を利用しつつ、日本は両国が作りにくい分野に注力すべきとの見解を示した。また、海外取引では物品そのものより人脈が重要であるとして、過去の対ソ連・共産圏向け専門商社を例に、継続的な関係構築の重要性を強調した。

恐慌・金融再編と企業淘汰への警戒

発言者は、世界的な金利上昇をバブル崩壊前の兆候と位置付け、大規模な金融収縮や恐慌が起こる可能性を繰り返し指摘した。一例として、1929年恐慌後の1931年、昭和恐慌、戦後の1950年前後、バブル崩壊後の日本経済を挙げ、金融収縮期には旧来の事業・企業・取引慣行が淘汰されると説明した。また、一時的な円高・「1ドル50円」程度の為替水準が再編の起点となり得るとの個人的見解を示したが、時期や具体的な経路は不確実であるとしている。

企業統治と法人制度の問題提起

発言者は、危機下では株主が経営再建能力を持つことが重要であり、単に株価上昇を期待する大衆株主では企業再建を担えないと論じた。渋沢栄一や戦前の財閥本社を、出資先の経営者を見極め、事業転換・再建を支える存在の例として挙げた。さらに、医療法人、福祉法人、学校法人、宗教法人等の非営利法人は、株式会社と比べて外部からの再建支援や経営能力の集約が難しいとの問題意識を示し、制度上の見直しの可能性を提起した。ただし、具体的な制度変更案や合意は示されていない。

参加者への実践的な呼びかけ

発言者は、恐慌や制度転換を待つのではなく、「御用達」と呼ぶ、顧客・取引先の困りごとを共同で解決できる信頼関係と協働チームを構築すべきだと呼びかけた。短期的には現在の能力で「今日の飯」を確保しつつ、周辺領域で時間をつくり、「明日の飯」となる仕事・活動を仕込む二段階の進め方を示した。副業、任意団体、収益化前の活動も含め、将来の解決策を小さく試し、関係者と交流しながら軌道修正することが重要との見解であった。

チャプター

開会と資源価格・金融市場の変動分析‎

発言者は、2026年9月のNSP時局並びに日本再生戦略勉強会を開始し、世界情勢と今後の対応を検討する趣旨を述べた。

金融市場について、金が約3%下落し、原油も急落したと説明した。資源・エネルギー高を前提にしていたファンドやニューヨーク・ロンドンの大手機関投資家は影響を受け得ると指摘し、資源市場には現物ポジションと投機的な価格形成が併存するとの見方を示した。原油供給については、ホルムズ海峡をピーク時の6~8割程度の量が通過しているため原油そのものは存在するとし、製油所の損傷・稼働状況が精製品価格を支えている可能性を私見として述べた。

原油暴落シナリオと国際政治への波及見通し‎

発言者は、世界的な景気後退、コンピューター・AIの省電力化、製造設備制約等を背景に、原油などの資源価格は下落せざるを得ないとの見方を示した。第二次石油危機後のような暴騰後の暴落局面に入っていると位置付け、1980年代のような価格急落が起きれば、産油国、資源依存地域、金融市場に大きな影響が及ぶと述べた。

時期については、1980年代の経過を当てはめるなら、2026年から約3年後、2029年頃が一つの目安になり得ると推測した。ただし、AIデータセンター建設や武器生産の見通しを含め、価格下落を止める方法があるかは明確でないと留保した。さらに、原油価格を維持したい勢力と短期的な権力闘争が結び付いているとの独自の見方を示した。

米中関係の再構成と地域経済圏の仮説‎

発言者は、トランプ政権、中国、ロシアの関係を独自に解釈し、中国共産党体制の終焉と米中関係の再構成が進むとの見通しを述べた。習近平政権の反腐敗運動を、毛沢東期の政治闘争と類似する、広範な摘発を可能にする統治手法として説明した。

続いて、貿易収支、資本収支、食料、資源、エネルギーの需給を地域内で均衡させる必要があると論じた。発言者によれば、米中は経済規模・人口規模から協調関係を形成する可能性が高く、中国は米国から資源を得て、ロシアはインドとの連携を深めるという。欧州と中東、ロシアと欧州、アフリカ、中南米・ブラジルの工業化についても触れたが、いずれも発言者の予測的分析であり、会議内で裏付けや合意が示されたものではない。

日本の対外戦略と島国としての位置付け‎

発言者は、日本が中国大陸を巡る大国間競争に深く関与するより、オセアニア、太平洋諸国、東南アジアの一部と連携する方が適していると提案した。日本を大陸国家とは異なる島国として捉え、歴史的な対米輸出依存や米国との貿易不均衡が摩擦を招いてきたとの認識を示した。

米国の「Defense Priorities」の論文として紹介した内容にも言及し、同論文が東アジアの第一列島線から第二列島線へ米軍を後退させ、日本、韓国、台湾、フィリピン、オーストラリアとの防衛同盟を終了させる構想を示していると説明した。発言者は、米中が接近すれば台湾をめぐる戦争の理由も弱まるとの見方を述べたが、これは同人の分析であり、具体的な政策決定として確認されたものではない。

バブル崩壊、社会不安、軍事・基地の再評価‎

発言者は、世界的な政治変動とバブル経済の崩壊が同時に進む場合、既存政治への不信と社会的な対立が強まるおそれがあると述べた。不況下では、過去の不正や政治的不信が単なる話題では済まず、住民間・民衆間の対立として現れる可能性があると警戒した。

また、精密兵器やドローンが非正規勢力にも利用可能になり、前線と後方、基地と安全地帯の区別が薄れているとの議論を紹介した。中東戦争における米軍基地への攻撃やディエゴガルシアへのドローン飛来を例として挙げ、海外基地を維持する軍事モデルは成立しにくいとの見解を示した。発言者は、外交を中心に据え、軍事力を抑制的に使う方向へ転換すべきだと論じた。

山幸・野幸・海幸による国内産業構想‎

発言者は、日本の地形と国柄に合う産業政策として、山間部、平野部、海上・海外交易の役割を分けて考える構想を提示した。山間部では、車輪型の交通・開発は地形への負荷が大きいとし、脚付きロボットなど、山道や細い旧道を移動できる技術が有望だと述べた。山岳地域向けの輸送、生活装備、衣食住、機械を開発できれば、同様の地形を持つ世界各地に展開できる可能性があるとした。

平野部は従来型の鉄道、自動車、自動運転等を活用する「野幸」の領域、海外交易・金融は人脈と物々交換的な関係を重視する「海幸」の領域として整理した。海外投資については、政府や視察団に依存した人脈のない進出ではなく、専門商社のような継続的な関係を基盤にすべきだと述べた。

金融リセットと戦後日本の淘汰経験‎

発言者は、現行金融制度は旧来の米国主導体制とともに再編され、金本位制への移行が起こり得るとの見方を示した。日本については、1981年以降の経常収支黒字や、原油価格低下時の貿易収支改善可能性を挙げ、日本人の生産力・稼得力が通貨価値の基盤になり得ると論じた。

戦後日本では、1950年前後の均衡予算や朝鮮戦争前後の不況によって企業の淘汰と入れ替わりが生じたと説明した。高度成長は単なる追い風ではなく、企業内の改善、技術革新、企業間競争、事業転換の結果だったと強調した。発言者は、不況では従来商品が売れなくなるため、新商品開発、人材育成、効率化への投資を行わない企業は次の回復局面にも参加できないと述べた。

御用達経済、株主の役割、法人制度への問題提起‎

発言者は、恐慌局面で必要なのは、顧客の困りごとに対し解決策を提供する「御用達」の関係だと説明した。単なる投機や短期的な利益追求ではなく、信頼できる取引先・協力者を選び、問題解決に取り組むチームを形成することで、危機後にも経済活動を維持できるとした。

企業統治については、株主は社長以上に経営・再建できる能力を備えるべきだとの見解を示した。ウォーレン・バフェットや渋沢栄一、戦前の財閥本社を例に、出資者が経営者の選定、再建、業種転換を支える役割を果たすべきだと論じた。一方、医療、福祉、介護、学校、宗教などの非営利法人は、再建を担う株主に相当する存在が乏しく、危機時の経営支援や合併が難しいとの問題を指摘した。株式会社化を含む制度変更の可能性を述べたが、具体的な提案・決定には至っていない。

参加者に求める準備と中長期的な姿勢‎

発言者は、金融・政治システムが元に戻らない可能性を前提に、参加者は早急に「御用達」が可能な仲間を見つけ、互いに役立つ活動を始めるべきだと呼びかけた。ただし、これは一般的な助言であり、個別の担当・期限・成果物を伴う会議上の指示ではない。

実践方法として、現在の能力で生活を支える「今日の飯」を確保しながら、現在の仕事の周辺領域で時間をつくり、「明日の飯」となる仕事を仕込む考え方を示した。副業、任意団体、収益化前の活動も含め、知人・関係者と交流し、何ができるかを検討し、試行と軌道修正を重ねることが重要だと述べた。最後に、米国は政府主導、日本は民間主導の再建になるとの見方を示し、個別の解決策を多様な人・組織が開発し、それらを後に組み合わせることが新時代の基盤になるとまとめた。

 

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2026年9月29日 (火)

藤原直哉の「21世紀はみんながリーダー」 2026年9月30日 インフラ全体の更新

インフラ全体の更新


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要約


本会は、藤原直哉による「インフラ全体の更新」をテーマとした講話であり、短期的な数値目標ではなく、長期的な国家・個人の方針を定め直す時期にあるという問題意識が示された。話者は、日本の歴史・風土を「海幸」「野幸」「山幸」という三つの生き方の比喩で整理し、量的拡大や対外交易を中心とする既存インフラに加え、地域固有の知恵・自立性・持続可能性を支える「山幸」型インフラを整備すべきだとの見解を述べた。講話内で正式な決定、合意、担当割り当てはなく、各提案は話者個人の意見・選択肢として提示された。


三つの生き方による日本社会の整理


話者は、富士古文献に基づく説明として、瓊瓊杵尊の子孫に「海幸」「野幸」「山幸」の系統があると紹介した。海幸は漁業・海賊・交易、野幸は平地で土地と生産量を拡大する農耕、山幸は山地の個別条件に適応して工夫する生き方として位置付けた。話者は、日本は本来、土地ごとの風土・生業・人間関係を重視する山幸型の国だと論じた。


量的拡大と対外依存への懸念


野幸型は、土地、社員、工場、収穫量などを増やし、規模と競争力を追求する経済として説明された。一方で、話者は土地・資源をめぐる争い、大規模組織における大量解雇や買収・再編のリスクを指摘した。海幸型については、外部との交易や人・資本の往来に強みがある反面、対外勢力の過度な流入や国内の呼応勢力を通じた不安定化を招き得ると述べ、国境における人・資金の流出入の調整が重要だとした。


明治以降の統治・経済モデルへの見方


話者は、明治以降の中央集権的な行政、徴兵、近代国家的な直接統治を、野幸と海幸の性格を併せ持つ体制として捉えた。江戸時代以前には地域の有力者や名主との関係を通じた間接的な統治が中心だったと対比し、明治以降の量的拡大を軸にした体制は日本の伝統的な国柄と必ずしも整合しない、という見解を示した。


山幸型の地域づくりと観光


話者は、山幸型の実践を「他者が模倣・合併しにくい独自の世界をつくること」と説明した。地域の風土、住民の個性、人間関係を生かし、規模の競争ではなく持続可能な衣食住を築くことが重要とした。また、観光資源は人工的につくられたものではなく、地域住民がその土地の衣食住を満喫して暮らすことで生まれる魅力だと述べ、観光と地域おこしは一体であるとの従来の主張を改めて提示した。


インフラ更新の方向性


話者は、海幸・野幸型のインフラとして、対外商取引を支える仕組みや、既存の工業・商業・サービス・通信の継続を挙げた。他方、今後特に開発・整備すべきものとして、山地・地域条件で使える移動手段、少量でも地域資源を生かして食品を生産できる基盤、地域ごとの独自ルールを許容する制度を提起した。自動運転についても、平地の整備道路だけでなく、山間部や道路外で機能する技術が必要との見方を示した。


環境整備と未解決の論点


山幸型インフラの土台として、山・川・海を整備し、山林の手入れを進める必要性が述べられた。話者は、北朝鮮の兵員が国外の戦闘に参加するより、日本の山林整備、間伐、草刈りなどに関与する選択肢を検討してもよいとの私見を提示したが、実現主体、制度、外交上の条件、実施方法は示されていない。全体として、各個人・地域が海幸、野幸、山幸のどの方向で生きるかを選択し、新たなインフラ整備の方針を定めることが重要という問題提起にとどまった。


チャプター


インフラ更新を長期方針の問題として提起‎


藤原直哉は、9月30日の講話「二十一世紀はみんながリーダー」において、「インフラ全体の更新」をテーマに設定した。短期的な数字を追うのではなく、国や個人が長期的な方針を決める必要がある時期であり、その際には文明開化級、あるいはそれ以上のインフラ更新が起こり得るとの認識を示した。


海幸・野幸・山幸による歴史観と社会類型‎


話者は、富士古文献における瓊瓊杵尊とその子孫の物語を参照し、海幸、野幸、山幸を三つの社会的・経済的類型として説明した。海幸は漁業・海賊・外部交易、野幸は広い平地を利用する農耕と量的拡大、山幸は山地の環境に応じて工夫して生きる形態とされた。


話者によれば、海幸は外部との結び付きを通じて富を得る一方、外敵や外部勢力を招き入れる危険を持つ。野幸は高い生産性を持つ反面、土地と生産量をめぐる競争・争奪を生じやすい。これに対し山幸は、土地ごとに水、地質、気候、生業が異なるため、容易な一律支配や買い占めが難しく、地域ごとの自立的な工夫が必要になると説明された。


近代国家と量的拡大型経済への問題提起‎


話者は、戦国期や江戸時代には、地域の豪族や名主を介した間接的な支配が中心であったのに対し、明治以降は都道府県知事の任命や徴兵などを通じた直接支配が進んだと述べた。この近代的統治と、土地・人員・工場・収穫を拡大して競争する経済は、野幸型の発想の延長にあるという見解を示した。


さらに、明治政府は野幸と海幸の性格を併せ持つため不安定になりやすいと評価し、明治期以降の発展が日本の伝統的な国柄に沿うものだったかには疑問があるとした。大企業を中心とする野幸型の世界では、人口減少局面において大量の人員削減や企業再編が起こり得るとして、ドイツのメーカーにおける数千人規模のリストラにも言及した。


山幸型の事業・生活設計と観光の位置付け‎


話者は、山幸型を、山間部への居住に限定されない「独自の世界」をつくる発想として説明した。具体的には、他社との合併が困難な会社、同業他社が存在しにくい事業、地域風土と個人の個性を最大限に生かした持続可能な生き方を例示した。規模や競争で勝つことではなく、継続できる生活・事業の基盤を築くことが中心だとした。


観光については、地域の住民がその土地の衣食住を満喫して暮らす際に生まれる魅力こそが本来の観光資源であると説明した。したがって、観光客誘致を先行させるのではなく、住民自身が風土、人間関係、地域の能力を生かして暮らしを整えることが先決であり、観光は地域おこしと一体のものだという見方を示した。


海幸・野幸型インフラの継続条件‎


話者は、海幸型のインフラとして、海外との商売を支える仕組みを挙げた。そのうえで、外国と日本の間の「窓」や「扉」をどの程度開閉するか、すなわち人・資金・交易の流出入の速度を調整することが、海幸型政治の重要な要点だと述べた。過度に開けば外部からの流入・進出が増え、完全に閉じれば鎖国的な疲弊につながるため、適切な調整が必要との認識である。


野幸型については、工業、商業、サービス業、通信など、明治以降の体制を新たな手法で継続する領域と位置付けた。体制のリセットがあったとしても、これらの分野における量的競争を基本とする発想自体は大きく変わらない可能性があるとした。


山幸型インフラの具体的な方向性と環境整備案‎


話者は、山幸型インフラの例として、山間部や道路外でも有効に機能する移動技術を挙げた。平地の整備道路上で走行する自動運転車だけでは山幸型の世界では十分に役立たないとし、車輪ではなく脚を持つロボットのように、道路外を移動できる技術の方が適する可能性があると述べた。


また、少量でも地域の条件を生かして食料をつくれる基盤、ならびに都市内でも特定の地域・街区に独自のルールを認める仕組みを提案した。山幸型の要点は理論よりも現場での知恵と行動力であり、まず実践して成果を出すことだとした。


山・川・海の環境整備、とりわけ山林の手入れも重要課題として挙げられた。話者は、北朝鮮の兵員が国外で戦闘に参加する代わりに、日本の山林整備、間伐、草刈りに関与する案を私見として述べた。ただし、この案について具体的な協議、実施主体、合意、制度設計は示されていない。講話は、歴史から突破口を探りながら、多様な知恵を結集して新たなインフラを考えるべきだとの結びで終了した。


 


「今のこのすごい時代に、いろいろな示唆を与えてくれるのが出口王仁三郎たちが遺したものなのではないでしょうか。」との藤原直哉の想いから、動画・音声収録をしました。

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藤原直哉の「日本と世界にひとこと」 2026年9月30日 金利がますます上がる

金利がますます上がる


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要約


本会は、藤原直哉による市場・金利・金融システムをめぐる解説であり、主題は日本の長期金利上昇が家計・企業・政府の資金繰りと社会の新陳代謝に与える影響であった。藤原は、10年物国債利回りが当日に3.1%台となったことを転機と捉え、低金利・デフレ下で成立していた「何もしない」行動様式から、収入力、健康、生活コスト、投資を積極的に見直す局面へ移ったとの見解を示した。一方で、将来の金利低下や金融制度変更の時期・形態については予測と推測が中心であり、会議内での確定的な決定、合意、または具体的な担当付き作業は確認されなかった。


市場動向と3%金利の意味


藤原は、直近数日に金現物価格が約3%下落し、金利が上昇したと述べた。金利を水の相変化になぞらえ、1%以下は資金需要が乏しく資金が滞留する「氷」、1%超から約3%までは資金循環が機能する「水」、3%超はインフレ・賃金・金利負担で資金が失われやすい「蒸発」の段階と説明した。日本の10年物国債利回りが3.1%台に達したことを、資金繰りや生活資金が目減りしやすくなる本格的なインフレ局面の兆候と位置付けた。


家計・企業への適応要求


藤原は、固定給・固定年金に依存する人ほど物価上昇の影響を受けやすいとし、副業、生活の工夫、場合によっては居住地の見直しが必要になる可能性を指摘した。企業については、倒産速報で「ばったり型倒産」が増えているとの認識を示し、9月末・3月末の融資借換え時に決算内容を理由として融資が継続されない事例があり得ると推測した。資金を保持するだけでは価値が失われるため、健康、安心、衣食住、将来をつくる投資・経費に振り向ける必要がある、というのが藤原の主張であった。


行動・健康・小さな成功の重視


デフレ期には支出せず資金を保有することに実質的な利得があったが、現在はその前提が崩れたと藤原は説明した。病気や介護による将来の支出を避けるため、体質改善、健康増進、運動等に資金を使うべきだと述べた。また、急激な変化に対応するには、まず安心感のある生活または経営の小さな成功事例を一つつくり、それを実績・自信・見本として広げることが重要との見解を示した。


金利低下と金融制度変更に関する見通し


藤原は、トランプが金利引下げと円安修正を主張していると述べた上で、上昇し始めた金利は容易には低下しない一方、大規模なバブル崩壊時には急低下し得ると論じた。さらに、ケネディ、ニクソン、レーガンを金融システム変更に関わった人物として挙げ、米国が既存の金融システムから離脱し、新たな金本位制等を導入する可能性を推測した。こうした変化の時期については、選挙前、選挙後、または翌年3~4月といった複数の可能性を示したが、いずれも確定情報ではなく藤原自身の見立てとして語られた。


世界経済・政治秩序の再編


藤原は、新しい金融システムへの移行時には世界経済が一時停止するような歴史的なバブル崩壊・大恐慌状態になり得ると予測した。ただし、人々の生活と基礎的な仕事は続くため、社会に必要な対策や仕事を自ら提示することが重要になるとした。また、現行の政府・指導者は入れ替わり、政治よりも経済・経営への適応力がリーダー交代を促す「ボトムアップ」の変化が進むとの見方を示した。


日本の対外関係に関する見解


国際秩序の再編に関し、藤原はグローバリゼーション終了後も各国が単独で生きることは難しく、連携相手の選択が重要になると述べた。日本については、大陸国家との関係は経済的な振れが大きいとして、台湾など島嶼地域との関係を重視し、数十年から200年単位で独自性を保つ方がよいとの個人的見解を示した。中国についても共産党体制の終わりや米中関係の段階的な変化を推測したが、これらは会議内で裏付け資料が示された事実認定ではなかった。


チャプター


金価格下落と長期金利上昇の問題提起‎


藤原は、9月30日のテーマを「金利がますます上がる」と設定した。直近数日で金現物価格が約3%下落し、金利が上昇したと述べ、株価は従来どおり値動きが大きいとした。


金利上昇は単なる市場変動ではなく、経済の「層」が変わる規模の変化だという問題意識が提示された。


金利を「氷・水・蒸気」に分けた資金循環の説明‎


藤原は、水の相変化を用いて金利水準を説明した。一般に金利1%以下は資金需要が乏しく資金が滞留する「氷」の状態であり、平成期に国債を保有し続けるような資金が回らない状態に当たるとした。


一方、1%超から約3%までは給与、年金、売上、経費、賃金などを通じて資金が循環する「水」の状態と説明した。3%を超えると、インフレ、賃金上昇、金利負担によって稼いだ資金が失われる「蒸発」の段階に入るとの見方を示した。


日本の3%超えと家計・企業の資金繰り懸念‎


藤原は、日本の10年物国債利回りが当日に3.1%台を付けたと述べ、これを3%超えが本格化した局面と評価した。資金を保有し続けると価値が失われるため、健康、安心、衣食住、投資など別の価値へ変換する必要があるという考えを示した。


固定給や固定年金で生活する人への影響が大きいとし、副業、生活設計、居住地の変更を含む工夫が必要になる可能性を述べた。企業倒産については、倒産速報で「ばったり型倒産」が目立つとの認識を示し、9月末・3月末の融資借換え時に、決算書の内容を理由に融資継続が断られるケースが背景にある可能性を推測した。


デフレ型行動からの転換と小さな成功事例‎


藤原は、低金利・デフレ期には支出をせずに資金を保有することが、物価下落による「見えない利子」を得る行動になっていたと説明した。しかし現在は、何もしなければ資金が「蒸発」するため、不要なものは削減し、必要なものは購入し、行動すべきことは行うというメリハリが必要だと述べた。


特に、病気や介護施設利用に至るリスクを減らすため、健康増進、体質改善、運動等へ支出することを勧めた。また、大きな変化に対応するには、小さな勝利や成功を最初に得て、それを自信と見本にして拡大することが重要との見解を示した。金利・物価・賃金の上昇に対して、安心感のある生活または経営の成功例を一つでもつくることが当面の課題だとした。


金利急低下と金融システム再編の予測‎


藤原は、トランプが金利引下げを主張していると述べたが、上昇局面に入った金利は簡単には下がらないとした。ただし、バブル崩壊時には金利が急低下する例があるため、大規模なバブル崩壊が起きれば急激な金利低下はあり得ると論じた。


さらに、トランプ、ケネディ、ニクソン、レーガンを金融システム変更という観点で関連付け、既存の国際金融システムが変更される可能性を推測した。アサンジおよびウィキリークスの機密情報、AIによる情報公開、金本位制の導入などにも言及したが、これらは藤原の仮説・予測として提示され、具体的な根拠や確定日程は示されなかった。変化の時期として、選挙前、選挙後、または翌年3~4月という可能性が挙げられた。


世界的な再建局面とリーダー交代の見通し‎


藤原は、新金融システムへの移行によって世界経済が一時的に止まるような形となり、歴史的バブル崩壊と大恐慌状態に至る可能性を予測した。一方、人々の生活や基本的な仕事は残るため、必要な仕事や社会的対策を自ら考え、提示することが重要になると述べた。


現行のマネタリズム、デリバティブ、グローバリゼーションの組合せが解体され、1960年代までの世界を参考に再出発のイメージを持つことができるとの見解も示した。適応できない組織や個人が淘汰されることで新陳代謝が進み、経済・経営の力によるボトムアップ型のリーダー交代が起こると予測した。


国際関係再編と日本の対外戦略に関する私見‎


藤原は、グローバリゼーションが終わった後も、一国単独では生きられないため、各国は連携相手を選ぶ必要があると述べた。日本については、大陸との関係は歴史的にも経済的にも振れが大きいとし、島国として台湾など島嶼地域との関係を重視する方がよいとの私見を示した。


中国については、共産党体制の終わりや、米国との関係を段階的に変化させる動きがあるとの推測を述べた。また、日本は高齢化しているため、米国や中国など大陸国家との経済関係によって大きく振り回されるよりも、距離を取りつつ独自の方向性を持つ方が望ましいと主張した。


 


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2026年9月22日 (火)

藤原直哉の「21世紀はみんながリーダー」 2026年9月23日 量の成長と質の成長

量の成長と質の成長


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要約


本回は、藤原直哉が「量の成長と質の成長」をテーマに、営利企業・非営利団体を含む組織運営において、従来業務を継続するだけでは将来を築けないという問題意識を示した講話である。特に、人手不足、金利上昇、土地・建設コストの高騰という外部環境下では、拡張投資や人員増による量的成長は難易度・リスクが高く、経営者が対象顧客と提供価値を明確化した上で、デジタル活用、顧客利便性、専門性、価格、成果などを通じた質的成長を主導すべきだと論じた。明示的な組織決定、担当者の割当、または具体的なフォローアップは設定されていない。


慣行の継続と組織の衰退リスク


藤原は、宗教団体の「年中行事をやっているだけでよいのか」という問いを例に、日々の定常業務を続けるだけでは未来をつくれない場合があると述べた。継続中にも「これでよいのか」と問い、反省と改善を重ねれば、今年の仕事は前年と異なるものになるはずである。一方、対立、資金不足、反発を避けるため前年と同じ内容を最大公約数として続ける組織は、突然ではなくても衰弱・老衰の過程に入るリスクがあるとした。


量的成長の前提と制約


量的成長は、採算分岐点を超えるための顧客数、設備、人員の拡大として選択肢になり得るが、人を無計画に採用すれば品質低下や内部混乱を招き、出店・新規事業が自立せず数年以内に閉鎖されることもあると説明した。成功には、標準化・熟練化された業務、人材育成、高い利益率による時間と資金の余裕、そして独立性を持たせる「のれん分け」に近い展開が必要であるとした。統制型の組織では自発的判断を育てにくく、拡大への対応力が弱くなる一方、教育型リーダーシップでは各人がオーナーの視点で考えられるよう育成する必要があると述べた。


現局面では質的成長を優先


藤原は、量と質の成長は通常、交互に循環する関係にあると整理した。質的成長で新商品・新顧客・新たな実力を得て、それが軌道に乗れば量的に広げるという循環である。しかし現在は人手不足、高金利、地価・建設費の上昇により量的成長に不向きであり、環境改善を待つだけで1年、2年、3年を費やせば組織の将来を失いかねないとの見解を示した。経営者はAIなども含む大きな方針を早期に決め、自ら経営者としての役割を果たす必要があるとした。


質の定義と顧客選択


質的成長の出発点は、自組織が市場全体の傾向と比べて伸びている・劣っている要因を把握し、「顧客がどこからどこへ移っているか」という変化を見極めることだと述べた。DXやアプリの使いやすさは顧客利便性を高める品質の一例であり、JR東海、JR東日本、JR西日本のアプリに見られる利用体験の差を例示した。また、高齢者、若者、困難を抱える人々への支援を含め、誰を対象にするかを明確にする必要があるとした。全員に対応するのではなく、「何をしないか」を決める引き算や棲み分けも品質の一部である。


トップ主導の実験と転換


品質は、安さと黒字の両立、職人技・美術品級の品質、医療における「治る」こと、食事における味・量・健康性・提供速度・利用場面への適合など、顧客が最も評価する価値によって異なると説明した。現場に改善を求めるだけでは不十分であり、トップ自身が顧客、商品、販売方法の方針を定め、実際に試し、関係者を巻き込み、成功すれば継続し、失敗すれば変更する姿勢が必要である。衰退産業や巨大組織の中でも生き残る部分はあるため、自組織を「ここだけは残る」位置へ導くことがトップの重要な仕事だと結論づけた。


チャプター


定常業務の継続だけでは未来をつくれない‎


藤原は、2026年9月23日の講話として「量の成長と質の成長」を取り上げた。営利企業だけでなく非営利団体も、日常業務や年中行事をこなすだけでは将来をつくれないことがあると述べた。


宗教界の新聞で見た、宗派トップによる「年中行事をやってるだけでいいんだろうか」という趣旨の問いを例に挙げ、定常業務を続けながらも強く問題意識を持ち、反省・改良・改善を継続する必要があると説明した。対立や資金不足を避けるため前年と同じことを続ける組織は、突然死する場合もあるものの、基本的には衰弱・老衰のプロセスに入るとの見方を示した。


量的成長には人材育成と自立可能な展開が必要‎


藤原は、組織が立て直しを図る際には、数量・規模を増やす「量の成長」と、提供価値を高める「質の成長」の二つの道があると整理した。NHKが受信料不足・赤字を背景に訪問集金を再開するという話題を、量的拡大の例として言及した。


量的拡大では、設備投資、人員増、出店などが想定されるが、無計画な採用は品質低下と内部混乱を招く。新たな拠点や事業に人を配置しても成果が出ず、数年以内に閉鎖せざるを得ない例があり得るとした。量的成長を実現するには、標準化され、熟練された仕事を広げることが基本であり、新たな拠点が自らのものとして機能するよう「のれん分け」に近い形で展開する必要があると述べた。


統制型ではなく教育型のリーダーシップを重視‎


藤原は、量的成長には教育型リーダーシップが組織全体に広がっていることが必要だとした。命令されたことを実行させる統制型の組織では、突発事態への対応や自発的に考えて行動する能力が育ちにくいと説明した。また、そのような組織では上層を超える能力を持つ人材が排除されやすく、外形上の拡大を行っても機能しないとの見解を示した。


これに対し、教育型リーダーシップは、各人がオーナーになったつもりで、何が見え、何をすべきかを考えて働くよう促すものだとした。ただし人材を同一の型にはめることは容易ではないため、個人の独自性にある程度任せ、人の成長に合わせて拡大する必要があると述べた。人材育成には時間と資金が必要であり、その余力をつくるためにも、平時から利益率の高い仕事を行う循環が重要であるとした。


外部環境から量的拡大より質的成長を優先すべき局面‎


藤原は、通常は量的成長と質的成長が交互に循環すると説明した。量的拡大で基盤をつくった後、質の拡大で新商品、新規顧客、新たな実力を獲得し、その成果を再び量的に拡大するという流れである。


ただし現状は、人手不足、金利上昇、土地価格と建設コストの高騰により、量的成長には極めて不向きだとした。金利低下や人件費・建設費高騰の沈静化を待つだけでは、1年、2年、3年が過ぎ、組織の将来を失うおそれがある。藤原は、経営者が大きな方針を示し、AI活用を行うなら行うといった選択を早急に始めるべきであり、どの道を選ぶかによって数年後の未来が大きく変わる時期だと述べた。


市場変化の把握とデジタルによる顧客利便性‎


質的成長を進める第一歩として、藤原は、自組織が世の中の傾向と比べて伸びているか、劣っているか、その要因を見つける必要があると述べた。人口減少下でも売上・利益を伸ばしている企業はあり、「何をしていないから顧客が来ないのか」「何をしたから顧客が来ているのか」を探ることで、人が離れる場所と集まる場所という時代変化の足跡を把握できるとした。


また、DXや企業アプリは質的成長の有力な手段になり得ると説明した。新幹線利用の経験から、JR東海のアプリは使いやすい一方、JR東日本のアプリは使いにくく、JR西日本のアプリの方が使いやすいという個人的評価を示した。同じく鉄道を運行する事業者間でも、顧客の使いやすさに明確な差が生じるため、既存サービスを提供しているだけで安心せず、顧客視点で考え行動する必要があると述べた。


品質は対象顧客と「やらないこと」の選択で定まる‎


藤原は、高齢者、若者、各種の困難を抱える人々への支援が重要な論点になっていると述べ、誰をターゲットにする仕事なのかを明確にする必要があるとした。例えば山奥の山小屋は、歩いて到達できる人を対象にする運営があり得る一方、幅広い人の利用を求めるならユニバーサルデザインが必要になる。


全ての要望に応える総花的な方針ではなく、「これは行う」「これは行わない」という基準を定めるべきだとした。品質とは加えることだけでなく、「何をしないか」を定め、その分野に注力する引き算でもあると説明した。価格の安さも、赤字ではなく黒字を維持しながら顧客満足を得るという意味で品質になり得る。職人技による高品質、医療における治癒、食事における味・量・健康性・提供速度・利用目的への適合も、それぞれ顧客が評価する品質の例として挙げた。


トップが方針を定め、実行と学習を主導する必要性‎


藤原は、質的成長は現場に「もっと良いものを」「より安く良いものを」と求めるだけでは実現できず、トップが対象顧客、商品開発、販売方法の方針をつくる必要があると述べた。トップ自身が実際に試し、関係者を巻き込み、成功すれば継続し、うまくいかなければ変更するという、実践を通じた判断が必要だとした。


質的成長は仕事の内容を変えるため勇気を要し、中途半端な改革では進めにくい。管理だけを行う総花的なトップではなく、自ら試し、人を教育しながら自らも学び成長するリーダーが求められるとした。業界や巨大組織全体が苦境にあっても、その中で生き残る組織・部門は必ずあるとの前提に立ち、自組織を「ここだけは残る」位置に導くことがトップの最大の仕事であると締めくくった。


 


「今のこのすごい時代に、いろいろな示唆を与えてくれるのが出口王仁三郎たちが遺したものなのではないでしょうか。」との藤原直哉の想いから、動画・音声収録をしました。

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藤原直哉の「日本と世界にひとこと」 2026年9月23日 愚民政治が終わると

愚民政治が終わると

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要約

藤原直哉は、9月23日の配信「日本と世界に一言」で「愚民政治が終わると」を主題に、民衆を重要な政治・経済課題から遠ざけ、一部の権力・既得権益層への資金と権力の集中を支える仕組みとして愚民政治を論じた。藤原は、主要メディアや娯楽、教育・政治制度の機能低下によってこの仕組みは限界を迎えるとの見方を示した。一方で、愚民政治の終焉が直ちに既存政治への有能な人材流入や改善を意味するわけではなく、現行政府の制度・行政機構そのものが機能不全であるため、当面は「今の政治の終わり」となる可能性があると述べた。明示的な決定、合意、担当割当て、期限付きの行動項目はなかった。

愚民政治の定義と植民地教育の例

藤原は愚民政治を「民を愚かに保つ政治」と定義し、英国によるインド植民地時代の教育政策を典型例として挙げた。近代化や自治、産業発展に必要な教育を十分に与えれば植民地側の自立・独立につながり得るため、統治者が本格的な教育や自治の権利を教えなかった、という説明を示した。腐敗した支配者が長く権力を維持するには、民衆が真実や統治の仕組みを理解しない状態を保つことが重要だというのが藤原の論旨である。

情報・娯楽・教育を通じた統治との見方

藤原は、本当のことを教えない統治には不満を抑える代替物が必要だとし、戦後日本でいう「3S」—スポーツ、セックス、スクリーン(映画)—を例示した。また、CIAを中心として娯楽、テレビ、新聞、雑誌などが軍事・外交・政治経済の中枢から人々の関心を遠ざけた、との見方を述べた。教育や政治が「愚かな人」に水準を合わせることで、長時間の議論をしても実質的な結論が出にくい制度が維持されるとも批判した。

愚民政治を弱める契機

藤原は、娯楽や主要メディアが人々を引きつけなくなり、生活上の不幸、戦争被害、経済的苦境、感染症対策や投資を巡る不信などを身近に感じると、人々は統治や情報への疑念を抱くようになると述べた。資金配分や市場上昇が不満を緩和する「麻酔薬」として機能する局面もあるが、それが失われると不満だけが残るとし、2008年のリーマンショック以降の世界をその例として位置づけた。

メディアの衰退と無党派層の拡大

藤原は、主要メディアを見ない人々は感覚を研ぎ澄ませ、自ら判断する傾向があるとの個人的見解を示した。新聞・テレビについては、報道事業単独では収益性が低く、不動産や他事業によって支えられている場合があると指摘し、インターネットやAIによって情報が広がる速度と深さが増しているため、従来の愚民化の手段は効きにくくなると述べた。日本の選挙については、自民党への支持低下や無党派層の拡大を、従来型の動員政治が人口動態上も成立しにくくなっている兆候として捉えた。

既存政治の終焉と新しい担い手への期待

藤原が最も強調したのは、愚民政治が終わっても「まともな人」が現行の政治に直ちに参加するとは限らない点である。政治家が行政官を道具として使う以上、その行政機構が壊れていれば有能な政治家でも仕事ができないと説明した。日本では政治家に行政を迅速に刷新する強い権限がないとの認識を示し、現制度を使い続けるより新しい政府・仕組みを作り直す必要があると、明治維新を参照しながら論じた。今後の「道」は政府主導ではなく、有力な個人が生活・経済・文化の領域で形成し、民の側から広がるものになるとの予測を示した。

チャプター

愚民政治の定義とインド植民地教育の位置づけ‎

藤原直哉は、今回の主題を「愚民政治が終わると」とし、愚民政治を「愚かな民の政治」と説明した。英国のインド植民地統治では、一般民衆を愚かな状態に保つことが教育政策の目標だったとされる、という見解を提示した。

藤原によれば、近代化の時代には西洋の知識との融合、新産業への対応、自治に関する教育が本来必要だった。しかし、十分な教育や自治の権利を教えれば英国がインドから排除されるおそれがあるため、本格的な教育は行われなかったという。戦後日本の地方自治との比較も挙げ、自治の教育は独立につながり得るため植民地統治では抑制される、との論点を示した。

戦後日本の3Sと情報・教育による関心の誘導‎

藤原は、愚民政策の中心は「本当のことを教えない」ことだと述べ、その代わりに人々が満足を得られる代替物を与える必要があると説明した。戦後日本の例として、スポーツ、セックス、スクリーン(映画)からなる「3S」を挙げ、戦争や大義への関心が娯楽へ置き換えられたという見方を示した。

さらに、藤原はCIAを中心に、軍事、外交、政治経済の中枢への関心を向けさせないための映画、娯楽番組、歌謡番組、テレビ、新聞、雑誌が作られてきたと論じた。教育・政治の水準を「愚かな人」に合わせることにより、議会では長時間議論しても実質的な結論が出ず、多数を持つ腐敗権力が採決で勝つ構造になるとの批判を述べた。

生活苦と不信が愚民政治を弱めるとの見解‎

藤原は、3Sへの関心が衰え、新聞、テレビ、雑誌、映画などが人々を引きつけなくなれば、愚民教育は終わりに向かうと述べた。人々が「もっと大事なことがあるのではないか」と気づく契機として、戦争被害や経済的苦境が身近に現れることを挙げた。

具体例として、米国では貧しい家庭の若者が戦争に取られ苦境に置かれているという話、コロナ禍でのワクチンを巡る不信、NISA等を含む投資勧誘への疑念を取り上げた。また、資金を配れば批判を抑えられる局面はあるものの、資金が尽き、市場が下落すれば不満だけが残るとし、2008年のリーマンショック以降の世界をその流れとして説明した。

搾取構造としての愚民政治と既得権益の没落‎

藤原は、愚民政治では一部の権力者・腐敗勢力が民衆を利用して、資金と権力を自らに集めることが基本だと説明した。民衆に不利益な政策を支持させ、その結果として煽動側に利益が転がり込む構造であると述べた。

日本については、清和会などを例に挙げつつ、国内勢力の背後で米国も利益を得る「二重三重の搾取構造」との見方を示した。藤原によれば、愚民政治の終焉は、資金を抜いていた勢力の没落・崩壊と、民衆が仕組みに気づくことを意味する。

主要メディアの限界と無党派層の意味‎

藤原は、主要メディアやインターネットに過度に接しない人は感覚が研ぎ澄まされ、重要な点で大きく誤らないことが多いという個人的見解を述べた。刺激的な映像や音から距離を置くことで、人間本来の感覚が働くとの説明である。

また、新聞・テレビは報道事業そのものではなく、不動産賃貸など別事業によって支えられている場合があると指摘した。インターネットとAIの普及によって情報が速く深く拡散するため、従来のメディアを通じた愚民政治は機能しにくくなると予測した。沖縄での自民党候補の勝利にも触れつつ、本土では2012年の安倍内閣発足時以降、自民党の勝利を人々が大きく喜ぶ状況をあまり見ていないと述べ、無党派層の拡大は自ら考えて投票する人々の増加を示すものだと位置づけた。

愚民政治後も既存政治に人材が集まらない理由‎

藤原は、愚民政治の終了後に有能な人々が一斉に政治へ参加するわけではないことが重要だと述べた。現行システムでは政治家が行政官を道具として使うが、その道具である行政機構が壊れていれば、有能な政治家でも仕事を遂行できないという比喩を用いた。

米国では大統領が強い権限で行政官を入れ替えることが可能な場合があるとしつつ、日本の政治家には同様の権限がないとの認識を示した。非効率な政府は愚民政治を支えるために存在し、非効率から生じる余剰が搾取側の資金となるため、愚民政治が終わっても非効率だけが残れば、政治への参加は時間と人生の浪費になると論じた。

新しい政府・民の世界からの再生という展望‎

藤原は、制度を変えるには明治維新のように全く新しい政府を作る必要があるとの見解を述べた。江戸時代の統治構造では、開港・開国後に英国や米国と競争する環境に対応できず、勝てる仕組みへ切り替える必要があったと説明し、現状も同様だと位置づけた。

世界的にも、バブル崩壊や体制崩壊のなかで、既存の経済・政治・外交の法則が消えた後にゼロから新たな仕組みを作る担い手は、まだ明確には見えていないと藤原は述べた。ただし、既存体制の崩壊により新たな芽が出やすくなり、今後10年ほどで世界各地に新たな担い手が現れると予測した。愚民政治の終わりは新政治の始まりではなく「今の政治の終わり」であり、その後は政治ではなく、個人が生活、経済、文化の領域で道を作り、民の側から広がっていくとの展望を示した。

 

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2026年9月15日 (火)

【対談_阿部重利さん・藤原直哉】 AIは、逆らわない。でも、汗はかかない。だから、人間力が際立つ。

「AIは、逆らわない。でも、汗はかかない。」

NPO法人日本再生プログラム推進フォーラム(NSP)の理事としてご一緒いただいている経営コンサルタントの阿部重利さんが、このたび『AI時代に生き残る管理職』を上梓されました。その出版を記念して、藤原直哉と語り合いました。

「AIにできないことは何か」——今でこそ、あちこちで語られる問いです。

阿部さんがこの問いを抱かれたのは、2017年のことでした。まだ世の中が「AI、AI」と言い出す前に、藤原直哉が語っていた「AIにできること、できないこと」。そこから10年近く、年間およそ250回——全国の中小企業の現場で、経営者・管理職・社員のみなさんと向き合い、問い続けてこられました。その蓄積を8つの論点としてまとめられたのが今回のご著書です。管理職の5つの顔(リーダー、マネージャー、フォロワー、コーチ、プレーヤー)と、それを支える3つの基盤(コミュニケーション力、仕事の優先順位づけ、顧客本位と理念の追求)が、その骨格になっています。

藤原情報教育研究所でも、2018年6月から2020年8月まで、毎月第2水曜日にブロックチェーン研究会を開催してまいりました。


技術を学ぶための勉強会ではありません。インターネット以上に世の中を変えるといわれる新しい信用基盤が普及したとき、私たちはその世の中をどう生きていくのか——海外の最新情報をもとに学び合いながら、それを参加者のみなさんと一緒に考え、行動のきっかけをつくる共創の時間でした。

そして現在は、藤原直哉のワールドレポートチャットボットを運用しています。開発は、ディスラプティブ・イノベーション研究会のメンバーである松宮雅俊さん(みやびデジタル合同会社代表)とのご縁から生まれました。生活に溶け込むテクノロジーとして、かたちにしていただいたものです。



*藤原直哉のワールドレポートは、1996年(平成8年)6月の創刊以来、毎週水曜日、一度も欠かすことなくお届けしている最新の時事解説(A4版2頁)です。通巻1,577号(2026年9月15日時点)——30年分の蓄積をデータベース化し、大規模言語モデルと生成AIを活用したチャットボットとして開発しました。

AIは決断してくれません。けれども、問いかけに応じて考えるための材料を揃えてくれる——対談で語られているAIとの付き合い方を、私たち自身も日々実践しているところです。

技術そのものではなく、その技術とともに生きる人間の側から考える。今回のAIをめぐる対話も、その姿勢の延長線上にあります。

***

対談では、AIを「部下」として使いこなす実践的な話から、経営の三大資源のなかで最も大切なのは人であるという原点まで、幅広く語り合いました。分析も、調べものも、AIに任せればいい。けれども、決断すること。覚悟を持つこと。そして、みんなと一緒に汗をかくこと——ここから先は、人間の仕事です。

AIが出てきたことによって、人間力がよりクローズアップされた。よりフォーカスされた。

対談のなかで、藤原直哉はそう述べています。言葉としての「人間力」なら、もう聞き慣れているかもしれません。この対話が語るのは、その先です。

AIとの共生が当たり前になるこれからの時代に、私たちは何を学び、何を磨き、何を大切にしていくのか。これは、仕事の場面に限った問いではありません。学ぶとき、誰かと関わるとき、何かを決めるとき。私たちは誰もが、いくつもの立場を行き来しながら毎日を生きています。この問いは、そのどこにでも、ふいに顔を出します。

決めること。責任を持つこと。誰かと一緒に汗をかくこと。どれも会社のなかだけの話ではなく、人が人と生きていくうえでの、ごく当たり前の営みです。むずかしい話ではありません。人と一緒に何かをしたことのある方なら、どなたにも思い当たるところがあるはずです。

この対談も、阿部さんのご著書も、読んで終わりにしていただくものではありません。AIに何かを尋ねて、答えが返ってきたあと。さて自分はどうしようか、と考えるその一瞬に。声をかけるときも、かけられたときも。励ますときも、励まされるときも。どちらからともなく、一緒にやろうかと腰を上げるとき。日々の暮らしのそんな場面で、ふと思い出していただけたら嬉しいです。

 

 

AIによる世代別要約
上記の対談(約29分)の内容を、小学生からシニアまで6つの世代に向けて要約しました。同じ対談を、それぞれの世代に届く言葉と角度で書いています。ご自身に近い世代からでも、気になるところからでも、どこからお読みいただいても構いません。

 

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藤原直哉の「21世紀はみんながリーダー」 2026年9月16日 頭は勉強、情は教育、腹は経験

頭は勉強、情は教育、腹は経験


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要約


本会は、藤原直哉による「頭は勉強、情は教育、腹は経験」をテーマとした講話である。講演者は、現行の学校教育が知識の詰め込みから討論中心へ移行しているとの認識を示した上で、子どもの成長には「頭(知識・理性)」「情(人生や社会への心の柱)」「腹(経験に基づく覚悟と判断)」の三要素を区別して育てる必要があると主張した。具体的な組織決定や実施計画は示されず、教育制度の変更を待たず、各人・家庭・地域・職場がそれぞれの場で学び、情を育み、経験を重ねるべきだという提言で締めくくられた。


現行教育への問題提起


講演者は、NSPの勉強会で鬼沢君から聞いた役所・文部科学省の教育方針に関する話を起点に、知識偏重への反省後、学校教育が「皆で議論すること」を中心にしているとの認識を示した。一方で、討論を通じて子どもに「屁理屈」を先に身につけさせることには強い懸念を表明し、子どもの成長過程に必要なのは論争技術ではなく、知識、情、経験をそれぞれ適切に養うことであると論じた。


頭:AIを用いた知識学習


「頭」は知識、理性、推理の領域であり、基礎的な国語・算数・理科・社会を理解するための勉強が必要だと説明した。講演者は、黒板授業よりもAIを個別学習に活用することを提案し、AIは理解できない点を何度尋ねても怒らず、関連知識も含めて学べる点を利点として挙げた。ただし、これは講演者自身の教育方法に関する意見であり、導入決定や具体的な運用計画は示されていない。


情:教育の中心となる心の柱


講演者は、「情」を単なる好悪や一時的な感情ではなく、故郷、親、社会、歴史、未来と自分の人生をつなぐ心の柱と位置づけた。大きな仕事、地域活動、組織活動では、利害だけでなく、目的への共感や縁が人を動かすと説明した。家庭、学校、職場、地域がこの情を育む教育の場となるべきであり、教師には知識伝達に加えて、子どもが将来どのような大人・社会の担い手になりたいかを感じ取れるよう働きかける役割があるとの見解を示した。


職場・組織における情の共有


職場については、単なる作業場所ではなく、事業を通じた社会貢献や共通目標への思いを共有し、相乗効果を生む場であるべきだと述べた。後輩を育成するには、先輩自身が会社の文化、社風、考え方を自分の中で確立している必要があるとした。また、バブル期以降には組織文化が狭く自己利益中心に解釈され、いわゆる「会社人間」といった問題的な状態につながったとの評価を示し、本来の情は洗脳や強制とは異なると主張した。


腹:経験による覚悟と判断


「腹」は教育だけでは直接教えにくい経験の領域であり、情と知識を基盤に実際の行動・試行を重ねることで据わると説明した。情報が不確実で誤情報もあり得る状況では、確実な情報を待つだけでは前進できず、最終的には経験から得た直感、危険の見極め、止まる・進む判断が必要になると論じた。講演者は、選択肢や逃げ道を確保する判断も経験によって可能になるとの考えを述べた。


教育を担う主体と未解決事項


講演者は、AIによる知識学習、情のある人々との関わり、各自の経験を組み合わせれば、学校制度の状況にかかわらず成長は可能だと結論づけた。文部科学省や国の制度が変わることを待つのではなく、自分たちで教育を実践すべきだと呼びかけた。一方で、AI活用の具体的方法、情を育てる教育環境の設計、経験機会の保障、現行学校制度との関係についての具体策・合意形成は扱われなかった。


チャプター


現行の討論中心教育への懸念‎


講演者は、NSPの勉強会で鬼沢君が役所や教育行政について話したことを紹介した。講演者の理解では、学校教育は知識詰め込み型や「ゆとり」教育を経て、近年は子ども同士の議論を中心に進める方向にあるという。


これに対し講演者は、議論自体を否定するものではないとしつつも、子どもが早期から「屁理屈」を覚えることへの懸念を示した。人の成長には頭・心・腹という三つの領域があり、それぞれに適した学びが必要だという枠組みを提示した。


頭は知識学習であり、AIを活用すべきとの提案‎


講演者は、「頭」を知識、理性、推理の世界と定義し、知らないことを知る勉強が頭を鍛えると説明した。過去には知識だけに偏ることが問題だった一方、知識がなければ社会生活や就労で困難が生じるため、国語、算数、理科、社会などの基礎理解は必要だと述べた。


知識学習の方法として、講演者はAIの活用を強く提案した。AIは学習者が理解できないことを繰り返し尋ねても怒らず、割り算などの基礎的な疑問から関連事項へ学びを広げられる点を評価した。黒板の前で一斉授業を行う従来型の方法よりも、一人ひとりがAIを用いて不明点を深掘りするほうが有効だというのが講演者の見解である。


情を育てることを教育の中心に置くべきとの主張‎


講演者は、「情」を単なる感情や好き嫌いではなく、自分の人生と故郷、親、社会、歴史、未来を結ぶ大きな心の柱と説明した。数学者・岡潔が情緒の重要性を語ったことにも触れ、合理性や知識だけでは人の行動を支えることはできないと論じた。


講演者によれば、日本人は大きな仕事をする際、損得だけでなく情で納得・合意できることを重視する。地域おこしなどで人々が手弁当で参加するのも、地域を良くしたいという情があるためだとした。この情を教えることが本来の教育であり、家庭、学校、職場、地域が担うべきだとの見解を示した。


学校・職場における精神的基盤と組織文化‎


講演者は、教育の例として戦前の兵士養成における精神教育に触れ、技能教育以前に「なぜ戦うのか」「何を守るのか」という情や使命感を形成しようとしていたと説明した。これは制度や歴史の是非を評価する趣旨ではなく、知識・技能だけでは人は役割を果たせないという論点の例示として述べられた。


学校教育においては、教師が子どもに知識を教えるだけでなく、立派な大人や未来の社会の担い手になってほしいという思いを伝え、子どもを感化することが重要だとした。職場についても、利益・売上のみでなく、社会にどのような貢献をするかという目的を共有し、組織文化として腹に落とし込む必要があると述べた。


共通の情が相乗効果と人材育成を生むとの見解‎


講演者は、職場を、同じ目標や思いを持つ人が集い、相乗効果を生む場と位置づけた。資金、技術、知識が十分でない人々であっても、共通の目標と情があれば大きなことを成し得るとした。


また、組織の文化、社風、考え方を自ら共有・体現できる段階になって初めて、後輩を育てることができると説明した。講演者は、バブル期以降、自分や自社だけの利益を優先する狭い考え方が広がったとの評価を示し、情を共有することは洗脳や強制ではなく、自分を超えた目的に向けて人を巻き込む力であると主張した。


腹は経験から生まれる判断力と覚悟‎


講演者は、「腹」は経験によって形成されると説明した。伝記や武勇伝から学べることはあるが、実際に当事者として置かれる状況とは異なるため、腹を据えるには自らの行動と経験の積み重ねが不可欠だとした。


不確実な情報や誤情報が多い環境では、確実な情報だけを待っていては前進できず、最終的には経験に裏打ちされた直感によって進む方向を定める必要があるという。講演者は、危険を避けるために止まる判断、試す判断、失敗時の逃げ道を広く取る判断は、経験を通じて培われると述べた。


自律的な教育実践への呼びかけ‎


講演者は、情を基礎に知識を学び、実際に行動して経験を重ねることで、頭・情・腹の整った子どもや大人が育つと総括した。AIの登場は、頭の学習を支える有用な手段であると改めて評価した。


また、欧州で学校におけるAI利用を制限する動きがあるとの認識を示し、これを子どもの学習機会を狭めるものとして批判した。最終的に、国や文部科学省の変化を待つのではなく、AIによる学習、情のある人との関わり、各自の経験を通じて、個人や地域が主体的に教育を担うべきだと呼びかけた。


「今のこのすごい時代に、いろいろな示唆を与えてくれるのが出口王仁三郎たちが遺したものなのではないでしょうか。」との藤原直哉の想いから、動画・音声収録をしました。

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藤原直哉の「日本と世界にひとこと」 2026年9月16日 為替介入に胴元がいた

為替介入に胴元がいた

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要約

本配信は、話者が「為替介入に胴元がいた」という題で、米国財務長官とされる人物の「I am the house」という発言を起点に、為替市場・金融市場における情報優位、相場運営、ドル体制の変化を論じたものである。話者は、この発言を米国側が日米の為替介入に関わる参加者の注文だけでなく、その資金源・意図・周辺行動まで把握しているとの示唆として解釈した。会議としての決定、合意、具体的な次回対応は示されておらず、全体は話者自身の分析・見解・予測として構成された。

「胴元」発言の解釈

話者は、新聞が「I am the house」を「胴元」と訳したことを紹介し、胴元とは賭場の運営者として売り手・買い手の状況や資金の持ち込み方を把握する存在だと説明した。米国財務長官とされた人物の発言については、日米の為替介入に関わる注文状況だけでなく、参加者が市場に来る前に何を考え、どのように資金を動かしているかまで米国側が把握している、という意味だと話者は解釈した。

米国の情報収集能力と限界

話者は、米国が金融・外交・安全保障で大量のデータを収集し、判断材料を揃えてから行動する傾向があると論じた。過去に大蔵省の証券検査官経験者から聞いたというSECの執行研修の逸話や、NSAによる情報収集を例に挙げた。一方で、情報収集量が多くても戦争や外交では大局判断を誤ることがあるとし、データ分析における直感や発想の不足が限界になり得る、という見解を示した。

先物市場と資金管理への批判

話者は、米国が運営する先物取引所では証拠金率の変更を通じて市場参加者から資金を吸い上げることが可能だと批判した。値段自体を動かす相場操縦ではなく、証拠金率を上下させることで参加者を市場にとどめながら資金を回収する仕組みだとの見方である。また、話者は過去に、証拠金率の決定方法を「フロード」としてイーロン・マスク宛てにメールで訴えたが、返答はなかったと述べた。

円安の資金構造に関する推測

話者は、トランプ政権第1期のドル円相場を1ドル105~115円、中心値を110円程度とし、165円まで進んだ局面を55円の円安と捉えた。その円安によって誰が利益を共有し、どこから資金調達され、資金がどこへ使われたかを米国側が把握している可能性があると推測した。ウクライナ、中東、戦争関連などへの資金流入も含め、不透明な資金の流れが露見し得るとの見方を示したが、これは話者の推論であり、具体的な証拠や対象は提示されなかった。

ロンドン市場から米国財務省への主導権移行

話者は、過去にはロンドン、特にユーロドル市場が国際金融の中心だったと説明し、国外ドル市場や市場操作を伴う慣行がロンドンで発展したとの認識を示した。その後、米国財務省が主導権を取り戻し、市場を解体・再編しているというのが話者の見立てである。米国の本来的な金融は金・銀による支払いや固定利付商品を重視する保守的な性格だったが、1980年代以降のマネタリズム・新自由主義により、投機的で操作可能な金融へ変質したと論じた。

ダーティー・フロート終結と金融再編の見通し

話者は、米国財務省が「胴元」として市場を仕切る状況は、自由な為替取引や各国の通貨切下げ競争を意味する「ダーティー・フロート」の終結を示すとの見解を述べた。さらに、現行ドルや米国政府の仕組みを終了させ、「新ドル」と新たな金融制度へ移行させる大きな局面にあると予測した。原油、金、ドルなどに大きなポジションを持つ金融機関は資金繰り悪化やドル売りに直面し得るとして、金融市場を「タイタニック号の沈没」に例えた。話者は不安定化のリスクを認めつつも、時代は正しい方向に向かっているとの評価を示した。

チャプター

「I am the house」を「胴元」と読む意味‎

話者は、9月16日の配信テーマを「為替介入に胴元がいた」と設定した。「I am the house」という発言について、新聞が「胴元」と訳したことを紹介し、カジノや賭場の運営者である胴元は、売り手・買い手や持ち込まれる資金の状況を把握する立場にあると説明した。

話者は、米国財務長官とされる「ベンセント/ベンセット」(発音は不明瞭)の発言を、日米の為替介入において米国側が市場注文のみならず、その背後の資金源、参加者の意図、事前行動まで把握しているという示唆だと解釈した。

米国の情報収集型の判断と分析上の限界‎

話者は、米国では金融だけでなく外交・安全保障も含め、可能な限り多くのデータを集めてから判断・行動することが重視されると述べた。SECでの執行研修に参加した元大蔵省の証券検査官が、米国では刑務所内の囚人の会話まで盗聴して情報を得ていることに驚いた、という伝聞を例示した。

また、NSAを含む米国の情報収集体制について、信号傍受に限らず、人を介した情報や自ら取得する情報など、多様な手段でデータを集積するものだと説明した。この文脈で、米国側が日本側の行動を「熟知している」とする発言は、米国式の情報優位を示すものだとした。

ただし話者は、情報収集能力が戦略的成功を保証するわけではないと指摘した。相場のように上昇・下落を扱う比較的単純な領域では誤りにくい一方、戦争・外交では米国が大局を誤る事例が多いとの見方を示し、データ分析では直感や重要な発想が欠ける可能性があると論じた。

先物取引所の証拠金運営に対する見解‎

話者は、米国が運営する先物取引所について、証拠金率を上げ下げすることで市場参加者の資金を回収できる仕組みだと批判した。話者の説明では、価格を直接動かせば相場操縦となり得る一方、証拠金率を調整することで、参加者を完全に退場させずに市場への参加を継続させながら資金を吸収できるという。

話者は、証拠金率の決定方法を不正なものと考え、イーロン・マスクが米国政府の問題提起を受け付けるとしていた際に、代筆でメールを送った経験があると述べた。メールへの返答はなかったという。

円安の経緯と資金流入の把握に関する推測‎

話者は、為替介入に「胴元」がいるということは、関係者の資金繰りまで把握されていることを意味すると述べ、日本の暗号情報が第二次世界大戦中に漏洩していた状況になぞらえた。

話者は、トランプ政権第1期のドル円相場を1ドル105~115円、基準線を110円程度とし、165円まで進んだことを55円の円安と表現した。その上で、この円安がなぜ進められ、誰が利益を共有し、どこから資金を調達していたのかを米国側が把握している可能性があると推測した。さらに、ウクライナ、中東、戦争への資金流入を含む不透明な資金の用途も明らかになり得ると述べたが、具体的な裏付けは示されなかった。

スキャンダル開示とドル売り連鎖の可能性‎

話者は、ドル建ての負債を持つ主体の一部が打撃を受ければ、資金繰りのために保有ドル資産の売却が起こり、ドル売りが急速に広がる可能性があると論じた。米国が盗聴などを通じて保有していると話者がみる情報は、メディアへのリークを通じて市場を動かすために利用され得るとの見方も示した。

このため話者は、一般の市場参加者が経済学や相場分析だけを頼りに取引することに懐疑的であり、市場は胴元の情報優位によって左右される「インチキ」の側面があると主張した。

ロンドンのユーロドル市場と米国金融の変質‎

話者は、国際金融市場の中心はかつてロンドンにあり、米国市場と世界市場は切り離されていたと説明した。米国は通貨面で本来は保守的であり、憲法上の金・銀による支払いや、固定利付債券を意味する「Fixed Income」を重視する金融の考え方があったと述べた。

一方、1980年代以降、マネタリズム・新自由主義の下で金融が投機的に変質し、相場操縦や情報収集を含む「何でもあり」の仕組みになったというのが話者の見解である。話者は、ロンドンのユーロドル市場で発展した国外ドル市場を、最終的に米国財務省が取り戻し、解体しつつあると解釈した。

ダーティー・フロート終結と新たな金融秩序の予測‎

話者は、米国財務省が為替市場の「胴元」として行動しているなら、自由な相場参加者は制圧されており、各国が自国の都合で通貨を切り下げる「ダーティー・フロート」の時代は終わると述べた。1970年代後半、ニクソン・ショック後の変動相場制移行期にも同様の通貨切下げ競争があったと振り返った。

話者は、トランプ政権が現行のドル体制と米国政府の金融運営を終了させ、金を基盤とした「新ドル」および新しい金融制度へ移行しようとしている、という見立てを提示した。原油安、金価格下落、ドル安を避けたい主体や、大きなポジションを持つ大手金融機関には大きな損失・資金繰り悪化のリスクがあるとし、現在の金融市場を沈没が進むタイタニック号に例えた。

リーマンショック以降の市場構造と結語‎

話者は、2008年のリーマンショック以降、金融システムには大きな損傷が生じていたと述べた。リーマンショックの契機についてはエプスタイン事件の開始と関係があるのではないかとの個人的見解を示したが、根拠は提示されなかった。

また、日本、台湾、韓国など、米国との貿易黒字を持つ国々が市場への資金供給を担ってきた可能性に言及しつつ、その継続も難しくなったという認識を示した。話者は、株式市場も実体経済との結び付きが薄れた「ダーティー・フロート」の一部だとし、金融市場全般の再編が進むとの見通しを述べた。最後に、不安定な局面ではあるが、新時代を考えながら行動すべきだとして配信を締めくくった。

 

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2026年9月13日 (日)

藤原理事長が今、お話したいこと 令和8年9月編 / 第119回NSP時局ならびに日本再生戦略講演会


前期・第22期より、毎月の定例勉強会では、当日藤原理事長が皆さんと共有したい話題についてお話しています。ご参加くださった皆さん、ありがとうございました!

 

動画・音声・要約は、NSPのWebサイト内アーカイブにて公開しております。https://nipponsaisei.jp/archives/498


音声mp3はこちらからダウンロード

 

 

 


**\AIによる要約です/** *音声自動認識で書き起こしによるAI要約ですので、誤記等が含まれる場合もありますので予めご了承ください。

第119回は、教育の中心にある「情」の話から始まり、その先にある信仰と富士、AIとの付き合い方、為替の大きな転換、そして鬼澤監事との対話へと進みました。6つの層に向けて、それぞれ異なる角度から要約しています。どこからお読みいただいても構いません。

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## 小学生のみなさんへ

**「情(じょう)」って何だろう**

勉強や仕事のいちばん真ん中にあるのは「情」だ、と話されました。情というのは、家族を大切に思う気持ち、ご先祖さまを大切に思う気持ち、みんなで何かをやろうという気持ちのことです。この情がなくなると、人は言われたことしかしないロボットのようになってしまう、と。

理事長は、決まりごとが通じないような難しい場所で、20年も仕事をしてこられました。そこで大事なのは、むずかしい説明ではなく「まぁまぁ一杯」——まず座って、お酒を注いで、いっしょに飲むことなのだそうです。これができるかどうかで、何かができるかどうかが決まる。これも全部、情なのだ、と話されました。

**昔の先生や、おまわりさん**

昔の先生やおまわりさんは、情が深かった、と話されました。情が深いから、厳しいことを言われても身についた。うまくいかないことはたくさんあるけれど、情で支え合って、なんとかなってきたのだ、と。

**神さまは、心に入ってくる**

情がもっともっと深くなると、自分ひとりの気持ちをこえて、天と地の大きな真理につながるのだそうです。神さまは、頭ではなくて、おなかの真ん中の心に入ってくる。その心で神さまとつながることが、本当の情なのだ、と話されました。

日本には、仏教も神道もキリスト教もあります。でも、日本の祈りのいちばんのもとはどこかというと、富士山です、と。山梨県の富士吉田市には、大昔に神さまが最初に降り立って神社をつくったといわれる場所があります。そこの地元の人たちがとてもがんばっていて、毎朝おまいりに来る人もいる。神さまのほうもどんどん進んでいるのだから、人間もすこしがんばらないといけませんね、と話されました。

**AIはおこらない先生**

AIは勉強の道具としてとてもいい、と話されました。「わかりません」と3回言うと、ふつうの先生はおこってしまうことがある。でもAIは絶対におこらない。わかるまで、別の言い方で何度でも教えてくれます。理事長ご自身も10年ほど先生をされていたそうですが、あれほど我慢強い先生はいない、と。

ただし、AIに情はありません。知識を身につけたあと、その知識でみんなのために何をするか——それを決めるのは人間です。

**桜と、ふるさと**

日本人の心は桜の花のようだ、というお話がありました。小さな花がたくさん集まって、ひとつの大きな花になっている。そこにみんなが集まってお花見をする。菊の花も同じです。

いろいろな勉強をして、都会に出る人もいる。でも最後に戻ってくるのは「自分のふるさとがどうなるか」というところだ、と話されました。

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## 中学生のみなさんへ

**教育の真ん中にあるもの**

教育の本当のポイントは「情」であり、情が壊れたところからすべてが壊れてきた、と述べます。わかりやすい例が社会主義で、家族の情、祖先との情、民族の情を順に断ち切っていく。気持ちを完全に孤立させると、人はロボットのようになり、言われたとおりのことしかしなくなる、と。

日本は特に情の国民だ、と。それを見抜いたのが数学者の岡潔で、その著作は今も若い人に読まれている、と紹介されました。

**「まぁまぁ一杯」ができるかどうか**

意思決定の極限の世界を20年見てきた、と述べます。そこでは言葉で説明するような場面はほとんどなく、大事なのは「まぁまぁ一杯」——まず座を持ち、一杯を注ぐことだ、と。今の感覚では前近代的だと言われるけれど、それしかできない世界もある。これができるかどうかが、何かを成せるかどうかの分かれ目になる、と述べました。これも全部、情なのだ、と。

**情の先にあるもの**

情がもっと深いところまで行くと、個人の情を超えて、天地の真理のようなものになる、と述べます。神は頭ではなく、腹の中の心に入ってくるものであり、その心で天地の神とつながることが本当の情であり、信仰心そのものだ、と。

西洋で学問が修道院から生まれたのはそのためで、信仰がなければ真理には至れないと考えられていた。後に聖と俗が分けられ、信仰が切り離されたところから、今の科学が進んでいった——鋭くはなったけれど、気づけばまったく別の場所に来てしまった、と。

**祈りの源としての富士**

日本には仏教も神道もキリスト教もあり、宗教の話はややこしい。けれども日本の祈りの源はどこかといえば富士山であり、富士に集まるのが日本人なのだ、と述べます。だから世界のどこで活躍してもいい、富士は世界を沸かせるものだ、と。

富士吉田市には、かつて天孫が最初に降り立って神社を造ったとされる場所があると紹介されました。地元の方々の取り組みで良い気が出てきており、議員の方が毎朝参拝に来られている、古宮も復活したという感じがする、と。神様ごとも進展しているのだから、我々人間も少し頑張らなければいけない、と述べています。

**AIには情がない**

AIはどんどん道具として使えばいい、自分は肯定派だ、と述べます。子どもの勉強にはAIが一番いい、と。20人に一斉に同じ説明をしても、その人のレベルに合っていなければ伝わらない。AIならその子がわかるところまで、何度でも教え方を変えてくれる、と。会社の仕事でも、下手な上司や先輩に聞くよりよほどきちんと教えてくれる、とも。

ただし、本当の情は天地の力であってAIには入ってこない。知識の武装ができたあと、その情でみんなで何をするか——そこからが人間の仕事だ、と述べました。

**革命は、起きたら適応するしかない**

かつて森喜朗首相が国会で「IT革命をやりませんか」と述べたことに触れ、実際にIT革命は起きた、と。製造業がアナログからデジタルに変わり、アナログの技術者が職を失い、一方で新しく興った人もいた。革命は、いいも悪いもなく動いてしまうものだから、起きたら適応するしかない。次の世の中を予見して、必要なものを揃えていく——できるのはそれだけだ、と述べました。

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## 高校生のみなさんへ

**学問はなぜ修道院で生まれたか**

教育の本当のポイントは「情」であり、情が壊れたところからすべてが壊れてきた、と述べます。その情をさらに深めていくと、個人の情を超えて、天地の真理のようなものに行き着く、と。天地の真理は心に入ってくるものであり、頭ではなく腹の中の心に入ってくるのが神なのだ、と。その心で天地の神とつながることが本当の情であり、信仰心そのものだ、と述べました。

西洋で学問が修道院から生まれたのは、まさにそのためだ、と。学問は信仰がなければできない、信仰がなければ決して真理には至れない——そう考えられていたから、学問は修道院で生まれた、と述べます。それが後に聖と俗に分けられ、信仰が切り離され、そこから現在のサイエンスが進んでいった。鋭利になったことは間違いないけれども、気がついたら神とはまったく違う場所に来てしまい、大混乱になっている、と。

AIについても同じ枠組みで説明されました。AIに情はない。本当の情は天地の力だから、AIには入ってこない——能力の優劣ではなく、そもそも別のものだ、という位置づけです。

**祈りの源としての富士**

日本には仏教も神道もキリスト教もあり、宗教の話はややこしい。けれども日本の祈りの源はどこかといえば、富士山だ、と述べます。富士に集まるのが日本人なのだ、と。だから世界のどこで活躍してもいいけれども、富士は世界を沸かせるものであり、そこへ向かって頑張っていこう、と。

実際に富士吉田市には、かつて天孫が最初に降り立って神社を造ったとされる場所がある、と紹介されました。地元の方々が熱心に取り組まれ、とても良い気が出てきている。議員の方が毎朝その神社に参拝に来られており、古宮も復活したという感じがする、と。神様ごともどんどん進展しているのだから、我々人間も少し頑張らなければいけない、と述べています。

**「I am the house」という宣言**

ベッセント財務長官が円ドル為替について「I am the house」と述べたことを取り上げました。the house は book keeper、つまり胴元という意味であり、金融の世界でまず使われない言葉だ、と。「円ドル為替は俺が仕切る賭場だ」という意味になります。

相場は胴元が誰かを知ることが何より大事だと以前から述べてきたが、財務長官が自ら胴元だと公言したのは初めて聞いた、と。本当の胴元はこれまでロンドンのシティであり、アメリカの大統領も財務長官も振り回される側だった。だからこの発言は、賭場を乗っ取ったという勝利宣言に等しい、という読みです。

**なぜ胴元が変わると円高なのか**

胴元がロンドンだったときは、日本に円安で金を出させ、その金を世界にまく仕組みだった。ところがトランプ政権が目指すのは輸出拡大であり、ドル安でなければ困る、と述べます。共和党政権は歴史的にドル安をやってきた——ニクソンショックもプラザ合意もそうだ、と。トランプ政権一期目の105円から115円あたりが「ノーマル」であり、そこから見れば今は完全な円安だ、と。

110円まで戻って、ようやく「円安の終了」。円高はそこから先の話であり、二桁の世界になる——トランプ大統領の物の言い方からすれば50円だろう、と述べました。

**ニクソンショックの記憶**

1971年、金曜に市場が引け、土曜にキャンプデービッドで会議、日曜夜にホワイトハウスから演説があり、金とドルの交換停止が発表された。最初に開いた主要マーケットが日本だった、と述べます。日本だけが市場を開けたままドル売り注文を受け、日銀が買い向かったために大量の円が出て、それが70年代前半の狂乱インフレの最大の原因になった、と。

引き金はイギリスがアメリカに預けていた金を持ち帰ったことであり、アメリカに金がなかったのだ、と。最近オランダがアメリカ国内の金を売ってロンドンで買い直したという報道に触れ、ニクソンショックの前夜とまったく同じことが起きている、と述べました。

**マネタリズム50年の終わり**

レーガン政権も金本位制に戻そうとしていた、と述べます。ところが暗殺未遂があり、金庫を見たら金がなかったのではないか、と。結果として金の縛りを外し、ひたすら金をばらまくマネタリズムが80年代前半に始まった。アラン・グリーンスパンの時代であり、シティ出身のサッチャーが首相となり、金融ビッグバンが起きた、と。

大学時代、宇沢弘文先生がマネタリズムをとんでもないものだと繰り返し述べておられた。卒業から40数年、それが今終わろうとしている——感慨深い、と述べました。

**中東と東アジア**

中東は東にイラン、北にトルコ、西にエジプトがあり、真ん中にパレスチナがひしめいている。誰も覇権から逃げられない戦国時代のような状況だ、と述べます。アメリカもヨーロッパも手を引いて収拾がつかず、最後はロシアが出てきて取り持つことになるのではないか、と。ユーラシアの織田信長のようなものだ、という表現が使われました。

東アジアについては、米朝の対話が進み、中国もロシアも歓迎しているため、和平の方向にある、と。困っているのは日本と韓国だ、と述べています。

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## 大学生のみなさんへ

**「情」を認識論の問題として読む**

今回の前半は、教育論の形をとった認識論の議論として読めます。中心にあるのは、合理性の枠外にあるものを教育から排除した結果、何が失われたかという問いです。

戦後教育において「情は合理的なものではない」として外されていった、と述べます。しかし情こそが行動の基盤であり、それを断つと人は指示されたことしか行わなくなる。社会主義が家族・祖先・民族の情を順に切断し、個人を完全に孤立させる手順として説明されました。

さらに情を深めていくと個人を超え、天地の真理に接続する——これが信仰であるという議論に進みます。神は頭ではなく腹の中の心に入ってくるものであり、その心で天地の神とつながることが本当の情であり信仰心そのものだ、と。西洋の学問が修道院で生まれたのは、信仰なしに真理には至れないという前提があったからであり、聖俗を分離して信仰を切り離したところから近代科学が始まった。鋭利にはなったが、神とはまったく別の場所に到達してしまった、という整理です。

**言語化できない領域での合意形成**

意思決定の極限の世界を20年経験した、という前置きのもとで、興味深い指摘がなされました。そこにはコミュニケーションらしいコミュニケーションがなく、言葉で説明して進める世界ではない、と。何かをやろうという話は「まぁまぁ一杯」で決まる。前近代的だと言われるけれども、それしかできない世界もある、と述べます。

これができるかどうかが、山の中に何かを成せるかどうかの分かれ目になる——共同体における合意形成が、言語的説得ではなく情の交換によって成立する場面がある、という観察です。前半の「情」論と、後半の共同体論をつなぐ蝶番にあたる部分で、暗黙知や関係資本の議論として読めます。

**AIをこの枠組みでどう位置づけるか**

AIには情がない、なぜなら情は天地の力だからだ、という主張が置かれます。これは能力の欠如ではなく、カテゴリーの違いとして述べられている点が重要です。だからこそAIは道具として全面的に肯定され、知識伝達においては人間の教師を上回るとされます。個別最適化と無限の忍耐という二点が、その根拠として挙げられました。

そのうえで「知識の武装ができたあと、その情でみんなで何をするか」が人間の領域として残される。知識と意思決定を分離し、後者に共同体的動機を置く構成です。

**共同体の帰着点と、祈りの源**

情の根幹に信仰があると、能力を持った人たちが一箇所に集まってくる、と述べます。この家を守ろう、この共同体を守ろう、この土地を守りたいという、言葉にならないものまで含めて信仰となったとき、多様な能力が集積する。逆にそれがなければ、各自が能力を活かせる場所へ分散していく。明治以降の日本の村づくりはこの原理で動いており、村から学校へ、都会へと出ていっても、最後に戻る問いは「我が故郷はどうなるか」だ、と。

その祈りの源として名指されるのが富士山です。仏教も神道もキリスト教もあって宗教の議論は複雑だが、日本の祈りの源は富士であり、富士に集まるのが日本人だ、と。富士吉田市の、天孫降臨の地とされる神社をめぐる地元の動きが具体例として紹介されました。

移動コストが極小化した現代において、定着の根拠を経済合理性ではなく情と信仰に求める議論であり、地域論・共同体論として検討に値します。

**鬼澤監事との対話——学びの場の多様性**

鬼澤監事からは、江戸期の藩校・寺子屋・私塾という学びの場の多様性が指摘されました。学校だけが学びの場ではなく、教師だけが学びを主導する存在でもない、と。水戸で運営されていた「明日の学校」のコンセプトとして、街がキャンパス、人が教科書、誰もが先生で誰もが生徒、という定式が紹介されます。文部科学省が制度として何を考えるかとは別に、一人ひとりがどうすれば良い学びの場をつくれるかを考える必要がある、と。

またAIを用いて岡潔について調べたところ、岡の言う情緒は一般的な情緒概念より広く、人間への思いやりにとどまらず自然を含む——知・情・意の「情」にあたる部分であり、数学を極めた人だからこそ重要なのだ、という応答が得られた、と紹介されました。小林秀雄への言及もあわせてなされています。

**言葉を日本語にすること**

鬼澤監事から、研修においてカタカナ語を極力使わないようにしてきたが、最後まで残ったのが「リーダーシップ」だった、という話がありました。日本語にならない言葉だからこそ、その意味を深く考えることが思考の第一歩になるのではないか、と。

これに対し、水戸は情の町であり、会津・水戸・桑名・佐賀は幕末をこの情の深さで越えてきた、という応答がなされました。情が深いからこそ天狗党と諸生党の対立が今なお尾を引いている、という指摘も交わされています。

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## 社会人のみなさんへ

**情が失われた組織で何が起きるか**

教育の中心にあるのは「情」であり、情が壊れたところからすべてが壊れてきた、と述べます。気持ちを完全に孤立させると、人はロボットのようになり、言われたことしかしなくなる、行動しなくなる、と。組織の話としてそのまま読める指摘です。

その情を深めていくと個人の情を超え、天地の真理につながる。それが信仰であり、西洋で学問が修道院から生まれたのは、信仰がなければ真理に至れないと考えられていたからだ、と述べます。聖俗を分離して信仰を切り離したところから、現在のサイエンスが進んでいった。鋭利にはなったが、気がつけばまったく違う場所に来てしまった、と。

実務上の含意は、人の集まり方に現れます。情の根幹に信仰があると——この家を守ろう、この共同体を守ろう、この土地を守りたいという、言葉にならないものまで含めて——能力を持った人たちが集まってくる、と述べます。逆にそれがなければ、少し勉強して詳しくなったから東京へ行ってみよう、今度はあちらで働いてみようと、働く場所がばらばらになっていく。明治以降の日本の村づくりは、すべてその原理で動いていた、と。

採用・定着・地域での事業継続を考えるうえで、経済条件だけでは説明しきれない部分を扱った議論です。そして、いろいろな人生を経ても、結局のところ「我が故郷がどうなるか」に尽きる、と述べられました。

**祈りの源としての富士**

日本の祈りの源は富士山であり、富士に集まるのが日本人なのだ、と述べます。世界のどこで活躍してもいいが、富士は世界を沸かせるものだ、と。富士吉田市には天孫が最初に降り立って神社を造ったとされる場所があり、地元の方々の取り組みで良い気が出てきている、議員の方が毎朝参拝に来られている、古宮も復活したという感じがする、と紹介されました。神様ごとも進展しているのだから、我々人間も少し頑張らなければいけない、できる限り前進することが大事だ、と。

**為替の前提が変わる**

ベッセント財務長官の「I am the house」発言を、賭場の胴元がロンドンからワシントンへ移ったことの公式宣言と読む、というのが今回の中心的な論点です。

実務的な含意は明確です。胴元がロンドンだった時代は、日本が円安で資金を出し続ける構造が維持された。新しい胴元は輸出拡大を目的としており、ドル安を志向する。したがって円高方向への転換は政策的な意図によるものであり、市場の需給で押し戻せる性質のものではない、と。

水準感としては、110円で「円安の終了」、そこから先が円高の領域、最終的には二桁から50円という見立てが示されました。輸入・輸出のどちらに立つかで、事業計画の前提を置き直す必要がある局面です。

**国際金融への関与について**

日本の金融は完全な敗戦だ、と述べます。国際金融に資金を貢ぎ、さらに外資に投資して儲けようとする時代は終わった、と。早く資金を引くべきだ、というのがご自身の考えである、と明言されました。

**AIの実務投入**

AIは道具として全面的に使うべきだ、と繰り返し述べられています。会社の仕事でわからないことは、下手な上司や同僚、先輩に聞くよりAIに聞いたほうがきちんと教えてくれる、と。教育においても、20人に一律の説明をすることの無意味さが指摘されました。

鬼澤監事からは、研修の設計にAIを組み込んでいる実例が語られています。その場で岡潔について調べさせ、研修プログラムへの組み込み案が次々と提示された、と。

**知識のあとに残るもの**

知識はAIで武装できる。問題はその先で、「この情でみんなで何をするか」が人間の仕事として残る、と述べます。組織に情がなければ、能力のある人は各自の都合で分散していく。逆に情があれば、多様な能力を持つ人が集まってくる——採用と定着の問題として読める部分です。

**この後半の見通し**

今年の後半は大きく変わる、と述べます。うまくいく形が見えているところと、行き詰まりが見えているところの差が、すでに映像として判別できる状態にある、と。財政も重大な問題だが、最後は隠し金がどれだけ出てくるかだ、と。アメリカが一人5,000ドルを配ると述べていることに触れ、関税収入だけで賄える額ではなく、関税と称する別の原資があるはずだ、と述べました。状況対応型で行くほかなく、深刻に考えすぎないほうがいい、と結んでいます。

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## シニアのみなさんへ

**情が深かった時代**

昔の警察官、昔の先生、昔の親は情が深かった、と述べます。情が深いから、厳しいことを言われてもそれが身についた。うまくいかないことはたくさんあるが、情で支え、支えられてなんとかなってきたところがある、と。

理事長ご自身、意思決定の極限の世界を20年見てこられて、そこで通じるのは理屈ではなく「まぁまぁ一杯」だった、と振り返っておられます。それができるかどうかが分かれ目になる、と。

戦後の教育は、情を合理的でないものとして外していった。そこから大混乱が始まった、というのが今回の出発点です。

**情の先にある信仰**

情をさらに深めていくと、個人の情を超えて、天地の真理のようなものにつながる、と述べます。天地の真理は心に入ってくる。神というのは心に入ってくるものであり、頭でも腹でもなく、その真ん中の心に入ってくるのが神なのだ、と。その心で天地の神とつながることが本当の情であり、信仰心そのものだ、と語られました。

西洋で学者はどこで生まれたかといえば、修道院です、と。なぜ修道院で学問が生まれたかというと、学問は信仰がなければできないからだ、信仰がなければ決して真理には至れないからだ、と述べます。それが後に、聖と俗を分けて、信仰を切り離して、そこから今のサイエンスがどんどん脱線していった、と。鋭くなったことは間違いないけれども、気がついたら神とはまったく違う場所へ行ってしまい、大混乱になっている、と。

**祈りの源は富士山**

日本には仏教も神道もキリスト教もあって、宗教の話はややこしい。けれども日本の祈りの源はどこかと問われれば、富士山です、と述べます。富士に集まるのが日本人なのだ、と。だからどんなに世界で活躍してもいいので、富士は世界を沸かせるものとして、そこへ向かって頑張っていこう、と。

実際に富士吉田市には、かつて天孫が最初に降り立って神社を造ったとされる場所がある、と紹介されました。そこの地元の方々がとても熱心に取り組んでおられ、良い気が出てきている。議員の方が毎朝その神社にお参りに来られていて、これはすごいと思った、と。富士の古宮も復活したという感じがする、と語られています。

神様ごともどんどん進展しているのだから、我々人間も少し頑張らなければいけない。とにかくできる限り前進することが大事だと思っている——前半は、そう結ばれました。

**ニクソンショックを思い出す**

1971年8月のあの週末を、順を追って振り返っておられます。金曜に市場が引け、土曜にキャンプデービッドで会議があり、日曜夜の演説で金とドルの交換停止が発表された。最初に開いた主要マーケットが日本だった、と。

日本だけが市場を開けたままドル売り注文を受け、日銀が買い向かった。大量の円が出て、それが70年代前半の狂乱インフレの最大の原因になった、と述べます。今また、オランダがアメリカ国内の金を売ってロンドンで買い直したという報道が出ている——あのときの前夜とまったく同じことが起きている、と。

**1982年、ロンドンにて**

初めてヨーロッパに行かれた1982年は、テロの嵐の年だったと振り返ります。ロンドンのハイドパーク・コーナーで、100メートルほど先で爆弾が爆発した。行ってみると血の海で、騎馬警察隊の馬が脚を吹き飛ばされて血を噴き出していた——それが最初に見た光景だった、と。あの時代も、もうこれで終了だろう、としみじみ述べておられます。

**宇沢弘文先生のこと**

大学時代、宇沢弘文先生がマネタリズムについて「あんなとんでもないものはない」と繰り返し述べておられた、と。卒業から40数年が経ち、それが今まさに終わろうとしている。とんでもないと言われていたものが、やはりとんでもなかったのだ——感慨深い、と述べられました。

**桜と菊**

日本人の心情は桜の花のようなものだ、と述べます。小さな花が密集してひとつの花になり、そこに大勢が集まって花見をする。菊も同じで、真ん中からたくさんの花が出る。情で結ばれて、そこにたくさんの人が集まる——これが日本人の心情であり、国民なのだ、と。

**革命の時代に**

革命というのは怖いもので、うまくいく人といかない人がはっきり分かれてしまう、と述べます。いいも悪いもなく、支持するしないにかかわらず動いてしまう。だから起きたら適応するしかない。次の世の中を予見して、どう適応するか、必要なものをどう揃えるか——できるのはそれだけだ、と。

そのうえで、あまり深刻に考えずに進んでいけばいい、引き続き元気にやっていきましょう、と結ばれました。


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NPO法人日本再生プログラム推進フォーラム(NSP)は、NSP会員年会費・ご寄附と、クラウドファンディング2026を原資にアーカイブづくりをしています。ありがとうございます。

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2026年9月11日 (金)

第1回 王仁三郎全集を読もうの会コンテンツ販売のご案内

王仁三郎全集を読もうの会 

第1回
コンテンツ(動画・音声)をnoteにて販売中です。

三千世界の立て替え立て直し出口王仁三郎の勉強会(2019年2月~2021年8月開催)・富士古文献勉強会(2022年2月~7月開催)、出口なお・王仁三郎が説く日本および日本人の使命 勉強会(2022年9月〜2023年3月)、出口王仁三郎が示す神霊世界の姿 勉強会(2023年5月〜2024年3月)、霊界物語をよもうの会(2024年5月〜2026年5月)に引き続き、2026年7月より新企画:王仁三郎全集を読もうの会(隔月開催)を始めました。

 

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2026年9月 8日 (火)

藤原直哉の「21世紀はみんながリーダー」 2026年9月9日 日本は富士に始まり富士に帰る

日本は富士に始まり富士に帰る

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要約

本会は、「日本は富士に始まり富士に帰る」というテーマについて、話者が政治経験から抱いた問題意識と、日本の精神的・歴史的原点を富士山に求める見解を説明した講話である。話者は、政策論だけでは人々の不安や帰属意識に応えきれないとし、国民を結び付けるには自然・信仰・土地の記憶に根差した「原点」が必要だと論じた。富士古文献、宮下文書、富士講、富士文庫等への言及を根拠として、富士山を日本の始まりと帰着点として再認識することを提案したが、会議としての正式な決定、合意、担当割当はなかった。

政策中心の政治への問題意識

話者は、30年以上にわたり政治・政治周辺の関係者と接点を持ってきた経験から、日本は政策だけで動く国ではないとの見方を示した。特に民主党政権では、多数の政策を掲げても十分に機能せず、バブル崩壊、IT・ネットバブルの崩壊、リーマンショック、東日本大震災を経た人々の将来不安や「心の空白」を埋められなかったと述べた。政策の内容だけでなく、人々の気持ち、道、社会を支える象徴への理解が重要だという問題提起であった。

富士古文献・宮下文書と日本の原点

話者は、日本の政治と歴史を支えてきた「種本」を探る関心から、富士古文献・宮下文書や富士文庫を知ったと説明した。これらの文献について、宇宙の始まりから記述する内容を持つと紹介し、古代の人々の素朴さや率直さが伝わる点を自身の強い印象として挙げた。また、宮下家の文献公開、東京での富士文庫の設立、大正期における研究活動、関東大震災後の打撃と終息、近年の復活の動きにも触れた。

富士信仰を軸にした日本観

話者は、富士山が静岡県・山梨県境にあるだけでなく、全国に「小さな富士」や富士講の伝統が存在することを重視した。富士山を信仰する人々の連なりを、血統ではなく信仰・エネルギーの継承として捉え、南朝や「スメラ」の原点も富士にあるのではないかという個人的見解を提示した。富士山は噴火と静穏を繰り返す大きな自然の力であり、日本は困難な局面で富士に立ち返る国だと論じた。

各国における自然・建国理念への回帰

話者は、日本以外にも各国には人々が立ち戻る原点があると述べた。例として、米国については1776年の独立宣言、ロシアについては大地、済州島については起源譚に結び付く場所、北朝鮮・満州地域については白頭山を挙げた。宗教が複雑化・分裂していると見る状況においては、宗派を超え、自然に人々が帰れる土地・景観・歴史的象徴が社会の安定に役立つとの見解であった。

富士山を新たな国家的象徴とする提案

話者は、天皇制をめぐる近年の話題により従来の国家象徴をめぐる受け止め方が変化しているとの認識を示し、それを超える雄大な日本の原点として富士山を位置付けるべきだと主張した。富士山は自然の山であり、特定宗教の制度化とは異なる形で共有できるとし、政治や国会においても富士山を尊重する象徴的な位置付けを強調する案を示した。これは話者個人の提案・期待であり、具体的な実施方針や合意には至っていない。

チャプター

政治経験から見た政策論の限界‎

話者は、政治家を志したわけではなく選挙活動には関与していない一方、30年以上にわたり政治関係者や政治周辺で活動する人々との付き合いがあると述べた。その経験を踏まえ、日本は政策だけで動いているわけではないという問題意識を示した。

民主党政権については、新しい政策を多く掲げて政権を獲得したものの、大半がうまく機能しなかったとの評価を述べた。話者は、政策自体に明白な誤りが多かったとは限らないとしながらも、実行段階で成果につながらず、人々は政策論だけでは満たされない不信感を抱いていたと説明した。

社会不安と人々を動かす要因の探求‎

話者は、昭和末期のバブル崩壊、IT・ネットバブルの崩壊、リーマンショック、東日本大震災を経て、人々が将来不安と精神的な空白を抱えていたと述べた。民主党政権は、その不安を埋めることに成功しなかったという見解である。

また、利益配分や金銭的な誘因は一時的に人を動かしても、金銭を受け取ったこと以上の意味を生みにくいと指摘した。これを契機に、話者は人々の気持ちや生き方の道筋を支えるものは何か、日本の政治・国家運営には長期にわたり受け継がれた基盤があるのではないかを探るようになったと説明した。

富士古文献・富士文庫への着目‎

話者は、日本の政治の「種本」や歴史的基盤を探る中で、富士古文献、宮下文書、権藤政権という語に触れる機会があったと述べた。少なくとも有史以来約1,700年続いた日本の政治には、国を動かすための基本的な考え方があったはずだと考え、その答えを一言で表せば富士山ではないかとの結論に至ったとしている。

話者の紹介によれば、山梨県富士吉田市の宮下家には古くから多数の古文献が伝わり、明治16年頃に開封されて以降、徐々に知られるようになったという。さらに、大正10年または11年頃に東京で富士文庫が設立され、斎藤実海軍大将・後の首相を含む多くの関係者が研究に名を連ねたと述べた。話者は、富士文庫が宇宙の始まりから説き起こす内容を持つと紹介した。

文献から受けた古代の素朴さと富士信仰‎

話者は、富士文庫や富士古文献の現代語訳を読むことで、古代の人々の文章から素直さ、素朴さ、清々しさを強く感じたと述べた。これはあくまで話者の読後の印象であり、現代の人々が失った世界観を示すもののように感じるという見方を示した。

また、富士古文献を伝える富士の地域を南朝の中心地として捉え、南朝とは特定の血筋よりも富士信仰を受け継ぐ人々の流れを指すのではないかと論じた。「スメラ」の力の源泉も特定の天皇や氏族ではなく富士にあるのではないかという仮説を提示し、日本は富士に始まり、行き詰まれば富士へ帰る国だと位置付けた。

各国の原点と宗教を超える帰着点‎

話者は、各国にもそれぞれ固有の原点があると述べた。米国については、トランプが掲げる変革を1776年の独立宣言に立ち返る動きとして解釈した。ロシアについては、厳しい「大地」と共に生きることが民族的な原点であるとの見方を示し、満州や北朝鮮をめぐるロシアの影響力にも言及したが、これらは話者の認識・解釈として述べられた。

さらに、済州島の起源譚における三氏族の誕生地、北朝鮮・満州地域における白頭山への言及を例に、民族や地域には立ち戻る象徴的な場所があると説明した。キリスト教、イスラム教などを含め宗教内部の分裂や複雑化が見られるという認識の下、宗教的対立を超えて人々が自然に戻れる土地・山・川・景観が重要であると述べた。

富士山を日本の共有原点とする構想‎

話者は、関東大震災で富士文庫が大きな打撃を受け、その後およそ10年で終息した一方、現在は地元で富士文庫復活の動きがあると紹介し、これを肯定的に評価した。世界的にも富士山は日本の象徴として広く知られているため、「日本人は富士山を信仰する人々である」と捉えることは分かりやすいとの考えを示した。

富士山は全国各地の富士塚や神社内の小さな富士山にも表れており、日本を「富士信仰の国」と定義できるのではないかと述べた。木花咲耶姫の物語にも触れ、各人がそれぞれの分野で活動し、その成功・失敗・成果が最終的に富士へ帰り、日本の歴史的蓄積となるという比喩を用いた。

新しい日本の象徴としての富士山という提案‎

話者は、天皇制をめぐる近年の話題を踏まえ、従来の象徴を超える、より雄大で共有可能な日本の原点が必要だとの見解を述べた。その候補として富士山を挙げ、富士山は自然の山であるため、特定宗教の制度化や政教分離の問題とは異なる形で重視できると主張した。

具体例として、富士山の絵の下で国会を開き政治を行うことにも問題はないのではないかと提案した。日本は富士山と共に生き、あらゆる成功と失敗を富士へ帰して歴史として刻む国であるという認識を共有すれば、新しい日本の基盤として機能し得るとの期待を示した。正式な実行決定や具体的な制度提案は示されなかった。

 

「今のこのすごい時代に、いろいろな示唆を与えてくれるのが出口王仁三郎たちが遺したものなのではないでしょうか。」との藤原直哉の想いから、動画・音声収録をしました。

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藤原直哉の「日本と世界にひとこと」 2026年9月9日 気持ちが経済を変え、経済が政治を作る

気持ちが経済を変え、経済が政治を作る

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要約

藤原直哉(話者 1)は9月9日の配信「日本と世界に一言」で、「気持ちが経済を変え、経済が政治を作る」を主題に、経済・政治・人々の心理の関係を自身の見解として説明した。全体を通じて、政治は経済活動の枠組みを定める一方、経済の実際の動きは人々の成功体験、不安、怒り、期待といった気持ちに左右され、経済的な成功を支える人々が現れて初めて次の政治が形成される、という順序が強調された。明示的な決定、合意、担当割当て、または期限付きの行動指示はなかった。

経済・政治・心理の基本関係

藤原は、マルクス経済学の「下部構造」と「上部構造」の考え方を引き、経済が下部構造、政治がその上に位置するものだと説明した。経済の変化はやがて政治を動かすが、政治が固定化すると、その政治的枠組みが経済を制約するという相互作用があるとした。ただし、経済を最終的に動かすのは人々の「気持ち」であり、儲かるという期待や実際の成功体験が、数値化しにくい経済の原動力になるとの見方を示した。

地政学・島国と政治意識

藤原は、政治と経済のどちらを先行させるかは国・民族により異なると述べた。領土や存続が脅かされやすい地域では、生活の前提として政治的安定が重視される一方、日本のような島国では政治が「自治会」のように受け止められやすく、気持ち、経済、政治運営の順で意識されると論じた。また、島国に対する安全保障上の脅威の訴求や武器取引についても言及したが、これらは藤原自身の見解として提示された。

好況・バブル崩壊と政治的支持の変化

藤原は、昭和末期のバブル、バブル崩壊後のデフレ、現在のインフレへの移行という約35~40年の経験を通じ、人々の気持ち、経済、政治が密接に連動してきたと述べた。人々が「もっと儲かる」と考え、実際に成功している局面では、現状維持を担う政治家が支持されると説明した。他方、従来の成功法則が通用しなくなるバブル崩壊後には、不正を行った者を探す動きや怒りが生じ、政治が不安定化するとした。

分配中心の政治経済への批判的見解

藤原は、自民党系の政治を「稼ぐ」側面、社会党系を中心とする野党の政治を「配る」側面として対比した。ただし後者については、経済活動というより限られた資金の分配をめぐる競争・闘争だとの見方を示した。さらに、森・小泉・安倍の時期を含む清和会の政治経済について、金融緩和や資金配分を通じた「分配経済」だったとの評価を述べ、一般の人々に資金が回りにくいことが不満や怒りにつながったと論じた。これらの政党・派閥・国外関係者に関する説明は、裏付け資料や反対意見が示されないまま、藤原の分析として語られた。

次の政治を生む条件

藤原は、政治家や官僚は選挙活動や資金分配には習熟していても、新たな収益機会やインフレ転換後の経済運営を理解できるとは限らないと主張した。そのため、既存の分配構造が弱まる局面では、政治家の交代が続いても直ちに解決しない可能性があるとした。新しい政治は、地域やグループが新たなやり方で経済的成功を実感し、その余裕と自信を基礎に代表者を政治へ送り出したときに生まれるとの結論を示した。例として、観光、自然栽培、医療に依存しすぎず健康を維持しようとする活動を、新しい経済活動の兆候として挙げた。

チャプター

経済が政治を規定し、気持ちが経済を動かすという枠組み‎

藤原直哉(話者 1)は、今回の主題を「気持ちが経済を変え、経済が政治を作る」と設定した。マルクス経済学の下部構造・上部構造を参照し、経済が政治の基盤であり、経済の変化が政治を動かす一方、固定化した政治は経済活動の枠組みを規定すると説明した。

そのうえで藤原は、経済を直接動かす要因は人々の気持ちであり、「アニマルスピリット」や利益を得たいという期待に表れる心理が基礎にあると述べた。昭和末期のバブル、バブル崩壊後のデフレ、現在のインフレという約35~40年の推移を見てきた経験から、この三者の連関は明瞭だという認識を示した。

領土的脅威の有無による政治意識の差‎

藤原は、国や民族によって政治と経済の優先順位が異なると論じた。領土が脅かされやすく、政治の崩壊が国家・地域の存続に直結しうる場所では、日々の生活よりも政治的安定が優先されることがあると説明した。

これに対し、日本や本来の英国のような島国では、政治の守備範囲が比較的狭く、「自治会」の運営に近い感覚で捉えられやすいとした。藤原は、島国を脅かして武器購入を促す動きにも触れたが、島国では通常、政治の崩壊が直ちに国家・島の終わりを意味するとは考えにくいとの見方を述べた。

好況時の現状維持と崩壊時の怒り‎

藤原は、人々が収益拡大を期待し、実際に収益を得られている局面では、現状維持を掲げる政治家が選ばれやすいと説明した。田中角栄以降の日本政治については、政治家と役所が民間へ資金を配分する構図があり、その結果として利益を得た人々は改革より継続を望むとの見解を示した。

一方、バブル崩壊後には、従来の方法を踏襲するほど損失や破綻につながる状況が起きるとした。何世代にもわたり成功してきた方法が通用しなくなれば、人々は全体的な環境変化よりも、まず不正を行った者の存在を疑い、怒りを政治へ向けると説明した。藤原は、好況期には民間、政治家、官僚の規律が緩みやすく、その後の不況局面で不正が問題化しやすいとの認識も示した。

政治家・官僚の限界と既存政治の交代‎

藤原は、経済環境が変化した後、政治家や官僚が次の成功法則をただちに把握できるわけではないと主張した。政治家は選挙活動、地域行事、支持者との接触に多くの時間を使うため、実際の経済活動と距離があると述べた。また、官僚は資金分配には詳しくても、事業がどのように収益を生むかについては理解が限定的だという見方を示した。

その結果、経済の変化に対応できない局面では政治家の交代が繰り返され、誰が就いても批判を受けやすいとした。藤原は、米国式の収益機会を理解・支持する人々が政治的に台頭した例として清和会に言及し、森・小泉・安倍の時代につながる流れとして説明した。ただし、この説明は藤原の政治経済分析として述べられたものである。

デフレ期の分配構造とその崩壊という見立て‎

藤原は、デフレ期の日本経済、とりわけ清和会の政治経済を、実体経済よりも分配に依存した構造と評した。日銀による資金供給や資金配分が、日本国内および米国にも還流し、特定の利権に関係する層に利益が集中したとの見方を示した。一方で、その構造に触れない一般の人々には資金が届きにくく、不満が蓄積したと論じた。

藤原は、コロナ後には「トランプ革命」が本格的に日本へ及び、安倍派の分配構造が崩れ、金利上昇もあって従来の仕組みは終了局面にあると述べた。病院やクリニックの閉鎖にも言及し、従来の分配を受けていた分野が影響を受けているとの認識を示した。また、野党3党の合流が頓挫した件についても、左派側の資金分配構造の弱体化が背景にある可能性を、推測として述べた。

経済的成功を土台にした次の政治の形成‎

藤原は、新しい政治は、地域またはグループが自らの方法で経済的成功を実現し、その成功への実感と余裕を持つ人々が代表者を政治へ送り出すことで形成されると結論づけた。過去に地域の成功を背景として地域代表を中央へ送り出した政治のあり方を、そのモデルとして挙げた。

今後重要なのは、インフレ期に新しい方法で成功したと感じる人々が一人でも二人でも増えることだとした。具体例として、観光、自然栽培、医療を受ける前の健康維持を目指す活動を挙げ、これらが経済として広がれば、その中から次の政治を担う人材が現れると述べた。藤原は、政治家を先に立てるのではなく、「気持ちの変化、経済の変化、政治」の順序を踏む必要があると強調して配信を締めくくった。

 

 

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2026年9月 1日 (火)

藤原直哉の「21世紀はみんながリーダー」 2026年9月2日 触媒としてのリーダー

触媒としてのリーダー


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要約


本回は「触媒としてのリーダー」をテーマに、発言者が、混乱や変化の大きい時代には、能力・資金・権限を前面に出して牽引する型ではなく、人々が本来持つ力を発揮しやすい環境を整える「触媒型」のリーダーシップが重要になるとの見解を述べたものです。具体的な組織上の決定や担当割当は行われず、主として職場運営、人間関係、意欲形成、資金活用、および経験を備えた支援型リーダーの必要性に関する考え方が共有されました。


触媒型リーダーの基本像


発言者は、触媒が反応に必要なエネルギーの閾値を下げるという比喩を用い、リーダーも自身の資金・能力・権限に依存せず、人々の間にある心理的・組織的な壁を低くし、対話や協働を起こしやすくできると説明した。リーダーの価値は、特別な資源を自ら保有することではなく、構成員が持つ能力を活かせる状態をつくることにあるとした。


守りを整えて挑戦を可能にする職場


過去に勤務した米国企業のオフィスマネージャーを例に、発言者は、従業員が安心して出勤し、翌日も働きたいと思える職場を支える人物の重要性を述べた。管理、秩序、必要な業務環境の整備といった「守り」があるからこそ、営業、新規受注、研究開発などの「攻め」が可能になるとの考えである。職場内の摩擦や基本的な業務環境の不足は、離職や組織の後ろ向き化につながるリスクとして示された。


建設的な組織文化と意欲の形成


触媒型リーダーは、横の連携と人間性の尊重を促す建設的な文化をつくるべきだとされた。仕事面では、構成員が自己実現を感じられること、従来できなかったことを達成できることが重要であり、会社の良い未来と個人の良い未来に重なりが必要だと説明された。発言者は、本人が納得しない目標や組織に合わない施策は定着しないため、リーダーの要点は、人々が自ら取り組もうと思える状態をつくることだと強調した。


支援型リーダーの実務


意欲を下げる給与、待遇、勤務時間、人間関係、組織運営上の問題を個別に軽減し、良い仕事を認め、新たな挑戦、裁量、教育の機会を提供する日常的な支援が必要とされた。発言者は、目立つ演説や号令では組織は動かず、気配り・目配り・手配りを通じて、構成員が自分で考え行動することを後方から支える仕事こそリーダーシップであると述べた。


外部の強力な人材への依存リスク


組織が新しい人材や未経験の課題に直面した際、仕事のできる外部人材を呼んで引っ張らせる方法は、必ずしも成功しないと指摘された。その人物固有のやり方に組織が従えず、分裂や離職、不信につながる場合があるため、内部で人を包み込み、配慮や段取りのできる人物を上に立てる方が望ましいという見解が示された。


インフレ環境での資金・組織運営


発言者は、金利上昇や企業間物価指数の上昇を例に、現金をただ保有するだけでは実質価値が目減りすると論じた。長期金利が「三パーセント」との言及や、企業間物価指数が夏前に「八パーセント程度」、足元では「四、五パーセント程度」ではないかとの見方を示しつつ、これらは発言者自身の認識・推測として提示された。資金は貯め込むのではなく未来づくりに使い、AI等で共有しやすい知恵に加えて、組織全体の意欲を動員する必要があるとされた。


経験に裏打ちされた後方支援


発言者は、触媒型リーダーには長い経験が重要であると述べた。若い人でも特定の局面で成果を出すことは可能だが、組織・地域・国が変化する際には深い人間的問題や過去の困難が表面化するため、それらを受け止めて支援するには経験が必要になるという見方である。特別なスターが前方から引っ張るより、苦労を通じて培った経験を持ち、後方から組織を支えるリーダーが有効との結論が示された。


チャプター


触媒の比喩によるリーダーシップの定義‎


発言者は、9月2日の「藤原直哉の二十一世紀はみんながリーダー」として、「触媒としてのリーダー」を取り上げた。能力、資金、権限がないため何もできないと考える人がいても、触媒のように人々の反応の閾値を下げる役割を果たせると述べた。


通常は100のエネルギーを要する反応でも、触媒があれば10、半分、または3分の1程度のエネルギーで進む場合がある、という説明を組織に当てはめた。人々の間にある壁や「八重垣」を低くし、従来は話さなかった人同士が対話し、共に何かをしようと思える状態を生むことが、触媒型リーダーの機能だとした。


安心して働ける職場という「守り」‎


発言者は、以前勤務していた米国企業でのオフィスマネージャーを例示した。その人物は、自分には特別なことはできないからこそ、職場の人々のために何ができるかを考え実行していると話していたという。発言者は、その人物について、敵味方をつくらず、職場に来る人が安心して過ごし、翌日も楽しく出勤できるよう努める人格者だったと振り返った。


当時は在宅勤務が基本ではなく、職場へ来たいと思えるかが重要だったと説明した。職場内のもめ事や業務に必要な環境の不足は仕事を妨げ、離職につながり得る。管理や秩序だった運営を「守り」、営業・新規受注・研究開発を「攻め」と位置づけ、守りが確立されて初めて攻めが可能になるとの考えを示した。


建設的文化、自己実現、達成を支える仕組み‎


発言者は、触媒型リーダーは、人間関係と仕事の双方で建設的な文化を形成する人だと説明した。人間関係では横の提携・つながりを促進し、人間性を尊重することが重要であるとした。これにより、人々が安心して職場に来て仕事ができる環境が生まれるという。


仕事における建設性としては、自己実現と達成を挙げた。終身雇用がなくなったとの認識を前提に、各人が職場で働く期間に自らの未来につながる経験を得られること、また個人と会社双方の良い未来に重なりがあることが必要だとした。達成とは単なる給与のための作業ではなく、以前はできなかったことをできるようにすることだと定義した。


発言者は、自己実現や達成の答えは実際に働く本人が見いだすものであり、上位者が一方的に流行の施策や目標を押し付けても、組織に合わなければ実行されないと述べた。リーダーの要諦は、構成員が自ら「やろう」と思える状況をつくることだとした。


意欲阻害要因の除去と後方支援型の実務‎


発言者は、給与、待遇、勤務時間、人間関係など、意欲を失わせる細かな問題を一つずつ解消する努力が重要だと述べた。同時に、良い仕事を適切に認め、新たな挑戦を与え、成功に応じて裁量を広げ、教育も行うことで、意欲を高める要因を増やすべきだとした。


この役割は派手な号令や演説ではなく、構成員ごとに異なる阻害要因と意欲要因を把握し、横の連携、人間性の尊重、自己実現、達成を支える地道な仕事であると説明した。人事や資金面の支援も、この後方支援を実現するために必要になると位置づけた。


外部の牽引役に頼ることの限界‎


発言者は、能力の高い人々が集まった組織であっても、人の入れ替わりや未経験の課題に直面する際には、誰かが後ろで支援し、段取りを整える必要があると述べた。一方で、外部から仕事のできる人物を招いて引っ張らせる方法は、その人物の流儀で進められるため、既存の構成員がついていけない場合があると指摘した。


その結果、組織が分裂し、招いた人物も既存の人々も失望する事例が多いとの見解を示した。代わりに、内部で人への気配り・目配りができ、周囲を包み込める人物を上に立てる方がよいと述べた。リーダーは、自分に何ができるかを誇示するのではなく、構成員が新たな仲間や目標を見つけ、前向きに考えられる環境を整えることを明確にすべきだとした。


金利・物価上昇下で求められる全体活性化‎


発言者は、金利が上がる状況では、資金や権力を持つ一部の人が組織全体を引っ張る従来型の方法は通用しにくいと述べた。組織全体、たとえば身体の細胞全体が活性化するように、全員が動かなければ会社も動かない局面に来ているという認識である。


また、触媒は自ら消費されず、自己のエネルギーを減らして他者を助ける存在ではないという性質を挙げ、触媒型リーダーにも継続的に機能する人格的な成熟や意欲が必要になると説明した。デフレ期には、権力と資金を持つ者が支配し、構成員が生活を維持できればよいというリーダー像が成立していたとの見方を示したが、今後はその発想では全体が動かないとした。


資金の未来投資と経験ある触媒型リーダー‎


発言者は、長期金利が「三パーセント上がっている」とし、年率3パーセントの場合、現在の100万円は年末に97万円相当になると述べた。また、企業間物価指数について、夏前に約8パーセント上昇していたのではないか、足元では4~5パーセント程度ではないかと、いずれも確認を伴う形で言及した。8パーセント上昇なら年初の100万円は年末に92万円相当、5パーセントなら95万円相当になるという説明を行い、預金金利だけでは物価上昇に十分対応しにくいとの認識を示した。


このため、資金を単に蓄積するのではなく、未来をつくるために使う必要があると主張した。AIによって知恵は共有しやすくなっている一方、組織の仕事では人々の意欲を引き出し、縦の垣根を下げて協力を生むことが不可欠だとした。完全歩合給や過度なノルマ制は不正や組織の破綻につながり得るとの見方も示された。


最後に、触媒型リーダーを担うには長い経験が重要であると述べた。若い人も特定の局面では成果を出せるが、変化の時期には組織や個人の深い問題、苦労や悩みが表面化するため、それらを受け止めて支援するには経験が必要になるという。発言者は、前方から強く引っ張るよりも、苦労を通じて培った経験を持つ人が後方から支えるリーダーシップが、現在の環境では有効ではないかとの見解で締めくくった。


「今のこのすごい時代に、いろいろな示唆を与えてくれるのが出口王仁三郎たちが遺したものなのではないでしょうか。」との藤原直哉の想いから、動画・音声収録をしました。

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藤原直哉の「日本と世界にひとこと」 2026年9月2日 金利が上がってきた

金利が上がってきた


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要約


本会は、長期金利が3%を超えた局面を起点に、現在の金融市場をバブル清算と損失負担の再配分が進む過程として捉え、その先に起こり得る急激な市場混乱、財政・金融制度の再編、個人・組織が取るべき長期的な備えについて、話者が自身の見解を述べたものだった。確認された意思決定や具体的な実行計画はなく、話者は金利急騰や金融危機の可能性を予測・警戒しつつ、混乱後の安定期を見据えて10~30年単位の「居場所」と事業方針を定める必要があると主張した。


長期金利3%超えと金利上昇の見方


話者は、日本の長期金利が3%を超えたことを節目と位置付け、3%は「やや高い」と受け止められる水準でも、6%程度まで上昇すれば現在の環境では相当に高い金利になるとの見方を示した。また、米国財務長官が日本に対して円高と金利引上げを求めていることが明確になってきたとの認識を述べた。もっとも、足元の市場価格は単純な資金需要・供給だけを表しているのではなく、過去のバブルで積み上がった損失を誰が引き受けるかを巡る局面であると論じた。


バブル清算、レバレッジ、中央銀行を巡る推測


話者は、円安・ドル高の環境に依存してきた主体が損失を抱え、それを他者へ移転しようとしている一方、損失隠しには規制・犯罪化のリスクがあると指摘した。中国、中東、米国などでは日本の過去のバブル崩壊より大規模なレバレッジが存在するとし、中央銀行が表に出ない形で債務の肩代わりや資金供給を行っている可能性を推測した。FRB、トランプ、金融機関に関する個別の見立てについても、いずれも話者自身の推測として提示された。


金融市場の「決壊」と急落リスク


話者は、ネパールの氷河湖決壊の事例を比喩に用い、想定外の巨額損失、金融機関の破綻、大規模スキャンダル、あるいは政策転換などが市場への衝撃となれば、売りが連鎖して市場全体が処理不能になる可能性を説明した。1998年のロシア危機や2008年のリーマンショックのように、市場参加者全体が破産リスクに直面し、保有資産の換金売りがさらに売りを呼ぶ事態を想定している。特に日本国債には、長期にわたる低金利・マイナス金利下で発行・保有された債券に大きな含み損が存在し得るため、大規模な売却が生じれば金利が急騰し得ると警戒した。


財政・税制の再編に関する見通し


話者は、金利が仮に6%まで上がれば財政運営も停止的な状況になり得ると述べ、トランプ陣営は均衡予算や財政引締めを目指しているのではないかと推測した。過去のドッジ・プランを引き合いに、円高、補助金・輸出補助金の削減、租税特別措置の見直し、低所得層への減税、高齢者や資産保有者への増税といった方向性があり得るとの私見を述べた。これらは確定事項としてではなく、今後現れる可能性のある制度変更として語られた。


混乱後の安定期への軟着陸


話者は、急激な金利上昇や国債価格下落の後には政府や金融制度が再構築され、実物経済を重視した安定的な時代に移るとの見通しを示した。現行の補助金・助成金依存の事業モデルは見直しが必要であり、収益力のない主体は厳しくなると指摘した。そのうえで、混乱期の最重要課題は、将来の安定期に自分たちがどこで、どの規模で、どのような仕事をするかを定めることだと強調した。


長期戦略と日常的な基盤


話者は、東京・地方・海外を含めて活動拠点を検討し、少なくとも10~20年、長ければ30年程度の大方針を構築すべきだと述べた。社会が混乱する間に、自身や組織の「軟着陸先」を確保する必要があり、その基盤として稼ぐ力と良い仲間が重要であるとした。年末にかけても市場環境は激しくなり得るとの見通しを示し、健康に留意するよう呼びかけた。


チャプター


長期金利3%超えを節目とする問題提起‎


話者は、9月2日のテーマを「金利が上がってきた」と設定した。米国財務長官が日本に円高と金利引上げを求めていることが明確になってきたとの認識を示し、日本の長期金利が当日3%を超えたと述べた。


3%は重要な節目であり、次の水準として6%程度まで上昇する可能性を話者は示唆した。かつては長期金利6%が一般的だった時期もあり得たが、現在の環境では相当に高い水準になるとの見方である。


市場を損失負担の再配分局面として分析‎


話者は、現在の金融市場は通常の資金需給を反映するだけではなく、バブルで積み上がった不良資産・損失を誰が引き取るかという「バブルの整理」の局面にあると論じた。円安・ドル高に依存していた主体が損失を抱え、その移転を試みているものの、他の市場参加者も損失を引き受けなくなっているという見立てを示した。


損失報告のルールが厳格化し、大規模な損失の付け替えは犯罪になり得る一方、実際には隠蔽が行われている可能性があるとも述べた。中国、中東、米国などにおけるレバレッジは過去の日本より桁違いに大きいとし、中央銀行が非公開の形で債務の肩代わりや資金供給をしている可能性を推測した。


FRB・トランプ陣営・大手金融機関に関する推測‎


話者は、ロン・ポールが中央銀行監査を長年主張していたことや、イーロン・マスクも類似の発言をしていた記憶があることに触れ、中央銀行が複数の手法で損失拡大を抑えている可能性を述べた。


さらに、現FRB議長や「ウォルシュ」と言及された人物がトランプ側に情報を提供していたのではないか、またJPモルガンがトランプ側に転じて裏から工作しているのではないか、との個人的な推測を提示した。話者は、ゴールドマン、ウェルズ・ファーゴ、シティバンクがトランプの「裏切り者リスト」に含まれた一方、JPモルガンが含まれていなかったと述べたが、これらの見立ては確認済みの事実としては扱われていない。


想定外の衝撃による市場決壊のシナリオ‎


話者は、金融システムが最終的には当事者の自滅という形で「決壊」する可能性があると論じ、ネパールでの氷河・岩盤の崩落と氷河湖決壊の事例を市場危機の比喩として説明した。氷河湖に岩盤や氷塊が落下し、水・土砂が下流へ津波のように流れたという説明をもとに、通常では考えにくい衝撃が市場へ流入すれば、価格変動が連鎖的に増幅されるとした。


想定外の巨額損失の発覚、政治家の大規模スキャンダル、金融機関の不正や破綻、円安・ドル高を前提とする金融システムの停止などが、市場に対する衝撃になり得ると話者は例示した。話者によれば、こうした事象が巨額損失の決済要求を生み、金融市場全般に連鎖破綻を広げるリスクがある。


国債売りと金利急騰のリスク‎


話者は、含み損が実現損へ転化し、倒産やスキャンダルが表面化することが、市場の「氷河湖」への衝撃に相当すると説明した。市場参加者が一斉に保有資産を売却・換金すれば、売りが売りを呼ぶ状況になるとし、1998年のロシア危機および2008年のリーマンショックと同様に、市場参加者全体が破産の危機にさらされ得ると述べた。


話者は、日本国債には大きな売り圧力が蓄積しているとの予感を示した。1980年代以降の長期的な金利低下、とりわけ直近10~20年の低金利・マイナス金利下で官民が大量の債券を発行した結果、金利上昇により大きな損失が生じているとの認識である。年金基金等も破綻回避のために売却可能な資産をすべて売る状況になれば、長期債を含む大規模な売りが発生し、金利が6%程度まで急騰する可能性があると警戒した。


財政均衡・税制変更を含む制度再編の見立て‎


話者は、金利が6%まで上昇すれば財政も止まるとの見方を示し、トランプ陣営はマッカーサー時代のような均衡予算を目指しているのではないかと推測した。米国の共和党の理念として、赤字を垂れ流さない穏健な国家運営や、金・銀による支払いを重視する考え方に言及した。


また、ドッジ・プランにおける均衡予算、輸出補助金・国内補助金の削減を参照し、円高と財政引締め、租税特別措置の削減、税制の直接的な見直しが行われる可能性を述べた。低所得層は大幅な減税が必要であり、高齢者や資産保有者、富裕層への増税があり得るとの見方も示したが、所得水準の線引きについては、インフレを踏まえ300万円ではなく400万~500万円程度になるかもしれないと不確実性を残した。


混乱後を見据えた長期的な軟着陸の必要性‎


話者は、大きな金融ショックによって国債などの価格が下落し、政府も作り直しになる可能性があるとの見通しを述べた。その後は金融が実物経済と結びついた安定的な世界になり、株価も固定相場制に戻る可能性があるという見方を示した。


話者は、補助金・助成金への依存を含む既存の事業のあり方を見直し、利益率と稼ぐ力を高める必要があると指摘した。物価上昇はコロナ後から約3年続いているため、物価・金利上昇への対策は既に検討を終えているべきだとも述べた。


10~30年の居場所と事業方針の設定‎


話者は、混乱後の再建局面で自分たちがどこに位置するかを、現時点から考えることが最重要だと強調した。組織や個人の規模、拠点を東京・地方・海外のいずれに置くか、どのような仕事をするかを含め、少なくとも10~20年、長ければ30年を見据えた大方針を定めるべきだとした。


社会が混乱する間に自らの軟着陸先を確保し、日常的には稼ぐ力と良い仲間を基盤に乗り切るとの考えを示した。話者は、年末も市場環境が激しくなる可能性があると述べ、健康に留意するよう呼びかけて締めくくった。


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【9月開催】 藤原直哉関連イベントのご案内

令和8年9月開催の藤原直哉関連勉強会・イベント一覧です。

主催:株式会社 あえるば(各地藤原塾幹事さん開催含)・有限会社 藤原情報教育研究所・NPO法人日本再生プログラム推進フォーラム(NSP) ・NPO法人全国自然栽培実行委員会(88mirai)の勉強会・イベントのみの掲載となります。

 

【9月】

・4日(金)水戸藤原塾@オンライン

・9日(水)18:15〜20:45
 藤原学校@東京駅周辺&オンライン

・12日(土)13:30〜17:00
 【参加者募集中】第119回NSP時局ならびに日本再生戦略講演会@東京駅周辺&オンライン
 【学生無料招待枠】も参加者募集中です!

・13日(日)13:30〜17:30
 第2回 王仁三郎全集を読もうの会@東京駅周辺

・16日(水)14:30〜15:30
 【参加者募集中】第14回 藤原直哉とロハスで愉快な仲間たちライブ配信@YouTube

・23日(祝水・秋分の日)18:15〜20:45
 藤原学校@東京駅周辺&オンライン

・24日(木)14:00〜16:20
 名古屋藤原塾@オンライン

・26日〜27日(土日)
 【参加者募集中】少人数で藤原直哉と楽しむ遠山郷の1泊2日

 

<その他>

・【販売中】令和7年度産 88mirai自然栽培米 ササシグレ(定期便・単品)

・【藤原直哉推薦本 販売中】電子版「現代語訳 南淵の書」(訳者:長谷健司さん)

・【販売中】現代語訳 南淵の書 出版記念 訳者 長谷健司さんと藤原直哉のトークイベント(アーカイブ動画)

・【販売中】藤原直哉のワールドレポートチャットボットサービス開始!ワールドレポートをデータベース化、大規模言語モデルと生成AIを活用したチャットボットを開発しました。無料でお試しもできます。

・【販売中】藤原直哉のオンライン読書会:日本人の財産って何だと思う?(アーカイブ動画)

・【販売中】電子版「日本の財産って何だと思う?」

・【販売中】電子版「富貴のこころ」

・【お仲間募集中】NPO法人全国自然栽培実行委員会(88mirai)賛助会員

\藤原直哉の漢字一文字/

藤原直哉が、翌年を予想して「来年の漢字一文字」を毎秋発表しています。

2005年 平成17年 驚

2006年 平成18年 叛

2007年 平成19年 流

2008年 平成20年 怒

2009年 平成21年 解

2010年 平成22年 転

2011年 平成23年 決

2012年 平成24年 生

2013年 平成25年 民

2014年 平成26年 場

2015年 平成27年 蘇

2016年 平成28年 醒

2017年 平成29年 志

2018年 平成30年 祓

2019年 平成31年 令和元年 迅

2020年 令和2年 吐

2021年 令和3年 曙

2022年 令和4年 情

2023年 令和5年 渡

2024年 令和6年 旗

2025年 令和7年 還

2026年 令和8年 貫

2027年 令和9年 旭

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2026年8月28日 (金)

108 藤原直哉の時事放言/トヨタと日本大使館だって・・・/2026年8月28日(金)


本日より、108 藤原直哉の時事放言/トヨタと日本大使館だって・・・ をお届けします。

令和の時代、今後も世の中の変化について小さくみたり、大きくみたりしながら、世の中の動きに興味を持っていただくきっかけとして、ゆる〜く、ゆるゆるでお届けしていきます♪

*note・Spotifyでは、音声ダウンロードが可能です。

 

*次回の藤原直哉の時事放言、なおやさんとけいこの希望雑談は、令和8年9月下旬配信予定です。

 

\9月上旬発送・定期便発送ササシグレ(2kg, 4kg, 10kg選択可*)販売中/

自然栽培(農薬・除草剤・肥料不使用)のお米を中心に、作る人も食べる人も関わる人も、みんなが笑顔で集える場所、米屋横丁 菊池商店(オンラインショップ)では、令和7年度岩手県産ササシグレの販売を行っております。https://88mirai.or.jp/shinmai2026

ぜひお立ち寄りいただき、これからも88mirai自然栽培米を味わっていただけましたら幸いです。既にご購入注文をしてくださっている皆さん、ありがとうございます!

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作る人も食べる人も関わる人もみんなが笑顔になれる・嬉しくなる定期便(3ヶ月)をぜひご活用・ご紹介いただけましたら幸いです。https://88mirai.or.jp/shinmai2026

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2026年8月27日 (木)

26年8月下旬 藤原直哉講演 NSP時局ならびに日本再生戦略勉強会


 



 


**\AIによる要約です/**
*音声自動認識で書き起こしによるAI要約ですので、誤記等が含まれる場合もありますので予めご了承ください。

今回の収録は、悪党がいなくなったあとに始まる「立て直しの主導権争い」を出発点に、金融の常識がどう入れ替わるか、そのなかで一人ひとりが何をすべきかが語られました。6つの層に向けて、それぞれ異なる角度から要約しています。どこからお読みいただいても構いません。

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## 小学生のみなさんへ

**「わからないから、やらない」ではなく**

何をしていいかわからないとき、「わからないから何もしない」と決めてしまうのはよくない、と何度も話されました。わからないからこそ、ためしにやってみる。やってみて、結果を見て、また考える。その繰り返しが大事なのだ、と。

**人に会って、行ってみる**

知って、見て、縁をつくって、おもしろいと思ったら通ってみる。その繰り返しのなかで道が開けていく、と話されました。部屋に閉じこもって頭の中だけで考えていても、それは現実にはならない、と。

**AIは便利な道具、でも最後は人間**

AIはとてもよくできた道具で、ひとりではできなかったことができるようになる。けれど、AIがしてくれるのは調べたり考えを整理したりするところまでで、実際に動くのは人間です。生身の人間が出ていかないと物事は進まない、と話されました。

**水害の起きる場所は、だいたい決まっている**

もともと水の出やすい場所にたくさん家を建ててしまったから、水に浸かってしまう。水が出るところは大体決まっているのだ、と。これからは、街をつくる場所そのものを考え直さないといけない、と話されました。

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## 中学生のみなさんへ

**「何もしないのが正解」だった時代の終わり**

平成のはじめの大混乱を経験して、多くの人が「何もしないのが一番いい」と学んだ。銀行も融資をせず、預金を集めて国債を買っていればよい、という結論に至った——それが平成という時代だった、と述べます。ところが今は正反対で、何もしないと終わってしまう。銀行も、金利を上げないと預金が集まらず、自分で融資先を開拓しないと稼げなくなってきている、と。

**なぜ逆になったのか**

平成のときは物価が上がらず、ひたすら守っているだけでも何とかなった。けれど今は物価も金利も上がり、人口も世帯数も減っていく。待っているとなくなってしまうから、攻めていかなければならない——この躍動感が平成とは違う、と述べました。

**為替が固定されると、何が変わるか**

もし為替が固定相場に戻れば、過去50年間の金融の常識が消える、と述べます。これまでは為替が動き、金利が動き、株が動く——動くことを前提に相場を張り、経営もしてきた。為替が動かなくなれば、金融は実体経済と一緒にしか動かなくなる、と。

**災害への備え**

抜本的な災害対策を日本はやってこなかった、と述べます。もともと水の出やすい場所に住宅を建てた結果が水害であり、乱開発のツケだ、と。街をつくる場所そのものを変えていく決断が迫られている、と語りました。

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## 高校生のみなさんへ

**変動相場制50年という時代の終わり**

過去50年の変動相場制の時代は、実体経済と関係なく金融が動いていた、と述べます。金融は金融の常識だけで動いていた。それが通用しなくなり、金融はあくまで黒子として、実体経済の後ろについて資金繰りの面倒を見る——本来の姿に戻る、と。ロンドンやウォール街を潰すというのはそういう意味であり、商業銀行・貿易金融・投資銀行の三つに戻っていくだろう、と述べました。中央銀行の金融政策もなくなっていく、と。

**実需原則への回帰**

経済も金融も「実需原則」に戻る、と述べます。実際の仕事や生活があって、それを支えるのが金融なのだから、金融が肥大化して、仕事をする代わりに金融で生活するということは、よほどの高齢者を除いて不可能になる、と。だから早く実務能力を身につけたほうがいい、現場を中心とする実務能力を磨かないと難しい、と繰り返しました。

**相場と歴史観**

本当に相場で儲かるのは、10年に一度、100年に一度の変化を想定してかける人だ、と述べます。ジョージ・ソロスによるポンド売り、ナポレオン戦争でのロスチャイルドの例を挙げ、巨大な歴史観がなければ相場は張れない、と。それは金を賭けるのではなく、人生や会社、国を賭けることになる、と述べました。そうでない人は、早く実務能力を身につけたほうが確実にプラスだ、と。

**平成のなかの分岐点**

1995年、阪神淡路大震災の前後で、人ははっきり二つに分かれた、と述べます。必ずもう一度右肩上がりに戻ると信じた人と、もう戻らないと考えた人。戻ると思っていた人には、二度とその時代は来なかった。1999年のドットコムバブルで「もう一度来た」と喜んで戻った人たちがいたが、1年で崩壊し、それきりだった——10年間冬眠していたようなものだ、と振り返っています。

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## 大学生のみなさんへ

**制度環境の反転と、学習の負債化**

今回の中心にあるのは、過去の適応的学習が、制度環境の反転によって負債に変わるという論点です。平成初期の大混乱を経て「何もしないことが最適」という結論に至ったのは、当時の環境では合理的でした。低インフレ、低金利、需要の縮小という条件下では、不作為がリスク最小化として機能した。ところが物価・金利・労働需給がすべて反転したいま、同じ判断は「死んだも同然」になる、と述べます。経路依存の議論としてそのまま読める部分です。

**金融の従属化**

変動相場制下では金融が実体経済から独立して自律運動していた、という認識が前提にあります。固定相場への回帰は、その独立性を剥奪し、金融を実体経済の補助機能へ再従属させる制度変更として位置づけられました。商業銀行・貿易金融・投資銀行という三分類への回帰、中央銀行の金融政策機能の消滅、という帰結が示されます。

**分散型と、可視性の上昇**

新しいのは金融システムだけでなく世界システムそのものであり、中央集権ではなく分散型になる、と述べます。「わかった人が横につながる時代」であり、どこに誰がいるかが世界的に知られつつある、と。良い仕事はネットに載せて世界に告知したほうがいい、些細だと自分で思っていることが他所では大きな福音になることはよくある、という助言も添えられました。

**政府と国民の共依存**

政府は何もできない、国民は政府に依存する、その国民の票と納税で政府が回っている——これは共依存関係であり、ここからは何も生まれない、と述べます。行き場のない人たちが集まり、双方が立ち往生して終わる、と。個人の具体的な力がない限り本人は救われない、という前提に立った議論です。

**「中立」という行動は存在しない**

複素数を用いた運動方程式の比喩から、興味深い論点が提示されました。右に行ったものを真ん中に戻し、左に行ったものを真ん中に戻すというやり方は、中立ではなく糸を持って動かしていることだ、と。運動体の重心は常に前後左右上下に動きながら続くのだから、真ん中に戻すことが正しいというのは誤りだ、と述べます。

さらに踏み込んで、見ることすらしないのが中立であり、見るという行為自体に観測の力が働く、と。そうでなければ何かしら行動しているのだから、意図をもって行動し、違ったら直す——その繰り返しが制御なのだ、という結論です。「わからないから行動しない」は、行動しないのではなくブレーキをかけているのであり、それ自体が大きな働きかけになっている、と。

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## 社会人のみなさんへ

**銀行行動の反転**

平成の銀行は、融資をせず預金を集めて国債を買うのが最適解でした。それが逆転しつつある、と述べます。金利を上げないと預金が集まらない。自分で融資先を開拓し、リスクを取らないと稼げない。そして保有国債は値下がりしており、国債・債券の含み損は相当なものではないか、と指摘しました。

**不動産と資産評価**

足元の状況について、以下がはっきりと述べられています。

- 景気は悪くなってきている
- 倒産件数は確実に増えている
- 不動産バブルは確実にはじけてきている
- 銀行は不動産について本格的な貸し渋りに入っている
- 来年はおそらく貸しはがしに行く

これに伴って資産の評価替えが出てくるため、株や不動産の値段が高いことで資産があると考えている個人・法人は注意が必要だ、と。売れるものなら売って現金にしておくほうが安全なことはよくある、最後にもう少し欲をかくと全部なくなるのが相場だ、と述べました。上がると思って買ったものが下がったとき、下がるのが許せないと言って持ち続けると全部なくなる、とも。

**実務能力とAI**

いつまでも実業から遠ざかり、金の話だけで利益を稼ごうとしても、どうにもならなくなる、と。現場を中心とする実務能力を磨くこと、そのうえでAIを道具として使うことが勧められました。AIについては「馬鹿と鋏は使いよう」と同じで、他のことをやらせても何もできないが、限定して任せれば相当の仕事をする、優秀な東大生のようなものだ、と。ただし分析とアシスタントにとどまり、先へ行動するのは人間だ、と。

**動いている人と動いていない人**

今すぐ慌てて競争する必要はない、世界最大のバブル崩壊の最中に動いても元の木阿弥になることが多い、と述べます。足元を固める時期がまだ続いている、と。ただし守るだけでは足りず、既存の競争の延長線上で条件を組み替える程度では不十分で、もっと抜本的な転換が要る、と。未来志向で動けているところと動けていないところの差は、これから極めて大きくなる、と述べました。

**立地とBCP**

災害対策について、水害の発生地点は大体決まっており、乱開発の結果として水の出やすい場所に住宅が建った、と指摘。街をつくる場所そのものを変えていく決断が迫られている、と述べます。事業所や倉庫の立地判断にもそのまま関わる論点です。

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## シニアのみなさんへ

**あのとき、二つに分かれた**

1995年、阪神淡路大震災の前後で、人ははっきり二つに分かれていた、と振り返ります。何を言われても必ずもう一度右肩上がりに戻ると信じる人と、もう戻らないと考える人。戻ると思っていた人のもとに、その時代は永遠に戻らなかった。株も土地も必ず上がる、経営も大きくすれば必ず儲かる——その考えを最後まで変えなかった人たちは、本当に最後に消えていった、と。

1999年のドットコムバブルのとき、「やっぱりもう一度バブルが来た」と喜んで戻った人たちがいた。10年間の冬眠から覚めたようなものだったが、1年で崩壊し、それきりだった、と。同じことがまた起きると思う、と述べています。

**お金の置き場所について**

金融についてはどういう不測の事態が起きるかわからないから、関わらないこと、逃げることが一番だ、と述べます。預貯金や現金に置いておけば十分であり、円がなくなるわけではないのだから、と。ただし、お金を持っているだけではどうにもならない時代でもある、と付け加えられました。

株や不動産の値段が高いために資産があると考えている場合は、よく気をつけてほしい、と。売れるものなら売って現金にしておくほうが安全なこともよくある、最後にもう少し欲をかくと全部なくなるのが相場だ、と繰り返し述べています。

**政府をあてにしない**

政府が自分を救ってくれるとは絶対に思わないほうがいい、これだけは確実に見える、と述べます。黙って座っていても何も来ない。政府と国民が互いに寄りかかる共依存の関係からは、何も生まれない、と。

**動いている人は、本当に動いている**

今、動いている人はすごく動いている、びっくりするような人が集まってくるし、新しい取り組みも数多く行われている、と述べます。今までできなかったことができるようになった話もたくさんある、と。宣伝しなくても自然に広がっていくようなことが、今はとても多い、と。

**知って、見て、縁をつくって、通ってみる**

人間の力を磨くには切磋琢磨しかなく、いろいろな人と接しないといけない、と述べます。閉じこもっている間は現実にならず、頭の中で話が回っているだけになる、と。知って、見て、縁をつくって、面白いと思ったら続けて行ってみる——その繰り返しのなかで人生が開けていく、と。

**中立ということについて**

真ん中に戻すことが正しいというのは間違いだ、という話がありました。組織でも社会でも、重心は常に動きながら運動が続いている。本当の中立とは、見ることすらしないことであり、それは天が動かしているということだ、と。「わからないから行動しない」は中立ではなく、ブレーキをかけるという大きな働きかけになっている、と述べます。

慌てることはない、じっくり自分の道を選んで前に進んでほしい。ただし考えるだけでは済まず、行動しないといけない——そこで結ばれました。

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**\第23期活動日程随時更新中/**
次回は、9月12日(土)ハイブリッド型(東京駅周辺&Zoom)にて開催いたします!詳細が決まり次第をご案内いたしますので、ぜひカレンダーにご予定いただけましたら幸いです。

今期も皆さまとのご縁・交流が深まりますことを運営チーム一同、愉しみにしております。ぜひお気軽にご参加くださいませ。

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NPO法人日本再生プログラム推進フォーラム(NSP)は、NSP会員年会費・ご寄附と、クラウドファンディング2026を原資にアーカイブづくりをしています。ありがとうございます。

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26年8月後半 藤原直哉講演 NSP時局ならびに日本再生戦略勉強会

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要約

2026年8月のNSP時局並びに日本再生戦略勉強会として、藤原直哉氏が自然災害への備え、国内外の政治・安全保障情勢、金融秩序の変化、日本の再生戦略について長時間の講演を行った。会議中に参加者間の質疑や正式な決議はなく、藤原氏が自身の分析・見通しを提示し、各自が環境変化を早期に認識して備える重要性を強調した。なお、国際政治、軍事作戦、人物・組織に関する多くの発言は藤原氏の見解・推測として述べられたものであり、会議内で事実確認や合意形成は行われていない。

自然災害と事前対応

藤原氏は、水害や地震の被害には自然現象だけでなく、危険な土地への開発・居住、建築品質などの人為的要因が大きく関係すると述べた。国土地理院の土地条件図で地形や浸水リスクを確認し、必要に応じて安全な場所への移転も検討すべきだとした。災害発生後に判断不能となるのを避けるため、平時から避難や初動の段取りを想定しておくよう呼びかけた。

トランプ政権・軍事作戦をめぐる藤原氏の分析

藤原氏は、「トランプの軍事作戦」が進行しているとの前提で、支持・不支持よりも、その結果として生じる変化への対処が重要だと論じた。トランプ氏が公表したと藤原氏が紹介する「裏切り者リスト」には、ジョージ・ソロス、ビル&メリンダ・ゲイツ、Google、Apple、Visa、複数の金融機関、ウォルマート、トヨタ、Tモバイル、日本大使館などが含まれると説明した。これらの情報を、藤原氏は米民主党・ディープステート勢力への支援を示すものと解釈した。

国際紛争・中国・中東をめぐる見通し

藤原氏は、ロシア、北朝鮮、イラン、トランプ陣営が連携を強めているとの見方を示し、日本・韓国・台湾は今後の対応を迫られる位置にあると述べた。また、中国については、毛沢東以降の統治の結果として国際的な孤立が深まったとの評価を示した。ウクライナ、イスラエル、シオニスト、クルド人問題についても、藤原氏は長期的な紛争操作とその終結局面に関する独自の分析を展開し、偽装攻撃による戦争拡大のリスクを指摘した。

日本政治と「死んだふり作戦」の評価

藤原氏は、近年の日本政治で、高市氏をめぐる動き、財務省の消費減税対応、福岡県議会の倉内議長をめぐる問題などに従来と異なる力学が働いていると述べた。また、1997年頃の金融危機以降、日本が米国主導の金融・グローバル化体制に全面的に対抗するのではなく、国内の地域・農業・健康・観光・エネルギー自給などを維持する「死んだふり作戦」を取ったことを高く評価した。

地域・個人を基盤とする日本再生

藤原氏は、過去約30年間、日本の有能な人材の一部が中央官庁・大企業・多国籍企業の中枢ではなく、地域、農業、医療、健康、観光、地域開発等の現場に向かったことが、日本の強みになったと主張した。上層部の機能不全が結果として「壁」となり、地域で新しい取り組みを進める人々が外部からの干渉を受けにくかったとの見方を示した。今後は、横の連携を強め、身近な地域を整えることが新時代の基盤になるとした。

金融・通貨制度の移行予測

藤原氏は、金本位制の法定通貨を基盤とし、その上でブロックチェーンや暗号資産を活用する金融制度への移行が進むとの見通しを示した。中央銀行による無制限の通貨発行や金融政策を抑制し、決済・預貯金などの基盤機能を国家が引き受ける「制御解体」が必要になると述べた。ロシア、インド、中国のデジタル通貨にも言及したが、具体的な制度内容や実施時期については不確実性が残るとした。

今後の不確実性と行動姿勢

藤原氏は、米国の既存体制が維持されるのか、新たな「US」への移行が起こるのかについて複数のシナリオを提示した。裁判、逮捕、辞任、報道の変化などを、藤原氏は進行中の政治的・軍事的な「物語」の一部として解釈したが、具体的な結末や時期は断定しなかった。参加者に対しては、慌てて動くのではなく、新しい秩序が明確になるまで足元の地域・生活基盤を整えつつ、変化に対応できる準備を進めるよう促した。

チャプター

自然災害を人災も含む課題として捉える‎

藤原直哉氏は、水害、地震、鉄砲水などが相次いでいるとの認識を示し、多くの災害は完全に初めて起こるのではなく、過去にも発生してきた場所・形態で再発していると述べた。浸水しやすい場所や地震時に被害を受けやすい建物は事前にある程度把握できるため、被害の拡大には開発、居住地選択、建築施工などの人為的要因があると指摘した。

国土地理院の土地条件図を確認し、造成後の見た目だけでなく、旧河道、沼地、谷底など元来の地形を理解するよう勧めた。人口減少局面では危険な土地に住み続ける必要はなく、安全な場所への移転も将来に向けた合理的な選択肢になり得るとの見解を示した。

平時の想定と早期の避難・対処を求める‎

藤原氏は、危機を知りながら従来どおりの行動を続け、不安を抱えたまま具体策を取らない人がいると述べた。航空機事故後の緊急脱出、土石流や津波の撮影中の被災、平成金融危機時の対応遅れを例に挙げ、重大事態が起きてから判断するのでは手遅れになり得ると説明した。

防災用品を常時身につけることを求める趣旨ではなく、「何が起きたら最初に何をし、次に何をするか」という段取りを平時から考えておくことが重要だとした。災害、相場、居住地などに過度に固執せず、危険を認識した段階で早めに対処する姿勢を促した。

トランプ作戦と「裏切り者リスト」の解釈‎

藤原氏は、近年、身近な業務や社会の変化を通じて「トランプの軍事作戦」が存在すると感じる人が増えているとの自身の観察を述べた。その上で、一般の人々は作戦そのものに参加できないため、トランプ氏への好悪や支持・不支持ではなく、その結果として社会に何が起きるかを想定して対処すべきだと論じた。

藤原氏は、トランプ氏のTruth Socialで公表されたものとして、ジョージ・ソロス、ビル&メリンダ・ゲイツ、Google、Apple、Visa、ゴールドマン・サックス、シティグループ、ウェルズ・ファーゴ、バンク・オブ・アメリカ、ウォルマート、トヨタ、Tモバイル、NBCユニバーサルなどの名称を紹介した。また、外国からの支援先として日本大使館、韓国国際交流財団、台北経済文化代表処、アラブ首長国連邦大使館が挙げられていたと説明した。これらを藤原氏は米民主党・ディープステート側への支援を示すものと解釈した。

逮捕・報道・裁判をめぐる藤原氏の見立て‎

藤原氏は、金融、テクノロジー、非営利団体、メディアなどが初期段階で標的になったとの見方を示した。2020年11月の米大統領選挙以降、日本側を含む関係者の整理が進んだと述べ、2022年頃までに主要人物の拘束は終わっているとの情報があると紹介した。

さらに、近年のワクチン、不正選挙、戦争に関する報道や映像は、拘束された人物が本人または俳優を通じて悪事を明らかにする「法廷証言」のようなものだとの独自の解釈を提示した。藤原氏は、最終的には判決・処分の公表があると予測し、EBSは既存メディアが報道しない場合に軍側が放送を置き換えるための牽制手段だと説明したが、これらはいずれも藤原氏の見通しとして述べられた。

中国・ロシア・北朝鮮・ウクライナへの評価‎

藤原氏は、中国について、毛沢東以降の統治によって国際的な評価が大きく悪化したとの見方を示した。中国社会が統治・民族・地域の面で複雑に混在しているため、単純な民主化や分離では解決しにくいと論じた。

ウクライナについては、歴史的に一体的な国家としての基盤が弱く、西側勢力に影響された結果、ロシアへの敵意が拡大したとの解釈を示した。また、ロシア、北朝鮮、イランが連携し、トランプ氏とプーチン氏も協調しているとの見方を提示した。これらの発言には、戦争当事者や国民に関する強い評価・予測も含まれたが、会議内で検証や反対意見は示されなかった。

中東・イスラエル・クルド問題をめぐる独自分析‎

藤原氏は、ゼレンスキー氏とネタニヤフ氏の関係、イスラエルからウクライナへの人員移動、シオニストによる紛争の形成について独自の見解を述べた。シオニストは宗教そのものではなく、世界支配を目指す勢力として捉えるべきだと主張した。

また、クルド人の分離独立運動やシリア民主軍(SDF)の解散が進んでいるとの認識を示し、これを中東不安定化に利用されてきた構図の終了と解釈した。ロシアとNATOの直接衝突を誘発するために、ロシアへの攻撃が行われている可能性にも言及した。一方、トルコが挑発に乗らず、自らの判断で行動する姿勢を示していると評価した。

日本政治の変化とトランプ陣営との関係に関する見方‎

藤原氏は、日本でも倉内議長をめぐる問題、高市氏をめぐる動き、財務省が消費減税を受け入れたとする動きなど、従来と異なる力が働いていると述べた。片山さつき氏や高市氏の動きについて、背後にトランプ氏の影響があるとの推測を示した。

横須賀でのトランプ氏と高市氏の場面について、藤原氏は白い帽子の表記や腕組みを軍事作戦上の象徴と解釈した。その解釈に基づき、日本から中国共産党、米共和党・民主党に連なる勢力を排除し、日本の体制を整理する過程に高市氏が用いられているとの見方を述べた。

1997年以降の日本の「死んだふり作戦」‎

藤原氏は、1997年頃の日本が金融危機を契機に米国主導の金融体制に飲み込まれる局面にあったと振り返った。当時、日本が対米対決に踏み切る選択肢もあり得たとしつつ、藤原氏自身は、金融・投機中心の体制は長続きしないと見て、日本国内の力を温存する「死んだふり作戦」が適切だったと考えたと述べた。

その戦略では、製造業の量的拡大に依存せず、農業を起点として地方、個人、ネットワークを重視することが重要とされた。藤原氏は、観光、農業、健康、エネルギー自給、新しい医療などの分野で国内の取り組みが積み上がったことを、この戦略の成果として評価した。

地域の人材・活動基盤を日本の強みとして評価‎

藤原氏は、過去約30年、日本の優秀な人材が政治、官僚組織、大企業、多国籍企業の上層部に集中しなかったことが、結果として日本を守ったと主張した。中央の政治・行政・財界の機能不全が外部勢力への「壁」や「弾除け」となり、地域で医療、農業、観光、健康、地域開発などに取り組む人々が自由に活動できたとの見方を示した。

藤原氏は、戦前には優秀な人材が戦争で多く失われたことを踏まえ、今回の30年間は同じ失敗を避けられたと評価した。世界のグローバル化体制が揺らぐ中、日本の地域・現場を重視する人々の活動が、新たな国際環境に最も適合し得ると論じた。

金本位制・暗号資産・金融機関整理の予測‎

藤原氏は、今後の金融制度について、金本位制の法定通貨を安定した基盤とし、その上でブロックチェーンや暗号資産を活用する構造へ移行するとの見通しを示した。法定通貨は固定為替や相互の連動により大きく変動しない基準として位置づけ、民間は一定の基準の下でステーブルコイン等を発行できるようになると説明した。

また、日銀やFRBのような中央銀行が無制限の通貨発行を行う仕組みは維持されないと述べ、金融機関の破綻が広がる場合は、決済や預貯金などを保護するため国家が基盤機能を引き取る「制御解体」が必要になるとの考えを示した。ロシアのデジタルルーブル、インドや中国のデジタル通貨にも触れたが、各制度の詳細は不明確であることも認めた。

米国の結審・新体制移行をめぐる複数シナリオ‎

藤原氏は、米国と日本で「審理」がいつ終了し、判決・処分の公表段階に移るかが重要だと述べた。逮捕、辞任、解任、死亡報道などを、藤原氏は進行中の「映画」または「法廷」の展開として解釈し、最終段階では実際の逮捕時期、罪状、処分内容が明かされる可能性があると予測した。

米国については、既存のUSAが選挙不能・回復不能とされ、新たな「US」へ移行する可能性や、デフォルトを通じて旧体制を整理する可能性を提示した。2027年の選挙時期にも言及したが、いつ、どの形で新体制が成立するかは不確実であるとした。結びとして藤原氏は、日本では地域の根を強くし、横の連絡を取りながら、秩序の全体像が明確になった段階で行動しても遅くないと述べた。

行動項目

明示的なアクションアイテムは確認されなかった。

 

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2026年8月25日 (火)

藤原直哉の「21世紀はみんながリーダー」 2026年8月26日 空気の信仰では救われない

空気の信仰では救われない

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要約

藤原直哉氏は、2021年8月26日の放送「21世紀はみんながリーダー」において、「空気の信仰では救われない」というテーマで講演を行った。本講演は、社会における「空気を読む」文化と、それに盲目的に従うことの危険性について論じたものである。

藤原氏は、「空気が正しい」という信仰に基づいて行動する人々が多く存在することを指摘した。流行、善悪の判断、投票行動など、あらゆる場面で空気を読み、それに従う姿勢が蔓延していると述べた。しかし、特に変化の激しい時代においては、空気を信仰することで最終的に大きな損害を被る人が多いと強調した。

談合を例として挙げ、藤原氏は「世の中が動かない時代には、間違った空気を信じていても自分に大きな変化は起きない」と説明した。かつては業界の常識であった談合も、時代の変化とともに厳しく問われるようになり、それを当然視していた人々が大きな打撃を受けたと述べた。さらに、現在でも談合が続いている組織では、発覚した際に一人を切り捨てて組織全体は継続するという「ロシアンルーレット」的な状況が生じていると指摘した。

ワクチン問題についても言及し、藤原氏は「ワクチンは安全だ」という空気に従った人々が、後になって健康被害を受けているケースが多いと述べた。また、ワクチン問題は現代における「踏み絵」になっており、どちらの立場を取るかによって所属するコミュニティが決まるという社会的分断が生じていると指摘した。自ら調べることなく空気に従う人ほど、誤った判断をしやすいと警告した。アメリカ政府がすでに機密解除を進めており、真実が徐々に明らかになりつつあると述べた。

藤原氏は、ソ連崩壊後の状況を引き合いに出し、共産党を最後まで信じていた人々が最も大きな被害を受けたと述べた。6,000パーセントにも及ぶインフレの中で、道端で指輪を売るしかなかった人々の悲劇を紹介し、空気信仰の末路を示した。プーチン政権下で共産主義への回帰は二度となく、信仰を変えられなかった人々は時代に取り残されたと説明した。

現代における「開拓精神」の重要性について、藤原氏は「何もないところからゼロで何かを生み出す」ことが真の経営であると主張した。経営とは理念(ミッション・バリュー・ビジョン)を形にする連続的な「結び」の作業であり、既存の形を維持するだけでは「作業」に過ぎないと述べた。右回りと左回りの力に加え、天からの意思(理念)という三つの要素が揃って初めて「結び」が生まれると説明した。

明治以降の日本の開拓者が必ず最初に神社を建て、神を祀ってから開拓を始めたことを例に挙げ、真の信仰と信念なくして開拓は成し得ないと強調した。損得勘定だけでは短期的な挫折で終わり、大成することはないと警告した。

最後に藤原氏は、「断層が動く前から前へ前へと開拓していくことが最も賢明な経営である」と結論づけた。変化が来てから「想定外」と言い訳して対症療法を繰り返すのではなく、常に未来を開拓する強烈な方向性を持った組織文化を醸成することが不可欠であると訴えた。

チャプター

空気信仰の危険性:変化の時代における「空気を読む」文化の問題点‎

藤原氏は、「空気が正しい」という信仰に基づいて行動する人々の問題点を指摘した。流行・善悪判断・投票行動など、あらゆる場面で空気に従う姿勢が蔓延しており、特に変化の激しい時代においては、空気信仰が最終的に大きな損害をもたらすと述べた。世の中が動かない時代には間違った空気を信じていても影響が少ないが、時代が変化すると空気に従い続けた人々が大きな打撃を受けると説明した。談合を具体例として挙げ、かつての業界常識が時代の変化とともに厳しく問われるようになった経緯を述べた。

ワクチン問題と現代の「踏み絵」:空気信仰がもたらす健康・社会的リスク‎

藤原氏は、ワクチン問題を現代における「踏み絵」として位置づけた。「ワクチンは安全だ」という空気に従った人々が後に健康被害を受けているケースが多く、死ぬまでワクチンとの関連を否定する人も少なくないと述べた。自ら調べることなく空気に従う人ほど誤った判断をしやすく、調べれば調べるほど問題点が明らかになると指摘した。アメリカ政府がすでに機密解除を進めており、真実が徐々に明らかになりつつあるとも述べた。また、ワクチンへの立場によって所属コミュニティが決まるという社会的分断が生じていると警告した。

ソ連崩壊の教訓:空気信仰の末路と時代の変化への対応‎

藤原氏は、ソ連崩壊後の状況を引き合いに出し、共産党を最後まで信じていた人々が最も大きな被害を受けたと述べた。6,000パーセントにも及ぶインフレの中で道端で指輪を売るしかなかった人々の悲劇を紹介した。プーチン政権下で共産主義への回帰は二度となく、信仰を変えられなかった人々は時代に取り残されたと説明した。空気を信じ続けることで時間が止まるだけであり、そこから一念発起して自ら何かを生み出せなければ終わってしまうと警告した。

開拓精神と真の経営:理念に基づく「結び」の連続が組織を生かす‎

藤原氏は、真の経営とは「理念(ミッション・バリュー・ビジョン)を形にする連続的な結びの作業」であると主張した。既存の形を維持するだけでは「作業」に過ぎず、成長はなく劣化が進むだけだと述べた。右回りと左回りの力に加え、天からの意思(理念)という三つの要素が揃って初めて「結び」が生まれると説明した。明治以降の日本の開拓者が必ず最初に神社を建て神を祀ってから開拓を始めたことを例に挙げ、真の信仰と信念なくして開拓は成し得ないと強調した。損得勘定だけでは短期的な挫折で終わり、大成することはないと警告した。

断層が動く前に前進せよ:開拓精神による未来創造の重要性‎

藤原氏は、地下に歪みが溜まるほど断層が動いた時の変化は猛烈であると述べ、その前から積極的に開拓していくことが最も賢明な経営であると結論づけた。変化が来てから「想定外」と言い訳して対症療法を繰り返すのではなく、常に前へ前へと動き続けることが不可欠だと訴えた。エコーチェンバーの中で間違った空気を互いに強化し合う集団の危険性も指摘し、真の神・真の信仰に向かって進むことの重要性を強調して講演を締めくくった。

行動項目

藤原氏は、空気に盲目的に従うのではなく、自ら情報を調べ・検証する習慣を持つことを聴衆に促した。 ‎
藤原氏は、組織・個人ともに「理念(ミッション・バリュー・ビジョン)」を明確に定め、それを形にする経営を実践することを提唱した。 ‎
藤原氏は、既存の形を維持するだけの「作業」から脱却し、ゼロから何かを生み出す「開拓精神」を持つことを組織・個人に求めた。 ‎
藤原氏は、断層(大きな変化)が動く前から積極的に前進・開拓を続けることを経営者・リーダーに対して推奨した。 ‎
藤原氏は、自己改造を続けながら新時代における自分の居場所を自ら創造・開拓していくことを聴衆に呼びかけた。 ‎
藤原氏は、エコーチェンバーに陥らないよう、多様な情報源から真実を見極める姿勢を持つことを推奨した。 ‎

 

「今のこのすごい時代に、いろいろな示唆を与えてくれるのが出口王仁三郎たちが遺したものなのではないでしょうか。」との藤原直哉の想いから、動画・音声収録をしました。

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藤原直哉の「日本と世界にひとこと」 2026年8月26日 突破口は突然現れる

突破口は突然現れる

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要約

藤原直哉氏は、2024年8月26日の配信「日本と世界に一言」において、「突破口は突然現れる」というテーマで講話を行った。本配信は会議形式ではなく、藤原氏による一人語りの形式で進められた。

藤原氏は、世の中の変化は表面上は静止しているように見えても、内部では地殻変動のように巨大な圧力が蓄積されており、それが突然断層として表出するという歴史的法則を提示した。その代表例として明治維新を挙げ、徳川家茂と孝明天皇という開国反対の最大勢力が相次いで死去したことで、それまで膠着していた政治状況が一気に動き出し、西南戦争(1877年)まで続く大変革の時代が始まったと説明した。また、井伊直弼暗殺(1860年)の時点で開国の方向性は実質的に決定されていたとも述べた。

次に、昭和20年(1945年)の終戦についても同様の構造を指摘した。昭和19年末には陸海軍ともに組織的戦闘力を失っていたにもかかわらず、特攻兵器を用いて戦争継続の姿勢を維持し続けた。原爆投下後も戦争終結の意思はなく、ソ連の満州侵攻を契機に8月10日前後から終戦へと急転直下で動き出し、昭和26年(1951年)の占領解除まで約7年間、時代は一気に駆け抜けたと述べた。

藤原氏はさらに、鎌倉幕府の滅亡(太平記)を引用し、巨大な組織でも一箇所が崩壊すると全体が連鎖的に崩壊する事例があると指摘した。京都の六波羅探題が陥落したことをきっかけに、鎌倉幕府全体が予想外の速さで崩壊したことを例示し、現在の自民党の状況と重ね合わせた。福岡県議会での倉内議長に対する解任動議採決中止の事件を「突破口」として挙げ、外国からの資金受領問題が次々と表面化すれば、自民党全体の崩壊につながりかねないと述べた。

国際情勢については、トランプ氏がトゥルースソーシャルにて日本(トヨタを名指し)・韓国・台湾の政府および政府系機関を「裏切り者リスト」に掲載したことに言及した。藤原氏はこれを、旧大日本帝国の版図(日本・韓国・台湾)がトランプ陣営に弓を引いていたことの証左と解釈し、唯一北朝鮮(金正恩)のみがトランプ側についていたと述べた。また、シオニスト勢力の組織的抵抗が消滅し、イスラエルが「死に体」となる一方、ロシアの支援を受けるイランやトルコが台頭していると分析した。S-500のイラン供与の噂にも触れた。

最後に、相場の暴落を「狼少年」の寓話になぞらえ、何度も警告が空振りに終わっても、最終的には本当の暴落が訪れると警告した。突破口は経済的要因だけでなく、政治・テロ・システム障害など予測不能な要因で突然現れるとし、「空気で生きている人たち」は突変時に瞬時にフリーズして消えていくと述べ、聴衆に対して前向きな対処を呼びかけた。

チャプター

地殻変動の比喩:変化は突然表面化する‎

藤原氏は、世の中の変化は表面上静止しているように見えても、内部では地殻変動のように巨大な圧力が蓄積されており、それが突然断層として表出するという基本的な歴史法則を提示した。「変化が全然進んでいない」と感じるのは誤りであり、見えないところで歪みが高まっているのが実態だと強調した。

明治維新:家茂・孝明天皇の死が突破口となった‎

藤原氏は明治維新を具体例として詳述した。徳川家茂と孝明天皇(特に兵庫港開港に頑強に反対した孝明天皇)が開国反対の最大勢力であり、両者が生存中は維新は全く進まなかった。井伊直弼暗殺(1860年)の時点で開国の方向性は決定されたが、形になるまでには時間を要した。両者がほぼ同時に死去したことで怒涛のような明治維新が始まり、西南戦争(1877年)まで一続きの大変革期となったと説明した。長州藩が蛤御門の変で天皇に大砲を撃ちかけ政治の表舞台から排除されたこと、岩倉具視が蟄居させられていたことも言及した。

昭和20年の終戦:ソ連参戦が突破口となった‎

藤原氏は昭和19年末に陸海軍ともに組織的戦闘力を失ったにもかかわらず、特攻兵器を用いて戦争継続の姿勢を維持し続けたと述べた。原爆投下後も戦争終結の意思はなく、ソ連の満州侵攻を契機に8月10日前後から終戦へと急転直下で動き出した。クーデター未遂事件も発生したが、昭和26年(1951年)の占領解除まで約7年間、時代は一気に駆け抜けたと分析した。

鎌倉幕府の崩壊:一箇所の決壊が全体崩壊を招く‎

藤原氏は太平記を引用し、二百数十年続いた鎌倉幕府が京都の六波羅探題陥落をきっかけに予想外の速さで全体崩壊した事例を紹介した。「やっと京都が落ちた。日本全国落とすのに何年かかるか」と思われていたが、あっという間に鎌倉幕府全体が倒れたと述べ、恐怖に怯えている組織は一箇所の敗戦で全体の統制が崩れると指摘した。

自民党と平成金融危機:空気の崩壊と連鎖的決壊‎

藤原氏は現在の自民党が「完全に浮き足立ってきた」と述べ、福岡県議会での倉内議長解任動議採決中止事件を「恐怖が頂点を超えた」象徴的事件として挙げた。平成の金融危機時に大蔵省が「大きな金融機関は一行たりとも潰さない」と豪語しながら実際には金融危機が進行していた事例を引き、タレコミ文化と連鎖的崩壊のメカニズムを説明した。外国からの資金受領問題(中国・アメリカ等)が発覚すれば政治家は「一発アウト」だと述べた。

国際情勢:トランプの「裏切り者リスト」と中東・東アジアの変動‎

藤原氏は、シオニスト勢力の組織的抵抗が消滅しイスラエルが「死に体」となる一方、ロシア支援を受けるイラン・トルコが台頭していると分析した。S-500のイラン供与の噂にも言及した。トランプ氏がトゥルースソーシャルにてGoogle・NBC・バンク・オブ・アメリカ・トヨタ等を「裏切り者」として名指しし、日本・韓国・台湾の政府および政府系機関もリストに掲載されたと述べた。奥田碩氏の死去にも触れ、旧大日本帝国の版図の中で唯一北朝鮮(金正恩)のみがトランプ側についていたと解釈した。在韓・在日米軍撤退の見通しも示した。

相場の暴落と「狼少年」の教訓:突破口への備え‎

藤原氏は相場の暴落を「狼少年」の寓話になぞらえ、何度も警告が空振りに終わっても最終的には本当の暴落が訪れると警告した。突破口は経済的要因だけでなく、政治・テロ・システム障害・軍事作戦など予測不能な要因で突然現れると述べた。「空気で生きている人たち」は突変時に瞬時にフリーズして消えていくとし、断層の真上にいるのではなく、すでに先へ進んでいることの重要性を強調した。聴衆に対して「突破口は突然現れる」ことを忘れず、前向きに対処するよう呼びかけた。

行動項目

藤原氏は、聴衆に対して「突破口は突然現れる」という歴史的法則を念頭に置き、世の中の変化に対して前向きに対処するよう呼びかけた。 ‎
藤原氏は、相場の暴落リスクに備えて早期に行動(逃げる)することの重要性を強調し、「狼少年」の最後の教訓として暴落前に対処するよう促した。 ‎
藤原氏は、断層(突破口)が足元に現れる前に、すでに「先の世界」へ移行しておくことの必要性を述べ、混乱に巻き込まれないよう準備するよう聴衆に促した。 ‎
藤原氏は、外国からの資金受領問題(中国・アメリカ等)が政治家にとって「一発アウト」となりうることを指摘し、金融庁・税務署へのタレコミ文化の活発化に注意を払うよう示唆した。 ‎
藤原氏は、トランプ陣営による「裏切り者リスト」(日本・韓国・台湾の政府・政府系機関を含む)の公表を受け、日韓台が「改心」しなければ今後の国際的立場が危うくなると警告した。 ‎

 

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2026年8月18日 (火)

藤原直哉の「21世紀はみんながリーダー」 2026年8月19日 運が良くても悪くても

運が良くても悪くても

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要約

藤原直哉氏は、2021年8月19日の「二十一世紀はみんながリーダー」において、「運が良くても悪くても」というテーマで講話を行った。本講話は、持続可能性・プロフェッショナリズム・バブル崩壊・運の本質・他力本願という複数のテーマを軸に展開された。

藤原氏は、プロとアマチュアの違いを自動車運転に例えて説明した。プロの運転手はどんな悪条件下でも安全・確実に運転できるのに対し、アマチュアは条件が良い時しか対応できないと述べた。これを仕事や人生に置き換え、「運が悪くても最低限の結果を出せることがプロの条件であり、人としての基本的な務めである」と強調した。運の良し悪しは「伸びの違い」に過ぎず、最低限のラインを継続的に引き上げていくことが成長であると定義した。

バブル崩壊に関して、藤原氏は現在の世界的なバブル崩壊の兆候を指摘した。大正時代の元日銀総裁・井上準之助の言葉を引用し、「バブルの兆候は、普段仕事ができない人たちのところに仕事が集まること、現場を知らない高学歴者が威張り出すこと」であると述べた。平成のデフレ時代においては、物価が年間1%下がることで現金100万円が実質101万円になるという現象が生じ、「何もしないことが最善」という風潮が生まれたと分析した。これがコンプライアンス偏重や学歴偏重という形でバブルを助長したと指摘した。

藤原氏は、バブル崩壊後の社会では、平成時代にマイナーな存在だった「まともな人たち」が表舞台に出てくると予測した。後ろ盾や組織の力に頼らず、自力とチームワークで物事を進める時代になると述べ、「運が良くても悪くても自力でやる」という姿勢の重要性を強調した。

運が良い時の注意点として、藤原氏は以下を挙げた。①気力・体力の消耗が大きい、②悪縁を掴みやすい、③金の使い方を誤りやすい。特に、稼いだ金の使い道のイメージがないままバブルに乗ると最終的に全てを失うと警告した。運が良い時こそ、3年後・10年後のビジョンを持ち、未来づくりに金と時間を投資すべきだと述べた。運が良い時を「また一仕事だ」と捉えるくらいの心構えがちょうど良いと語った。

運が悪い時については、「余計な行動をせず、未来に向けた準備をコツコツ積み重ねる時期」と定義した。頭の中で構想している間は法的責任も金銭的負担もなく、最も自由な時間であると述べた。また、運が良くなる前には小さなトラブルが続発する傾向があり、これを「火山の噴火前の火山性微動」に例えた。

最終的に、藤原氏は「どうにもならない時は他力本願・祈りの力に頼ることも有効」と述べた。複素数を用いた霊界と現界の統合的な運動方程式における「祈りの隆盛効果」に言及し、邪心なく一心に祈ることの重要性を説いた。ただし、悪事を祈ると逆効果になると警告した。結論として、運の良し悪しに振り回されず、自力を基盤としながら多様性を大切にし、一人一人が心がけと行動を持つことが、これからの時代を切り拓く鍵であると締めくくった。

チャプター

プロとアマチュアの違い:運が良くても悪くても最低限の結果を出す‎

藤原氏は、持続可能性・物事を続けることの重要性を冒頭に提示した。プロの自動車運転手はどんな悪条件でも安全・確実に運転できるのに対し、アマチュアは危険を管理できないと説明した。これを人生・仕事に応用し、「運が悪くても最低限の結果を出すことがプロの仕事であり、人としての基本的な務め」と定義した。運の良し悪しは「伸びの違い」に過ぎず、最低限ラインを継続的に引き上げることが成長であると述べた。

バブルの本質と平成デフレの構造的問題‎

藤原氏は現在のバブル崩壊の兆候を指摘し、大正時代の元日銀総裁・井上準之助の言葉を引用した。バブルの兆候として「仕事ができない人たちへの仕事集中」「現場を知らない高学歴者の台頭」を挙げた。平成のデフレ下では物価が年間1%下落することで現金100万円が実質101万円になり、「何もしないことが最善」という風潮が生まれたと分析した。コンプライアンス偏重・学歴偏重がこのバブルを助長したと指摘した。

バブル崩壊後の社会と自力の重要性‎

藤原氏は、バブル崩壊が進むにつれ、平成時代にマイナーだった「まともな人たち」が表舞台に出てくると予測した。後ろ盾や組織の力に頼らず、自力とチームワークで物事を進める時代になると述べた。「運が良くても悪くても自力でやる」という姿勢を基本とし、最低限のラインを上げ続けることが重要だと強調した。

運が良い時の落とし穴と未来への投資‎

藤原氏は、運が良い時の注意点として①気力・体力の消耗、②悪縁を掴みやすいこと、③金の使い方の誤りを挙げた。稼いだ金の使い道のイメージがないままバブルに乗ると全てを失うと警告した。運が良い時こそ3年後・10年後のビジョンを持ち、未来づくりに金と時間を投資すべきと述べた。「また一仕事だ」と捉えるくらいの心構えがちょうど良いと語った。

運が悪い時の過ごし方と運が良くなる兆候‎

藤原氏は、運が悪い時を「余計な行動をせず、未来に向けた準備をコツコツ積み重ねる時期」と定義した。構想中は法的責任も金銭的負担もなく最も自由な時間であると述べた。運が良くなる前には小さなトラブルが続発する傾向があり、これを「火山の噴火前の火山性微動」に例えた。逆に、失速しかけた時に大きな悪いことが起きたら「手仕舞いのサイン」だと説明した。

他力本願・祈りの力と多様性の時代‎

藤原氏は、どうにもならない時は他力本願・祈りの力に頼ることも有効と述べた。複素数を用いた霊界と現界の統合的な運動方程式における「祈りの隆盛効果」に言及し、邪心なく一心に祈ることの重要性を説いた。悪事を祈ると逆効果になると警告した。結論として、運の良し悪しに振り回されず自力を基盤とし、一人一人の心がけと行動が多様性の時代を切り拓く鍵であると締めくくった。

行動項目

藤原氏は、運が悪い時でも最低限の結果を出せるよう、自力(基礎能力)を継続的に向上させることを推奨した。 ‎
藤原氏は、運が良い時に3年後・10年後のビジョンを明確に持ち、金と時間を未来づくりに投資するよう呼びかけた。 ‎
藤原氏は、運が良い時に悪縁を掴まないよう、自分のペースを保ち慎重に行動することを推奨した。 ‎
藤原氏は、運が悪い時は余計な行動を避け、未来に向けた構想・準備をコツコツ積み重ねるよう勧めた。 ‎
藤原氏は、小さなトラブルが続発し始めたら運が良くなる兆候として捉え、準備を整えておくよう促した。 ‎
藤原氏は、どうにもならない状況に陥った場合は他力本願・祈りの力を活用することを提案し、自身のXおよびFacebookの過去投稿(複素数を使った運動方程式の解説)を参照するよう案内した。 ‎
藤原氏は、一人一人が自力と心がけを持ち、多様性の時代を支える行動を実践するよう呼びかけた。 ‎

 

「今のこのすごい時代に、いろいろな示唆を与えてくれるのが出口王仁三郎たちが遺したものなのではないでしょうか。」との藤原直哉の想いから、動画・音声収録をしました。

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藤原直哉の「日本と世界にひとこと」 2026年8月19日 株バブルがはじけたら

株バブルがはじけたら

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要約

藤原直哉氏は、2024年8月19日の配信「日本と世界に一言」において、「株バブルが弾けたら」というテーマで日本銀行(日銀)の財務状況、トランプ革命による金融システムの転換、および投資家への警告について論じた。

藤原氏は、日銀が現在約45兆円の債券含み損を抱える一方、株式・REITのETFで約57兆円の含み益を有しており、辛うじて債務超過を免れている状況を指摘した。本来、中央銀行は株式を購入すべきではないにもかかわらず、株式の含み益によって財務的破綻を回避しているという構造的矛盾を「傑作」と表現し、強く批判した。

藤原氏は、長期金利の上昇が続いており、平成時代のデフレ解消と金融引き締めが猛烈な勢いで進んでいると述べた。その背景には「トランプ革命」があり、1980年頃から始まったマネタリズム(マネーは無限に発行できるという制度)が終焉を迎えつつあると分析した。今後は金融システムをブロックチェーン化し、国家が全面管理する体制へ移行するとの見方を示した。

藤原氏は、平成時代の金融緩和の「最大の戦犯」として麻生太郎元財務大臣と黒田元日銀総裁を名指しし、両者が結託して膨大な資金をばらまいたと批判した。また、株バブルが崩壊した場合、日銀は「実質破綻先」となり、民間銀行とともに全面国有化されるという見通しを示した。

藤原氏は、トランプ氏が過去に少なくとも3回の「踏み倒し(民事再生)」を経験した「踏み倒しの名人」であると述べ、今回の金融処理においても債権者側(投資家・日銀等)を破産させる形で米国の巨額債務を踏み倒し、アメリカ再生を図るという構図を解説した。債務者を救済するのではなく、債権者を潰すという「出口」を見誤ってはならないと強調した。

藤原氏は、株バブル崩壊の引き金として、米軍の非正規戦争マニュアルに基づく相場操作の可能性にも言及した。極端な上下動(「縦揺れ地震」)によって投資家を憔悴させ、最終的に金融市場から資金を抜き取るという手法を説明した。また、昭和末期のバブル崩壊時の事例(柳沢大臣の更迭、山一証券の自主廃業、UBSの最終決算未実施など)を引き合いに出し、歴史的な文脈で現状を分析した。

最後に藤原氏は、株式を保有している一般投資家は損失を被ることになると警告し、「早く逃げること」を勧めた。相場から撤退した後に「次」を見出せるかどうかが重要であり、今回の株バブル崩壊は最終的な金融市場の処分であり、新時代の幕開けであると締めくくった。

チャプター

日銀の財務状況:45兆円の含み損と57兆円の含み益の矛盾‎

藤原氏は、日銀が債券で約45兆円の含み損を抱える一方、株式・REITのETFで約57兆円の含み益を有しており、現時点では債務超過を免れていると指摘した。しかし、中央銀行が本来購入すべきでない株式によって財務破綻を回避しているという構造的矛盾を強く批判し、「傑作」と皮肉った。長期金利はさらに上昇する見込みであり、平成のデフレ解消に向けた金融引き締めが急速に進んでいると述べた。

トランプ革命とマネタリズムの終焉:金融システムの根本的転換‎

藤原氏は、1980年頃から続いたマネタリズム(マネーは無限に発行できるという制度)が終わりを迎えつつあると分析した。トランプ革命の本質は、金融システムをブロックチェーン化して国家が全面管理する体制への移行であり、そのためにマネーの縮小が猛烈な勢いで進められていると説明した。今までは債務者を破産させてきたが、今度は債権者を破産させてケリをつける構図であり、日銀もその債権者の一人であると指摘した。

平成金融緩和の戦犯:麻生太郎と黒田元日銀総裁への批判‎

藤原氏は、平成時代の過剰な金融緩和の「最大の戦犯」として麻生太郎元財務大臣を名指しし、黒田元日銀総裁と結託して膨大な資金をばらまいたと批判した。株バブルが崩壊した瞬間に日銀は破産状態となり、民間銀行とともに全面国有化されるという見通しを示した。日銀が債券評価を独自の方法で行い「破綻していない」と主張することは「悪質債務者」の典型であり、実質破綻先に該当すると断じた。

トランプの「踏み倒し」戦略:債権者破産によるアメリカ再生‎

藤原氏は、トランプ氏が過去に少なくとも3回の民事再生(踏み倒し)を経験した「踏み倒しの名人」であると述べた。アメリカ史上最大の債務を踏み倒すことなしにアメリカ再生はあり得ないとし、今回は債権者側(投資家・日銀等)を破産させる形で処理が進むと分析した。「ゴールデンエイジ」の実現には踏み倒しが不可欠であり、債務者と債権者のどちらを潰すかで出口は180度異なると強調した。

相場操作と歴史的事例:昭和バブル崩壊・山一証券・UBSの教訓‎

藤原氏は、米軍の非正規戦争マニュアル(インターネット上で公開)に基づき、相場やメディアを自由に操作できると指摘した。極端な上下動(「縦揺れ地震」)によって投資家を憔悴させる手法を解説し、昭和末期のバブル崩壊時の事例として、柳沢大臣の更迭、山一証券の自主廃業(竹下元首相の隠し金隠蔽目的)、UBSの最終決算未実施による破綻隠蔽などを挙げた。トランプ陣営は裏口座の封鎖・制裁によってこうした隠蔽を不可能にしていると述べた。

一般投資家への警告と新時代への展望‎

藤原氏は、株式を保有している一般投資家は損失を被ることになると警告し、昭和バブル崩壊時に相場で生き残った人を「一人も見なかった」と述べた。「早く逃げること」が最善策であり、借金をしてまで相場に参加する「特攻」は絶対に避けるべきだと強調した。相場撤退後に「次」を見出せるかどうかが重要であり、今回の株バブル崩壊は最終的な金融市場の処分であって、新時代の幕開けであると締めくくった。

行動項目

藤原氏は、株式・債券等の金融資産を保有している投資家に対し、株バブル崩壊前に早急にポジションを解消し、相場から撤退することを推奨した。 ‎
藤原氏は、米軍の非正規戦争マニュアルがインターネット上で公開されていることを挙げ、金融市場参加者に対してその内容を確認・理解することを促した。 ‎
藤原氏は、トランプ革命による新しい金融システム(ブロックチェーン・国家管理型)への移行を見据え、「誰が胴元で何をやっているか」を正確に把握した上で行動するよう聴衆に呼びかけた。 ‎
藤原氏は、相場から撤退した後に「次の目標・活動」を見出すことの重要性を強調し、廃人化を避けるために新時代の建設に向けて積極的に取り組むよう促した。 ‎
藤原氏は、日銀の財務状況(45兆円の債券含み損・57兆円の株式含み益)を踏まえ、株バブル崩壊時の日銀の実質破綻リスクについて関係者が正確に認識すべきであると指摘した。 ‎

 

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2026年8月17日 (月)

藤原理事長が今、お話したいこと 令和8年8月編 / 第118回NSP時局ならびに日本再生戦略講演会


前期・第22期より、毎月の定例勉強会では、当日藤原理事長が皆さんと共有したい話題についてお話しています。ご参加くださった皆さん、ありがとうございました!

 

動画・音声・要約は、NSPのWebサイト内アーカイブにて公開しております。https://nipponsaisei.jp/archives/496


音声mp3はこちらからダウンロード

 

 

 

**\AIによる要約です/**

*音声自動認識で書き起こしによるAI要約ですので、誤記等が含まれる場合もありますので予めご了承ください。

 

このスピーチは、現在の世界的な転換期における社会・経済の大きな変化と、個人がとるべき行動について論じています。

 

## 主要なテーマ

 

### 1. 世界的な転換と新しい秩序の構築
悪党が排除される一方で、次の混乱と新しい秩序の主導権争いが起きている。金融、貿易、自動車産業など、あらゆる分野で競争が激化しており、フェアな競争環境が形成されつつあります。

 

### 2. 過去の教訓から学ぶ重要性
平成時代の「何もしないことが正解」という結論は、今は通用しません。物価上昇、人口減少、金利上昇という環境では、積極的な行動が必須です。

 

### 3. 金融システムの根本的な変化
為替の固定相場制への移行により、過去50年間の変動相場制での金融常識は消滅します。実体経済に基づく金融へ回帰し、金融は実需経済の黒子的役割に戻ります。

 

### 4. 政治的な清算と再構築
トランプが「裏切り者」の名前を公開し、ジョージソロス、ビルゲイツ、大手金融機関、企業が列挙されました。これは大規模な体制転換が進行中であることを示しています。

 

### 5. 個人が取るべき行動

 

 

- **金融依存から脱却**: 金融のみで生きていく時代は終わり、実務能力の習得が必須
- **主動的な行動**: 何もしないことは許されない。試行錯誤しながら行動すること
- **人間関係と連携**: 様々な人と出会い、ネットワークを構築することが重要
- **政府への依存回避**: 政府が救ってくれるという幻想を捨てること

 

### 6. AIとイノベーションの活用
AIは便利なツールだが、最終的には人間の行動力が重要です。ツールに頼るのではなく、生身の人間が現場に出て行動することが成功の鍵です。

 

### 7. 経済的警告と不動産対策
不動産バブルの崩壊、銀行の貸し渋り、来年の貸しはがしが懸念されます。資産の過度な保有リスクに注意が必要です。

 

## 結論

 

この時代は「真の中立は何もしないこと」であり、行動するなら意図的かつ目的意識を持つべきです。試行錯誤しながら自分の道を切り開き、新しい時代に適応することが求められています。

 


 


 

**\第23期活動日程随時更新中/**
次回は、9月12日(土)ハイブリッド型(会場@東京駅周辺・オンライン@Zoom)にて開催いたします!準備が出来次第ご案内&参加申込を始めますので、今しばらくお待ちくださいませ。これからも皆さまとのご縁・交流が深まりますことを運営チーム一同、愉しみにしております

 

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NPO法人日本再生プログラム推進フォーラム(NSP)は、NSP会員年会費・ご寄附と、クラウドファンディング2026を原資にアーカイブづくりをしています。ありがとうございます。

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令和8年8月質疑応答 / 第118回NSP時局ならびに日本再生戦略講演会


第118回NSP時局ならびに日本再生戦略講演会 

今月の質疑応答タイムとして、事前にお寄せいただいたご質問(会員限定)と当日ご参加くださった皆さんからのご質問に藤原理事長がお答えしました。ご参加くださった皆さん、ありがとうございました!
動画・音声・要約は、NSPのWebサイト内アーカイブにて公開しております。https://nipponsaisei.jp/archives/495


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**\AIによる要約です/**
*音声自動認識で書き起こしによるAI要約ですので、誤記等が含まれる場合もありますので予めご了承ください。

 

第118回は、事前にお寄せいただいた質問に藤原理事長が順に応じ、後半は会場の皆さんとの質疑応答という形で進みました。今回から、6つの層に向けてそれぞれ異なる角度から要約しています。どこからお読みいただいても構いません。

 

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## 小学生のみなさんへ

 

**北のしまじまは、どうやって日本とロシアのものになったの?**

 

日本とロシアの間にある北方領土は、明治のはじめごろまで、ほとんど人が住んでいませんでした。そこへ日本は南から、ロシアは北から、だんだん人が住むようになります。そのあと、話し合い(条約)や戦争をへて、いまの国のさかいめが決まりました。だから「ずっと昔から日本のもの」というより、「長い時間をかけて決まってきた」というのが本当のところです、とお話しされました。いまはロシアのほうでも、あの島に住みたいという人がほとんどいないそうです。人が住まなくなると、明治より前の、誰もいなかったころに戻ってしまう、と。

 

**なくなっていく仕事がある**

 

とてもきつい仕事は、やる人がいなくなって、この世から消えていきます。むかしは炭鉱で石炭をほる仕事や、重い荷物を背負って山道を登る「歩荷(ぼっか)」という仕事がありました。いまはありません。消えたあとは、また新しく考えればいい、とお話しされました。

 

**大きな地震がきたら**

 

コンピューターが止まるだけなら、手で動かせます。こわいのは、道路や線路そのものがこわれたとき。食べものや品物が運べなくなります。だから、ふだんから少しずつためておくことが大切です。

 

**いちばん大事だと言っていたこと**

 

こわいことを先に考えておくと、かえってこわいことにならない。「きっと大丈夫」と何も準備しない人のほうが、いざというとき困ってしまう。少し先を想像して、動いてみること。動かなければ、未来は開けない——それが繰り返し語られたことでした。

 

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## 中学生のみなさんへ

 

**お金の値打ちが大きく変わるかもしれない**

 

いま1ドル159円ですが、年内に大きな円高が来るのではないか、と述べます。円高になると、外国のものが安く買え、外国へ行きやすくなります。一方、外国へものを売っている会社は苦しくなります。日本とアメリカが28年ぶりに一緒に為替介入をしましたが、これは本番ではなく「入り口」だ、と。本当に来るのは、いまの変動相場制(毎日レートが動く仕組み)から固定相場制(レートを決めてしまう仕組み)への切り替えではないか、という見立てを示しました。

 

**北方領土の歴史**

 

明治のはじめ、あの地域はほとんど無人でした。日本とロシアが北と南から入植し、樺太千島交換条約、日露戦争を経て、条約と戦争によって近代の国境が確定していった、と歴史を整理します。そもそも近代以前は、北海道ですら都の権力が全土に及んでいたわけではない、とも。プーチン大統領の択捉島訪問は、ロシア側の意思表示であると同時に、ロシア自身が人口減少と過疎化に困っている表れでもある、と述べました。

 

**外国人労働者と、消えていく仕事**

 

世界中で移民や労働力の受け入れをやめる方向に動いており、円高でも円安でも流れは変わらない、と。人手不足で倒産する会社は倒産し、日本人だけで働けるところに落ち着く。きつい仕事は担い手がいなくなって消えていき、その先はイノベーションで考えればよい、という整理でした。

 

**AIとインフラ**

 

いま最もこわいのは核ではなく、システムへの攻撃だ、と述べます。守る側も攻める側もAI同士の戦いになっており、人間はもう敵わない。だから、ひとつの中心に集める仕組み(中央集権型)ではもたず、あちこちに分ける仕組み(分散型)へ移っていくだろう、と。もともとインターネットも、核攻撃で中心が壊れても通信が続くように分散設計されたところから始まりました。

 

**心構え**

 

最悪の場合を頭に入れて段取りしておけば、かえって大変なことにならずに済む。根拠なく大丈夫だと思わないほうがいい。行動なくして未来なし——ここは経済の話とは別に、どの世代にも通じる部分です。

 

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## 高校生のみなさんへ

 

**為替 ―「令和版ブレトンウッズ体制」**

 

28年ぶりの日米協調介入について、為替介入そのものが目的だったとは思わない、「からかいでやってみた」程度のものだ、と述べます。基礎にあるのは石破内閣期に合意された日米不均衡の是正であり、変動相場制のままでは是正が難しいため、固定相場制への回帰が来る、と。金と製造業で立て直す「令和版ブレトンウッズ体制」がいま準備されており、再スタートの水準は1ドル50円前後ではないか、との見立てを示しました。三菱による国際レポ取引のブロックチェーン実証にも触れ、米露と互換性のある新しい国際決済システムがすでに動き始めた証だと位置づけています。そこでの中央銀行は「お金の倉庫」のような役割にとどまり、金融政策という枠組み自体が存在しなくなる、と。

 

**財政 ― 昭和24〜25年という参照点**

 

積極財政を掲げる勢力は破綻する、景気対策の実体がないまま予算が膨らむのは関係者に配るためだ、と批判します。参照されるのは昭和24〜25年。マッカーサーが国債発行ゼロの単年度黒字予算を求め、ほとんどすべての補助金がカットされた時期です。昭和25年は極端なデフレで、いまの日経平均の前身にあたる東京証券取引所の株価指数が史上最低をつけました。同程度の激しさがこれから来る、日銀の利上げがその狼煙だ、と述べています。

 

**資源市場 ― 1980年代との相似**

 

中東での再度の紛争と原油高を当て込んだ肥料・石油化学業界の一斉値上げが、空振りに終わったと述べます。原油は下げトレンドが止まらず、天然ガスもほとんど上がらなかった。場合によっては20年程度、原料安が続くかもしれない、と。参照されるのは、第二次石油危機が終わったあとの1980年代——ソ連が倒れ、テキサスが不況に沈んだあの時期です。極端な円高と国際価格の下落が重なれば日本には有利に、産油国・資源国には国家存亡の状況になるのではないか、と。

 

**メディアと社会意識**

 

既存の報道が嘘だったと分かったとき、人は次の権威に乗り換えるのではなく、何も信じない虚無主義へ向かう。戦後と同じことが起きる、と述べます。参加者からの「AIがビッグブラザーになるのでは」という問いに対しては、そもそも分析する気力自体が消えている、と応じました。

 

**産業 ― すでに進んでいること**

 

古い日本と最新のものが融合して新しい日本を生む作業は、昭和が終わったあとの35年ですでにかなり進んでいる、と述べます。アニメの題材が古い神話や歴史であること、観光が地域おこしであり歴史と風土を含むこと。国内旅行消費は、国内の新車・中古車の販売金額を上回っている——そこまで来ている、と。

 

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## 大学生のみなさんへ

 

**主張を三層に分けて読む**

 

今回の内容は、観測・制度予測・説明枠組みの三層で読むと整理しやすくなります。観測にあたるのは、ドル円159円、28年ぶりの日米協調介入、尿素・塩化カリの急騰後の暴落、国内旅行消費が新車・中古車の販売金額を上回るという指摘、月間1,000件規模の倒産件数。制度予測は、固定相場制への回帰、金と製造業を軸とした通貨体制の再編、ブロックチェーンによる国際決済、インフラの分散型移行、日銀利上げによる平成期の金融緩和の清算。いずれも昭和24〜25年および1980年代の石油安という歴史的アナロジーに支えられています。説明枠組みとしては、ディープステートからの解放、シティとバチカンを結ぶ金融構造の解体という見取り図が置かれました。

 

**国際政治経済として読める部分**

 

北方領土を「固有の領土」概念からではなく、近代国境形成の帰結として捉える視点。日本列島に最初に来た人間はロシア方面から来たのだから固有性の議論はそれ以上のことにならない、という切り方。田中角栄がブレジネフと構想した資源と製造業の共同開発モデルの再評価。そして、アメリカ人は商売の話をする相手を好むがロシア人は正反対で、大義を棚に上げて金儲けを持ちかける者を決して信用しない、という対比。さらに、ロシアが認識しているのは「国民が反ロシアなのではなくエリートが反ロシアなのだ」という区別だ、と。ここは国際関係論の議論としてそのまま扱えます。

 

**メディア論**

 

既存メディアへの信頼が崩れた層は、代替の権威に向かうのではなく虚無主義へ落ち、無関心の領域に没入する。戦後の「3S」の現代版という比喩で説明されました。監視社会論への対案として検討に値します。あわせて、そうした層はやがて若い世代の邪魔をすることもできなくなる、とも述べています。

 

**統治構造の変化**

 

昭和から平成にかけては「政府の取り合い」だった。金と権力を持っていたからだ、と。いま政府には金も権力もなくなり、優秀な人は政治家にも役人にもならず、政府に近づかない。だから新しい日本は政府からではなく、まったく別のところでボトムアップに始まっている——これが今回の結論部にあたります。

 

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## 社会人のみなさんへ

 

**マクロ環境の想定**

 

急激な円高、日銀の利上げ、資源・原材料安、景気後退、倒産増。この組み合わせは、輸入業と内需サービスに追い風、輸出製造業と過剰債務を抱える企業には逆風となります。実務上の論点は次のとおりです。

 

- **為替**:段階的でなく一気の水準変更 → ヘッジ方針の再点検、価格改定条項
- **金利**:日銀の利上げ → 変動金利借入のリスク量把握
- **原材料**:肥料・石油化学品の下落継続 → 在庫評価損、高値契約の見直し
- **財政**:補助金の広範な停止 → 補助金前提の事業計画のストレステスト
- **物流**:東南海地震による東海道・山陽軸の寸断 → BCPと在庫の分散
- **IT**:中央集権型から分散型へ → サイバー耐性を前提にした設計

 

**肥料・農業について**

 

国際肥料市場に携わる参加者から、多国籍系の原料サプライヤーの決算が好調である一方、原料を持たない日本の生産者と加工メーカーが割を食っている、という問題提起がありました。これに対し理事長は、中東での再度の紛争と原油高を当て込んだ一斉値上げが空振りに終わったこと、値上げの継続がすでに難しくなっていることを指摘。米も昨年産の投げ売りが始まっており、石油関係も同様になるだろう、業者にとって来年は厳しい、と応じています。短期的には原料安が追い風になりますが、構造的な供給改善ではなく需給の崩れによる下落である以上、再度の乱高下を前提に置くべき局面です。

 

**物流とBCP**

 

備蓄と物流について、局地的な滞りではなく東南海地震を想定すべきだ、と述べます。日本の物流は東海道・山陽新幹線が通るルートに集中しており、そこが被災したときが本番。コンピューターが止まるだけなら手動で動かせるが、道路と鉄道そのものが物理的に壊れたときが危険だ、と。

 

**働き方**

 

日銀の利上げは、平成にディープステートと組んで超低金利と金融緩和で水ぶくれした日本経済を、一気に整理・縮小する段階の始まりだ、と述べます。倒産と失業はかなり増える。量で稼ぐ、財政資金で稼ぐというやり方は難しくなり、潰れる会社は増えざるを得ない。そのうえで、いま生きる人たちが何をやって生きていくかを日本も考える時期に来ている、と。人手不足による倒産も、避けるべき失敗ではなく調整過程として捉える立場が示されました。

 

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## シニアのみなさんへ

 

**昭和24〜25年が、もう一度**

 

今回もっとも実感の伴う話は、昭和24〜25年との重ね合わせだろうと思います。マッカーサーが国債発行ゼロの単年度黒字予算を求め、ほとんどすべての補助金がカットされた。昭和25年は極端なデフレで、いまの日経平均の前身にあたる東京証券取引所の株価指数が史上最低をつけました。平成に超低金利と金融緩和で水ぶくれした部分を、いま同じ規模で整理する段階に入った、と述べます。トランプ大統領が前日、マッカーサーと並んだ絵を投稿していたことにも触れました。バブル崩壊を実際に生きてこられた世代には、説明されるまでもない感覚かもしれません。

 

**暮らしの面で**

 

急な円高が来れば、輸入品や海外旅行は安くなる一方、輸出企業の業績や関連する投資には影響が出ます。金利が上がれば預金には追い風ですが、既存の債券の価格は下がります。そして、命と生活の基本に関わるもの以外は、補助金が広く止まる瞬間があるはずだ、と。当然われわれにも巻き添えは来る、来るはずだった金が来なくなる、とはっきり述べています。

 

**信じるものがなくなったあと**

 

新聞やテレビの言っていたことが違ったと分かったとき、人は次に信じるものを探すのではなく、何も信じずぼんやり暮らすようになる——戦後と同じことが起きる、と述べます。戦後、虚無主義に向かった人のうち新興宗教へ行ったのは、それでも勉強して考えていた人だけで、あとは何も考えないで済む世界へ行った、と。今回も同じだろう、と。ただし、そのとき同時に「邪魔もできなくなる」とも語られました。若い世代の足を引っ張ることもできなくなる。世代の交代を、失われるものとしてではなく、前に進む条件として捉える視点です。

 

**土橋重隆先生を偲んで**

 

反重力を用いた健康器具や水の理論で知られた土橋先生について、思い出が語られました。もともと「ゴッドハンド」と呼ばれた腕のいい外科医であったこと。和歌山から東京へ出て手術を続けても、片端から病変部を取っているのに一向に病気が減らない——がんとは何なのか、という問いから研究に入られたこと。終末期の患者さんの病院にも足を運ばれ、まったく違うやり方で、そもそも病気とは何かを考えられた。心と体をリセットすることだと気づかれ、長年の研究が実を結んだ。亡くなる前日、この世でやるべきことはすべて終わったと親しい方にメールを送られ、翌日、コロッと旅立たれた——そういうことがありましたね、と。ご子息が継いでおられ、助けておられる先生方も何人かおられるので、いずれ表に出るだろう、と結んでいます。

 

**繰り返し語られたこと**

 

怖い話を事前に聞いておけば、かえって怖いことにならない。大変なことになる人は、普段まったく大変なことを想像しない。最悪こういうことが起きる、そのときどうしよう、と頭の中で段取りして準備しておけば、実は大変にならずに済むことが多い。根拠なく大丈夫だと思わないほうがいい。行動なくして未来なし——それが今回、何度も繰り返された一点でした。

 

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**\第23期活動日程随時更新中/**
次回は、9月12日(土)ハイブリッド型(東京駅周辺&Zoom)にて開催いたします!詳細が決まり次第をご案内いたしますので、ぜひカレンダーにご予定いただけましたら幸いです。

 

今期も皆さまとのご縁・交流が深まりますことを運営チーム一同、愉しみにしております。ぜひお気軽にご参加くださいませ。

 

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